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\受けの羞恥顔が見たいBLオタク集まれ/
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2021/11/28 16:00
2022/02/05 14:00
お忘れないですか? 投票。
ついにBLアワード2022も、投票期間終了目前となりました。
ご協力いただきました皆さま、誠にありがとうございます。
毎年この投票締め切り間際になると、今年生み出された名作や来年誕生するであろう名作を想って涙が出てきます。
そんな情緒全壊クソBL狂いこと筆者ですが、先日ちるちるオフィス内で胸痛む井戸端会議に参加しておりました。
筆者「ここ10年で、BLの流行もかなり変わりましたよね」
若者「そうですね。10年前のアワード作品、読んだことないですもん」
筆者「へえ~……ん???????????????????????????」
そうなのか……(絶望)。
10年前、胸をときめかせ涙を流し崇め奉った名作たち。発売当初はBLどころかランドセルを背負っていた令和のイケイケ女子からしてみれば、なかなか触れる機会がない存在になってしまっていたのです。
確かに絵柄、テイスト、執筆陣など見てもかなりクラシカル。しかし、これはあまりにももったいない事実。
これはやるしかねえ、「古の名作BL再布教アワード2021」をよ……!
ということで、今をときめく10代のちるちる記者たちに読んでいただきました! BLアワード2011トップ10の作品たちを!
どんな感想が生まれ、どんな化学反応が起きたのか……必見です!
◆目次◆
10年前の名作を読む、イカした仲間たちをご紹介
BLアワード2011コミック部門を振り返ろう
いざ実食! 2011年を彩ったBL作品たち
まずは、今回協力してくれたちるちる記者二人をご紹介! 二人とも、今の流行りを追いかけ追い越す(?)レベルの令和BLファンでございます……!
担当記者:キウイ |
担当記者:らいむ |
次に、BLアワード2011を受賞した作品の中で今回2人に読んでもらう作品をご紹介いたします。あなたはいくつ読んだことがありますか……?(震え声)
我々のいろんな記憶を呼び覚ますラインナップ……ウッ、頭と涙腺が……。
感傷に浸りたいところですが、さっそくお二人に読んでもらいましょう~!!!
◆2011年度第1位! 大ベテランのハピハピラブコメ
STORY
大学の同級生でバイト先も一緒の友人・鮫島くんに告白され、足の指まで舐められた笹原くん。スルーを決め込めばちゃんと自覚しろなんて強気で攻められ、受け入れようとすればヘタレで逃げ出す鮫島くんに、もう笹原くんはイライラドキドキムラムラ……!? ドタバタな2人が賑やかに贈るハッピーラブコメディ、cabの人気連載作が待望のコミックスになって登場!
【のめり込み度】★★★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★
【古き良きBL感】★★★
【性癖に刺さる】★★★★
【心のしんどさ】★
きうい 腰乃先生作品を読むのは9位の『あっちとこっち』と合わせて2回目なのですが、感情すべてを詰め込んだ会話とボケツッコミがめちゃくちゃ面白かったです。
腰乃先生にしか書けない空気感と笑い、天才でしかないですね……なんで今まで読まなかったんだ……。
男同士の恋愛に対するハードルや感情表現がリアルすぎて脱帽です。そして、初心で可愛い二人に萌え滾りました♥
たまち う~~~~~ん分かる!!!!!!!!(クソデカボイス)
腰乃先生といえば、アワード2021にも『滅法矢鱈と弱気にキス 1』で4位にランクイン。10年間、BLファンの心は腰乃先生に掴まれっぱなしです。
満点大笑いなギャグテイストなのに、しっかりえちえちでたまにほろりと来る腰乃作品、全ての人にお勧めしたい……!
◆映画化も果たした屈指の名作♥ 納得の第2位
STORY
無愛想な美大生・蓉一に惹かれはじめた桜井は、思わず蓉一にキスを。蓉一もまた桜井への恋を自覚し、次第に変わっていくが…。
【のめり込み度】★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★
【古き良きBL感】★★★★
【性癖に刺さる】★★
【心のしんどさ】★★★★
きうい 近年のBLは、恋愛のみに焦点を置いているものが多いように感じます。なので、本作のような登場人物も多く、リアルな日常が描かれている作品は新鮮に感じました……! 伏線が散りばめられていて、とても面白かったです!
会うとすぐ喧嘩してばかりだけども、妙に惹かれあう二人の関係性が今後どう変化していくかが気になりました。めっちゃ焦らされそう……(笑)。
たまち 分かる(分かるしか言ってない)。
日高ショーコ先生といえば、作りこまれたストーリーとキャラ、丁寧な心理描写。心にストンと落ちてくるような魅力がたまらないんです……! その分この作品はゆったりと物語が進んでいくので、焦らされることすら魅力だと思って読み進めてください♥
◆超有名小説家×大人気漫画家の最強”さいつよ”タッグ!第3位
STORY
原作・木原音瀬×作画・小椋ムク!!ファン待望の最新刊! いよいよ登場! 自宅がラブホテルの万(よろず)は、ある日AV撮影の為に やって来た監督の十亀(とがめ)と出会う。初日から男優と間違えられたりズボンを下ろされたり、とにかく印象は最悪! しかもゲイだと公言す十亀が弟の悟と仲良くなっていくのが気になってしょうがない。心配した万は十亀を弟に近付かせない為に、ある行動をとるのだが…。ラブホテルを舞台に、2人の物語が今動き出すーー!
【のめり込み度】★★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★★★
【古き良きBL感】★
【性癖に刺さる】★★★
【心のしんどさ】★★★
きうい 私が読んだ中では、一番今っぽい描き方で読みやすかったです! 印象最悪の初対面から、居心地の良い関係に変わっていく過程が好みです。眼鏡優等生は太古の昔からツンデレ受けなんだと確信しました……!(偏見)
拗れまくっていますが、なんとか幸せになってほしいです……!
たまち 木原先生原作ということで、構える方も少なくないかもしれません(小説で幾度となく殺された人間)。しかし、物語と小椋先生の絵柄がうまくマッチしていい感じ(語彙力)になっているんですよね……! 今も読み継がれる、考えさせられる名作です。
◆第4位:きゅんすぎ注意報!ケンカップルの愛おしBL
STORY
週刊誌記者の尾上は、異動先の張り込み班でカメラ担当の同期・蕪木とコンビを組むことになる。密かにライバル視していた相手である上、スクープのためなら手段を選ばない蕪木のやり方が正義感の強い尾上には納得できず、最初は衝突ばかり。けれど共に事件を追ううちにお互いが気になり始め……? 話題のケンカップル登場!
【(作品としての)おもしろさ】★★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★★
【古き良きBL感】★★★
【性癖に刺さる】★★★★★
【心のしんどさ】★★★★(胸キュンののしんどさ)
らいむ お互いがお互いにハマって沼落ちしていくアリ地獄みたいな感じが、見ていてとても面白かったです!
尾上くんの隠しきれていない好きや、その駄々洩れの感情を見て愛おしさを募らせる蕪木に終始きゅん祭り開催中でした。
◆第5位:日高ショーコ先生2作目! 切なさ極める禁断の主従BL
STORY
佐条公爵家の令嬢との婚約話が進行中の暁人。折に触れ、房子を訪ねながら、桂木に黙って当主権限を使い始める。また、友人・石崎の父親に面会し、媒酌人を依頼する。ところが石崎は、「今後の援助を惜しまない代わりに、桂木智之が欲しい」と難題を突きつけてきて……!? 美貌の家令と若き子爵が織り成す、クラシカル・ロマン最新刊!!
【(作品としての)おもしろさ】★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★
【古き良きBL感】★★★★★
【性癖に刺さる】★★★
【心のしんどさ】★★★★★(辛いのしんどさ)
らいむ 受けの桂木が攻めの久世に対して、どういう身の振り方をするのかがすごく気になるポイント! 早く続きが読みたくなっちゃいました……!
冷たくされても諦めていても、「桂木しかいないから」と超絶不器用に、ひたすら一途に想う久世にキュンキュンが止まらなかったです♥
◆あまあま切ない年の差(義)兄弟BLが第6位!
STORY
「お前が望むなら、俺はただの『弟』でいる」と血の繋がらない末っ子・零に宣言された長男・晴でしたが…?
【(作品としての)おもしろさ】★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★
【古き良きBL感】★★★★
【性癖に刺さる】★★★★
【心のしんどさ】★★★(二人の過去がしんどい)
らいむ 零が懐いていく過程がきゅんすぎておかしくなりそう(笑)。心も身体も成長していく過程を見ているという事実に感動を禁じえません……!
優しすぎるがゆえに自分を後回しにする晴と、自分を出せなくて不器用に接してしまう零。真逆のようで似ている二人が推せます~!
たまち そうなんです……そうなんですよ……。お兄ちゃんDXみたいな晴と、野性味1000%の訳あり少年・零の不器用な関わり合い方、もう最高に尊い……! 二人の物語は今15巻まで発売されているので、ぜひぜひ沼ってください~!(ダイマ)
◆第9位:腰乃作品2作目ランクイン! フェンス越しの爆笑ラブ
STORY
罰として学校の花壇の世話をする事になった中島くんは、フェンス越しに出会ったリーマン・松坂さんとめでたくお付き合いする事に。しかし驚異的なツンデレを発揮する松坂さんのせいで、中島性少年、お世話したり理性と喧嘩したり、大暴走して大騒ぎ!? 男の臆病な"心のフェンス"をラブと欲望で飛び越えろ! 描き下ろしつき!
【のめり込み度】★★★★
【斬新さ(今っぽさ)】★★★
【古き良きBL感】★★★
【性癖に刺さる】★★★★★
【心のしんどさ】★
きうい 台詞使いがめっちゃ好きです! 予想以上の読み応えで、満足感と驚きがたっぷりの読後感でした。文字数がとにかく多いのですが、終始捧腹絶倒のギャグ展開でおなかが痛い……。
しかもお腹が痛いだけじゃなくて、松阪さんの行動がいちいち可愛い! きゅんの嵐です♥ 初々しくて不器用で、ぴったりハマる二人が大好きです!
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以上がフレッシュ10代腐女子の率直な感想です。思ったよりもかなりの好感触……!(謎の自信を取り戻す筆者)
これで「名作は何年経っても名作」という説がまた立証されてしまった……やったぜ……。
これらの作品がバイブルという方にとっては、帰省したかのような安心感あるラインナップだったのではないでしょうか!
かつての名作を読んで”あのころ”にタイムスリップしてみるのもいいかもしれませんね♥
とはいえBLアワード2022への投票もお忘れなきようお願いいたします~~~!!!!!!! 何卒!!!!!!!!
担当記者:たまち |
コメント5
匿名5番さん(1/1)
10代記者いるんですね…
匿名4番さん(1/1)
セカコイカプは高律で浸透してるものだと思っていたので政律と書いてあって一瞬わからなかった。確かに初見だったら名前側の文字を取るのが普通なんですかね。
匿名3番さん(1/1)
一言で10年前と言っても、リアルタイムで読んで無くて、最近読んだけど、なるほど古いと感じたものや、全然旧さを感じない作品もある。「10年前のアワード作品なんて読んだこと無いですもん。」なんてもったいないですよね。
匿名2番さん(1/1)
ホントだ!「花は咲くか」がそんな話だとしたら、ビックリですね。
匿名1番さん(1/1)
「花は咲くか」のstory間違ってるのでは?