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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2020/04/29 17:00
BL好きな皆さん、腐女子仲間とはどうやって交流していますか?
読み専の方もご自身で作品を書かれている方も、「1人で楽しむより誰かと気持ちを分かち合いたい」という思いを抱えている方が多いのではないでしょうか。
実はこの記事を書いている筆者も「腐女子友達が欲しい!」と思いTwitterやPixivで細々と活動をしているのですが、ここ数年腐女の交流の変化をひしひしと感じています。
では腐女子の交流はどう変化してきたか、20年前から遡ってみましょう!
約20年以上前はPCが一般家庭に普及していなかったこともあり、『ファンロード』などの読者の投稿型雑誌を通してファン同士で文通をしていました。実はこうした投稿型雑誌は掲載のルールがとても厳しく、自分の作品が載ることは今でいう「pixivのランキングに載るレベルで自慢できること」だったらしいとか!
今の時代なら誰かと繋がるのはSNSを使いワンクリックで完了です。しかしネット環境がない時代ではこのような雑誌が必要不可欠でした。一見面倒臭いように思えますが、仲良くなりたい人に手紙を出し返信をドキドキしながら待つのはロマンチックな気もしませんか?
そして2000年からGoogleの日本語検索サービスが始まりPCが普及していくことで「インターネット×腐女子」の時代に突入していきます。
ネット環境がある家が増えたことにより、ここで多くの古の腐女子が経験したであろう個人サイト時代に突入していきます。個人サイトといえばキリ番やらパスワードの裏部屋、暗黙のルールなども存在したカオスな場所でした……!
そのサイトごとの無料配布のバナーなどもあり、今でいう所謂闇の腐女子が作っていたであろう耽美系BLのサイトのバナーは大抵十字架があったり天使の羽が散っていたような気もします。光の腐女子が作っていたハピエン系のサイトはパステルカラーの背景にキラキラ、もしくは綿毛が飛んでいたような……。
バナーやサイトのデザインだけで運営主の腐女子が光か闇か瞬時に判断できた時代でもありました。
この個人サイト時代ではBBS(サイトの掲示板)でファンと交流したりしていました。手紙を出すより匿名性が高く気軽に行えたので人気でしたが、たまに「荒らし」と呼ばれるアンチファンが掲示板をその名の通りアンチコメントで荒らしていくこともあり、大変だったようです。
そして2007年からpixivが登場します。今まで個人サイトを作るのに苦労していた腐女子たちがよりオープンな場所を求めpixivに流れてきました。翌年の2008年には日本語版ツイッターも誕生し、腐女子同士の交流が盛んになっていきます。
10年前からSNSが盛んになり腐女子ネット大航海時代が始まります! しかしネットの海の中、同じ趣味の人を見つけるのは砂漠から金を見つけるより難しいのです……。
そこでTwitterでは「#BL好きさんと繋がりたい」などの所謂繋がりたい系ハッシュタグを使い腐女子同士の交流を始めました。ハッシュタグをつけてTwitterに投稿し、お気に入りボタンを押してくれた気になる人と相互(お互いフォローをしあっている関係)になるのです。
最近では話題のタイ BL専門のハッシュタグ「#タイBL好きさんと繋がりたい」というのもあるそう。BLが世界中で人気になるにつれその国ごとのご当地BLハッシュタグも生まれるかもれません……!
そして個人サイトよりもっと手軽な投稿型サイトへの人気が高まっていきます。BLを取り扱うサイトだと「pixiv」はもちろんのこと「fujossyy」や「ムーンライトノベルズ」なども有名ですよね。そうした投稿型サイトにも自身のSNSのアカウントを載せておき、自身のアカウントまで訪れてくれたファンの方と仲良くなるといった交流の仕方も今は主流です。
しかし個人サイトブームが完全に廃れたかというとそれは違います! 「自分の好みに合わせたサイトを持ちたい」という声はまだまだあるのです。
実は個人サイトを作る際にお世話になった腐女子も多いはずのフォレストページが2017年にスマホでサイトが作れる「フォレストページ+」というアプリを出しています。まだまだ個人サイトの人気はじわじわと続いているのです。
ばいそん |