軽い気持ちで始めたら、あっという間にズブズブ展開♥
《(和)sex+friend》夫婦や恋人といった関係を望まず、性的交渉のみを目的として交際する相手。(goo辞書より)
今や「セフレ」は恋人でも夫婦でもない関係性として、日常的に存在するようになりました。セフレから始まるBLも多々見かけますよね。
BL界では両片思いのセフレが圧倒的多数。しかも恋心を持ってしまったからこそ、「セフレの分際で面倒くさいことを言っちゃだめだ」とか、「好きって伝えたら迷惑だよな……」とか、セフレ独特のルールが描かれることが多くないですか??
それって本当にあるの? BLを鮮やかに彩るフィクション要素だったりしない? と、リアルなセフレ事情が気になる、気になるぞ……。
そこで今回は、奥深き現実のセフレルールを徹底解明! BLでよく見るセフレの掟と現実の掟はどこまでリンクしているのでしょうか? 早速見ていきましょう♪
◆目次◆
BL界の「セフレの掟」とは?
思ったよりも〇〇!? 現実のセックスフレンズ
セフレから恋人に昇格するにはどうしたらいいの~~!?
■束縛・嫉妬は厳禁
さて、今までに5億回は見たセフレの掟を振り返ってみましょう。
セフレBLでほぼ必ず見る場面と言えば、「セフレだから相手の行動に口出しできない……!」ですよね。
どれだけ相手が別の人に片想いしていても、どれだけ第三者(当て馬になりがち)が割って入っても。「なんで他のヤツのことを見るの」と言えないもどかしさ……。嫉妬もご法度です。はぁ、今日も葛藤が旨い。
ふるやちるこ先生の『ハメられたほうが悪い』では、独占欲を露わにする攻めが受けの従兄弟に、「ただのセフレだよね?」と言われて撃沈する場面が描かれています。悔しそうにのたうち回る姿、胸が痛い……っ!
また、鷹先生の『失恋ジャンキー』でも、受けが手あたり次第ノンケに片想い→玉砕していく中、何もできない攻めは苛立ちを募らせていました。嫉妬を隠さなければ成り立たない関係……しんどい……。
■好意を匂わせることなかれ
言えないことはまだあります。そう、告白です。「好き」も「付き合ってください」も、上手くいく見込みはかなり低いんです。
相手が割り切った関係を望んでいるのであれば、その瞬間もう二度とセックスすら出来なくなってしまいます。恋人関係を望まないのがセフレの定義。そこから外れるには相応のリスクが伴うということですね……。
それから外してはいけないのが「セックスはいいけどキスは本命だけ」ではないでしょうか? 真ing先生の『二番の中で一番上』でも、キスを我慢するために攻めが煙草を吸うシーンが描かれていました。
まあ、結局、するんですけども……世紀のドシコシーンな訳ですけども……。
つまりBL界のセフレは、「好き」を伝えるあの手この手を禁止する掟を敷いているようです!
※個人差があります。
基本的に「セフレ」としてやっぱり望ましいのは「身体だけの関係」。そこで実際にセフレがいる知人らの体験談をもとにまとめてみました! 性別の組み合わせに関係なく、セフレに求めているものは似ています。
第1条 好きになるな。なっても言うな
BLで見る掟に、更に
想いを寄せること自体を禁じてきました。現実はドライでシビアです。
数回ヤった程度で何様? という意見がちらほら。
お互いの欲求や寂しさを埋めるために、お互いに都合の良い存在に徹するメンタルが必須です!
セフレと恋人の
境は、かなりくっきりしているようですね!
第2条 プレイ外のキスは禁止
キスだけはダメ、という人はあまりいないようです。むしろ
雰囲気作りや単純な気持ち良さのために積極的にしているとか。BLよりも
唇の希少価値は低めですね。
本命との違いは、わざわざセックスしているとき以外にキスをしないところ、らしいですよ。無意識に、
想いの深さがキスの頻度や長さになって表れてしまうんですって♥
第3条 プライベートには踏み込むな
親密度で言えば
セフレ<友達<恋人。
個人的な話はしないし聞かない、というスタンスがメジャーです。えっちなことをしに来たはずが、仕事や悩みについて話をされると冷めてしまうということも……(震)。
世間話よりセックス。「体の関係」だとかなりシビアに線引きしている場合が多いようです。
第4条 乱暴に扱わないこと
セックスフレンドはフレンドです。最低限のマナーはどこでも求められるもの。
あまりに酷いと、
いつの間にかセフレコミュニティで噂が出回るとか……。コミュニティなんてあるの? と思うかもしれませんが、田舎では
知らぬ間に出来上がってしまうみたいですよ!
この辺は地域差がありそうですね。
第5条 過ぎた連絡はNG。
したいときに業務連絡。以上!なるべく簡潔に、さっぱりした連絡がいいようです。おはようとかおやすみとかは逆効果!
心の距離は縮まらない方がお互い好都合なんです。
好きにならない第一歩としての連絡のセーブですね。会えば会うほど好きになる、
単純接触効果という心理がありますが……。つまり逆のことをしたら逆のことが起こるってことなんでしょうか。
現実では大体の場合、BLのセフレからは想像もできないほどに
あっさり・さっぱり味の関係が維持される。ということが分かりました!
逆になんであの2人とかあの2人とかは付き合うに漕ぎつけたのか!?
もう
運命としか言えないのか……!?
しかし、BLと同じく、セフレから恋人に進展するケースもあることは事実。しかしセフレを作る理由によって、難易度は全く違うのではと仮設を立てました。ということで、
A・B・Cのパターンを検証する形で傾向を解説していきます!
まず筆者の知り合いのエピソードと各種ウェブサイト、そしてなけなしのBL知識を総動員し、
「性欲+楽しさ+寂しさ=セフレ」という式を立てました。
①性欲:
ヤりたい。パートナーでは満たせない特殊な性癖や、性への好奇心が旺盛など。
②楽しさ:
セックスはスポーツ。
趣味。or 前後の会話や雰囲気が楽しい。
③寂しさ:
1人の寂しさを埋めたい。誰かに求められたい。
この3つの動機を組み合わせることで、セフレという存在ができるのではないでしょうか?
※筆者の独断と偏見による意見ですので、あくまで参考程度にご覧ください!
パターンA 性欲:楽しさ:寂しさ=90:5:5
それでは
パターンAから見ていきましょう。明らかに
性欲先行型です。とんでもない比率ですが、実際にあるそうです(友人談)。
このパターンの
恋人進展率は低めで、お互いに複数のセフレがいることもしばしば。
性欲や性的な興味を満たせればいいので、相手に求めるのはとにかくドライな関係です。
大事なのは
「予定が合うか」「口が堅いか」「体の相性」。本当にそれだけです。付き合うという発想に至らないのがこのタイプと言っていいでしょう。なんと一大勢力でもあるそうです……。
パターンB 性欲:楽しさ:寂しさ=20:65:15
楽しさ先行型。このパターンは
元々友達だった場合が多く、Aに比べて驚異的なお付き合い率を誇るのだとか。
ハピエン率も一番高いです♥
何故かというと、友達としての好感度に、身体の相性がブーストをかけているからです。
雑談や、ベッドイン前にご飯を食べたり、買い物に行ったりすることもしばしば……付き合ってるやん! それ
付き合ってるのと何が違うん!?と、お互いが思うことにより、
カップル成立。おめでとうございます。
実質「友達以上恋人未満」のすっとばしカップルに、たまに見られる形ではないでしょうか。
パターンC 性欲:楽しさ:寂しさ=20:30:50
寂しさ先行型。それなりに性欲は強いし、セフレとシてるときは楽しい。でも
結局のところ心の隙間を埋めるためにこの関係を続けている……。ヤンデレタイプがここに当てはまると言えます。
このタイプも、
お付き合いに至る確率はまあまあ高いです。しかし! 如何ともし難い点が1つ。
長続きしない。
これです。付き合っては別れ、別れては付き合う。寂しさが埋まれば
蛙化で無理になり、埋まらなければ
新しい相手を付き合っているうちから作ってしまう……。う~ん、幸せになりにくい!
誰かこのタイプに最高のハピエンルートを舗装した花道をプレゼントしてください!!
まとめ
ということで、お分かりいただけたでしょうか。
セフレから円満に付き合うためには「友達→友達(セックスもする)→恋人」というルートを辿るしかない!
これ以外のルートでセフレから付き合えた皆様の推しカプにつきましては、もはや奇跡です。
運命でしかないです。称えましょう。
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いかがでしたか? 自分の推しカプはなぜセフレから恋人に進展したのか、解明出来たら嬉しいです。これからのセフレBLに幸あれ!
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担当記者:るんば 夜明け~闇の腐女子。推しカプの解釈違いだけが地雷。攻めが喘ぐと喜ぶ。受けが全身真っ赤だともっと嬉しい。
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