東京国際ブックフェアなど盛り盛りの展示会にＧＯ！
本日7月3日から東京ビッグサイトでスタートした「第20回 東京国際ブックフェア」。このほか「第17回 国際電子出版EXPO」「第1回 プロダクションEXPO」など多くの展示会が同時開催されています。
BLNewsとしてもこれからの業界の動向を探るべく行ってきました！ まずはスタート一発目の目玉である、株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長の講演にＧＯ！
ためになる話がいろいろありまして、最後の最後に衝撃の発表！ なんとKADOKAWA、講談社、紀伊國屋書店が組んで、図書館での電子書籍貸出のシステムづくりを計画中なんだとか。
狙いのひとつは、図書館での著作者の利益の確保。また、まもなく国立国会図書館がデジタル化した貴重な資料を公立図書館に送信するサービスをはじめるらしく、官に圧迫されるわけにはいかん！ という意識もあるようです。
そのほか、アメリカの公共図書館の95％以上が導入している電子書籍貸出システム「OverDrive」も引き合いに出されていました。
海外勢に押され気味の感がある電子書籍ビジネス。国産システムによる逆転の足がかりとなるか!? 図書館向けのシステムなので、BLがラインナップに入るかはナゾですが、期待しながら今後のニュースを見守りましょう。
続いて記者は、BLにおおいに関連しそうな、株式会社パピレスのセミナーにも参加。ご存知のBLファンも多いと思いますが、電子書籍販売サイト「電子書店パピレス」と、電子書籍レンタルサイト「電子貸本Renta！」の運営会社です。
同社が力を入れるこれからの方向性は、既存の電子書籍コンテンツの拡充と、次世代コンテンツのリリース。6月下旬にスタートした、感じる電子コミック「ReComic」が次世代コンテンツのひとつとして挙げられていました。
電子書籍ビジネスでは、国内勢、海外勢含めサイトが出揃ったので、ほかとの差別化をはかること。また、紙ではなくWebならではの見せ方、楽しみ方ができるコンテンツをユーザーに提供したい、という考えがあるようでした。
アラフォーの記者としては近ごろ、漫画と言えども字を読むと疲れやすくなってきたので、ぜひとも音声でセリフなどを読んでくれる電子コミックが出てくれるといいな～、と思っています（笑）。
東京国際ブックフェアReComic - 電子貸本Renta！
ボーイズラブ漫画特集 - 電子貸本Renta！
関連情報サイン本販売！山本小鉄子先生、緒川千世先生など GUSH COMICS - 2013年6月26日BLNews
東京国際ブックフェアで7月5日から
