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攻め、エチ中の大暴走
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2021/05/08 18:00
2025/02/18 20:00
先日、痛いBL大好きマンの筆者はこんなことに気が付いてしまいました。
痛いBLには2種類ある。
精神的な痛さと肉体的な痛さ、その両方が含まれている場合もありますが、大まかにはこの2つに分類できるのではないでしょうか。
そこで今回は精神的vs.肉体的! 痛いBL対決と題し、双方の魅力を競い合っていきたいと思います! ボロボロになるのは心か体か……闇のBLオタクのバイブル頂上決戦、ファイッ!!
◆肉体的に痛い部門・目次◆
1.『ぼくの狂人くん』
2.『可哀想なヤンキーの落とし方』
3.『そんな激情で殴られたい』
◆精神的に痛い部門・目次◆
1.『シンデレラリバティ(上)(下)』
2.『6と7』
3.『60億分のふたり』
青アザの数だけ萌えが滾る! 流れた血すらも養分に!! どうも、闇属性です。
肉体的な痛さの魅力といえばやっぱり暴力で支配する歪な関係性! 共依存だったり、一方的な片想いだったりとシチュエーションは様々ですが、愛や恋を超えたドデカすぎる感情を抱いていることがほとんど。そんな重すぎる拗らせボーイたちが大暴走する姿は大変見ものです。
また、苦しそうな表情や、痛みをこらえる涙目の男子を拝めるのも重要な萌えポイント! 可哀想……だけどいじめたい……痛いBLを追い求める人々にはドSが多いのかもしれません。日常生活ではダメゼッタイ! 物語だからこそ許される背徳シチュならではの魅力を存分に味わえること間違いなしです。
痛い度★★★★☆
あらすじ
人気ホストのカスガ(本名・春日部)は調子に乗っていた。
女を侍らせ貢がせヤりまくりの日々。人生はチョロいとナメきっている。
しかし、チンピラグループの女に手を出してしまったことから彼の転落が始まった。
追われる身になった春日部を匿ってくれたのは、裏社会に生きる幼なじみの檜(ひのき)。
チンピラの溜飲を下げるため、春日部が犯されているビデオを撮影するハメに。
ち○この使用を禁じられたヤリチンの末路とはーー!? 狂気の愛を描いた衝撃の問題作。
痛い度★★★★★
あらすじ
鼻つまみ者のヤンキー・尚也(なおや)は、
人気者で優等生の御月(みづき)からお金を巻き上げていた。
言うことをなんでも聞く御月を犬と呼び、優越感に浸っている。
御月から奪ったお金はヤンキー仲間からの借金返済にあてていた。
しかしある日突然、その仲間から法外な利子を要求されてしまう。
仲間に裏切られ失意のどん底にいる尚也を、御月は優しく受け入れ、
そして歪んだ愛情で支配していく…。心を締めつける衝撃のデビュー作。
痛い度★★★☆☆
あらすじ
クソみたいな毎日、気に入らない同僚、
満たされない俺の身体。
清掃会社で仕事を始めた七瀬は、
どこか不気味なオーラを放つ同僚・玄野が
先輩にフェラしているところを目撃する。
最悪な場面を見てイラつく七瀬だったが、
その光景を思い出すといやらしい気持ちに――。
それを見透かすかのように、玄野から家に誘われて…!?
「君の怒った顔に惹かれるんだ」
ダウナー執着偏愛攻×ツンギレヤンキー受
歪なふたりのアブノーマルラブ
痛ポイント
表紙からすでに痛みの予感がビンビンとしますね。表紙の期待を裏切らないボコボコ具合に胸がときめいてしまいます……!
激しい気性の清掃業者・七瀬が、不気味な同僚・玄野が職場の先輩にフェラしているところを目撃してしまうという衝撃的な始まり方をする本作。
玄野はカッとなりやすく、すぐに暴力に走る七瀬をかわいいと言い、どれだけ気味悪がられても七瀬に執着し続けます。まさしく正統派偏愛攻めです!
玄野の歪んだ愛情、暴力でしか自分を守ることができない七瀬のカップルは私たち闇のBLオタクを満足させてくれること間違いなしです。
後手は精神的部門!! 痛いは痛いでも心の痛さを重視するため、痛BL愛好会の中でも特に鬱展開好きが多く属する派閥。
肉体派のように一時の痛めつけというよりも、作品全体を通して続く薄暗~いやるせなさが鬱の源です。特に、どうしようもできない絶望感や残酷な周囲の環境が大の好物。ストーリー重視派が多いのもこのせいかもしれませんね。三度の飯より鬱展開。
また、メリバとの相性は言わずもがな。鬱から始まり鬱で終わる物語の展開…なんと美しいことでしょう!!
病み要素たっぷりのなんだかスッキリとしない後味がクセになる! 鬱直行型痛BLをお楽しみください♪
痛い度★★★☆☆
あらすじ
「お前は、俺の“ミューズ”だ」 全ては、3年前のあの日から始まった――。実の兄・遼一を強く慕いながらも恐れる洋二はクラブで出会った、遼一の高校の同級生・敦也に、兄への想いや2人だけの秘密の関係を知られていたことに強いショックを受ける。一方、遼一への遺恨によって洋二に手を出した敦也だったが彼に触れた時、創作意欲が湧いた自分に気づき……!? 兄弟と兄弟に囚われた男の、渇望の物語。
痛い度★★★☆☆
あらすじ
幼馴染の禄斗と七海は恋人同士。 無愛想で甘えん坊の七海を愛している禄斗だけど、七海に時たま感じる奇妙な”違和感”があり…?。
痛ポイント
表紙から漂う不穏な雰囲気に思わず闇のBLオタクの血が騒ぎます!!!
ダークでホラーでSF的要素もあり、何より重い共依存関係という攻めに攻めた設定にドキドキが止まりませんね!
付き合っている2人の穏やかな日常から始まったと思いきや、ページを進めると広がるのは薄暗い闇BLの世界……。“普通”のカップルに見えるけれど、物語の序盤から散りばめられている違和感が2人の不穏な未来を想像させます。
禄斗の無邪気な愛情と七海の不穏な行動の温度差に風邪をひいてしまいそう…! 普段のラブラブな日常やデートシーンなど、幸せな2人の姿が闇の中の希望の光のように感じられます。闇があるからこそイチャあまな日常が際立つんですよね!!!
背筋がゾクっとするようなホラー要素がありつつ、切ない描写に胸が締め付けられる新感覚BLです。
痛い度★★★★★
あらすじ
イジメを苦に自殺を図った結果、死ねない体と超能力を手にした香藤。そんな折、学年カーストトップでイジメの元凶である織田と再会し、力で織田を殺してしまう。憔悴する香藤だったが、織田は生き返り、香藤同様"他人の心の声が聞こえる"という特別な力に目覚める。様子が気になった香藤が覗きに行くと、そこには昔の傲慢な様子とは打って変わった弱弱しく怯える織田の姿が。そして対面したふたりは気づく――お互いの心の声が聞こえないことに。「ふたりでいる時だけは全て忘れて"普通"になれる。」地獄のような世界で、お互いだけが唯一の理解者となってしまったふたりは、まるで精神安定剤を求めるように互いに依存を深めていく…。
痛ポイント
最後にご紹介するのはこちら。
自殺未遂を機に人の心が聞こえる能力に目覚めた香藤。能力を使い、いじめの元凶である織田を殺害しますが、何故か自分と同じ能力を持ったまま生き返ってしまい……。
どんなに弱弱しい姿になったとしても、織田が自分にしてきた過去の出来事を消すことはできず、離れたいのに離れられない苦しみに苛まれる香藤。対して新たな能力に苦しむ織田にとって香藤は神様のような存在となっていて……。
お互い、世界にたった1人の理解者として執着していく姿はまさに狂気という他ありません。
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今回は痛いBLを2つの部門に分けてご紹介させていただきました。皆さんはどちらの部門がお気に入りでしょうか?
肉体的と精神的……やっぱりどっちもおいしいですね~~!! 流血も鬱展開もどちらも痛BL愛好家にとっての大好物。2つの要素が融合すれば究極の痛いBLになる! 結果、両方外せません!
コメント1
匿名1番さん(1/1)
可哀想な受けって可愛いよね……
攻めが好きすぎて、ことある事に傷ついたりしてくれるとテンション上がる。