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\受けの羞恥顔が見たいBLオタク集まれ/
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2020/04/13 16:00
突然ですが、皆さんにはふと「旅に出たくなる瞬間」ってありませんか?
日々頭を悩ませるあれやこれやから離れて、旅先で思いっきり羽を伸ばしたい……とはいえ、「旅行」となると現実的になかなかそうすぐには実行に移せないときもありますよね。
そんなときには、BLを読んで旅行気分を楽しむのはいかがでしょうか! 日常を離れて、大自然の中、非日常、過去や海外へ。脳内旅行のお供になるようなBL、チョイスしてみました。
この感覚懐かしい! 緑溢れる田舎で最後のジュブナイル
廃校、二人っきりの同級生、最後の卒業式――。キーワードだけでもうエモい! 豊かな自然に囲まれた山村を舞台に、中三の幼馴染・筒二と孝司のほのぼのした毎日を描いた本作。
村は過疎化が進み、小規模校は来年から廃校が決まっています。同世代が二人だけの世界で、親友以上恋人未満の二人。山や田んぼに囲まれて、一緒にいれば何でも楽しい! そんな姿に心が浄化されていきます。森林浴でもしたかのように爽やかな読後感をお約束。
南海に浮かぶ愛の島で、秘めた想いを告白
攻めは軍服を颯爽と着こなす軍人兼元騎士・オリヴィエ。お相手は幼馴染みで同僚のリヨン……その正体は、失脚した元王子! しかし、リヨンはクーデター時のショックで王子時代の記憶を失くしています。
騎士であるという葛藤や、辛い過去を忘れていてほしいという想いから、両片想い状態のまま告白できないオリヴィエ。架空の王国を舞台に、萌え要素てんこ盛りの本作。南の島の波音を感じながら、切ない主従関係の行方を追いかけてみませんか。
パリの街角、サーカステントの裏では大人たちの欲望がうごめく
サーカスでは明るくユーモラスな演者たちが、一夜の夢を見せてくれます。しかし本作に登場するサーカスでは、終演後の闇営業が横行中。文字通り身体を張ってパトロンたちの要望に応える団員たちが、痛ましくも美しい……。
全編を通して暗さや重厚さを纏っていますが、旅先でナイトショーを見たときのような危うい高揚感に浸れます。仏語入り混じるセリフ回しでも、現地の空気感を味わえるかも!(※ハードプレイ・男女での描写が含まれますので苦手な方はご注意)
夢破れた80年代アメリカ・ブロードウェイの片隅で
2019年、世間を存分に魅了した本作。 受けのウェイター兼男娼・オズと、攻めの敬虔なアーミッシュ・テオ。純真無垢で子犬のようなテオが、恋に目覚めてテオに迫る姿にギャップ萌え必須。
『ミニシアターで二週間ほど上映されていた特に誰も観てない映画、みたいな雰囲気』と作者本人が語っているように、圧倒的な映像美! 白黒の紙面のはずなのに、フルカラーでリアルな情景を想像できる緻密な世界感。ブロードウェイの喧騒が今にも聞こえてきそうです。未読の方は、ぜひこの機会にページを捲ってみてはいかがでしょうか?
今回は以上の4作品をご紹介してみました。皆さんの心に引っかかる作品が見つかれば幸いです。
お出かけの代わりに、紙の本でじっくりと世界に浸ってみるのも良し。今すぐ読んでみたい!と思ったら、電子書籍なんていう手段もありますよ。