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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2020/05/06 16:00
今までに読んだどのオメガバースとも異なる、唯一無二の練り上げられた設定と骨太で重厚なストーリー。そして、この分厚い1冊を一気に読ませてしまう麻生先生の筆力の高さ。着眼点は勿論、登場人物達の心理描写、根底にある深いテーマの描き方がとにかく丁寧で素晴らしい。――みざきさん
オメガバースの世界観を麻生先生がじっくりと咀嚼し、ストーリーを練っていったのが物語の端々からすごく伝わってきます。オメガバースの美味しい部分だけを掻い摘まむのでは無く、普段スポットの当たらないその世界ならでは苦悩や葛藤、暗い部分にも果敢に切り込んでいき、それが物語全体に深みと奥行きを持たせています。オメガバースが苦手な人や、運命の番設定に疑問を感じる人にこそ読んでもらいたい作品です。――縫子さん
終盤、散りばめられた伏線が綺麗に回収されていく展開も圧巻です。再読に耐えるミステリー、というより一度では味わいきれない濃さ。――はるつきさん
タイトルからは、オネエにノンケがおちる話かぁって勝手にストーリーを想像していましたが、ストーリーの運び方に脱帽!! うるさくワンヤワンヤしてると思ってたら、ホッとさせたり、クスッと笑わせると思ったら、切なくて涙したり。動と静の調和。テンポも良いし、絵も綺麗だし、色々な感情が沢山詰まっていて叫びたいくらいです。――Chikaharuさん
ストーリーの濃さ、キャラの濃さ、これだけ登場人物が多くて本筋にがっつり絡みつつもどんどん読み進めてしまう展開は圧巻です。登場人物の背景をみっちりみっちり詰めつつ、説明しすぎないところが、パッと見はギャグテイストな中に深みを出しているにでは。――ほわほわさん
最高です。泣きそうになりました。主人公の2人だけでなく、周りのみんなが暖かく(キャラも濃く 笑)素敵な人たちばかりで、更に泣けてきます。感動だけでなく笑いも盛り込まれており、バランスも良く本当に濃い一冊だと思います。――k1r2nsanさん
恵まれているけど心が欠けている攻めと、貧しいけれど心が豊かな受け、持てる者と持たざる者を描いたらARUKUさんに敵う人はいないと思うのですが、この作品は今まで描いてきたそういうお話の集大成のように感じました。――フランクさん
甘いキュンキュン系のBLをサプリに例えるとしたら、この作品は多分、取扱注意の劇薬の部類に入ると思います。(中略)人間のドス黒い部分、残酷さ、えげつなさ、汚らしさ、出来れば見たくない嫌な部分がこれでもかというほど生々しく描かれているのに、何故か苦しいほど美しい純愛物語を読んだと感じている自分がいて、正直まだ放心状態です。――ののみさん
ストーリーの容赦なさと、硬質な絵柄の組み合わせ、この、簡単に読み飛ばさせてくれない感じ。1冊全部を使ったストーリーは、一言でまとめちゃうと、定番の、変に意地を張ったせいで盛大にすれ違うお涙頂戴物めいているけれど、登場するキャラの表情の一つ一つに、愛憎がすれ違っていく様がありありとしていて、読んでいてぞくぞくしてくる。――雀影さん
ギャグからシリアスまで、どれもクオリティが高い。私は、やるせないシリアスな作品の方が好きでですが、弾けたギャグも悪くない。(中略)巻き戻せない時間、割り切れない現実、生きて行くのにつきまとう切なさや悲しさ、シリアスでもギャグでも、そういうものが緩やかに漂っている。――snowblackさん
確かにこの本には「切ない」がいっぱい詰まっているのです。生々しくもあり、悲しいところあり、胸にぐさりとくる1冊でした。――御影さん
国枝作品が初めてという方には、とっつきやすい構成になっていたのではないでしょうか? 国枝作品って、ブラック国枝とホワイト国枝があって、時々グレー国枝もある。そう言った意味で、それらが網羅された大変にバラエティ度の高い一冊になったと思います。――茶鬼さん
ストーリー。一言でいうと、「ほかに類を見ない」です。展開の仕方とかはすこし王道気も入っていますが、ほかの作品と群を抜いて違うのが「メッセージ」です。こういった生命に関することを書くといかにも説法気味てしまうのですが、それがありませんでした。そのおかげもあってか、作者が何を言わんとするかが抵抗なく伝わってきました。場面を追うにつれ変わっていく主人公の心情表現も目を見張ります。――その名を「バルス」といった。さん
まるで長編アニメーション映画を観ているようでした。(中略)涼しさを感じ始めた季節にぴったり。切なさ、淋しさがすーっと心に沁み込んできて…。悲しいようで希望に満ちた、温もりのある良作です。――bonnyさん
幽霊の未森がそこにいる理由や、育が人と係わることを恐れる理由なども丁寧に描かれていて、二人の出会いはただの偶然ではなかったと感じられます。二人が惹かれあう中でそれぞれが抱えていた過去が明らかになり、前へ進んでいくストーリーは心を打つものがありました。絵柄はちょっと少女漫画的ではありますが、とても綺麗で見やすくお上手です!――迷宮のリコリスさん
「西田ヒガシ流奇譚」とでも言いますか、ミステリアスであり、オカルトチックでもあり、それでいてとてもロマンティックなお話でした。夢うつつの境目が曖昧なストーリーと後に残る余韻にグイグイ引き込まれます! このまま映画にできそうな感じ。――みみみ。さん
ストーリーは終始謎めいていて続きがずっと気になりながら読み進めました。行方不明の攻めと弟の関係とかオカルトチックなところも好みです。ラストは読んでのお楽しみです。――甘食さん
影山の生死不明、事件の真相、瓜二つに見えてしまう弟の存在、そして影山の幻影など、不思議要素が絡みつつのサスペンスで終始ハラハラしながら読みました。――フランクさん