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【アンケート結果】”溺愛”とは愛が重い…だけではない!ユーザに聞いた溺愛BLの魅力とは?

2020/09/27 18:00

溺愛BL作品&キャラクターランキングも発表!1位はやはりあの作品か…!?



BL作品が増え始めた2000年代の初めから今まで、時代を超えて愛されている溺愛BL。しかし一口に溺愛BLといってもタイプは様々で、人によってその解釈も異なるように思います。

そこでつい先日、ちるちるユーザーの皆さんに溺愛BLについてのアンケート調査を行いました! 今回は計329名もの方がご協力くださり、たくさんの意見やコメントが寄せられました。ありがとうございます!

さっそく、溺愛BLの魅力や作品ランキングなど、気になるアンケート結果をご紹介していきたいと思います。

まずは、回答者のBL歴や属性についてみていきましょう。


BL歴が10年以上という方が最も多く35%、次いで3年未満という方が25%という結果になりました。やはりBL歴の長いユーザーの方が多い印象ですが、そこまで偏りは見られず、歴の長い方から浅い方まで同じくらいの割合のようです。次に、光や闇など、BLに対する属性の割合を見ていきたいと思います。


結果を見てみると、”紆余曲折の末最後は幸せになってほしい”という夜明け属性の方が最も多く39%次いで光属性29%黄昏属性24%と拮抗している結果になりました。”物語がシリアスであればあるほど萌える”という闇属性の方はやはり他の属性に比べると少なく、全体の8%にとどまりました。


溺愛BL意識調査

 
これらの結果を踏まえて、まずは溺愛BLについてどう思っているのか、意識調査を行いました。


結果を見ていただけたら分かる通り、なんと86%の方が溺愛BLが”好き”と回答! ”どちらかと言えば好き”の回答者と合わせると、95%以上もの人が溺愛BLに対して好意的であることが分かりました。この結果からも、属性問わず長きにわたって溺愛BLが愛されていることが伺えます。

一方、”どちらかと言えば好きではない”または”好きではない”と回答した方の意見としては……

ーー読んでいて「愛されすぎるしんどさ」に耐えられなくなるから。愛されることは大事だと思うが、それが過ぎると重くなりしんどくなる。適度な愛着と愛情が、読んでいてちょうどいい。
ーー読めなくはないと思うが、盲目的な攻めにそこまで惹かれないため。
ーー束縛、共依存、ヤンデレ、近親ものなど、ほの暗い属性とつながっているイメージが強いから。また、どちらか一方の愛が重いカップルよりも、対等な関係のカップルが好きだから。
ーー対等な関係の作品が好きなのでぐずぐずに甘やかすみたいなイメージがある溺愛BLはあまり読みません
ーー自立してるカップルが好きで、"溺愛"が猫かわいがり的なイメージがあるから


理由は様々ですが、”溺愛というと一方の愛が強いイメージがあり、対等な関係性ではないためあまり好まない”という意見や、”愛が強すぎるあまりヤンデレや共依存に繋がるイメージがある”といった意見が寄せられました。好きと答えた方の中にも、”片方だけに負担がかかるのは苦手”という意見も見られたので、溺愛BLのとらえ方によっても好みが分かれるようです。

続いて、溺愛BLとはどんな関係性を指すのか、それぞれの思う溺愛BLについて4つの選択肢から回答をいただきました。結果はこちら。


攻めが受けを溺愛する作品と答えた方が最も多く全体の62%を占めました。次いで攻めと受けがお互いに溺愛しあう作品と答えた方が20%受け攻め問わず片方の愛が大きい作品と答えた方が17%、そして最後に受けが攻めを溺愛する作品と答えた方は全体の1%と、ごく少数であることが分かりました。やはり人によって解釈は異なりますが、その中でも攻めが受けを溺愛するというイメージが圧倒的に強いようです。


溺愛BLの魅力

 
続いて、溺愛BLに求めるものや魅力について、意見の多かったコメントをまとめてみました! その中から厳選したコメントをいくつかご紹介していきます。

盲目的・度を過ぎた愛



重すぎる愛がゆえに相手の事しか見えなくなり、それがメリバやバッド寄りのエンドだとしても、ズブズブな関係ほど魅力を感じる、といったコメントが多く寄せられました。溺愛と書いて字のごとく、相手に溺れるほどの愛というのは読んでいてゾクゾクしてしまいますよね……!

ーー好きすぎてこんなことをしてしまう、というような、どちらかが周りが見えずに盲目となって誤ったことをしてしまうくらい愛してしまうというストーリー性が好きです。

ーー自分の恋人を盲目的に愛したり、闇雲に可愛がっているところが溺愛BLの魅力だと思います。浮気をした本人を怒るよりも「その相手の男を殺す」と言ってしまう(ヤンデレか?)あたり、その相手に溺れてるなァ…と感じますし、そこがまたおもしろいと思ってます。

ーー攻めからの愛が強くて重すぎで闇ルートへ突入してしまうくらいで丁度いい。「貴方だけ」みたいな盲目的に想い続けて執着心でがんじがらめで激重……胃もたれ……みたいな、重くてこってりした関係にハマりやすい。例え結末がBAD寄りでも必ずそこに愛があるから、溺愛ものはBLのL部分を裏切らないところに魅力がある。



独占欲・執着・嫉妬

 

溺愛するあまり、周囲の人間に対してすぐ嫉妬してしまう姿というのは、やはり重要な萌えポイント! 独占欲が強い攻めや、嫉妬する展開を求めて溺愛BLを読んでいる方も多いようです。また、受けから攻めよりも、攻めから受けに対して独占欲が強い方が良いという意見が目立ちました。

ーーーー攻めと受けがお互い以外見えていないため、当て馬が可哀想になるくらいが好き。溺愛BLの条件としては、双方、愛されている自信と独占欲がめちゃくちゃにあること。

ーー攻めが執着ともいえるほど溺愛する展開

ーー攻めが受けを溺愛して可愛がっていたり、受けの行動に悶絶したりする姿に萌えを感じる。溺愛というからには攻めは受け一筋で受けしか見えていない位の重さが良い。嫉妬してる姿も萌えるのでどんどん嫉妬してもらいたい。

ーー受けに対する独占欲とそれに伴う受けを思っての葛藤、でも自分の気持ちを抑えられず受けにぶつけるしかできない。そしてそれを受け止め包み込む受け。



気持ちが揺るぐことのない安心感

 

恋に試練は付き物ということで、ストーリーが進んでいく中ですれ違いがあったり、イケメンな当て馬が登場したりと、色々な試練が待ち受けていることがBLにはよくあります。そんな破局への不安を吹き飛ばしてくれるほどの一途な愛に、”安心して読める”といったコメントが多く寄せられました!

ーー溺愛故に攻めが受けしか眼中になく、最後まで誰かに揺らいだりしないから安心して読めるところはいいと思います。たくさん愛情が注がれている受けを見るとこっちまで嬉しくなります。

ーー受けがドン引きするほどの攻めの愛情です。ここまで狂ってると永久に心変りしないんだろうなぁ、という安心感が欲しいようです。

ーー心が離れない安心感。読んでて温かくキュンとします!画力のある方だと表現がなお良い!

ーーどちらかまたは双方が好きな気持ちが全面に出ていて読んでいて安心して読み進められるところに魅力を感じます。



とにかく甘やかしてほしい

 

溺愛という言葉の通り、攻めが受けをこれでもかというほど甘やかしている姿というのは、見ているだけでこちらも満たされます……。コメントを見てみると、傍から見たらやりすぎなくらいにデロデロに甘やかすのがベストという方が多いようです!

ーーもう過保護すぎるぐらいに甘やかしてほしい。

ーー受けの髪の毛1本1本にも愛情を注ぐ攻め

ーー攻めが受けを溺愛するあまり、周りに引かれるくらい(というか周りは一切見えていない態度で)デロデロに甘やかして、それを受けにウザがられるという一連の流れがマストです。

ーー共に溺愛し合う共依存的なのも受けの愛が大きいのも好きですが、攻めが受けをこれでもかと溺愛する作品はやっぱりこの上ないです!あくまで受け本位、自分のことは二の次にするくらい受けのことが大好きでたまに自分を見失っちゃったり……いつも受けを見守り、そして何よりも受けの幸せを願っている攻め。そんな攻めのことが大好きな受け……受けが攻めより年下のものが好みです

ーー愛情は受け攻め同じくらいでも、とにかく攻めが受けを可愛い可愛いと愛でる姿がたまらなく魅力的に感じます。愛されることによって受けがさらに美しくなっていくのが最高。



元気が出る・幸福感に包まれる


 
嫌なことがあったり、疲れていたりするときに、ラブラブで幸せそうな2人を見るだけで、心が癒され幸せな気持ちにさせてくれます。溺愛BLはそんなエナジーチャージの役割も果たしているようです!

ーー溺愛BLは読んだら100%元気が出る。疲れているときに病み系痛い系は読めないけど、溺愛BLはいつでも読める。熱が出ても食べれるおかゆ、うどんみたいな存在。

ーー心が荒んでいる時にエネルギーをチャージ出来る

ーー受けが溺愛されてる話を読むとすごく癒されます。満たされた話を読むとこちらもキャラクターに同調して満たされるので、好きです。

ーーとにかくこちらまで幸せな気持ちになれる事です!



溺愛BLの魅力は多種多様!



全体的に見てみると、共依存のような盲目的な関係が魅力という意見と、独占欲は強いが、読んでいて幸せな気持ちになる甘々な関係が魅力という意見で二分していました。溺愛BLに何を求めているかによって、それぞれが感じる”魅力”というのも大きく変わってくるようです。また、中にはこんな意見も!

ーーBLの溺愛の多種多様さは素晴らしい魅力だと思います。真綿でくるんで愛しむ様な溺愛、ドロドロと執着にまみれた溺愛。これからも色々な溺愛を見ていきたいです!

ーー歪んだ愛を一方的にぶつける溺愛はほの暗さと恐怖は狂気が面白いと思います。ただただラブラブで愛情が深い溺愛も、気分が落ち込んだときに見ると楽しくなります。


こちらのコメントにもあるように、この多種多様さというのも溺愛BLが多くの方から愛される理由の一つかもしれません。


溺愛BL作品ランキング

 
では具体的にはどんな作品が溺愛BLとして人気を誇っているのでしょうか……?
今回はコミック、小説、CD、ゲームの4つのカテゴリの中から、それぞれ最も好きな溺愛BL作品を答えていただきました!

その結果から、意見の多かった溺愛BL作品をランキング形式でご紹介していきたいと思います。まずはコミックス部門から!


コミックス部門では235名の方に回答して頂きました! その中で栄えある1位に輝いたのは、丹下道先生の『恋するインテリジェンス』で 32票、2位は桜日梯子先生の『抱かれたい男1位に脅されています。』で19票、3位は市川けい先生の『ブルースカイコンプレックス』で13票という結果になりました! また、その他にも表の多かった作品として、第4位に座裏屋蘭丸先生の『リカー&シガレット』で10票、第5位に小石川あお先生の『食べないの? おおかみさん。』で8票でした。

20位内の作品は『リカー&シガレット』と、『食べないの? おおかみさん。』以外なんと全てシリーズ作品! 『クロネコ彼氏シリーズ』や『ジュリアが首ったけ』、『憂鬱な朝』など誰もが知っているような人気シリーズが上位にランクインしていました。

続いて小説部門の結果はこちら!


全150票のうち、第1位に輝いた作品は……凪良ゆう先生の『美しい彼』で17票でした! 次いで、かわい恋先生の『オオカミパパに溺愛されています』と、 みやしろちうこ先生の『緑土なす』が8票で同率2位という結果になりました。

また、第4位は英田サキ先生の『DEADLOCK』で7票、第5位は樋口美沙緒先生の『パブリックスクール』で5票、という結果に! 小説はコミックスと比べてみると全体的に票が割れている印象ですが、その中でもやはり『美しい彼』は溺愛BLとして不動の人気を誇っていますね……!

続いてBLゲーム部門の結果はこちら!


BLゲームをプレイしている人が少なかったこともあり、回答者数は28名でしたが、第1位は『ラッキードッグで4票を獲得! またその中でも、特にジュリオルートが溺愛であるという意見が見受けられました。次いでDRAMAtical Murder』が3票、『Blood Domination』『コイビト遊戯』『学園ヘヴン』『鬼畜眼鏡』『咎狗の血』がそれぞれ2票ずつ獲得という結果になりました。プレイユーザーが減少しつつあるBLゲームですが、BLゲームをやらない人でも知っているような、人気タイトルがやはり上位に来ている印象です。

最後にCD部門の結果はこちら!


CD部門については110名の方に回答をいただきました! 気になる第1位は、コミックスから続いてのランクインとなる桜日梯子先生原作の『抱かれたい男1位に脅されています。』で10票を獲得。そして第2位は、人気シリーズ『男子高校生、はじめての』で9票、特に第7弾と第13弾を推す声が多く寄せられました! 次いで、座裏屋蘭丸先生が原作の『コヨーテ』が7票獲得で第3位という結果になりました。

また、他にも市川けい先生の『ブルースカイコンプレックス』が6票を獲得するなど、コミックスから引き続きBLCDでも多く票を獲得している作品がいくつか目立ちました。

溺愛BLキャラクター

 
コミックス、小説、ゲーム、CDの中から、それぞれ票数の多かった溺愛作品を紹介してきましたが、最後は具体的なキャラを対象とした「溺愛攻め・受けと言ったらこの人!」のアンケート結果を発表していきたいと思います! 

★溺愛攻めと言ったらこの人!

計258名が選ぶ溺愛攻めのキャラクターランキング、第1位は『抱かれたい男1位に脅されています。』より東谷准太で23票を獲得! やはり、コミックス部門で上位に来ていた作品のキャラたちが、ここでも上位を占める形となりました。そして、第5位にはBL界で知らない人はいない『世界一初恋』の高野政宗もランクイン! BL初心者さんから熟練者さんまで、幅広い層から支持を集める秘訣の一つとして、溺愛要素というのも関係しているのかもしれません……!

★溺愛受けと言ったらこの人!


続いて溺愛受けランキングを発表! こちらは240名の方に回答をいただきました。結果は溺愛攻めと同じく、『抱かれたい男1位に脅されています。』より西條高人が14票を獲得し第1位に! そしてなんと、2位3位も溺愛攻めランキングと同じく、『恋するインテリジェンス』の戸堂眞御と『ブルースカイコンプレックス』の寺島夏生がランクインする形となりました。

***


今回はアンケート結果をもとに、溺愛BLの魅力や作品ランキングをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

作品をみてみると、やはりアンケート結果でも多かったように攻めが受けを溺愛する描写が多いように感じますが、攻めと受けのキャラクターランキングで同じ作品が上位に来ているのを見ると、結局は相思相愛とも言えるのかもしれません。

ぜひ他の方の意見も参考に、今まで自分が思っていた溺愛BLとはまた違った魅力というのを探してみてください!

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