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闇のオタクにぶっ刺さる!新潮社から新レーベル『C-KANATA』爆誕!!
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2021/11/30 12:00
ちるちる主催の声優イベント、CHILL CHILL BOX 7th朗読劇「召喚IP!〜社畜とヴァンプ〜」が11月23日(火・祝)に開催されました~! 会場にお越しいただいた皆さま、ご自宅から配信を視聴された皆さま、お楽しみいただけましたか?
油断できない状況のなか、開催実現に向けて尽力いただいた制作スタッフの皆さま、登壇キャストの皆さま、その他関係各所の皆さまへ、今回も素敵なイベントをありがとうございました……!
さて、毎回豪華な声優陣を迎えて送る本イベント、通称「ちる箱」もなんと7回目!! 今回ご出演いただいたキャストのラインナップ……すごすぎませんか!?!?!?
え??? 夢じゃないよね……??? しかも朗読劇のテーマが……召喚? 社畜? ヴァンパイア???
スゴすぎるキャスティングが実現している驚きと、予測不能すぎるテーマ設定に「?」マークを量産してしまった筆者ですが……。実際に拝見して納得! いや~! 本当に素晴らしい朗読劇でした!
大盛況のうちに幕を閉じたイベントより、昼の部の様子を早速レポートしていきたいと思います!
あらすじ
「ゆるふわ社畜」を自称する主人公・高梨恭介は、可もなく不可もなく、欲もなく情熱もなく、一流企業「マキ・コーポレーション」の片隅でひっそりと働いていた。そんな恭介のもとに突如下った㊙️新事業部への異動命令。
「いったい…なんで僕が?」
新事業部で恭介を待ち受けていたのは、エリートコースまっしぐらの先輩と…ヴァンパイア!?
恭介は果たして、仕事への情熱を取り戻せるのか?!
自分がなぜこんな大企業に……? 仕事に燃えるわけでもなく、出世欲もなく、定年までゆるゆる泳ぎ切りたい。斉藤壮馬さん演じる高梨恭介のモノローグから始まりました。「ゴミ箱、ゴミ箱、これもゴミ箱……」とメールの仕分けをしていくさまが何ともリアルで、「その感じ、分かる……!」と社会人経験のある皆さまも頷いてしまったはず……!
完璧なゆるふわ社畜っぷりで早速ファンの心を掴んだ斉藤さんですが、本日の衣装は劇のテーマに併せたスーツ姿! これはなかなかに貴重なのではないでしょうか!
そんな恭介のもとに届いた突然の人事異動通達。しかも配属先は「召喚アイドルプロデュース事業部」という謎の新設部署で……!? ゆるふわ社畜ライフの危機を感じさせたところで、来ました! 今回の朗読劇のためにつくられたオープニングテーマ「インフェルノ・パラダイス」!
「NO CHA-CHI-KU♪ NO MORE CHA-CHI-KU♪」というフレーズが耳にこびりついて離れない……何だこの中毒性は……! スタイリッシュなOP映像との相性も抜群で、まだ始まったばかりだというのにテンションはダダ上がりです♪
召喚アイドルプロデュース事業部に配属された恭介は、そこで大学時代の先輩・手塚祐太(CV:羽多野渉さん)と再会します。
わ~~~! 羽多野さん!! 眼鏡スーツお似合いすぎでは……!?!?
羽多野さんと言えばワンコキャラをイメージする方も多いかもしれませんが、今作では頼れる先輩社員を演じられています。ドがつくほど真面目な先輩キャラもステキ……推せます……♥
大塚剛央さん演じるヴァンパイアのルシアンも登場!! 中世ヨーロッパから召喚されたという設定で、「私を犬かなにかと一緒にされては困る。調子に乗るな、人間よ」という台詞からも分かるように、尊大かつナルシストな言動が特徴的。大塚剛央さんの芯の通った声にぴったりのキャラクターです♪
※斉藤さんご本人も気付かずに「欧米」と「南米」を間違えていたことがトークパートで判明! リーク元の中島ヨシキさん、ナイスな情報をありがとうございます!
ルシアンの召喚者・烏丸蝶児(CV:置鮎龍太郎さん)も忘れてはなりません。烏丸曰く「趣味の召喚で召喚したアイドル」とのことですが、「趣味で召喚なんてできるのか……?」なんて野暮なことを考えてはいけません。なお、ルシアン召喚に関するヤバすぎる情報も後に明かされることになりますのでお楽しみに……。
「召喚アイドルとしてルシアンをブレイクさせ、オワコン化したSNS・ウェイッターを再生させる」真面目な顔でトンデモな台詞を連発する手塚と、動揺しまくりの常識人・高梨、そして「私がいる以上、不可能はないと思っていい」とめちゃくちゃ自信ありげなルシアン。全く異なるタイプの3人の掛け合いがテンポ良く展開され、ドタバタ感を存分に楽しむことができました。声だけの演技で情景が思い浮かぶ……これが声優さんの力なんですね!
ここで、中島ヨシキさん演じる槇島維知郎も登場! 手塚との掛け合い後に始まった「イケてる!リーマン維知郎くん」では、彼がこの会社に入った経緯が語られます。
井上和彦さんが演じるイケオジ社長・槇島多嘉緒への信頼と尊敬、そして研修期間中に出会った手塚への憧れが語られていくのですが……、この維知郎くんにハートを射貫かれた方も多いのではないでしょうか!! 「今やすっかりイケてるリーマンになった僕なら、企画部のエース手塚さんともお似合いだと思うけどなぁ!」この台詞にニヤニヤを抑えきれなかったのは筆者だけではないと信じております。
因みに劇の後半では、手塚と維知郎のキュンキュンがバーストしてやまないシーンもあり……♥ 維知郎くんのいじらしい言動が本当にもう……言葉にならないくらい最高です……。中島さんありがとう(涙)。
そんな維知郎に声をかけた多嘉緒さんもとっても魅力的なキャラクター! 喉の不調で当日残念ながら井上和彦さんの声は拝聴できなかったのですが(ピンチヒッターとして波多野和俊さんが声を担当されました!)、その代わりに身振り手振りを使って多嘉緒さんになり切っていらした井上さん。そのキュートなお姿だけでなく、【井上和彦(CV:波多野和俊)】という状況はある意味大変貴重でした……! もちろん、次回はぜひ生のお声でご参加いただけますと幸甚です!
一方その頃、召喚IP事業部ではSNSを用いたルシアンの売り出しが本格的に始まっていました。スマートフォンを「この板」と呼び、タクシーに乗れば「随分早い馬車だ」と驚いたり……現代文明に対するルシアンの反応がいちいち可愛く、見ている筆者も「うんうん、そうだよね、わからないよね~!」と謎の共感を覚えてしまいます(笑)。
そんなルシアンの存在をインチキだと疑っていた恭介。正体を暴くためにルシアンの自宅を訪れたシーンでは、その内装にはしゃいだのも束の間(斉藤さんのテンション高めな早口台詞、めちゃくちゃ楽しかった……)、まさかのオカン気質を発揮します! 普段はめちゃくたナルシストで自信家なのに生活能力ゼロのルシアン、意外と面倒見が良くてサービス残業で掃除に洗濯、食事の買い出しまでしちゃう恭介……何だかんだと良いコンビで思わずニッコリ♥
因みにこのシーンを始め、劇中では何度かルシアンの食事シーンがあるのですが、そこで驚いたのが大塚さんの演技! 麺を啜る音が! とっっっってお上手!! 未だかつてこんなにリアルに麺を啜る音の出せる役者さんがいたでしょうか!?!? これはアーカイブで改めてご確認いただきたいところです(朗読劇後のトークパートでも大絶賛でした!)。
「(ヴァンパイアは)一方的に自分の望みを押しつけて搾取するだけで、相手からなにかを依頼されるということはこれまでなかった。突然この世界に呼ばれ、なんだかんだと頼まれてみて、無性に胸が躍ったのだ」そう語るルシアンと、マネージャーとなった恭介。凸凹なふたりの忙しくも楽しい日々を観客が純粋に楽しんでいるなか、物語はややシリアスな展開に……。
〈うぇいったー〉の生みの親が恭介であったこと、そして過去に起きた〈うぇいったー〉騒動に関して恭介自身が責任を感じていること。SNSの悪用など、現実の社会で起きうる問題を盛り込んだストーリーに、「楽しい」以外の感情も深く揺さぶられます。
さらにさらに……万を持して! ヴァンパイアものでは定番の「アレ」 ……吸血シーンもお披露目です!
こちらの世界では人間の生き血を吸わないという約束を交わしてはいるものの、やはりヴァンパイア。スタミナ切れを起こしたルシアンに……恭介がついに噛まれてしまい……!?
わ~~~~! これはもうッッ……こんなのお昼から……あ~~~~~!(合掌×∞)
筆者はもう斉藤さんに足を向けて眠れません……! 渾身の(?)演技に全力で感謝申し上げます!!
さて、ここでひとり忘れてはならない御方のご紹介です。そうです、のんぜママです。中澤まさともさんの「のんぜママ」に心を鷲掴まれた方はそっと挙手してください(笑)。
いつもコミカルな演技で魅せてくれる中澤さんが、今回は全力でママを演じていらっしゃいます! 物語の各所で場を盛り上げてくれるママのハイテンションっぷりに会場は大盛り上がり(声は出せませんが!)。時折「男」が出てくるからズルいです(笑)。
のんぜママによる「おすすめナイスガイ」コーナーでは、紹介されたナイスガイたちによるサービスポーズも見どころのひとつです!!
シリアスパートとコミカルパートが交互に展開され、いよいよ物語は佳境に……!
実は召喚有効期限があったというルシアンが一体いつまで現代にいられるのか? うぇいったーのフォロワー数が目標に達するのか? そして恭介とルシアンの関係性に変化はあるのか……!?
この先はぜひアーカイブでご確認いただければと思います!
登場キャラクターそれぞれが個性的にも関わらず、誰ひとり埋もれることなく、観客(視聴者)にその存在感を焼き付けた朗読劇だったと思います。
また、先ほども述べましたが、笑いやキュン以外の要素をしっかり盛り込んでくるところがちる箱脚本のすごいところでもあります。「SNSとの付き合い方」といった現代の私たちに通じる問題をキャラクターの心情に乗せて届ける……。声優さんの声が乗ることで、より現実味のあるテーマとして感じられました。
また、今回の朗読劇は、会場のお客様がライトを振ったり、ステージ上に桜の花びらが舞うなど凝った演出が多数盛り込まれおります! 声を発せない環境だからこそ、より一層心に響くものがあったのではないでしょうか。
もちろん、本編パート後に展開されたトークパートも声優ファン必見! 「見た方のお楽しみ」でもありますので多くは語れませんが……、波多野さんと会えて嬉しい羽多野さん、リベンジに燃える井上さんに個人的にキュンとしちゃいました……♥
中澤まさとも:これまでCHILL CHILL BOXに皆勤賞で参加させていただいて、人との出会いと縁があって繋がっているんだなと思います。自分がもっと必要とされるように頑張っていきたいです。何より「CHILL CHILL BOX」がこれからも皆さんを楽しませていけるように、応援し手伝っていけたらなと思っております。
井上和彦:(ジェスチャーで波多野さんに拍手)
波多野和俊:あいつが俺で、俺があいつで……(笑)。本当にお世話になりました!
置鮎龍太郎:配信をご覧の皆さまもありがとうございました。昼夜違う内容になっているのでチェックしてみてください。私は「CHILL CHILL BOX」初めてだったのですが、裏のスタッフに知っている方が多くいらして面白い現場だなと思いました。また来たいと思います!
中島ヨシキ:久しぶりに出させていただいて、脚本も出演者も違うので楽しかったです。BLはニッチなジャンルではありますが、こうしてたくさんの方に見ていただいているということは、BL界まだまだ盛り上がっていけるんじゃないかと、俺はBLの何なんだ(笑)。男性声優としてはBLCDやこういったイベントも盛り上げていけたらと思いますので、またご来場いただいて、配信も見ていただければと思います。
羽多野渉:僕も初めてだったのですが、とっても楽しくて。エゴサすると「羽多野が波多野に会うぞ」という(笑)。僕も本当に楽しみでした。海の波多野、空の羽多野で覚えていただければと思います!
大塚剛央:初めて参加させていただいたのですが、本当に素敵な作品で、自分にとっても心に残る作品となりました。今日は勤労感謝の日ということで、皆さんの日々の疲れが少しでも癒されていたらいいなと思います。明日からも頑張っていきましょう! そして次は人間の役でお会いできる日を楽しみにしております(笑)。
斉藤壮馬:たくさん言いたいことがあるんですが……。僕は朗読が大好きで、そして朗読劇はその場でしか生まれないものが絶対あると思っていて、会場や配信などリアルタイムで見てくださっている方がいてこその朗読劇だと思います。本当に素敵な経験をさせていただきありがとうございました。
計8人のキャスト陣(波多野さん含む)でお届けした、朗読劇「召喚IP!〜社畜とヴァンプ〜」。現在ZAIKOでは、アーカイブ配信チケットを販売中です! 「まだ見てないよ~!」という方はもちろん、会場にいらした方もぜひもう一度ご自宅であの感動を味わいませんか?
見るたびに新たな発見があるのも朗読劇の醍醐味。「召喚IP!〜社畜とヴァンプ〜」の世界を存分にお楽しみください♪
ZAIKO
昼の部 https://la-grp.zaiko.io/_item/344278
夜の部 https://la-grp.zaiko.io/_item/344279
※井上和彦さんにつきましては声帯疲労のため本番日に声を出すことが難しい状況でございました。声を出さずに身振り手振りでのご出演となります。大変申し訳ございません。
井上さんのアフレコを波多野和俊さんが担当されています。何卒ご了承ください。
※上演時間:約2時間
※朗読内容は、昼の部、夜の部では若干の変化がございます。ご了承下さい。
※アーカイブ1週間あり(両部とも11月30日(火)23:59まで)
<配信視聴チケット販売期間>
2021年11月6日(土)10:00〜11月30日(火)20:00
料金:
特典付き配信チケット 6,800円
配信チケット 4,000円
※別途ZAIKO利用手数料あり。
◆特典付き配信チケット特典:
・ブロマイドセット(昼の部:キャストキービジュアル個人ショット/夜の部:キャストビジュアル)
・抗菌マスクケース
<グッズ通販>
BOOTHにて販売中
◆受付期間 11月23日(火・祝)11:30〜12月5日(日)23:59
◆発送時期 2022年1月中旬予定