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\受けの羞恥顔が見たいBLオタク集まれ/
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2020/02/16 13:28
2022/06/20 20:00
連載が長く続く作品には後に公式カプが設定されることがありますね…しかしキャパがまるで太平洋!かつ「後日談は私に任せろ!」な黄昏の腐女子にとってそれは些細なこと!
そう……公式カプをそれはそれとして、自分の推しカプと共に2つまとめて愛すればいいのです……マッスルマッスル(誰)
というわけでみなさまこんにちは! 今回はシリーズもの「匂い系」小説特集です。好きな作品に長く浸かることができて、キャラクターたちの活躍を沢山見ることができるので筆者はシリーズものが大好きです。そんなシリーズものの中から、特に筆者がみなさまにオススメしたい作品を4作品選ばせていただきました!
気になる作品があったら是非読んでみてください!そしてもしこのシリーズが好きな方がいらしたら筆者とハイタッチしましょうね!!
妖しくも美しい物語『暗夜奇譚』シリーズ
【あらすじ】
貴族文化が花開かんとしている平安の世。十五歳の夏樹は、近衛府に武官として勤め始めたばかり。宮中での生活は珍しくて面白いが気苦労も多く、唯一の息抜きが女房として宮仕えをする従妹を訪ねてのおしゃべりだった。そんなある夜の帰り道、夏樹は闇の中に立ちつくす美少女と遭遇する。彼が指を差す先では、一体の馬頭鬼が踊っていて…。少年武官と美貌の陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む!
【匂い度 ★★★☆☆】
◇コメント◇
美少女と見間違えるほどの美貌をもつ優秀な陰陽師見習いの一条と、爽やかで凛々しい若き武官の少年、夏樹。二人並ぶと「完璧じゃん、絵になるわあ…」と思うのですが、読み進めていくと実は口が悪くて手も早い一条と、優しくて自身の魅力や好意に鈍感な夏樹という2人のギャップが見えてワクワク。
2人の関係から友愛や等身大の男の子感が感じられて尊さが上限突破!萌えが燃え上がること間違いなしです。キャラクターの魅力はもちろん、怪異と事件をめぐる物語も非常に面白く、ページをめくる手が止まらない!平安ものや陰陽師ものが好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。
また、同じく瀬川先生の『ばけもの好む中将』シリーズもオススメ!怪異を愛でるイケメン変人中将と、中将に気に入られた平凡中流貴族青年が都の怪異巡りをするお話です。こちらは現在8巻まで刊行されており、よりほのぼのとした気持ちで愛憎渦巻く人間ドラマを楽しめますよ!
知恵と仲間を頼りに生き抜く『金椛国春秋』シリーズ
【あらすじ】
大陸の強国、金椛国。名門・星家の御曹司・遊圭は、一人呆然と立ち尽くしていた。皇帝崩御に伴い、一族全ての殉死が決定。からくも逃げ延びた遊圭だが、追われる身に。窮地を救ってくれたのは、かつて助けた平民の少女・明々。一息ついた矢先、彼女の後宮への出仕が決まる。
再びの絶望に、明々は言った。「あんたも、一緒に来るといいのよ」かくして少年・遊圭は女装し後宮へ。頼みは知恵と仲間だけ。傑作中華風ファンタジー!
【匂い度 ★☆☆☆☆】
◇コメント◇
今回の記事の中で最も「匂わないところから匂いを嗅ぎ取ってしまった」と筆者が考えている作品なのですが、本作の腐的萌えポイントは主人公の女装少年・遊圭の魅力に加え、美貌の宦官・玄月の存在です。
皇帝の信頼も篤く優秀で、遊圭の正体を疑うなど敏く油断ならない人物ですが、本当に遊圭が困った時には手を回してくれるなど「味方なの……? 味方じゃないの……?」と微妙なラインを行くところに惹かれます。
心を簡単に開くことはなく、協力せざるを得ない状態になっても反発や葛藤をする2人ですが、巻数が進むごとになんだかんだ言って相手の能力を認める想いが見え隠れします。筆者は個人的に、遊圭を女の子だと思っている人々が玄月と遊圭の噂話をする描写にニヤニヤしてしまいました。フフ腐……あの子実は男の子なんだよ…と。
設定が丁寧に作りこまれているので、実際の中国史にもこの一幕があったのでは……? と錯覚してしまいそうになります。しかし決して難しいというわけではなく、難解そうな知識や語彙も全く違和感なく頭に入ってくるので楽しく読むことができますよ!
2人の絆と成長と『引きこもり探偵』シリーズ
【あらすじ】
外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。
大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。
【匂い度 ★★★★☆】
◇コメント◇
同性愛的関係ではないけれど、信頼関係と共依存の強固な絆を結ぶ親友同士の2人。
この関係から既に筆者にとってご褒美なのですが、さらなる推しポイントは2人で囲む食卓の描写が多いということ。「仲のいい男同士がおいしいごはんを食べる」系が好き!という方には間違いなく刺さるでしょう!「探偵もの」といっても本作で解くのは日常の謎。そしてそれを通して見えてくる人間ドラマにも重きを置いています。
物語はシリーズ通して暖かくほんわりとした優しい雰囲気。そこに見える2人の味わいのある、しかしどこか危うい関係に爆萌え必至です!事件を解決していくごとに2人だけだった世界に個性豊かな人々が増えていって、温かな人間関係を構築していきます。きっと癒され萌えすること間違いなしですよ♥
また、コミカライズ化とドラマ化もされていますのでハマった方は要チェックです!
クセの強い2人がいく!『御茶ノ水警察署』シリーズ
【あらすじ】
元小学校の同級生、現在御茶ノ水署生活安全課の上司と部下である斉木斉と梢田威。迷コンビが、神田・御茶ノ水界隈で起きる難事件に挑む。スラップスティック警察小説。
【匂い度 ★★☆☆☆】
◇コメント◇
御茶ノ水署、2人だけの生活安全課保安二係。しかもこの2人、小学校の時の同級生でかつてのいじめられっ子(斉木)といじめっ子(梢田)だったのです! 今や元いじめられっ子が上司で、元いじめっ子が部下という見事な下剋上。
朝から晩までいがみ合いながら、しかし事件を前にすると凸凹がぴったりはまるのがこの2人。頭のキレる斉木と腕っぷしの強い梢田の、なんだかんだ言いながら息が合うという、幼馴染の旨味を存分に味わわせてくれます。
かぐわしい匂いをフンフンと嗅ぎ取りつつも、この2人のやんちゃさが癖になる……! 思わずクスクス笑ってしまうこと間違いなしです!
コメント6
匿名6番さん(1/1)
暗夜鬼譚と後宮の二つとも好きなのでミラクルを感じました。匂い系は長く嗜んでいられるので大好きです。
匿名5番さん(1/1)
気になって『後宮に星は宿る』を読んでみましたが、匂いをかぎとることができませんでした。
まだまだ腐力が足りないのかしら
匿名4番さん(1/1)
匂い度が高く、内容も好みだった「青空の卵」を購入。男2人でどちらかが世話焼きっぽいのBLでも大好きなので。ちるちるさんの匂い系のおすすめ大体ハズレ無しなので期待してます。
匿名3番さん(1/1)
暗夜奇譚シリーズの旧版好きすぎて古典と日本史の成績爆上がりした思い出。
匿名2番さん(1/1)
匂い度の★評価すごい参考になります!
他の匂い系作品にも匂い度評価付けて欲しい・・・
匿名1番さん(1/1)
どれも知らない作品で、どれもめっちゃ気になりました!片っ端から読んでみます。紹介ありがとうございます(^o^)