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上下巻BLは名作が多い、は本当か?2024
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2020/12/06 14:00
BLファンに限らず多くの視聴者を萌えさせているドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(以下『チェリまほ』)。人気爆発中の本作ですが、11月19日放送の第7話がTwitterトレンド 世界5位(瞬間順位)にランクインするなど、国外ファンも急増しているんです!(日本1位 、タイ2位、ベトナム3位にランクイン)
グローバルに大ヒットしている『チェリまほ』ですが、2018年に社会現象となった『おっさんずラブ』ブームも記憶に新しいですよね。どちらも同性愛をテーマにしたラブコメドラマで、国内トレンド1位を獲得という共通点が見られます。
しかし、調べてみると、この2作品に対する海外の反響にはどうやら違いがありそう…!今回はそれぞれのドラマに寄せられている海外の反響と、日本のBLドラマのこれからについてお届けします!
海外では実写BLドラマがブームになっていて、『チェリまほ』もその波に乗っています。冒頭でも触れましたが、Twitterトレンドで世界5位にランクインするなど、かなり注目されているようです!
Youtubeで公開されている1話のコメント欄には海外ファンから多くのコメントが寄せられていますが、Twitter上でも「#CherryMagic」というハッシュタグが使われていたり、外国語で書かれている各国の感想記事などが見られます。ドラマの公式Twitterアカウントにも、英語や中国語、タイ語などの感想リプライが続々と届いている様子……!
台湾の動画配信サービス「KKTV」でも配信が開始されており、人気ランキングで1位に輝くだけでなく、2020年11月20日時点で☆5.0の評価を維持しています!
さらに、タイ・フィリピン・ベトナムでの配信も決まりました!『チェリまほ』のグローバル化はどこまで進むのでしょうか…!? ますます目が離せませんね!
非BLファンも取り込み社会現象となった『チェリまほ』&『おっさんずラブ』ですが、掘り下げていくとこの2作品には微妙に違いがあるようです。
『おっさんずラブ』に対する海外の反応の中には、日本のLGBTの現状と結びつけるような記事やレビューが多く見られました。日本社会はまだ保守的な部分があるという前提のもと、作品の内容そのものよりも「同性愛をメインにしたドラマがここまで人気を得る事が意外だった」という観点で語られていたように思います。
また、『おっさんずラブ』については、バラエティ要素が多く含まれていることが人気の一因だったという声もあります。実際、「王道のBL」で見られるイチャイチャシーンやBLファンの性癖に刺さるような濃いBL描写は少なく、コメディの印象が強い作品になっています。非BLファンの方の中には、『おっさんずラブ』をBLとして認識している人は少ないのではないでしょうか。
これに対して、『チェリまほ』は原作がBL作品ということもあり、海外ファンにも「BL」として認識されている印象です。海外の記事でも「人気のBLドラマ」として紹介されており、特にLGBT関連の話題に触れているものは見かけませんでした。
こちらの記事でも触れましたが、そもそも日本ではBL映像作品自体の数が少なく、その中でもドラマはより一層数が少ないです。
日本に限った話ではありませんが、映像作品における同性愛表現については未だになかなか実現が難しく、BLの実写作品も小規模公開で限られた映画館でしか見られないというのが現状です。今年配信された『Life 線上の僕ら』の実写ドラマもオンラインのみの放送となっており、ディレクターズカット版も限定された映画館のみでの上映となりました。
しかし、『おっさんずラブ』や『チェリまほ』のヒットにより、少しずつではありますが状況が変わってきているように感じます。今後はよりディープな描写のある地上波BLドラマも期待できるのではないでしょうか。
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いかがでしたでしょうか。
たくさんのBLドラマが地上波で放送されるのはまだ遠いかもしれませんが、『おっさんずラブ』や『チェリまほ』のヒットは日本のBL映像作品の未来を明るく照らしてくれました。そして、ゆくゆくは日本初のBLドラマが海外のBLファンの間でヒットするのも当たり前になるのかも……!
皆さんも日本のBLドラマにどのような期待を抱いているのか、ぜひ教えて下さい!
担当BLソムリエ:ソラ ほのぼの、切ないものが大好きな腐男子。現実世界の日々のストレスを癒すためにBLに逃げることが多い。本棚が小さすぎて困っている。 |
コメント1
匿名1番さん(1/1)
「チェリまほ」は毎回心が温まる素敵なドラマですねー!
もっと広く、海外の人達にも日本発の素敵な贈り物を届けて欲しいです。
最近アジア系のWEBドラマでBL・ブロマンス系統が充実しているので、
今の時代らしく、視聴率やスポンサーにも拘らなくて良く、好きな物を極められる
WEB系ドラマでも満足かなーと思ったけれど、
世の中への普及の為には地上波は大きい、ですね。やっぱり。