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運命の番は別にいた!? 渋江ヨフネ初コミックス『２番目のα』

今やすっかりBLの一大ジャンルとなったオメガバース。王道なα×Ωのエロラブ運命愛❤︎ 以外にも、α同士や番の運命に抗う愛、βになりすましΩ…などなど、百花繚乱になっております。

今回はそんなオメガバース作品の中でも珍しい「既婚者Ω受け」が話題の、渋江ヨフネ先生のデビューコミックス『２番目のα』(2月10日発売)の魅力を、中身をチラ見せしながらご紹介させていただきたいと思います！



メインCPは攻めの森田くんと受けの松本さん。ご覧の通り、絵がめちゃくちゃ綺麗なんです。しっとりとしたお話に合った繊細なイラストレーション。運命を感じた美しい人の綺麗な薬指には既に運命の印が…というなんとももどかしい始まり。松本さんの涙ぼくろがめちゃくちゃセクシーですよね！！！！


会社の先輩後輩として出会った二人。懇親会で突如席を外した松本さんがなかなか戻ってこず、森田は心配します。



様子を見に行くと薬を忘れて発情を必死に抑えようとする松本さんの姿が。家族を呼ばせようにもそれどころではない松本さんをどうにかしなくてはと思い、ひとまずホテルに連行。


あくまで介抱のために来たホテル。既婚者相手にいけないと思いつつ、突然現れた「運命の相手」の発情を前に本能が抑えきれなくなる森田。なんとか理性を保っていましたが、松本さんが朦朧としながら手を差し伸べて来た瞬間、タガが外れます。





さて、この後も先輩社員として松本さんとは顔を合わせることになりますが、松本さんの様子から、彼が結婚相手から大切にされていないのでは？と心配になる森田。自分の方が大切にするのに…ともどかしく感じるのですが、セックス中に泣きながら結婚相手の名前を呼び、手でうなじを噛まれないように庇う松本さんの様子が切なくて…森田くんの心中お察しします。永遠を約束した人を裏切ることになるけれど本能には抗えない、そんなオトナでしめやかなエロス、そしてその裏に隠された物語がエモくて最高！ 運命を感じた相手は既婚者…悶々とする森田はどのように行動していくのか？ オメガバースという世界観がよく生かされた繊細なストーリーに注目です。

とにかくとにかくネタバレなしで読んでほしい。もちろん本編では10枚目の修正部分がもっと最低限のお仕事をしていますので、そこも含め是非お手にとってみてください❤︎

運命の相手は“既婚者"だった

『2番目のα』作：渋江ヨフネ

 
あらすじ
αの森田は新しい職場に向かう際、迎えに来たΩの先輩社員・松本と出会う。出会った瞬間「運命の番だ」と確信したが、彼の薬指には指輪がはめられていた。だがその夜、ヒートを起こした松本の匂いに誘われ、半ば強引に彼を抱いてしまい――
運命に翻弄された男たちの、甘く切ない大人の恋。
描きおろしは発情期明けのピロートーク