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大人になるため精子をごっくん!ち〇こ切断や精液伝達など驚きの風習とその作品を集めてみた

2020/03/29 13:00

2022/08/21 14:00

山間部で行われる秘密の教育。女性禁制の「男の家」とは…?



幼いころから当たり前のように教わってきた文化や風習。しかし一歩外へ出てみると、自分たちにとって当たり前のことが実は当たり前ではないことに気づかされます。

そこで今回は、男性にまつわる世界の風習を調査してみました! 現在も行われているものから、既に廃止されているものまで、それぞれの風習を取り入れた作品と共に、5つご紹介していきたいと思います。

 

その1 「割礼」

 

割礼(かつれい)とは、男子の性器の包皮の一部を切除する風習です。日本だと包皮を剥く痛みは男子の通過儀礼のようなものですが、割礼は幼いうちに物理的に皮を刃物で切ってしまうというものです。ただでさえ痛いといわれている皮むきを無理やり行うなんて、恐らく想像を絶する痛みを伴うことでしょう……。

ユダヤ教、イスラム教では信仰の一環として、キリスト教圏では衛生上の理由などで行われており、アフリカ・オセアニアの諸民族などでは風習として行われています。いずれも割礼は大人になるための通過儀礼として行われており、生後間もなくか、少年のうちに割礼が行われ、時期は生後7日目に行う場合から、10~12歳頃までの場合など幅があります。今でも一部地域では割礼を行うことが奨励されており、それによる死亡事故なども稀にあるそうです。

僕はすべてを知っている』作:高久尚子




若き名医の犀川千博(さいかわちひろ)は、包茎整形治療のプロ。醜い下半身を見る毎日に内心うんざりしていた千博が、ある日街で出会ったのは、ケータイショップの販売員・浅野歩(あさのあゆみ)。
服の上からでもアソコの形がわかる千博は、歩のかわいい笑顔より、下半身に一目ぼれ!!
「君は世界一美しい」と口説くけど、歩は素直に喜べなくて!?



無理矢理皮を剥かないで、ち〇ぽの悩みは病院へ!
包茎整形専門医×絶世の美チンの持ち主というち〇ぽがきっかけで始まるラブ♥ 包茎BLといったらこちらの作品は欠かせません!

包茎治療の病院ということで、作中でちょくちょく登場する病院内の川柳の中にこんなものが。
皮かぶり 悪くないけど 不衛生
これに書いてあるように、皮をかぶったままというのは良くないということのようですが、だからといって医療知識のない人間が無理やり切るのはやはり危険な行為! 健やかな成長のためには、やはり”割礼”を行うのではなく病院へ行って相談するのが一番安全な方法かもしれません……。
他にも「包茎の 帽子をぬいで こんにちは」など、包茎に関する川柳が作中でたくさん登場するので、ぜひ読みながら探してみてください!


その2 「カストラート」

 


カストラートとはイタリア語で、去勢された男性歌手のことを指します。英語のcastrateにも去勢するという意味があります。男性器を去勢することで、男性ホルモンの分泌を抑え、声帯の成長つまり声変わりを人為的に妨げ、ボーイ・ソプラノ時の声質や音域をできうる限り持続させようとしたものです。

このカストラートの起因は、1600年ごろのイタリアでは女性が教会で歌うことは許されていなかったため、変声期前の声質を保った男性が必要とされたたと考えられています。ピーク時には、毎年4,000人以上にも及ぶ7 ~11歳の男子が去勢されたとの記録が残っているそう。現在は廃止されています。


カストラート』作:露がも子





神に選ばれた天才だって、人並みに悩み恋をする──。華やかで壮絶な、音楽に身を捧げたカストラートたちのドラマチックロマン!


神に愛された声を持つ少年」と呼ばれるカストラートを取り巻く、壮絶なドラマが描かれた本作は、18世紀のイタリアを舞台とした作品となっております! 天使のような声帯を維持するために、男性の変声期を人為的になくした少年歌手と、その後輩である作曲家志望の下級生のすれ違う恋心やカストラートとしての宿命が繊細に表現されています……!!

カストラートの声質は野性的でいて官能的な歌声、歌唱中あまりの興奮に歌を聴いていた女性が失神をしてしまったという文献もあるようです。当時はカストラートの需要が強く、自らの子供を差し出す親も少なくはなかったようです。そのためカストラートは両親や周囲の大人たちへの警戒心や嫌悪感が強い人も多かったと言われています。そんなカストラートの生きづらさや苦労に触れることができる本作は涙なしでは見られない名作……! 是非気になる方はチェックしてみてくださいね!


その3 「宦官




カストラートはあまり知られていない風習だとおもいますが、去勢を行っていたのはカストラートだけではありません。皆さんご存じの通り”宦官”というのも、去勢を施された官使のことを指します。

宦官の主な仕事は宮廷や貴族の家に仕え、後宮女官の監督や宮中の雑役を行っていたと言われています。印象としては、中国のほか朝鮮などの国々で採用されていた制度のように感じるかと思いますが、古代オリエントにはすでに存在していたという説もあります。
クレオパトラ時代のエジプトの近衛隊長は宦官や、イスラム時代にもハレムの管理者として用いられたことが多いんだとか……!

中国では、王の側近として政治に関与することもあり、元来は宮刑に処せられた者が宦官として用いられていましたが、王の側近となるため、去勢を自ら志願する者もいたそうです。王の側近として権力を握るために、自ら去勢を志願……相当の野心家ではないと踏み出せない領域ですよね……!!


皇帝と宦官』作:日野晶


 

昼はあどけない顔。夜は後宮の妃より魔性。
海燕は歌や踊りを披露する宦官。
仕事の要領が悪く叱られてばかりだけど、前向きで元気いっぱい(楽天的とも言う)。
ある日、皇帝の夜伽を命じられ、そこで待ち受けていたのは――!?
話題沸騰・嫉妬と欲望が渦巻く淫靡な宮廷ドラマ、遂にコミックス化!


そんな宦官を描いたのがこちらのシリーズ!
美人揃いの後宮の女性陣にも負けない魔性の男……想像するだけで滾るものがありますよね♥ 王の側近として寵愛される中世的な宦官は、王宮内の注目の的だったことでしょう……!
作中ではアソコがないということに対して萌えが止まりませんでしたが、実際に去勢されるというのは、とても恐ろしいことなのだと改めて思い知りました(痛いどころの騒ぎではない……)。

そんな宦官の強い覚悟や、宦官に至るまでの経緯など、歴史を知った上で作品を読んでみると、より深くストーリーを理解することができるかもしれませんね!!


その4 「お稚児さん」

 



これまでは外国の風習を中心にご紹介してきましたが、次に紹介するのは日本でも歴史上実際に行われていた慣習になります。皆さんは「お稚児さん」と呼ばれる子供の存在を知っていますか?
一般的な子供として、乳子(ちご)という言葉もありますが、特別な意味をもつのは寺院の稚児。主に雑用に従う少年のことを指します。

稚児は髪は長く伸ばして、中世的な姿見の少年。そして、寺院の稚児たちは女人禁制の僧院内で男色の対象となっていました。僧たちは競って美少年を稚児に選んで専属とし、稚児をめぐる争奪を演じていたんだとか。男色本の初めとも言われている『秋の夜長物語』に、僧侶と稚児の恋が描かれたことでも話題となったそうです。

……ちなみに稚児は6~12歳ほどの少年を指し示すらしいです。僧侶は女性との性行為が禁止されていたために、美少年を欲の対象に見る……過去の因習とはいえ、想像するだけでドキドキ、ソワソワしちゃいますね!

男に抱かれるために生まれてきた』作:三雲譲






僧たちの慰めモノとして夜な夜な大勢の男たちの相手をしている紫苑。 「皆様のお役に立てるならば…」と無邪気に笑う紫苑を見て宗光は憐れみながらも欲情し、美しい彼にのめり込んでいく。 そして紫苑もまた唯一優しくしてくれる宗光に惹かれ始めるが、紫苑の飼い主がそれを見逃すはずがなく──

 
僧侶と稚児の純愛を描いた本作には、稚児文化がうかがえる描写が多数描かれています。複数の僧侶の夜の相手をしながら、健気に奉仕を続ける青年と、そんな青年を憐れみつつも、その美しさに惹かれてしまう僧侶の歪さが心に沁みる作品となっております!本作は稚児としては年齢がやや高く、少年というよりも青年稚児が主人公の作品です。

見目麗しい美青年に群がる大勢の男たち。そんな大人たちに求められても、汚されても、彼がまとう美しさが色褪せることはなく、周囲はより一層その魅力に堕とされていきます……。
稚児文化は現存する日本の歴史物語にも度々記載がありますので、歴史BLをさらに楽しむためにも、ご興味のある方はそうした文献を読んでみてはいかがでしょうか!
 

その5 「成人男性の○○を飲む!」

 

 

太平洋の赤道の南にあるメラネシアの島々。この地域に住む部族の間には、少年を一人前の男にするための通過儀礼として、少年の口もしくはアナルに成年男子の精液を注入する風習があったそうです。メラネシアでは、精液は少年の体内で自然に生成される物質ではなく、大人の男から少年に伝達する必要があると考えられていたため、精液は少年が一人前の男になるためには必要不可欠な物質だったのです。

少年たちは9歳か10歳に達すると、一人前の男になる通過儀礼を受けるために家族と離れ女人禁制の「男の家」に入ります。
中には、毎夜7人~8人の大人たちにバックで犯されたり、アナルセックスに加えて、鋭い竹のナイフで少年の身体に傷をつけ、その傷口に精液をすり込んだりといったような精液伝達の方法もあったようです。

 

純愛インモラル』作:つくも号




この風習が描れているのは、こちら『純愛インモラル』に収録されている『ムカイシ』という作品です。コミックスのあとがきでも、「メラネシアの島々で実際に行われている」と書いてありましたが、作品の舞台は日本。まさか日本でもこのような風習が行われていたのか……さっそく調査してみたところ、なんとかつては日本の一部地域でも同じような風習が行われていたとか……!

内容は「フンドシ祝い」を終えた少年が「若衆宿」に入って、年上の若者と、一人前の男になるための教育・訓練を受けるというものです。
作中でも、メラネシアと同じように男児を村の大人として迎え入れるため、未婚の男性の精液を男児に注入する祭りが行われています。
今では考えられないような風習が、かつて日本でも行われていたとは……驚愕です。


世界の様々な風習をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? 今回紹介したもの以外にも、国や民族によって様々な風習があるので自分の地域にある風習などを調べてみるのも面白いかもしれません。ぜひ作品の方も併せてチェックしてみてください!

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コメント3

投稿順 | 最新順

匿名2番さん(1/1)

幼稚園児の息子がいますが、お風呂に父親といっしょに入った時に少しずつ皮むきをしていたようです
先日むけたよ~と報告がありました
衛生上の問題もあり子どもの頃に包茎はむいておくほうがいいようですね

高橋由佳利さんのエッセイマンガ「トルコで私も考えた」に、息子さん(トルコ人とのハーフ)の割礼式の様子が興味深いですよ。そのものずばりの場面は出てきません。でも、すごく痛いそうで、泣く息子さんの痛みが治まるまで、1週間くらい添い寝しなければならなかったそうです。

匿名1番さん(1/1)

カストラートや宦官の去勢を「風習」とはいわないと思う・・・。

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