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2次元の壁を壊した!?流行りの2.5次元舞台の真髄に迫る!【ちるちる記者夏の自由研究Vol.3】

2020/08/15 18:00

あなたは2.5次元舞台に心のペンライトを振れますか?



有斐閣のBL研究入門書BLの教科書』発売記念として、ちるちる×BLの教科書コラボ企画「ちるちる記者 夏の自由研究」を連載します。『BLの教科書』に掲載されたコラムのテーマをもとに、ちるちる記者が“夏の自由研究”に挑戦します!

連載第3回となる今回のコラムのテーマは「2.5次元舞台におけるBL的実践」(『BLの教科書』 Column(5)、須川亜紀子)。もともとは2.5次元舞台を食わず嫌いしていたという記者・ばいそんが、2.5次元舞台ならではの魅力について研究しました!

(「ちるちる記者 夏の自由研究」第1回 第2回

***


みなさん、2.5次元舞台についてはご存知ですか?

BLの教科書』Column(5)では2.5次元舞台への興味深い考察がされています。
2.5次元舞台とは「マンガ・アニメ・ゲームを原作とした舞台」のこと。ただ単に2次元の世界を3次元に持ってきた舞台ではなく、キャラクターのビジュアルや内面、世界観が3次元にて忠実に再現されているものが2.5次元舞台として成立する、と書かれています。

しかし、そんな2.5次元舞台に対して「大好きだ!」という方もいる一方で、「う~ん、よくわからない!」という方もいるのではないでしょうか!?

そう、筆者も2.5次元舞台について食わず嫌いをしていた腐女子の一人。「2次元の最愛の推しが3次元になるなんて!」と2次元の推しに振り続けていた心の中のペンライトを2.5次元の推しには振れなかったのです……。


ですが、あるときから2.5次元舞台へズブズブとはまることになった筆者がその魅力について解き明かしてみました!
ぜひこの機会に2.5次元舞台の楽しみ方や醍醐味について知っていただけたらと思います♥


2.5次元舞台で新たな萌えを発見できる!?

 

2.5次元舞台の面白さは一言で言うと、「推しへの新たな萌えの発見ができる」ということ!

『BLの教科書』でも「“生の二次創作”ともいえるキャストの演技をBL的に解釈して楽しむことができる」という言葉がありました。そう、2.5次元舞台ではキャストが行うアドリブや原作では関わりがないキャラクター同士の絡みなどが行われることが多々あります。そしてそれに対して萌えることが出来る、それが2.5次元舞台の醍醐味の一つです。

そんな“生の二次創作”が行われるのは舞台上だけではなく、舞台裏やキャストのプライベートなどでも起こります。

愛憎まみれた敵同士を演じるキャストさん同士がプライベートで仲の良い写真をInstagramなどにあげていることで、もちろんキャラクターと演じている役者さんは別の存在ではあるのですが、私たちの脳内に「あのキャラ二人が仲良くしている」という原作とは異なるもう一つの世界が生まれ、それに萌えを感じる人も多くいるのです。

言うなれば、腐女子が見たいIFの世界(生の二次創作)を見せてくれるとも言えるのではないでしょうか……!?



2.5次元舞台はファンの一体感がスゴイ!!




舞台と聞くと静かに大人しく見ないといけないと思っている方、実はそうした形式の舞台ではないものも多くあります!

応援上映舞台という、キャラクター達に自由に声援を送ることができる舞台がありますが、その時のファン同士の一体感や高揚感はアニメや漫画などでは味わえないものなのです……。
そして声援などを通し舞台に「参加する」ことで舞台のオーディエンスからプレイヤーとなりその舞台の住人としてキャラクター達とすら一体感を感じることも可能です。
まさにそこは夢の国、誰しもが物語のキャラクターになれるのです!



これらの魅力を持った2.5次元舞台ですが、初心者が1人で見に行くには少しハードルが高かったりしますよね。というわけで、「初心者でも大丈夫!2.5次元舞台のマナー」について紹介していきたいと思います!

心の中の2.5次元舞台へのハードルが少しでも下がったらうれしいです!


基本は映画館などと一緒、静かに萌えましょう!




2.5次元舞台というと何か特殊な決まりがあったりするのかと心配してしまう方も多いかと思いますが、基本のマナーは映画館と一緒です。先に書いた応援上映舞台以外は、携帯の電源を切り静かに鑑賞するのがルール! 他のお客さんがじっくり舞台を楽しめるようにすることを念頭においておけば大丈夫ですよ!


ペンライトの持ち込みは公式のHPをチェック!




2.5次元舞台『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』など、アイドルが主役の2.5次元舞台だとライブパートなどにペンライトやうちわの持ち込みが可能な場合があります。まさに演者と観客が一体となって舞台を作っていく瞬間、とてもワクワクしますよね。しかし、全ての舞台で持ち込みOKなわけではないので何を持ち込めるのか公式のHPでしっかり確認しましょう!


声だしOKな舞台では他のファンを気にかけつつ楽しもう!



2.5次元舞台『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』などでは観客であるファン達が声を出して応援してよいとされているシーンなどがあります。もちろん、自分の推しのために思いっきり応援し楽しむことも大切ですが他のキャラクターのファンや役者さんが傷つくような声援はNGです!全員で楽しめる舞台を作るのが2.5次元舞台の醍醐味、ぜひ全員がハッピーになるような声援を送りましょうね!

***

以上、2.5次元舞台について、初めての方向けに語ってきましたがいかがでしたでしょうか?
2.5次元舞台は初めは近寄りがたさもありますが、その魅力を知っていくとどんどんハマる新感覚舞台でもあります。
「原作のイメージを壊したくない」となかなか手を出しづらい方々も、クオリティの高い2.5次元舞台では一歩踏み出してみれば沼にドボンと落ちる可能性もあるかも……?

もちろん先ほど述べたように、2.5次元舞台は舞台を飛び越えた場所でも“生の二次創作”が行われており、それも含めて楽しむこともオススメです♥ 

舞台は終わっても枠の外で物語が続いていく、そんな2.5次元舞台にぜひ飛び込んでみてくださいね!

 

担当BLソムリエ:ばいそん
最近は王様受けとかモブレにハマり気味。バッドエンドから甘々までなんでも楽しめる雑食の腐女子。モブレモノに出てくるモブおじさんには昔からただならぬこだわりがある。

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

開演前や終演後の会場内・会場近辺での会話の内容にも気をつけて!ちるちるのお姐さま方はあまりそういう心配はないでしょうが…

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