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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2021/08/21 12:00
2023/04/02 16:30
以前、水曜ちるライブで「はらだ先生特集」を配信しましたが、ご覧くださった方もいらっしゃるでしょうか?
はらだ先生は、2014年に短編集『変愛』でオリジナルコミックスデビュー。よく「処女作にはその作家の全て表れている」ということが言われますが、確かにこの1冊には、アホエロからダークまで、クソデカ振り幅のはらだ先生の尖った魅力が詰まっています。この作品に収録されている「止まり木」は2019年発売の『ワンルームエンジェル』の元ネタにもなっていますしね……!
今回は、はらだ作品を語り尽くす2023! ということで、はらだ先生の作品の魅力を語っていきたいと思います!
◆はらだ作品の魅力&特徴とは??◆
はじめに アホエロ?シリアス?コミックス系統分布図
1.汁だくエロ♥ビキビキち◯ち◯♥アブノーマルもあるよ!
2.実は"リバ"が多い……「そっちが攻めるの!?」なCPも
3.アホエロギャグの名手! ブラックジョークもあるよ!
4.人間の心の汚い部分をこってり描く性悪説BL
5.人の心に一握り残された"優しさ"が染みる
6.脇役の女の子(男の娘)がキーキャラ、そして可愛い
はらだ作品の魅力は、なんと言ってもエッチシーンです。汗や涙やいろんな体液にまみれた体がぶつかり合うヌチャヌチャの濡れ場は圧巻! 修正越しでも分かる◯ん◯んのビキビキな質感がリアルでエロエロ満開です。『カラーレシピ』にはカラーページでのエッチシーンもあるので必見ですよ!
中には目隠し拘束窃視尿道責め(『変愛』)や、挿入しながらピアスを開けるプレイ(『ネガ』)など過激プレイもあり、鬼畜系やアブノーマル系が好きな方はハマっちゃうはず。ただし、暴行・暴力表現もあったりして、作品によっては上級者向けかも!
汗と唾液にまみれて愛の夜明け
あらすじ
女にモテたくて仲間とバンドを始めた朝一。そんな朝一がボーカルを担当している弱小バンドにサポメンで入ってきたヨル。ライブの後のちょっとした「お遊び」の時に起こった一度のアヤマチ。それをきっかけに、ヨルは朝一への想いを明らかにしていく。「男同士なんて気持ちワリィ……」と嫌悪感しかなかったはずの朝一なのに、衝撃的なヨルの歌声に思わず欲情し、場所を問わず乱暴にカラダを求める日々へと変わる。朝一を一途に想い続けるヨルを軸に、めまぐるしく加速する欲望、暴走する嫉妬、それぞれのキモチの行方は……?
はらだ先生の全コミックスを読み返してみて、そういえば意外とリバが多いな……と思いました。『ハッピークソライフ』はア◯ニー大好きな二人がお互いの竿を貸し合うという致し方なしリバ。『にいちゃん』なんかもこのビジュアルで実はリバで、可愛い学ラン美少年が、年上のデカいおにいちゃんを手首拘束&スタンガンショックの上ガン掘りするんですね〜! 受け攻めどっちのパターンも見られるなんて、1冊で2倍美味しいですよね☆
イケイケオラオラ系がリバられる話にハズレはない
あらすじ
新人営業マン・飯田は、先輩の米田にしごかれる日々。ある日飲みの席で強引に告白され、付き合うようになってからもオレ様の米田に振り回されてばかり……? 構いたくなる、虐めたくなる、泣かせたくなる。全部恋の初期症状♡人気沸騰中のはらだ先生によるリーマン後輩×先輩のカゲキな下剋上ラブ!
はらだ先生のギャグパート、テンポの良さ半端ないって。突然地蔵が喋って大量の大人のオモチャが降ってきたりするもん。天才的なギャグセンスからは、かつてコメディ漫画で同人活動を行いコミックスも出されていたという出自の片鱗が伺えますね!
ア◯ルを巡りクズネコ同士がキャットファイト
あらすじ
深夜のオフィスでの特殊ハードプレイが社長にバレてド田舎に左遷&降格というエリート街道から転落してしまった粕谷は一刻も早く業績をあげて都会へ返り咲く決意をするも、町のみなさんが集まる飲み屋で左遷の理由でもあるお尻大好きなことを隣人のクソニート・葛谷に赤裸々に暴かれてしまった! 人としての尊厳を失って打ちひしがれる粕谷に葛谷が笑顔で一言。「アナルめっちゃ気持ちいいもんな!!!」
はらだ節が随所に息づく令和BLのアールヌーボー爆誕。待望の最新シリーズスタート!!! 挿しつ挿されつWネコ相棒かセフレかアナルフレンドか……。“クズ"と“カス"、ふたりのノンケが巻き起こすろくでなしクソエロコメディ☆
クズを描かせたら天下一品。嫉妬、欲望、憎悪、執着、欺瞞、利己主義……。そんな人間の感情のダークサイドを抉り出すところこそまさに「はらだ節」の本質。人間は身勝手な生き物……自分の快楽のためならどこまでも冷酷になれるんだ……と悟りを開かずにはいられません。キャラの目にハイライトが入っていない、ゾクゾクするようなシーンがクセになります。短編集『やじるし』もダウナー系作品が多いです。
BLファンは最初に読んだBLを親だと思ってついていくという説がありますが、記者は『変愛』収録の「教室の歪み」(教師×生徒の鬼畜SMもの)に衝撃を受け見事闇の腐女子になりました。
落として上げて落とすサイコパス執着攻め
あらすじ
店に新しくスタイリストとして福介が入社してきてから、笑吉の周りでは不可解なことが続くようになる…。これはただの偶然、いや……。あいつは、白馬の王子様のふりして、本当は……。
人間のクズさを抉り出すはらだ作品ですが、そんな中でもフッと人の純粋な部分が表れる瞬間があって泣けたりするんです。切ないけれど温かい『ワンルームエンジェル』をはじめ、過酷な状況に置かれる主人公がサブキャラに救われたりとか、クズなキャラが恋人に対しては誠実になったりとか、一人のキャラの中でもブレのある感じが、人間味があるというか、奥深いというか、リアルですよね。
必死に生きるクズたちが愛おしい
あらすじ
生活能力ゼロ、究極ビッチでクズでろくでなしのモモ。オカン系男子で面倒見のいい純朴青年、八田(やた)ちゃん。公衆トイレでの事後処理中に遭遇、という最低最悪の出会いから、八田ちゃんの人の良さにつけこんで、家に転がり込むことになったモモ。彼と過ごすうちに、ろくでなしなモモに少しずつ変化が…。そんな矢先、モモの過去のパトロンが表れて―――。
エロコメディ! なのに、胸を抉る切なさもある。はらだワールド炸裂の1冊!
はらだ先生の作品はサブキャラが魅力的なことが多く、お話の本筋にしっかり関わってくることが多いです。「薔薇に挟まる女子いらん卍」という方もいらっしゃるかとは思いますが、安心してください、半分くらいは男の娘です(『好きなひとほど』『カラーレシピ』など)。
ガチ女の子キャラもサッパリしていてなんか好きになっちゃう子が多い! あと普通に可愛い! 『ネガ』に収録されている、BLに登場する女子目線のお話も斬新な視点で面白いですよ!
二人が幸せならそれでいいんだよ(泣)メリバの金字塔
あらすじ
幼い頃、よく遊んでくれた年の離れた近所のにいちゃん。優しくて、面白くて、何でもくれる名前も知らないおにいちゃん。でも、にいちゃんに触られているところをお母さんに見られて、にいちゃんどこかに行っちゃった。にいちゃん、どこに行っちゃったの……? BL界の鬼才・はらだによる初Canna Comicsがいよいよ発売! 「……ねえ、にいちゃん。にいちゃんのこと許して理解できるのは世界で唯一、俺しかいないよ?」
担当記者:廣井無名 |