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荒廃した世界の中で幸せは君と僕だけ…胸アツディストピアBL6選

2021/03/12 21:00

メリバ好きに刺さる!?近未来からゾンBLまで

 


何気ない日々を描く日常系BLや、もしかしてこんな受け攻めたちが現実世界にもいるかもしれない…と思わせるようなリアルBL。それに対し、独自の世界観を構築し読者を没頭させるファンタジーBLもまた、魅力を持っています。

ファンタジー系と言ってもケモノ系や異世界系など色々なものがありますが、今回はその中でもダウナーな世界観をピックアップ。「人間がほとんどいなくなってしまった荒廃した世界」、「争いや犯罪、死と隣り合わせの世界」ーーそんなディストピアな世界観の中で二人の愛や強い絆が際立つ「ディストピアBL」コミックスを6作品ご紹介!

切ないストーリー、メリバ、エモーショナルな恋の作品がお好きな方、ドキドキハラハラを求めている方は必見です。

 

寡黙な無敵の戦士×聖母系専属ドナー教師

イキガミとドナー』作:山中ヒコ

 

生死を共にし、愛を育む
「ドナー」が見つかると最前線に出される戦闘用人間の「イキガミ」と、一市民だったがある日突然「ドナー」になった教師。攻めの「イキガミ」は国民から憧れられる強く美しい男ですが、ぶっきらぼうで恋という感情を知りません。そんな彼を聖母のような受けが包み込みます

「イキガミ」は負傷しても「ドナー」の体液に触れると傷が治るので、出会って早々受けに傷を舐めさせる攻め。最初は抗えぬ運命に無理やり引き合わされた二人ですが、やがて愛を育んで行きます。死と隣り合わせの世界で、つかの間浸る幸せな時間が切ない…

イキガミとはなんなのか、背後でうごめく力は? 繰り返す戦闘の中、二人はどうなってしまうのか? 物語の転換点に、「イキガミ」の選択は? ドキドキハラハラが止まらない感動必至のこの作品を、最後までぜひ読んでほしいです!

あらすじ
舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種“イキガミ”の鬼道のドナーだと知らされる。【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなりーー。「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきたーー。」

 

犯罪組織の鬼畜幹部攻×天涯孤独の一途な強気受

パライソ』作:鳶田瀬ケビン

 

美しく危険な世界観に魅了される
プロを目指す現代アーティストたちをビジネスと繋ぐ夢の島。アートに溢れた世界が鳶田瀬先生の美しい筆致で描かれており、どことなく近未来でどことなくレトロな、ごちゃごちゃとした世界観にワクワクします! 加えて、鬼畜なのになぜか惹かれてしまう悪くて良い男。絵柄が本当に綺麗なので、それだけで眼福です!

しかし一方でそこは犯罪が蔓延る危険な街。上陸して早速犯罪組織の男に目をつけられてしまい、いきなり“ご奉仕”させられ…。ドSで凶悪な攻めに、しかしなぜか惹かれてしまう受け。欲望やバイオレンスの渦巻く世界で芽生える危険な愛に魅了されます。

あらすじ
どうして、アンタの言葉はこんなに胸に響くんだ――。たった一人で生きてきた恭介を愛したのは極悪非道のドSだった。"アトリエ"と呼ばれる謎の島ー―。そこは、チャンスを掴んだ者は誰でも巨万の富と名声を手に入れられる夢の島。だが、実態は脱落すれば全てを失う、人間の欲望が渦巻く犯罪の巣窟だった。孤独な少年・恭介は生き別れた最愛の母親を探す手がかりを求めて上陸する。しかし、島を牛耳る組織の幹部・ジンに目をつけられ力づくで忠誠を誓わされる…。島民による成功の奪い合い、裏切りと策略、暴力の果てにたどり着く結末とは!? 最高のスリルと非情なエロスでおくるバイオレンス・ラブストーリー。

 

片想い相手の「人型」×健気な仕立て屋

昨日、君が死んだ。』作:ARUKU

 

可愛くて怖い終末ファンタジー
このストーリー、構成、まさしく鬼才。「可愛い×ダーク」を描かせたら天下一品なARUKU先生! 舞台は、人間がほとんど死に絶え、病気になっても医者にかかれない世界。

病で死んでしまった片思いの相手の肉体を「魔法のミシン」で作り上げた仕立て屋が、彼の魂を取り戻すために、悪魔に導かれて旅に出る…という、あらすじを聞いただけでも気になってしまうぶっ飛んだストーリー。
愛する人を生き返らせようと奮闘する受けが本当に可愛くて健気で泣けてきます。最後まで目が離せない!

あらすじ
人類の大半が死に絶えた終末後の世界。仕立て屋の羽繕(はづくろ)は学生時代から密かに想いを寄せていた護堂(ごどう)が目の前で息を引き取るのを見ているしかなかった。悪魔のような容貌の男から与えられた「魔法のミシン」で実物と寸分たがわぬ護堂の人型「ゴドー」を縫い上げたところ、それは生き生きと動き出し羽繕に懐いてくる。だがどうやら人間の魂のようなものはないらしい。死人を生き返らせる禁忌を犯した羽繕に、悪魔のような男は、この新しい世界には縫われるべきものが待っている、ゴドーの「たましい」を探す旅に出よと送り出すのだった。針と糸だけで世界を渡る羽繕とゴドーの未来は…?
 

健気少年×アンドロイド

エンドランド』作:まりぱか

 

「絶対に迎えにくるから」
出だしは無人島キャンプのようで何だか楽しそうなのですが、舞台は荒廃し人類が住めなくなった地球。いつきとジュンは、自分たち以外に誰もいない地球で、二人きりで自給自足生活をしていました。しかし食料が足りなくなってくるなど、何となく終わりの近付いているような日々。

一見優しいお兄さんとやんちゃな少年のゆるキュンな日常BLなのですが、通信機から自分たち以外の人間の声が聞こえるというトリガーが投げ込まれたことにより、物語はより不穏な方向に。二人は一度ある「別れ」を経なければいけないのですが…。切なさと二人の愛の強さに、いつの間にか涙で画面が読めなくなっています!

あらすじ
荒廃し人類が住むことが困難になった地球。ある事故により2年も眠っていたいつきは、幼い頃からシッターとして側にいてくれる優しいジュンと二人、まだ辛うじて緑の残る島で暮らしている。自分が何故事故にあったのか、両親がいないのか、まったく思い出せないいつき。でもジュンがこの世界で一番大好きだからずっと彼と一緒にいられれば、ここで死んでも良いと思ってる。ある日偶然、破損した大きな機械の通信機から人の声が聞こえる。――自分たち以外にまだ地球に人がいる。救助されたら、ジュンと幸せになりたいと言ういつき。一方、最近ジュンの様子がおかしい。彼の動きはまるで壊れかけの機械のようで…。


美少年たちのゾンBLオムニバス

BOYS OF THE DEAD』作:富田童子

 

ゾンビになっても愛してる!
人々がゾンビ化し人類が終わりに向かう世界で生きるCPたちをオムニバス形式で。アメコミのような、良質な洋物ゾンビ映画を見ているかのような緊張感です。高い画力で、グロいけれど美しい世界が描き出され、全てのページが鬼気迫る雰囲気。富田先生のデビュー作というのが驚きです!

物語はTHE☆メリバ! 孤立し、絶望的な極限状況の中、愛し合い支え合い必死に生きるCPたちの姿が切ないです。せめて二人の中でだけでは幸せであってほしい…と望まずにはいられない。充実の後書きも必見です!

あらすじ
山奥のコンテナで、ひっそり暮らすライナスとコナー。彼らはそこで、――人肉を食べて生きていた。教会に忍び込んで墓を掘り返し、死者をこま切れにして持ち帰る。ライナスがそんな重罪を繰り返すのも、すべては、愛しいコナーの命を繋ぐため。彼を生かすためなら、他者など牛や豚に等しいと、罪を重ねていくが――。
 

ミステリアスなヒューマノイド×メガネ美人の孤独な研究者

終末のワルツ』作:鮫沢伐

 

神秘的な美SF
汚染された地球には今や人類はほとんどおらず、皆宇宙へ移住していまっている。無菌室で地球に残り荒廃に抗いながら、死にゆく世界を眺めている美しき研究者ーー。こんなに綺麗な終末ってあるんだ…とため息が出るような世界観の中、突然現れた謎のヒューマノイドとの暮らしが始まります。

自分たちとお猫様(猫型アンドロイド)しかいない世界で愛し合い、唇を重ね合う二人。一コマ一コマが優しくて切ない…。ヒューマノイドの正体、科学者の過去と、SFとしても緻密に作り込まれており、徐々に真実が明らかになって行きます。
ホロリとくるラストまで、ぜひ読んでいただきたいです!

あらすじ
終焉を迎えようとしている世界で独りで暮らすシロウ。彼の前に突然現れたクロエの正体とは…!? 終末の世界で生まれる永遠の恋の物語。
 
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いかがでしたでしょうか? どの作品にも共通するのは、荒廃した世界と二人の愛の世界との対比。どれだけ世界が暗くても、他に人間がいなくても、君といれば最高に幸せ…そんなディストピアBLは、メリバ好きさんにもオススメ。

しかし必ずしも荒廃した世界だからバッドエンドというわけでもなく、救いのある作品はラストを読んだ時の感動もひとしおです。
ちょっといつもと違うBLが読みたいという方も、ぜひチェックしてみてください!

担当BLソムリエ:廣井無名
完全には幸せになれないCPが好きな漆黒の闇の腐女子。キーワードは死ネタ、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。

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