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上下巻BLは名作が多い、は本当か?2024
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2021/08/20 12:00
BLは親である。
皆さんはBLに出会う前の人生の記憶、ありますか?
小学生の頃にBL覚醒をした早熟な筆者は、それ以前毎日何を楽しみに生きていたのか正直ほぼ記憶がありません。BLへの目覚め=自我の目覚め なんて言われますが、あながち冗談でもないかもしれませんね!
個人的な見解ですが筆者は常々思うのです。そんなBL人生において、生まれて初めて見た作品の傾向は、その後の嗜好に多大な影響を及ぼすのでは? と……。
いわばその作品は私のBL人格を形作った……お母さん……!?
「初めてのBLが女装ものだったから今も女装BLが好き」
「異常にオメガバースが好きだけどよく考えたら初めて読んだのがオメガバース作品だった」
そういう「母なるBL」を持つ人って、結構いらっしゃるのではないでしょうか!?
今回は、そんな「BLファン、生まれて初めて見た作品の傾向を親だと思い込む」説を検証! 社内で調査してみました。
思い出の作品と共に、自分のBLルーツを探ってみましょう!
初めて読んだ商業BLは古矢渚先生の『君は夏のなか』で、内容自体はほのぼので少し切ない感じ、エロはなしでした。今でもほのぼの系が好きですがエロは多少は大丈夫です。
無理強い系・病み系(一方的な関係)・エロが多いのはあまり見ないですね。
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エロ系よりほのぼの傾向がお好きな方の中でも、愛のあるエロなら好き! という人はよくいらっしゃいますよね。エロのためにBLを見る、というよりは、2人の幸せな未来にたまたまえっちなシーンがあったよという感じ?
BLは某スポーツ漫画の二次創作から入ったのですが、最初に読んだ商業は『テンカウント』でした。そこからなんとなく凸と凹が合わさるかんじのSMやオメガバースの番、Dom/subのパートナーなどが好きです。初めて読んだ時から唯一無二な愛情感が好きなので今でも愛情のないエログロはちょっと苦手です……。
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この2人だからこそ幸せになれる! お互いにこの相手じゃなくちゃダメなんだ……! という唯一無二のエモエモな2人の関係性に萌える派のご意見! 意識している訳ではないけど、なんとなく気付いたらそういう傾向の作品を手に取っているってこと……ありますよねぇ。
元々少女漫画と女の子キャラクターが好きで、あまり男性キャラに関心が無かったのですが、友達に借りた『乙女心に恋心』で似合わない女装萌えを植え付けられました。今でも女装ものはよくチェックしています。
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BLによってひとつの嗜好が開花した例ですね。もしかしたら、この出会いが無ければ一生気が付かなかったかも……!? そう思うとまさに運命。BLとの出会いが人生の分岐点とも言えるでしょう。
完全にこのタイプです……。
初めて読んだ商業BLが『カーストヘヴン』で、それを永遠に引きずってます。
基本雑食でどんなジャンルも楽しめますが今でも痛い・鬱展開のあるものが大好物です! また、この作品の受けが強気で何をされても折れない性格だったからか、気が弱かったり守られるタイプの受けの作品はあまり好んで自分からは見ないです。
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まさに「初めて見た作品が親」タイプ! 思い出深い作品がひとつあると、意識してか無意識か、どうしても面影を追ってしまう……!? 久しぶりに読み返してみると、「やっぱりこれこれ~! 」と盛り上がれそう。
初めて見たのが当時の推しジャンルのモブレもの二次創作でした。関連作品も必然的に偏っていたので、しばらくBLにはモブレものしか無いと思い込んでいました。
商業では初めて読んでハマった作品が『ヤリチン☆ビッチ部』だったため、今でも基本的に明るいエロやギャグ系の作品が好きです。真面目過ぎる話が苦手なので、ギャグ漫画の中にひとつまみのシリアス……くらいの割合が丁度良いです。
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確かに、ひとりで開拓していくとどうしても作品傾向も偏っていきますよね!?
特に個人サイト時代のリンクやPixivの関連作品を追うと似たような嗜好の作品が出てくるわけで……。どんどん深みにハマっていき気が付いたら……? という感じ。
・私は攻めがフェラする作品ばかり読んでいたので、BLでは基本的に攻めがフェラするものばかりだと思っていました……。今でも受けがフェラする作品を読むと違和感があります(攻めフェラ大好きです)
・学生時代に偶然読んでしまった同人誌がガッツリBLエロで、ビビッてしばらくBLから距離を置いていました。しかし数年後改めて読む機会があって、そこからは何故かもう即堕ちでした……。今思うと運命の出会いだったんですね。
・男女ものの成人向け作品からの流れで、初めて見たのはガチムチ体毛系のBLでした。インパクトはあったけど不思議と嫌悪感はありませんでした。商業BLの中では比較的マイナー属性なことは後から知ったので、推し作品探しは大変です。でももう毛が無いと無理です!
・BLではないのですが、昔からアニメや漫画の好きなキャラが酷い目に遭う、苦痛に顔を歪ませる、所謂やられシーンが大好きでした。BL好きになった今でも、主人公たちがとにかく可哀想な目に遭ったり痛い系をよく読みます。
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いかがだったでしょうか?
様々な思い出と共に調査した「BLファン、生まれて初めて見た作品の傾向を親だと思い込む」説はかなり信憑性が高いのではないでしょうか!?
もちろんそうでない方もいらっしゃると思いますが、逆に趣味が変わったきっかけを思い返してみるのも面白いかもしれません。
ガラッと好みが変わった方も、最初から今までずっとブレない方も。この機会にあの頃の初心BLを思い出してみてはいかがでしょう!
よろしければ皆さんの「母なるBL」も是非お聞かせくださいね♪
コメント6
匿名1番さん(1/1)
確かに!!
初めにBLに出会ったのが、黒木えぬこ先生、市川けい先生、絵津鼓先生だったので、高校生・大学生のほのぼ系で切ない、両片想いみたいなのが好きです。
その後にそれなりにディープな内容も読むようになって好きな作品もありますし、BLはファンタジーと思ってるけど、行き過ぎたモブレとか暴力的なのとか「犯罪だよね?」って思ってしまいます…
かえるうめさん
初BLは窮鼠はチーズの夢を見る でした。
ドロドロ、リバ、執着キャラ大好きです笑
みくにちゃんさん
母なるBL…はっきり覚えていませんが、おそらく『パパとKISS IN THE DARK』です。
キンシンソーカンものでしたよね?
インランツンデレ受(流されやすい)や、バレたらやばい!系は今でも大好物です。
はじめのころは年上×年下、可愛い感じの細身受ばかり好んでいた気もしますが
最近は年下×年上がキテいて、むっちりしたおにいさんも好きです…雑食化…。
自分の好みのもんだいだけでなく、作品のバリエーションがどんどん広がっているなと思います。
作者の皆さんの想像力(創造力)に脱帽です。いつもありがとうございます。
匿名2番さん(1/1)
初めてハマッたBLが男前受けだったので
20年以上それ系しか見れなかったんですけど、
ここ数年で好みが大幅に変わってしまい、
現在では受けは可愛い女性(NL)が最も萌えます。
嗜好なんて一生変わらないんだろうなと
思ってたんですけど、年取ったら変わりましたねw
匿名3番さん(1/1)
私が男同士の恋愛というのを知るきっかけになったのはCLAMP先生の商業デビュー作「聖伝」です。
小学生の頃でした。「聖伝」に出会って以来、男女の恋愛ものに全く興味を失ってしまいました。
志鹿さん
最初にどハマりしたのがアニメ「世界一初恋」の桐横だったので今でも攻め×攻めっぽいCP、攻めみたいな受けが好きです。