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【激沼開拓】泣ける、萌える、悶えるッッ!全腐女子の心に刺さる台湾LGBTQ楽曲10選【永久保存版】

2021/11/10 18:00

Mayday、張惠妹、蔡依林…有名歌手から映画主題歌まで必聴の厳選保存版



LGBTQを扱った数多くの名映画や名ドラマを製作し、昨今では 『HIStory』や『We Best Love』など最高に尊いBLシリーズを世に送り出してきた台湾。アジア圏ではどこよりも早く同性間婚が合法化するなど、台湾は社会的にもLGBTQに対する関心が高いイメージがありますよね。

そんな台湾では、音楽シーンでもLGBTQに関する名作が多いのをご存知ですか? たとえば、五月天(Mayday)、張惠妹(アーメイ)、蔡依林(ジョリン・ツァイ)といった、日本でも名前が知られる大物アーティストたちも、LGBTQがテーマの楽曲を何曲も発表。彼・彼女らは力強くメッセージ性を込めた歌詞で人々の背中を押し、時にはライブという形でも、自らの意思を堂々と表明してきました。

そのほか、カップルの微笑ましい様子から涙必至の感動ストーリーまで、映像で悶えさせてくれるMVを製作しているミュージシャンたちも♥

そこで今回は、まずはこれを聴くべき!な入門編をはじめ、映画主題歌、MVに注目の作品等々、様々な角度から台湾LGBTQ楽曲についてご紹介していきたいと思います!


目次
1.    まずはここから!超有名ミュージシャン編
2.    ストーリーも一緒に♥映画主題歌編
3.    甘々から涙腺崩壊まで…MVを噛みしめる編
4.    特別企画「We Are One」編

 

1.まずはここから!超有名ミュージシャン編

 

「台湾のLGBTQ音楽」として、まず押さえておきたいミュージシャンとその楽曲をご紹介します♥

 

台湾を代表する超モンスターバンド・五月天(Mayday)

 
1999年のデビュー以来今日に至るまで、中華圏ナンバーワンといっても過言ではない地位を確立してきた五月天。そんな彼らは、台湾で同性婚等についての議論が本格的に盛り上がっていくずっと前からLGBTQに関する楽曲を発表し、自分たちの主張、立場を明確に表現してきました。



これを聴かなきゃ始まらない!

『擁抱』

 


切に愛を求める歌詞が胸に迫る同曲。作詞作曲を担当しているVo.の阿信が、台湾ゲイ文学の傑作『孽子』(白先勇・作)に影響を受け制作した楽曲と言われており、歌詞の随所にゲイ文化の隠語ととれる表現が盛り込まれています。

1999年に発表された楽曲ですが、2014年に新たなMVを公開。性別、年齢、立場や関係性を問わず、「愛」そのものの多様性や懐の大きさについてのメッセージが込められた映像が話題となりました。

ほかにも、髭を剃り「あなた」を想ってメイクを施す主人公が「私は男にも女にもなれる」と歌う『雌雄同體』、「誰を愛しても構わない」「愛に線引きはできない」と熱く焦がれる想いが描かれた『愛情的模樣』など、名曲はまだまだ盛りだくさんです!

台湾屈指のトップアーティスト・張惠妹(A-Mei/アーメイ)

 
張惠妹は、過去に中華圏のグラミー賞とも呼ばれる「金曲奨」にて、史上初6部門を受賞するという快挙を成し遂げた、実力、人気ともに屈指の女性歌手。台湾において「LGBTQに深く関係のあるミュージシャンと言えば」と尋ねれば間違いなく多くの人が名を挙げる一人でもあり、台湾ゲイパレードでレインボー大使を務めたことも。そんな彼女のLGBTQ代表曲はこちら。


無数のレインボーフラッグがライブ会場を埋め尽くす

『彩虹』

 


男性同士の恋愛が盛り込まれた内容なのですが、主人公の女性が、男性相手に失恋をした男友達を励ます……という少し珍しい女性目線の楽曲。同性婚を支持するアーティストが集うライブイベントにて大々的に合唱されるなど、まさに”台湾のゲイ・アンセム”とも言うべき1曲です。

安室奈美恵ともコラボしたアジアの歌姫・蔡依林(ジョリン・ツァイ)

 

常に台湾の音楽シーンの第一線を走り続け、金曲奨をはじめとする音楽賞でも常連の歌姫・蔡依林。日本では、親交の深い安室奈美恵さんの台湾ラストライブにゲスト出演し、コラボ曲を披露したことでも話題となりました。

張惠妹と並び、台湾での同性婚実現に向け多大な貢献をしたアーティストとして認知されている蔡依林。あるレズビアンカップルの実話に基づいたMVが涙必至の『不一樣又怎樣』が特に有名ですが、今回ご紹介したい注目楽曲がこちら。


悲しい過ちを繰り返さないために

『玫瑰少年 Womxnly』

 



2000年、「女の子っぽい」といじめを受けていた男子中学生が学校で亡くなるという痛ましい事件が起こり、社会問題に。彼はのちに”玫瑰少年”(薔薇の少年)と名付けられ、台湾LGBTQ運動においても大きな存在となりました。同曲は少年を思い続けていた蔡依林が2018年に発表した曲で、五月天の阿信との共作としても大変注目を集めた作品です。

2. ストーリーも一緒に♥映画主題歌編

 
台湾と言えば、LGBTQ、BLを扱った映画やドラマがとにかく豊富ですよね! というわけで、続いては映画と一緒に楽しめる主題歌編を、物語のあらすじとともにご紹介します♥

 

映画『親愛的房客』主題歌

法蘭『在夢裏』

 

 

日本でも今年7月に『親愛なる君へ』の邦題で全国公開され話題となった作品。ピアノを前に、特別な表情で互いを慈しむ2人。「夢の中で家に帰ろう」と歌う法蘭の優しい声に胸が締め付けられます……。

あらすじ
今は亡き同性パートナー・立維の家で、大家の老婦・秀玉とその孫・悠宇の面倒を見ている主人公の青年・健一。ある日秀玉が急死したことで、健一はあらぬ疑いをかけられることに。しかし、どんなに周囲から不審な目を向けられても、彼はただ罪を受け入れようとする。それはすべて、愛する“家族”を守りたいという想いからの行動だった。

 


映画『刻在你心底的名字』主題歌

盧廣仲『刻在我心底的名字』

 

ストーリーの中でも重要な役割を果たすこの主題歌。台湾の有名アーティストたちもこぞってカバーしています。鑑賞後、映画タイトルと対になった曲名の意味に気づき二度悶えること請け合い! 映画はNetflixにて『君の心に刻んだ名前』の邦題で公開中。青春の恋と痛み……すべてが詰まった作品です。

あらすじ
時代は1987年、戒厳令が解除された直後の台湾・台中。規律の厳しいミッション系の男子校に通うアハンとバーディは親友となり、次第に友情以上の感情を見出すようになる。そんな時、学校が男女共学になり、2人の所属する吹奏楽クラブに新入生の美少女・バンバンが入部してきた。バーディが彼女と親しくなるに連れ、アハンとバーディの微妙な関係は次第に崩れていく……。自由を許されたようでいて、同性愛への偏見と差別は無くならない。息苦しい社会で、ともに青春を歩む2人が選んだ未来とは――。



映画『盛夏光年』主題歌

五月天『盛夏光年』

 

日本では『花蓮の夏』という邦題で知られている、青春ボーイズラブ映画です。同名の主題歌は五月天の阿信が作詞曲を担当、さらに作中では先述した『擁抱』など、五月天の曲が多く挿入歌として使用されています。

あらすじ
優等生のジェンシンと、バスケットボール部の花形選手ショウヘンは、台湾・花蓮に暮らす親友同士。幼馴染みとして共に成長し高校生になった2人の前に、ある日孤独な少女・ホイジャが現われて――。相手の幸せを願う気持ちと、反するように湧く嫉妬心。固い友情と恋愛感情の合間で揺れ動く、若者たちの繊細な心を描いた名青春映画。



3.甘々から涙腺崩壊まで…MVを噛みしめる編

 
お次はMVが激しく胸に刺さる傑作作品をご紹介。観た後は余韻で立ち上がれなくなるはず!! 映画を観た後のような一本大満足MVの数々をご覧ください♥

やるせなく切ない、真実の“虐心三部曲”

賴晏駒『下次我會把你抓緊』

 


歌い手の賴晏駒は、タレント活動や同志音楽を通じて、LGBTQへの理解を広めようと奮闘するアーティスト。彼が2020年から2021年にかけて発表した『下次我會把你抓緊』『魚水深情』『不再屬於我』の3曲は、とにかく泣ける「虐心三部曲」(虐心=心が痛む、胸が張り裂ける)と話題に。MVはすべて事実に基づいたストーリーで、一作目の『下次我會把你抓緊』は結婚を控えたゲイカップルが、2018年の同性婚の否決を受けて辿った悲しい物語を描いています。またその後発表された『魚水深情』ではゲイの青年とその家族の葛藤を、『不再屬於我』はノンケに恋をした青年の苦悩を浮き彫りにし、多くのリスナーが涙しました。
考えさせる深い物語の数々……号泣必至です!!!

『魚水深情』




『不再屬於我』



ゲイカップルの20年……心からの告白に滂沱の涙

HUSH 『同一個答案』




歌うのは、様々なアーティストとのコラボも人気のシンガーソングライター・HUSH。彼自身も、同性が恋愛対象であるとカミングアウトしています。
さて、MVの主人公はとあるゲイカップルの2人。映像は、彼らが出会ってからの20年を再現した温かな内容となっているのですが、最後に待っていたのは、演技ではないサプライズプロポーズ! 涙抜きには観られない感動ストーリーです。撮影の裏側も公開されていますよ♥




国際同性婚の後押しに! 遠恋カップルの再会

梁靜茹+艾怡良「飄洋過海来看」




台湾の艾怡良(イヴ・アイ)、マレーシア出身の梁靜茹(フィッシュ・リョン)という、中華圏で大きな支持を集める女性歌手2人が90年代の楽曲をカバーしたデュエットソング。台湾での同性婚は当初台湾人同士のみが許されており、国際結婚への不平等撤廃を応援しようと複数の歌手がこの『飄洋過海来看』を発表。翌年、晴れて同性の国際結婚が認められる運びとなったのでした。映像で描かれているのは、国を越えて遠距離恋愛をするゲイカップルの再会。あまーいひと時からすれ違いまで詰まった萌えMVです!

4.特別企画『We Are One』

 
最後にご紹介するのは、台湾が誇る8人の国際的女性シンガーが、2017年5月に発表した企画楽曲『We Are One』。5月17日の「国際反ホモフォビアの日」に合わせ、”今こそ愛に平等な権利を”と呼び掛けた作品です。ミュージシャン、俳優などあわせて110人以上の著名人が企画の主旨に賛同し、MVにも出演しています。

『We Are One』

アジアで初めて同性婚が認められた台湾ですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。その陰には、少なくない批判の中でもはっきりと声を上げ、行動する一人一人の努力があったのだと、改めて感じさせてくれる映像です。日本にもファンの多い芸能人が多々名を連ねていますので、ぜひ一度ご覧ください♥

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いかがでしたか? 台湾には、まだまだここでは紹介しきれないほど多彩なLGBTQ楽曲が溢れています。映像に萌えるもよし、歌詞に共感するもよし! ぜひ皆さんもお気に入りの曲を見つけ出してみてください♪


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コメント2

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まさかここでMAYDAYの名前が見えるとは....MAYDAYが大好きです!擁抱や盛夏光年など...バージョンもいくつがあって...どれも素晴らしい!

匿名1番さん(1/1)

BLを好きになってまだ2年。
台湾アイドルを好きになってもうすぐ18年。
まさか、大好きなふたつが話題になるとは!!!!
台湾や中華の芸能人やドラマ、おすすめします。

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