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12/03
平喜多ゆや先生ご逝去
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2020/08/22 18:00
有斐閣のBL研究入門書『BLの教科書』発売記念として、「ちるちる記者 夏の自由研究」を連載します。『BLの教科書』に掲載されたコラムのテーマをもとに、ちるちる記者が“夏の自由研究”に挑戦します!
連載第4回となる今回のコラムのテーマは「生身の人間にファンタジーを押しつけないために」(『BLの教科書』 Column(6)、守如子)。BL好きなら一度は気になるゲイや生身の人間との関係性。アンリ54世を中心に、この問題に関心がある記者6人で話し合ってみました!
(「ちるちる記者 夏の自由研究」第1回 第2回 第3回)
***
「BLファンならば、実際のところゲイは自分たちのことをどう思っているのだろう、勝手に妄想して失礼なことをしているのではないか、と考えることもあるのではないか。」
これは、『BLの教科書』のコラム「生身の人間にファンタジーを押し付けないために」の冒頭部分の文章です。
このコラムは、『リアルBLの世界へようこそ』(KADOKAWA、2019)と、『くされ女子!in Deep─百合で腐女子なサチコとゆかいな腐友たち』(ブックマン社、2009)という2冊のエッセイ漫画とともに、BLと実在する生身の人間との関係について考えるものになっています。
昨今はネットなどを通じて、さまざまなコンテンツにアクセスできるようになったと同時に、誰でも情報を発信できるようにもなりました。
私たちBL愛読者も、このコラムで語られているような問題をしっかりと考えていく必要があるのではないでしょうか。
そこで、今回はちるちるの記者たちを集めて座談会を行いました!
このコラムを読んでみてどんなことを思ったのか、率直な気持ちで話し合ったので、ぜひ肩の力を抜いて気軽に読んでいただければと思います!
なお、座談会の様子はちるちるYouTubeでも配信中です! ぜひあわせてご覧ください!
アンリ54世(以下アンリ):みなさん、『BLの教科書』「生身の人間にファンタジーを押し付けないために」のコラムを読んでみた感想はいかがでしたか?
月町ぴょん(以下月町):コラムで挙げられていましたが、BLの愛読者でも「リアルは無理」と言う人ってけっこう見かけますよね。
アンリ54世:自分でもこういう発言をしてしまっていたことがあるかもしれません……。
川野夏橙(以下川野):自分はBLの好みの話をしているつもりでも、言い方などによって、セクシュアルマイノリティの方を意図せず傷つけてしまったり、巻き込んだりしまったりすることってあると思います。
ばいそん:BLの世界と実際のゲイの人の生活の境界線が分からなくなってしまってる人も中にはいるのかな……と。
月町:2次元と3次元は違うとはわかっていても、ついつい、リアルをBL的目線で見てしまったりしますよね。ゲイのInstagrammerを見て、「美しい~♡」って思ったりして。
むきゃ:最近はTikTokやYouTubeなどで、BL好きの人をターゲットにしてコンテンツを配信している一般の人たちもいるので、そういう場合はどういう風に考えたらいいのか、悩むところです……。
川野:パートナーとの生活をYoutubeで公開しているゲイの方ではなく、あえてBL好きを意識して男同士のイチャイチャを「演じている」シスヘテロな男性の方ですね。
アンリ54世:う~ん。新しく生まれているコンテンツの是非を判断するのはやっぱり難しいですよね……。
穂館:今は同性愛をテーマにしたドラマも多いですよね。その中で、以前同性愛者役を演じていた俳優さんが、別の作品に出演したときもその印象を持ち込んでしまうこともあると思います。
川野:俳優さん自身をキャラと重ね合わせるという現象と、同性愛のコンテンツがポピュラーなものになっているという現象が同時に起こっていることで生まれている現象という気もします。
アンリ54世:一番怖いのは、自分がコンテンツを楽しんでいるとき、無意識のうちに誰かを傷つけたり抑圧してしまうことだと思います。どこまでが良くて、どこからがダメなのかっていう境界線って、やっぱり声の大きいマジョリティ側の意見に寄っていってしまうじゃないですか。その意味ではマジョリティによるマイノリティの表象って実はとても難しいことだと思います。
川野:マイノリティの人が自分のことを表現する機会はマジョリティに比べると多くないですよね。BLはたくさん世に出回っているので、そこでの表現が偏っていると読者の側の考え方もそっちに偏ってしまうということはあると思います。
アンリ54世:みなさんは、まわりにセクシュアルマイノリティの方っていますか? 私はあまりいなくて、直接そういう人たちの声を聴いたことがないんです。
ばいそん:私も直接会ったことはないです。でも自分が意識していないだけでいるんだろうなあ、とは思います。
川野:私はバイセクシュアルで、現在女性とお付き合いしています。大学生のころにLGBTに関する活動を行っていたこともあるので、LGBTの人たちとは関わりがあるほうだと思います。
完全に当事者というわけではないので、あくまでもその経験を踏まえて言うと、ゲイの方のBLに対しての考え方は人それぞれだと思います。BL大好きという人もいるし、興味がないという人もいるし、BLは苦手だという人もいるし……。一概にゲイの人たちの意見はこうです、とは言えないと思います。
それから、BL好きの中にもセクシュアルマイノリティはいるということは忘れられがちですよね。オタク同士はあまりプライベートな話をしないから、わざわざ言う機会がないということもあるんですけど。でもBL好きの友達と話していてぽろっと「BLはいいけど百合は無理なんだよね」なんて言われると、「ウッ」と思うことは確かにありますね。その人はただただ好みの話をしてるだけかもしれないんですが。
月町:現実のセクシュアルマイノリティのことを言ってるつもりはなくて、作品を読むのが苦手っていう意味だとは思いますが……。(そういう発言をするときの意図は)作品と現実がリンクしてないことが多いですよね。難しいですけど、言い方の問題という面もあるのかな、と思います。
アンリ54世:同じ言い方でも、どういう社会かによって受け止められ方って変わってくると思うんです。今の段階の社会では、やはり言い方に気をつけないといけないと思います。
むきゃ:BLと言ってもいろいろあって、よくイメージされる「ファンタジー」な作品もありますけど、最近のBLには、ゲイについてすごくリアルに書かれている作品もあるじゃないですか。それ自体は、多様性があってとても良いことだと思いますが、一方で前者のような作品と後者のような作品を明確に分けるようなものって必要じゃないのかな?と思うこともあります。あくまでもジャストアイディアで賛成してる訳ではありませんが、例えば「モ○ドセレクション」的な感じで、LGBT認定証みたいなものをつけるとか(笑)。私もLGBTの1人ですが、社会への理解浸透のためにはありなのかなと。
川野:ただ、LGBTに配慮していますよ、傷つかないですよ、って言いきるのってとても難しいと思うんですよね……。LGBTの問題は世の中で広く知られるようになったばかりなので、その中でもまだ意見が分かれていることも多いです。なので挑戦的なことを描いていってもいいんじゃないかとも思います。リアルなゲイの描写なども、BL作家さんが考えて表現してきたある種の挑戦の一つだと思うので、区分を作ることで、そういう挑戦を妨げたくはないという部分もあります。
むきゃ:例えば『きのう何食べた?』はBLなのか論争とかも、こういうことが根っこにあるのかな……なんて思ったりもします。
***
以上、ちるちる記者による座談会、いかがだったでしょうか。
現代はセクシュアルマイノリティに関する運動が多く起こり、こうした人たちの社会での立場もどんどん変化している時代です。また、エンタメ業界においても多様性あふれる作品が生まれていく一方で、「コンプライアンス」という言葉も頻繁に耳にするようになりました。
このような状況とはBLも無関係ではありません。むしろBLはいま、社会の大きなうねりの真っただ中に置かれています。
多様な文化を保ちながらも、どんな人も不当に傷つけられることのない社会を目指すためにどんなことができるでしょうか。
今回の座談会では記者自身とても勉強になりました。
座談会でもあった通り、今まさに変化している社会のなかでは、誰かがガイドラインを作ってくれる前に自分で考えていくことがとても重要なことですよね!
ちなみにちるちるでも、セクシュアリティに関する差別的な表現・誤解を招く表現を使用しないなど、記事作成の際に留意するガイドラインの整備を進めています。
今後もより多くの読者の方によりよい記事をお届けできるよう、記者一同努力していきたいと思います!
読者の方にとっても、この記事が何かを考えるきっかけになれば、と思います。
担当BLソムリエ:アンリ54世 |
コメント33
匿名23番さん(1/1)
匿名18番さん
>差別はマイノリティだとかマジョリティだとか、さらには性指向にすらかかわりません
それでは、男社会のマジョリティでマイノリティの女性が差別されようが関係ないから、男も女も関係ないし、女性差別ばかり言うな、男性差別も言えと言ってる男たちと同じ位置になりますよ。
匿名12番さん(1/1)
>男性がそれを語ったり表現するのはよくて、女性がセックスファンタジーを語るのがいけないこととは思いません
男性向けの性表現は滅茶苦茶叩かれて、男性向けのエロ描写の本に比べれば、BLの性表現の本はゾーニングなんかないような状況なのに、何を言ってるんですか?
匿名22番さん(1/1)
「BLファンタジーはなぜいけない」というタイトルなのもあって、コラム本来の「生身の人間にファンタジーを押し付けないために」という主旨からずれてきちゃってますね。
フィクションを現実に持ち込んで、ゲイの方にぶしつけに聞いたり、男性同士の交流を勝手に押し付けるのがいけないんであって(脳内だけならいいと思うけど)、BL作品はファンタジーでいいじゃないですか。ここでいうファンタジーはフィクションと同義なんだから、作り手が作りたいように作ったらいいじゃない。現実にあり得ないことは排除されたBL、リアルかリアルじゃないかの基準っていります?BL作品の中身の問題じゃなくて、BLを現実と混合しないこと、公の場所で不用意に発言しない、差別的な内容に賛同して助長させたり、犯罪を肯定するようなにしないとか、そっちが重要と思うんですが。BLが何でもありだから、読んでるほうは、あり得ないか許されるか判断できないって?BL作品のせいにしないでほしい。「この作品はフィクションです」では通じない世の中になってきてるんでしょうか…正しい知識がないから判断できないというご意見も分かりますが、それは作品内ではなく、作品を宣伝したり、取り扱うところであったり、他の部分なのかなとも思います。ちるちるさんが記事作成のガイドライン整備するってことなので、記事作成や啓蒙活動も正しく行われること期待してます。
匿名21番さん(1/1)
【※驚くほど長くなりました】
う~ん…、BLって無意識に傷つけている事はあるだろうので、
特にメディアでの取り上げ方とか。
勝手に広告に出てきたりだとか。
何もアクション起こさず、ほおっておいたらいいとは思わないです。
私たちが地下に潜っていようとも、先に地上に上がってくるのはそういう部分だろうので。
男性がAV見ますけど、
他の男性からの“男性としてのAVの解釈とか言い分”が他の女性の心をフォローするように
受け入れやすく理解してもらえるように、サポート出来る事ってあると思います。
個人的にはBLに固執して表現せず、
全ての人に思いもよらない好みがあって、ふと(意識の)表層に出てくることもあるから
それと自分自身上手く付き合っていく方法、その状態で周りと上手く付き合っていく方法を
伝授するべきかなと思います。
わかりやすく大変なのが性癖ですけど、他にも趣味とかも。
物によっては簡単に変えづらいものもあるし、その中でも変更する努力も出来るよということ込で。
【区分を作ることで、そういう挑戦を妨げたくはないという部分もあります。】
と記事にありますが、私も同じくなんですけど。
メリットとしては
他の人に伝えるときにあった方が、なんというか。パッと出てきやすかったり。
概念としてあった方が、BLを見てる皆さんもBLの全体像を把握しやすいので、
あくまで勝手に把握する為だけに分野分けはしておくと便利な気はします。
ただ同時にこのジャンルがあるって思われたら困るんですけどね…。
基本的にBLって「BoysがLoveする」というより「BoysがMake loveしている=性交している」という言葉の捉え方をしていないと、実際9割9分性描写あるので、ちょっと入ってくる人たちがびっくりするかもしれません…。
とはいえBLのくくりでも
①ほぼ少女漫画の分野に入るもの
②福山雅治さんが紹介されていたような類だとリアリティ要素強めのメンズラブ←最近出てきた?言葉?(自分のゲイを受け入れるか受け入れないか葛藤や社会的背景まで描いたような物とか)
③一般書の分野
④元々作家さん自身の表現が中性的なもの男女の垣根が薄い物、中村明日美子さんやえすとえむさんや、若干清水玲子さんとかも…????)とか、
⑤M/Mロマンス(外国のゲイ事情の背景とかも描写された翻訳ジャンル)からくるゲイロマンスのジャンル
⑥性描写に特化したエロ本みたいなジャンル
と、端的に言えば、
少女漫画・少女漫画にエロ描写付加させたもの・日本のゲイ事情を入れたもの(リアリティ要素強め)・一般書・外国のゲイ事情を入れたもの(リアリティ要素強め)・エロ本・性観念が中性色が強め?と分野がわかれているので…。何っていうか‥‥。それぞれ印象違いますよね。
チューぐらいしかしないBLもあるわけで…。エロ本みたいなBLが好きなひとからすると、お互いに対極ですし。
BLは性交込が大多数ですけど、ただBLの最小公約数って男性同士の恋愛チックな関係性(キス未満)なのかなとも思います。(そういう作品もありますし)
いわゆる女性が見る向けであえて少年誌を除いた漫画ジャンルでいくと、
少女漫画・女性漫画・TL・ハーレクイン・女性向けエロ本ってあり…
そのジャンルの数だけ対応するBLがあるというか。
一応、ゲイの方には一般書でも同作品を出版された木原音瀬さんとか(少女漫画雑誌にも木原音瀬さんの作品がいってるので、幅広い方ですが…)が受け入れやすいんではないかな、と思っております。
あと、個人的には”BLはファンタジー”で非現実的な性接触要素を含むとどこかに書いた方がいい気はします。例えば恋愛ラノベとかでも即挿入するとか書かれていますし、現実的じゃないよな~と語っている他ジャンル作家さんもいらっしゃいました。別ジャンルでも非現実的な事はあると思います。(そちらにも書いておいてほしい)
怖いのが、特にBLってからかいで男子中高生あたりが買って、勘違いして特に男性同士のセックスを甘く見て半分いじめ的に使われる事で。
個人的には、出版社がガチのゲイのセックスhowtoとか出してほしいし、教育イベントひらいてほしいです。それかカバーの裏にでもガチのゲイセックスにおけるhowtoを1つのせておいてほしいです。真実の知識を知ることはブレない核を作りますし。
何というか、知る機会とか時間、見てもらえる時間ってないし、相当大変ですけど、その本を1000人買ったとしてそのうち10%でもカバー裏を見てくれれば、100人それぞれの1分、=100分はもらえます。その時間ってとても貴重だと。
もしくは、あるのかもしれないですけど、
セックスのムード込とか豊富な指南書じゃなく、
セーフティセックスの仕方、安全面や傷つけない為の知識(ついでに病気と病院紹介的)がつく本はあった方がいい気はします。
ウーン、説明が難しいんですけどあくまでDIYの工具の使い方に徹するような感じというかなんというか。
ついでに痛み等の意思表示方法への指南もつけておくとか。
どんなカップルでも見やすいんじゃないかなぁ…。
あ、違和感わかりました。“気持ちよくする”ってとこに既存のhowtoが主眼置かれ過ぎてる気がするんですよね。
というより、脚が硬かったらこの姿勢が楽だよとか、
腰痛かったら枕後ろにいれたら楽だよとか、気持ちよくする以前に
最低限のマナーの意思疎通がうまくいくノウハウが知りたいというか。介護学と自分自身の言葉の刃やデリケートな部分を触ったり触られたりなので、ここ触ったら危ないよとか爪切っておこうじゃないけど、相対的に手自身が刃物になりうる、電動丸ノコの使い方よりみんなが知ってないといかん、刃物の使い方な気がします。
分野としては、介護学と医学と危険物取扱者って感じ。
いい危険物取扱説明書が出来たらさ・・・
皆で保健体育の副読本として使えるよう小冊子にして、中学校に献本しよう(*´ω`)
匿名20番さん(1/1)
私も今まで、BLとゲイは無関係だと思ってたし、
自分とゲイは関わる事も無いだろうと思ってたんだが、
私がハマった作品はほとんどが原作者、脚本家、
監督などゲイの方ばかりだったと知り、
めちゃくちゃお世話になってた事が判明w
これからはゲイの方に敬意を払おうと思います、
私に萌を提供してくれてありがとう!
匿名18番さん(2/2)
多分普段から自分と見解の異なる腐女子を見下しておられるんだと思いますが、それこそ腐女子ってこういうもの、マイノリティってこういうもの、という偏見の表れなんです。
LGBTQなどのマイノリティが差別だけを訴えているわけではないというのはもちろんそのとおりです。差別の言葉は他の意見からの引用であって便宜上のものです。が、差別以外の例えば非礼や性的搾取などという部分は差別とは論点が異なります。
マイノリティにも当然ですがいろんな方がいます。腐女子にも作家にも性的マイノリティはいるというのは書かれているとおりです。私も世間的にはそれに当てはまります。マイノリティでもある友人には、共感も理解も要らないからただただそっとしておいてくれという人もいます。私自身はどんな人でも他者を理解し共感しようとする姿勢は悪いものではないから否定しないというスタンスです。中には失礼な人もいるようですが、そんなことは生きていれば誰しもあることですよね。声を上げ皆さんの目に入る方々はごく一部だということが時に忘れられていると強く思います。
どんな意見を持つのも自由ですが、こういう人はこういうものだと決めつけ見下すような発言は控えたほうがいいと思いますよ。
匿名19番さん(1/1)
匿名18番さんはLGBTへの支持=差別に声を上げることと捉えたんでしょうか。
それこそまさに偏見、思い込みが激しいと思いますね。
LGBTの方が訴えているのは差別に関することだけではないでしょう。
そこに思い至らず、差別差別とすぐそこに結びつける方こそ、無意識に差別しています。
「勝手に脳内変換して脊髄反射する」方は、自分の視野の狭さに気付けないので厄介です。
腐女子ですみませんという思考になるのはこういう方の声が大きいせいもあるのでは。
BL趣味が腐女子を卑下させるわけでなく、公式に迷惑をかけたり現実のゲイの方に失礼な発言をしたり、そうした迷惑行為を繰り返す腐女子の存在が肩身を狭くしているのも一因です。
明らかにおかしなことなのだから、どこの界隈にも一定数いるとか、そんなことは関係ありません。こんなことを恥ずかしげもなく言ってしまう方を見るたびに腐女子が嫌になります。
記事については、ファンタジーって逃げの言葉のようだけど、そうすることで現実と切り離して楽しませてもらえる世界っていう、戒めにもなる言葉じゃないかと思いました。
匿名18番さん(1/2)
生身の人間にファンタジーを押しつけている人というのはごく一部なのであって、それはBL界隈に限らずどこにでも一定数居るものであるにもかかわらず、BLにおいて特に目立つとでもいうかのように、「BLファンはお利口で居ましょう」といった具合に話が流れていることに違和感あります。創作は創作、なんていうのは大多数の人にとっては当たり前なので「何を今さら」感があるのでしょう。
創作者が差別に声を上げるなというのはまさにリアルとフィクションの混同。(明らかに差別的な創作を除いては)創作は創作であって現実と混同すべきではないのだから、創作者が差別に声を上げたっていいんです。誰だって意識を持つことは決して悪いことではないです。
差別はマイノリティだとかマジョリティだとか、さらには性指向にすらかかわりません。みんなが自分と違うものを排除しないことや、過干渉しないことに尽きませんか。
腐女子ですみません的な態度も腐女子差別を助長するだけですので賛同できません。仮にBL愛を非難されることがあるなら、ある程度の問題意識は持ったうえで「趣味嗜好の点についての非難なら余計なお世話」と卑屈にならずにいればいいだろうといつも思います。
匿名17番さん(1/1)
BLをエンタメとして描く作り手側が、作品を宣伝するのと同じアカウントでリアルLGBTへの支持を表明するのは微妙な気になる
せめて別のアカウントでやって欲しいと思う
どれだけ崇高なBLを描いていようと、エンタメコンテンツ化したファンタジー世界にしてしまう側の人間であることに変わりない
そんな作家の作品は読みたくない
匿名16番さん(1/1)
BL本は、エロ本・小説。
BLCDは、エロボイス。
こんなの普通に事実じゃん。
で、だから何?ってこと。
「エロファンタジー」ことでいいじゃん。
性別問わず皆エロが大好きなだけ。
女性がエロ本読んだっていいでしょ。
匿名15番さん(1/1)
私は以前は、むしろ男女物の少女漫画が苦手でしたね。「男×女が普通」と言われているようで。。
でも「それを好きで楽しんでいる人はその人の自由だなー」と思うと別に気にならなくなりました。
匿名14番さん(1/1)
BLはBLで一つのジャンルとして存在して良いと思います、
ただ読み手側はそれが相当ニッチなジャンルだと認識すべき。
BL原作アニメや映画が幾つか有名になってもそれは同じ、
少なくとも描き手や編集の方は理解してます。
ちなみによしながさんの食事エッセイ漫画は男性キャラはほぼフィクションです、
主張自体は本音でしょうがあれは創作作品です。
匿名13番さん(1/1)
性的マイノリティの方もBLを描いていることもありますが、その内容が必ずしも正しいBLかというとそうではありません。正しいBLを決めることによって当事者が描ける範囲も狭くなります。
それは、性的マイノリティの方、および女性の性欲の否定にも繋がるので賛成はできません。
また、当事者のいない座談会はあまり意味がないかと思われます。
明晰夢さん
AVがやってるからBLもやっていい、って理屈になると BL=AVってことになっちゃうじゃない?それはダメでしょ。BLに限らず創作物なんて最低限の配慮はして作って、それで当事者のクレームがでたら、何にたいして傷ついて、怒っているのか聞いてお互いの妥協点を探るのがいいんじゃないかな。個人的にはここで面白おかしく紹介されてる過激表紙はネットだけならともかく、書店で売るのは辞めて欲しいなあと思ってる。
でも自分が観たかぎりではLGBTの人怒りや悲しみを感じた作品ってBLじゃなくて「バイバイ、ヴァンプ!」みたいにヘテロの男が作ったのが圧倒的に多いよな。そういう奴は上記のような配慮は全くしなくて「差別の意図はありませーん」ってとぼける
匿名3番さん(4/4)
何度もすみません。この記事にあるようにBLは作り手も読み手も当事者以外が多い、という事に尽きると思います。BL作品はフィクションだけど男性同性愛者は実在する。だからこそ現実と混同してはいけないし当事者への配慮も必要。この記事も多くのコメントも真面目に議論しているのは好感持てます。(議論でも何でもない差別発言は迷惑ですが)相手の立場を想像したり理解しようと努力する姿勢はどんな事柄でも大事なので。男性向け過激エロコンテンツを女性ならこんなのありえない嘘だ!という内容は1発でわかりますが、男性も「こんなのは現実ではありえない」と理解した上で実際の女性には配慮してほしいですから。
当事者ではない腐女子がLGBTを語るのはおこがましいという気持ちは私もあるのですが、実在のゲイは全く関係ない、いない存在のように扱うというのも違うと思うのです。接する機会はあまりないけど知らずに接している事もあるかもしれない。ゲイの中でも色々なタイプの方がいるだろうし、BLを語るのにTPOを考えるというのは最低限必要だと思います。腐女子である事と同じようにそれをオープンにしてる人もいれば隠したい人もいるんだから。
匿名12番さん(1/1)
これってこんなに真剣に討論するような問題なのかと、記事に違和感を覚えました。BLが性的搾取であるって見方も、そもそも男性向けエロコンテンツでさんざん女性を性的に搾取してきたのは男性側の方なのに…。
AVなど男性向けエロコンテンツなんて、女性を貶めている、現実にはこんなことされても痛いだけなのに、と顔を顰めたくなるような表現やプレイばかりだけど、それらは女性側に何らかの配慮がされているとでも? でもそれって、男性のセックスファンタジーなのでしょう。
男性がそれを語ったり表現するのはよくて、女性がセックスファンタジーを語るのがいけないこととは思いません。結局は男性同士の恋愛に女があれこれ言うのが気に入らない、男が女を性的な妄想の対象にはするけど、逆に女性側にはされたくない、女性が自由に性表現をするのが気に入らないのかもしれないけど、他人の妄想にやめろなんて言えないのだから、それはもうお互い様ということにはならない? セクハラ的な発言にさえ気をつければ「ファンタジー」で片付けていいと思うんだけど。
匿名11番さん(1/1)
関連して思うのは最近ツイッターで読んだことです。胸の大きな女性キャラ をセクハラだと糾弾しつつも、BLのセクシャルな表現には寛容で賛美する方がいたようで、そこをゲイの方に「そもそもBLは性的搾取」逆に反撃された。そこで「Blはファンタジー」で片づけて、裸にしてあれやこれやして許されるのか、という意見に出会いました。ブラックライブズマターで批判された黒人差別レベルの人権侵害だ、と。搾取という言葉がきつかった。正直Blを愛する私も責められるようで、つらかったです。
でも創作物って”この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ”ってやつですよね。特定の個人を攻撃するでもなく、妄想を取り締まるのもおかしな話。性癖趣向を攻撃しあうのが 間違いのような気がします。一人と一人が恋愛するのをみたいんだよー激しい恋愛みたいんだよーそれが男と男だったんだよー。それだけなんだがなあ、ダメですか。
しかし、自分の萌えは他人の萎え、一般社会ではそれ以上の嫌悪感をもたれることも考えておかないといけない 。私もマイノリティの方の気持ちを汲むのは、勉強中の身ではあります。BLを知ってるがイコールリアルゲイの方を知ってるではないことから、頭にたたきこんでおこうと思います。
匿名10番さん(2/2)
漫画やドラマ見て差別問題考えるようになった人はもちろんたくさんいるし、BL読んで差別問題について考えるようになったって人もいるでしょ。
でも女性向けも男性向けもゲイ向けも基本的には全部ファンタジーだよね。
物語にBL 展開があっただけで、BLは隠すのがマナー、女向けは異常、ゲイは異常って暴れる差別的なオタク男たまにいるけど、
あれは痛い差別主義者だから追い出した方がいいけど。
女性差別と同性愛差別拗らせてる痛いやつって感じ。
匿名10番さん(1/2)
男だって女に対して異性愛的な意味で美しいーって感じるだろうし、ゲイも男性に対してそういう感情持つでしょ。
女だってセクハラ発言しなかったら自由だよ。
BL =エロってわけでもないし、当事者だから真実の物語が書けるわけじゃない。
当事者性って言うけど、私は女だけど、少女漫画のヒロインには全く感情移入できないし、少年漫画の異性愛者のヒロインにも感情移入できないよ。
ゲイも女も男も一人一人違う人間なんだから当たり前だよね。
BLなんか少女漫画を男同士にしただけなのに難しく考えすぎよ。
匿名9番さん(1/1)
BL歴が浅いためか、こんなに深刻に議論する必要があるのかと驚きました。
少女漫画、一般文芸小説を読んで行き着いたBL、どうしてファンタジーを敢えて語らなくてはならないのか未だに分からず。個人的にはBLというジャンルはやはり仮想世界から出るものではないので、現実世界と重ねて考えようと言うことに抵抗を感じます。
自分はこれまで同性を好きになったことは無いけれど、誰かが同性と恋愛する、結婚する事には昔から全く問題だと考えたことがありません。
BLを創作分野で分析するのは問題ないと思いますが、現実世界で実際にあることと比較や分析をすることはどうなのかなと考えました。
ピピンさん
よしながふみさんの「愛がなくても喰ってゆけます。」(グルメ漫画)で、
Yながが、昔の大学のサークル仲間・A藤が実はゲイと知って驚愕。
A藤にすしをごちそうした帰り、
「ごめん! いやゲイの人と長い時間話したときには 謝んなくちゃと思ってたんだけど すんませんずっと ゲイをネタにして漫画でメシを食ってきたよあたし しかもうそゲイで!
こんな身近にゲイの人がいるとは 思わなんだもんで イヤハヤゲイカルチャーもよく分かってないし 申し訳ない!」
と、YながはA藤に頭を下げます。
ここを読んだ時、BL作家さんは、少なくともよしながふみさんは、「うそゲイ(女性の想像の範囲内での)」と思っていて、リアルゲイの方に申し訳なさも感じているんだ、と新鮮な思いがしました。この「うそゲイ(女性の想像の範囲内での)」=「BLはファンタジー」なのだと、私は捉えています。
匿名5番さん(3/3)
リアルで誰にも相手にされないのでしょう。可哀想な人なのでそっとしておいてあげてください。
匿名3番さん(3/4)
BLサイトで人を中傷する暴言を毎度吐いて楽しいですか?あなたのような人がこのサイトに出没する事の方が私は恥ずかしく思います。いつもスルーされてるから受け入れられてるって勘違いしてるかと思ってたまには反応してみました。
匿名8番さん(1/1)
ファンタジーどうこうじゃなく二次元世界とリアルの違い方が一番の問題でしょ。
二次元世界ならホモレズ殺人何でもござれです。
レイプされようが殺されようが、所詮現実世界の話じゃないのだからどーだっていいんですよ。
しかし、現実世界では違います。
実際自分の息子がホモだと知ったら即勘当しますね。
リアルホモなど一族の恥でしかありません。
匿名7番さん(1/1)
オメガバースとかリアルの世界ではありえない事が起こるからファンタジーなんでしょう。
さらっと出た言葉で特に「だったら〇〇はどうなるの!?」とか考えて無いと思います。
一々さらっと出た用語のアラを探してたらキリがないですよ。
「BLはファンタジー!」「え?ファンタジーって少女漫画とかエロ漫画もとかじゃない?」とか
しょうもない聞き返しと言えば
「携帯忘れた」「ねえ、携帯って携帯歯ブラシも携帯って言うの?携帯の使い方間違ってるよ?」
糞めんどくせーわ。
匿名6番さん(1/1)
コミックLOだって幼女がおじさんに強姦され何故か感じまくり、最終的に性の虜になってたりおじさんの相談相手(良き理解者)になってたりする。
とにかくBLでもロリコンでも創作と現実を一緒にしちゃいけないと思う。
BLや百合を読んで実際の同性愛者の事を考えたりしない、むしろおこがましい。
そう言った意味ではファンタジーという表現は実にピッタリで、ギャグセンスもある。
創作は創作。
ワンピースを読んで「自分は8頭身じゃない、傷つくから連載止めてくれ」って言っても頭おかしいと思われるだけじゃん。
創作は創作なんだよ〜〜
まさひこさん
自分はゲイですが、自然にblに接して育ってしまったところがあります。
中学生くらいでblを読みだして、リアルでも同性が好きになりました。ゲイメディアにふれるようになっても、bl読みは継続。
腐男子からリアルでも、という道筋を、それこそblさながら本当にたどったわけですが、これはゲイのなかでもマイノリティかも。
きわめつけは、妹が腐女子で理解者だった、というところ。妹には感謝しています。
なので、いいも悪いも無く、blは体の一部、と言いきっておりますw
ただ、blはゲイになった「原因」ではないような…。そんな簡単に因果関係なんてわかりません。なんにも素質がなければ嫌悪感を持ったかも。
「リアルでは無い」ということで、ゲイにはあんまりblを快く思わない人も少なく無いのは事実なので、気遣いはもちろん必要です。
が、人を斬ったことがなくても剣豪の小説は書けるのだし、宇宙に行ったことがなくても宇宙に行った漫画は描ける。作品の優劣という結果がすべてです。作者の性別など気にしてません。
そもそも「本物」ってなんでしょう。bl読みの男のセクシュアリティはニセだと言うのでしょうか(やや激してますw)。
なので、あんまり萎縮してほしくない、と思っています。
匿名5番さん(2/3)
すみませんマジョリティではなくマイノリティですね。失礼な間違えをしてしまいました……反省……
匿名5番さん(1/3)
BLに限らずGLでもNLでも「そんな上手い話があるかよ」みたいな、出会って恋して障害を乗り越えて……っていう起承転結がハッキリ作られたいわゆる「物語」と名のつくものは総じてファンタジーとして括っている節があります(個人的に)。BLないしGLが露骨にファンタジーと言われて目立つのは、ここで言及されているように同性愛というものがマジョリティだからですよね。深堀りすれば「なぜBLはアングラなのか」みたいな話にも展開しそう……
BLとLGBTを一括りに考えること自体がそもそも当事者にとっては大きなお世話なのかなとも思うし、でもそれを全く考えないのは無心系な気もしたりして、こういう題材はなかなか難しいですよね。
ファンタジーだからって免罪符にはならないのかもしれないけど、ファンタジーだからっていうある種の逃げがあるから許される設定とか、満たされる欲求とかもあるのは確かで、LGBTとは別にアングラなものだからこそ境界線としての「ファンタジー」は必要なんじゃないかなと。
匿名3番さん(2/4)
私はBLファンタジーって、実際のゲイとはかけ離れた腐女子の願望の入った妄想の事を示す言葉だと思ってました。登場人物が最終的にほとんどゲイになるとか、ゲイがノンケに告白しても大体うまくいくとかBLあるあるというかご都合主義みたいな感じ。名称は何でもいいけど多くの人が共有してるBLの認識みたいなもので嫌いじゃないけど実際にはあんまり無いんだろうなって思うような事。
匿名4番さん(1/1)
BLはファンタジー以前にフィクションでしょう?
今の風潮を議論する前に、何故このジャンルが生まれたのかを調べた方が有益な気がします。
匿名3番さん(1/4)
私もBLはファンタジーだと思います。異世界ファンタジーという意味じゃなくリーマン物とかでも登場人物がスピンオフで何組も芋づる式に同性カップルになってマイノリティではなくなっていたりするのはファンタジー。フィクションだから現実と違う部分があってもいいと思う。もっとリアリティのある作品もそれはそれで楽しめる。ちゃんと萌えと現実とは違う、と理解して楽しめば良いと思う。
腐女子だろうとなかろうと実際の同性愛者への差別をあからさまにするのは人として恥ずかしい事だと思います。あと女性はポルノ的なBLを読んでも性犯罪を犯さないけど男性は異性ものでも同性ものでも過激な性的創作物のような犯罪を実際に犯してしまう人がいるのが怖い。
匿名2番さん(1/1)
私は、「BLはファンタジー」って、よく分からないなと思っています。いわゆる幻想作品、竜や妖精が出てくるものもあり、それは幻想作品としてファンタジーだと思いますが、それ以外の作品は何をもってファンタジーなのか…?ということをよく考えます。フィクションであるものをファンタジーと呼ぶなら、この世にあるノンフィクション以外の作品は全てファンタジーということになってしまうのではないでしょうか?
いろいろご意見あると思いますが、あくまで個人的に、今もっともBLに対してファンタジーという言葉を使っていると思うのは、BLCDのフリートークです。耳にするたび、この作品のどういうところにファンタジーを見出したんだろう…と興味深く、また少し残念な気持ちになります。
匿名1番さん(1/1)
BLとLGBTの問題は、別個のものだと感じている。私自身は、周りに性的マイノリティが割と多いので、彼ら、彼女らと、マジョリティと接するのと何ら変わりなく接しているつもりだ。
BLに関する興味を彼らに抱いたりはしない。
そういう意味で、BLはファンタジーだと思うのだ。