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意地っ張り、ワンコ、黒髪、みんな違ってみんな良い

「相手は男なのに、最近すげぇ可愛くみえる……俺どうしちゃったんだろう」

攻めの皆さん、そんな現象よくありますよね。
そんなほだされ攻めの方々は、どんな受けに惹かれることが多いですか？ 今回は受けの属性別に、ランキングにして発表いたします！ 共感するもよし、性癖開拓にもよし。お好きなようにご活用くださいませ。

と、その前に、ほだされて溺愛しちゃう……その心理的なメカニズム、気になりますよね!? ということでまずはBL心理カウンセラーの筆者(噓)がその心理から説明いたします。

「ほだされる」その心理とは……？

 

「ほだされる（絆される)」＝情に訴えられたゆえに相手の要求を受け入れること。
相手の熱意や健気さに気持ちを動かされ、自分の意志を曲げて違う行動をとるときなどに使う言葉であり、自分の考えよりも相手への同情心などが上回ってしまったがために、自分の行動を変えることを「ほだされる」と定義します。

BL作品の“ほだされ”のなかでも注目したいのが、ほだされた後の攻め。はじめは受けに対して苦手意識があったり、興味がなかったはずなのにもかかわらず、流された攻めの方が愛が重くなりがちだと思いませんか!!?(圧)
いつの間にか愛情の重さが逆転している、この不思議な現象……その仕組みにには以下の心理効果が関連していると思われます！

・「恋愛」＝相手を変えるのではなく、自分が相手を受け入れる

そもそも恋愛という行為は、「相手を自分に都合の良いように変えようとする」のではなく、「相手からもたらされる影響を自分のなかに受け入れる」ものである、という考え方があります。
自分の都合の良いように意図的に振る舞ってくれる相手ではなく、その相手がもたらす影響をありのまま受け入れることができるかどうかという点が、相性に関連するという説があるようです。
そのため、受けのほうが攻めを好いているようにみえても、心理的相性では攻めのほうが受けの存在を重んじるケースが多いのです！

・ほだされた側(攻め)にとって、受けは唯一無二の存在になる

実際に攻めがほだされるまでには、受けの努力や攻めに寄り添う真摯さといった過程がキーポイントとなります。例えば、告白を断っても、諦めることなく一途に想い続けてアタックを続けていたなんてエピソードがあったとしたら、その真剣な想いは少しずつ攻めの心を動かすはずです。
また何か辛いこと、苦しいことがあった際に、傍にいてくれたという実績があれば、自ずとその人を大切に思う気持ちが強くなる心理傾向があると考えられます♥

さて、「ほだす」「ほだされる」の心理的メカニズムを確認したところで、皆さまお待ちかねの『ほだされ攻めをメロメロにしてしまう魔性受け・ランキング』を発表していきますよ～～!! どの属性がもっとも魔性受けなのか、予想しながら楽しんでくださいねっ！

 

第10位 意地っ張り受け

『コントラディクト』
作：大島かもめ 作品詳細

あらすじ
俺様で自信家のレスキュー隊員研修生・矢島は、優秀でクールな同期の鳥飼が気に入らない。喧嘩ばかりの二人だが、ある日売り言葉に買い言葉で一線を越え、矢島は鳥飼を抱いてしまう。後悔しながらも、鳥飼のすがるような表情が頭から離れず、彼を意識するように。しかし、今までライバルだったが故に、彼を前にするとどうしても素直になれなくて――。

◆おすすめポイント
強気攻め×意地っ張り受けの至高のケンカップルここに爆誕♥
矢島と鳥飼は、普段から競い合うようにしてレスキュー隊の訓練に励むライバル関係です!! 基本的には衝突し合っている2人ですが、どうやら鳥飼には大きな悩みがある様子。その答えを導いてくれるのは、ライバルとして肩を並べてきた矢島だけなんですよね!!

ケンカップルらしく、売り言葉に買い言葉でまさかの一線を越えてしまう2人。そりゃあ、意識せずにはいられませんよね!!? また普段は強気で意地を張り合っている相手の弱々しい一面にはほだされコースまっしぐら！ ライバル萌え×ほだされ愛を楽しみたい方にイチオシです♥

第9位 ノンケ受け

『セフレ、やっぱなしで！ 』
作：紅 作品詳細

あらすじ
「俺と一回セックスしてみらん?」
局部がXLサイズゆえに恋愛が上手くいかない月岡。
ある日同級生の時枝に局部を見られ、セックスの提案を受ける。
大きすぎるのが悩みの月岡と、気持ちいいことに忠実&貪欲な時枝は、相性、サイズ共にジャストフィット!
「2人に彼女ができるまで」という期間限定セフレ関係が始まるが、徐々に互いの素顔に惹かれ始め…?
若人たちの両片思い青春譚

◆おすすめポイント
巨根すぎて恋愛が上手くいかない月岡と、気持ちいいことが大好きな天真爛漫な時枝。 話したことのなかった2人でしたが、身体の相性が良すぎてセフレ関係をスタートさせちゃいます♥ 「な……なんか妙に……男同士の方が恥ずかしい……くない？」とノンケ特有の恥じらい描写も必見!!

大きな性器がコンプレックスな月岡。今まで抱こうとした女の子には完勃ちを見られていつもドン引きされていました……しかし、時枝は「さいっっっこう!! すっごい……月岡のちんこさいこー!!」と大喜び。はじめて心からセックスを楽しめた月岡と、同性と寝る気持ちよさを知った時枝のきゅんあま性春をとくとご堪能あれ♥

第8位 強気受け

『キミイロメルト』
作：hitomi 作品詳細

あらすじ
純朴好青年なバイク便ドライバーの北條春真が集荷の依頼先で出会ったのは、今大注目のイケメン小説家で、冷血人間とあだ名される荒波秋人。そこで意図せず彼の艶姿を目撃し、荒波がゲイであることを知る。衝撃的な出会いから数日後、荒波から再び集荷依頼が……。
気まずくて仕方がない春真だけど、テレビのイメージと違い、無邪気で素直な一面を持つ荒波を「かわいい」と思ってしまう。
一方の荒波は、春真の何気ない一言で心を揺さぶられ、仕事中も彼が気になって仕方がない。そんなある日、二人は外食先で鉢合わせ、会話の流れで春真もゲイであることを知った荒波は、彼にある提案を持ちかける。
「君さえ良ければ 今夜相手をしてくれないか」
世界が優しく君色に染まる。心とろけるラブストーリー!

◆おすすめポイント
配達先で注目のイケメン小説家・荒波の秘密を知ってしまったことではじまる、むずきゅんラブ♥ 荒波は非常に強気な性格で思ったことをずばっという真っ直ぐな性格の持ち主です。まるで懐かないクールな黒猫……かと思いきや、可愛らしい一面もあって、そのギャップにときめき必須です!!

笑顔が可愛かったり、ベッドの中では想像以上に積極的な荒波……あまりの官能さにワンコ系ドライバー・北条もその魅力の虜に。強気なツンデレ受けの意外な素顔ほど、グラッとくるものはありませんよね♥

第7位 不憫受け

『ルビーレッドを噛み砕く』
作：朔ヒロ 作品詳細

あらすじ
先生の「特別」になりたい――。
人のフェロモンが色とりどりの“結晶"として見えるΩの朱音。
その特異体質のせいで孤独だった中学時代、養護教諭の牧瀬と出会う。
無色透明な結晶を身にまとう牧瀬に、朱音は初めての恋をした。
5年後、奇跡的な再会をした二人だったが牧瀬にはある秘密があって……?
ピュアな想いがきらめく尊さ満点オメガバース。

◆おすすめポイント
オメガバースの世界観は上質な不憫受けが摂取できる作品の1つですよね～!! 本作の主人公・朱音(Ω)は人のフェロモンが「結晶」として見える特殊な体質な持ち主。その体質の影響で中学時代は孤独な日々を過ごします……。しかし、そんな不幸な日常の中で出会った養護教諭・牧瀬が暗く切なかった青春に光が差すのです……う～ん、ディステニ～～～～♥

「なんでだろうな、みんな色があるのに先生だけは透明なんだ」「だから安心する、ここは大丈夫……って」「保健室の先生が……マキ先生で……よかった……」これはフェロモンの色を見すぎて、具合が悪くなった朱音が牧瀬に言った言葉の数々です……。弱りきった不憫受けからこんな熱烈な言葉をもらって、何も感じない人間がいますか……？ いませんよね!!?

第6位 ワンコ受け 

『エンゲージ (1)』
作：南月ゆう 作品詳細

あらすじ
たい焼き屋の一人息子の盟は、年に一度七夕の時期に会いに来る美しく謎の多い男・ナルに片想いをしていた。報われない感情に終止符を打つため告白を決意するが!? 「ラブネスト」スピンオフ！

 

◆おすすめポイント
つ、ついにきてしまいました。ずっとナル様のターン。大人気作「ラブネスト」のスピンオフである本作。シリーズ屈指のミステリアスド美人攻め・ナル様が満を持して登場です。全コマ美しいのよ。マジで。前作でもその掴みどろこのない態度で、周囲を掻き回していたナル。そんなナルに思いを寄せるのが、本作のワンコ受け・盟。真っ直ぐで素直、ご飯を美味しそ〜うに頬張る姿が満点！ 七夕の時期にだけ会える年上のナルに想いを寄せる様子は、まさにワンコ受け！ の鏡(？)。

そんな盟の体当たり告白をも、ナルははっきりとした返事をせずに躱してしまいます。それでもナルのことを知ろうとする盟。眩しい……好きだ……。盟の出自に関わる過去の事件の真相など、まだまだ明かされていない部分も多い1巻。今後の展開で、容易には解けないナル様の御心がいかにほだされていくのか。期待せずにはいられません！

第5位 誘い・襲い受け

『ササクレ・クライシス』
作：鹿乃しうこ 作品詳細

あらすじ
元サッカー部の先輩後輩で、今は恋人同士の日向(ひなた)と絢斗(あやと)。
芸能人になった絢斗と付き合っていることが日向のサッカー部の同級生・志摩にバレてしまい……!?
(ササクレ・レクイエム)
六人兄弟の長男で世話好きの佐渡(さわたり)は部内で一人浮いている志摩が気になり、何かと声をかけていたところ、なぜかトイレでフ●ラされるハメに!?
日向に失恋した志摩のアフターストーリー!

◆おすすめポイント
ササクレシリーズの続編となる本作は、前作から数年後の世界が描かれており、絢斗はモデルでありタレントになり、そして日向は大学生になった、という時系列のお話。本作はボリューミーな2本立て！ 気になる注目の新キャラである日向のサッカー部仲間・志摩が本作の「誘い・襲い受け」になります♥

志摩が主役となるのが物語後半。日向に失恋をしたアフターストーリーで繰り広げられるさらなる新キャラ・沢渡が志摩の心を射止めます♥ 正反対な性格の2人がどのようにして心を通じ合わせて、その存在にほだされていくのか、目を見開いてその過程をお楽しみくださいね～!! 誘い受けらしい積極的なえっちぃ描写にも注目です♥

第4位 美人受け

『うそぶく狐は花を咬む』
作：あやみね稜緒 作品詳細

あらすじ
【甘美にとろめく霊力供給】

愛が深い包容力攻 × 愛に飢えた高慢美人妖狐

亡き祖父の家で出会ったのは、美しく高慢な「妖狐」のカズネ。
幼い頃から霊力が強い体質の健は、出会いがしらにキスをされ、祖父に似ているという「霊力」をすっかり気に入られてしまう。

さみしがりやのくせに強がってみせたり、意地っぱりのくせに、ひとたびキスをすれば甘くとろけて「おかわり」をねだるカズネに、気づいた時には心を奪われていた。時間を積み重ねていくほど、健のなかで獣じみた欲望が加速していくが、人と妖、共に生きるには乗り越えなければならない壁があって――。
果てない愛情で孤独を満たしあう、
相互救済ラブストーリー！

◆おすすめポイント
美人妖狐・カズネ……恐るべし!!! 全コマ顔が良すぎます～!!(目が浄化される) そのためか、包容力系攻め・健も無意識のままカズネの顔をガン見♥ 「人の顔ばかり見て……おかしなやつ……」と照れるカズネが愛おしくて、キュンキュン間違いナシです！ 健は冷静沈着で大人しい性格ですが、美しいカズネに自ずと惹かれている様子。これは良質なほだれさラブの予感がしますね～!!!

過去の話を打ち明けて、突如その正体をあらわにしたカズネ。困惑する健を無理やり押し倒して、健の精気を喰らおうと襲い掛かります……。体液を味わって面妖に微笑むカズネに、嫌悪感を感じつつも欲情する健がなんともエッチなこと……♥ 美人狐に迫られたら、どんな高慢な我儘でも許してしまうのがほだされ攻めの性ですからね!! ほだしほだされの妖怪BLをお楽しみください！

第3位 天然受け

『あした愛かもしれない』
作：山下街 作品詳細

あらすじ
「隣人と添い寝からはじまる……NO YOU NO LIFE」

美大に通う北川凪は、フォークソング部の先輩で同じアパートの隣人・山崎夕に恋をしている。
端正な顔立ちで、柔和な性格の夕は女子にモテる人気者で、田舎出身の無垢な凪にとってそれは不毛に思える恋だった。
そんな折、酒に潰れた夕を隣に住むよしみで家まで送り届けた日「おやすみ」と抱きしめられ、ふたりベッドで寝てしまう。
凪はそれ以降、介抱後はベッドに潜り込み、朝になる前には家に帰る…という秘め事を続けている。
夕に気付かれることもないまま先輩後輩としての仲が縮まり、好物のラーメンを奢ってもらったりバイクの後ろに乗せてもらったりと、凪は一層「好き」を強めていき――。

◆おすすめポイント
大学生のピュアラブルBLの最高峰♥ 「かわいい」のすべてが詰まった作品です!! 天然無垢な大学1年生・凪と、上級生の人気者・夕の友達以上恋人未満な関係性に思わず「じっ、じれってぇ～～～!!」と地団太を踏みたくなります(笑)

冒頭部分は凪が夕に恋をしている甘酸っぱい描写がてんこ盛り！ 夕には内緒で添い寝をして、ソワソワしている凪が個人的にツボでした♥ 夕が起きる前に慌てて起きて、寝顔を見てから家から出ていく……その際の嬉し恥ずかしそうな照れ顔には思わず、全読者がほだされることでしょう……恐ろしや……(合掌)

2位 健気受け

『君となら恋をしてみても』
作：窪田マル 作品詳細

あらすじ
中学生のころ、自分の恋心は嘲笑されるたぐいのものだと知ってから、真面目に人を好きになるのをやめた。
そんな高校生の天(あまね)は、転校先で同い年の龍司(りゅうじ)に出会う。友達として側にいるうちに天の気持ちはどんどん変わり始めて……。

◆おすすめポイント
本作を読むと……健気受けと男前攻めの相性の良さについて、夜通し語り明かしたくなりますっ!!! 本気で人を好きになったことがなく、恋愛することを避けてきた過去をコンプレックスに感じている主人公・天。恋愛に対しては不器用な一面が目立ちますが、その性格は「天性の人誑し」そのものです(震)

「偉いですかね？ 家業を手伝うのは当たり前っつーか……」
「『当たり前』って簡単じゃないし、龍司くんは胸張っていいと思うよ」
これ転校先の街で知り合った龍司(攻め)に実家である定食屋でご飯を奢ってもらい、ご機嫌な天が龍司にふいに告げた言葉です……！ 相手が欲しかった言葉をしれっと言いのける受け……これを魔性と言わずしてなんて言えばいいのでしょう……!!!? このほだし属性が作中の至るところで見られるので、終始ホクホクしちゃいます♥

第1位 黒髪受け 

『タカラのびいどろ』
作：鈴丸みんた 作品詳細

あらすじ
泣いているところを慰めてくれた大学生・宝のことが忘れられず地元・福岡から上京した大進。再会を果たすも、冷たく突き放され……!?　大注目・鈴丸みんたがおくる珠玉の育み愛♡

◆おすすめポイント
本作の主人公は、地方から想い人に会うために上京した、ピュア天然黒髪ボーイ・大進!! 大学生になりたてということで、痛みを知らない健康的な黒髪がとってもチャーミングです♥ 慣れない都会での生活に困惑しつつも、憧れの先輩・宝と話すために、健気にその想いを貫きます。

再会した際のファーストコンタクトは、辛辣な宝先輩。大進は見事にこっぴどくフラれてしまいますが、ここで諦めないのがほだし受けの神髄ですよ!! 宝と話すために、諦めることなく食らいついてきます……！ そんな大進の真っ直ぐな心に果たして宝先輩はほだされてくれるのか……!? 是非とも本編でご確認ください～!!!

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さてさて、今回は「ほだされ攻めをメロメロにしてしまう魔性受け」のトップ10をランキング形式でご紹介してみました～!! 皆さまの予想は当たりましたでしょうか！
はじめは苦手だった相手をいつの間にか気に入って、一緒にいる時間が増すたびにどんどん好きになる……ほだされ方や相性の良い属性など、ほだされBLも十人十色でしたね♥ 皆さまもお好きなほだし・ほだされ設定や属性がありましたら、是非ともご共有くださいませ～!!