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上下巻BLは名作が多い、は本当か?2024
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2020/01/17 18:00
【#ちる箱 無事終了しました!】
— CHILL2BOX (@CHILL2BOX) January 11, 2020
CHILL CHILL BOX 5th presents
朗読劇「逢魔時コンフュージョン 」2020年1月11日(土)2回公演
at麻生市民館
公演終了いたしました!!
たくさんのご来場誠にありがとうございました!!! pic.twitter.com/syV7r15GNs
年が明けて10日。お正月気分が未だ残る中、CHILL CHILL BOX 5th presents 朗読劇「逢魔時コンフュージョン」が2020年1月11日(土)に開催されました!
5回目の開催となる今回のイベントですが、野島健児さん・佐藤拓也さん・熊谷健太郎さん・酒井広大さんという4名の「ちる箱」初出演の声優さんと、もはや「ちる箱」ファミリーと言っても過言ではない(!?)中澤まさともさん・白井悠介さん・波多野和俊さんの3名、計7名を招いての催しとなりました。
様々なジャンルで活躍する超豪華キャストが今回演じたのは、双子の兄と鬼の甘美な交わりを描く人外和製ファンタジー。「萌え・エロス・笑い」の三拍子が揃ったイベントより、さっそく昼の部の様子を皆様にお届けしたいと思います!!
■あらすじ
主人公・天野静馬は、高校二年の秋、母を病で亡くす。母の隠された務めについて、遺言で初めて知る静馬と、双子の弟・拓巳。その務めとは、「母の後継者として神社の当主となり、この土地の氏神である“鬼”に、身も心も捧げよ」というもので──。
双子の兄弟・静馬と拓巳が母の死に直面するというシリアスなシーンから物語は始まります。……って、登場した野島健児さん、熊谷健太郎さん、袴姿じゃないですか~~~!! 書生さんを思わせる和レトロな衣装にイケボ……。開幕早々に視覚と聴覚で客席のハートをキャッチします! さらに、ステージ上のスクリーンをフル活用した演出が朗読劇に臨場感をプラス! イメージ写真やキャラの立ち絵が表示されているので、より世界観に浸りやすくなっていますね!
さて、死という重いテーマで幕を開けた朗読劇ですが、実は結構コミカルな要素も強く。テンション高めな母の遺言が明かされるシーンでは、そのおちゃめな文体に客席から笑い声が零れます。
しかし、いざ物語の核心となる静馬と羅叉の出会いのシーンになると、雰囲気は一転。ひとりで「継承の儀」をおこなう静馬の前に突如現れたさとたく氏! ではなく羅叉! 銀髪ロン毛の鬼という最高のキャラクタービジュアルに加えて、赤を基調とした佐藤拓也さんの衣装がよりファンタジー性を強調しています。
攻め力がカンストしている羅叉と、儚げな雰囲気を持つ静馬。
ふたりの出会いにソワソワしていると……、キターーーーッ! 佐藤さんの自前SEと吐息大放出なエッチすぎるセリフ! 「セクシーボイスの申し子」がここにいる~! そしてそして! 野島さん演じる静馬の、控えめなのに凄絶な色香が漂う喘ぎがこれまたたまらんッ!! え、いいんですか!? お昼からこんなアダルトすぎる朗読劇を堪能しちゃって! 羅叉に純潔を奪われてしまった静馬を想像してニヤニヤが止まりません~!!
波多野和俊さん演じる双子の父は、ジンバブエに赴任中という何やらスゴイ設定。シンプルな和装姿がシブくてGOODです!
花道で亡き妻からのラブレターを読み上げるシーンでは、まるで本人が憑依したかのような優しい声色に……。亡き母の、夫と息子たちに注いだ愛情を客席まで届けるような、心に染み入る演技でした。
羅叉の配下で烏の化身という羽月。演じる中澤まさともさんは、イメージカラーの紫を取り入れた衣装で登場し、これまたオタク心をくすぐります♪ そして「ちみキャラ」感溢れる演技は、物語に笑いを添えます。「羅叉様、今夜も絶倫だからな~!」というセリフには会場も大爆笑でした!
物語はさらに進み、双子の幼馴染・廉之介と、廉之介の従兄弟・乃亜が登場したことで、BL的展開がさらに加速! 金髪ハーフという強すぎるビジュアルに加えて神父という萌えオプション付き! 白井さんの衣装もしっかり神父の装いで、世界観にハマッていました。
そんなイケメンにどうやら淡い想いを寄せているらしい廉之介。自転車ふたり乗りという「そんなん絶対付き合ってるやろ」展開が始まり、会場のボルテージも上昇!! メインの羅叉×静馬だけで口元が緩みっぱなしなのに、このふたりも萌え製造機だったとは!! ありがたや~!(合掌)
乃亜×廉之介の恋愛未満なやりとりにキュンキュンしたあとは、静馬と拓巳、羅叉のドキドキシーンが♥ 静馬が羅叉としていることを知った拓巳が単身羅叉のもとへ乗り込んでいくのですが……、ここで予期せぬ羅叉×拓巳展開にッ!? 出血大サービスと言わんばかりに響くキス音に、「これBLCDで聞いたやつ! これBLCDで(以下略)」と、思わず天を仰いだ筆者。まさかここまでがっつり披露して頂けるとは……BLの神様に感謝せざるを得ません。
その後駆け付けた静馬は、弟が見ている前で羅叉に手を出されてしまうのですが、双子なのにキスや愛撫をされた時の反応が全然違うところが二度おいしくてイイ! 拓巳は驚きと戸惑いが交じった初々しい感じなのですが、対する静馬はとにかく艶がスゴイ……! けしからん高校生オブザイヤー2020受賞間違いなし。
エロティックな一方、羅叉の孤独な一面が徐々に表面化してきます。そんな彼にどうしても惹かれてしまう静馬……。皆大好き、「カラダから始まった関係がいつの間に……」的展開が、壮大なスケールと圧倒的な演技力のもとで繰り広げられていきます。
白井さんが下手花道に、酒井さんが上手花道に登場して始まる乃亜と廉之介の掛け合いシーンは、先ほどまでのシリアス&エロティックな雰囲気とは打って変わって、可愛さと胸キュンが連続攻撃するもの。
乃亜お気に入りのテディベアの名前にひとしきり笑ったあとは、恋人なんじゃないかと錯覚するほどに甘い乃亜の言葉に萌え転がり、そんな乃亜にドギマギ&動揺しまくる廉之介の可愛さに五体投地。
シリアスとエロスと甘さ、絶妙な緩急で進むストーリーに、改めて脚本のすばらしさを実感します。
物語は後半に入り、静馬と羅叉との間にも変化が生じます。羅叉の秘密を知り、徐々に彼に惹かれ始めた静馬。羅叉を理解し、寄り添おうとする優しさに胸を打たれますが、一方でその優しさゆえに羅叉ともすれ違い……。
一方で、静馬の務めの内容(鬼と交わること)を知って以来、ギクシャクしていた双子もようやく和解。ここでは拓巳のブラコンぶりが炸裂します! 大好きな兄を取られて悔しいという嫉妬をこぼした拓巳が尊い……。
ふたりの掛け合いの直後、花道にて拓巳がひたすら静馬への愛を語るのですが、これにはもう双子好きの筆者も無事死亡。嫉妬しつつも、当主としての静馬を支えようと決意する彼に愛おしさが溢れました。おバカで活発な弟と、真面目で健気な兄……こりゃもう国宝だぁ!
双子に萌え転がったあとは、スーパー羽月タイム! そう、人間姿の羽月の登場です!! 烏の化身にふさわしい、黒い羽根に黒髪……。コミカルな演技で魅せたまさともさんのイケメン演技に内心ガッツポーズをキメた方もいるのでは? あまりのギャップに、普段は穏やかな静馬も「羽月!? うっそーん!?」とらしくない返しをしてしまうほど(笑)
そんな萌えポイント続きのシーンを経て、物語はいよいよ核心に迫る展開へ……。静馬と拓巳が幼い頃に経験した神隠し、舞台となった村に伝わる鬼の昔話……ミステリー小説のような展開が続きます!
昔話の朗読は波多野さんが担当!
絶倫鬼(笑)の秘密に「そういうことか~!」と膝を打ったのも束の間。中盤から不穏な動きを見せてきた乃亜の魔の手が羅叉に迫る──!? 聖水により身体の自由を奪われた羅叉が! 乃亜に! 蹂躙されそうに!? まさかの神父×鬼CP、しかもムリヤリというおいしすぎるシチュエーションに合掌したのは筆者だけではないハズ……!
どんな方法でこの窮地を脱出するのかと思いながらステージを見つめていると……、待ち受けていたのは今日イチと言っていいほどの笑いの渦!! 乃亜を止めようとして逆にメロメロにされた廉之介、ブラコン弟・拓巳の乱入、そして実況者さながらの長台詞で客席を沸かせた羽月、スポットライト外で迫真の演技を披露する乃亜! 観客の予想の斜め上をいく展開に腹筋が割れまくりです!
しかぁし!! 本イベントの主旨はボーイズたちのラブです! すれ違いと苦難を乗り越えた先のラストシーンでは劇中一番の甘さを誇るキスが♥ 静馬の茶目っ気溢れる「好き?」に対して、照れたように返された羅叉の「……好き」、た、たまらねぇ~~~!
異種間バカップルにスタンディングオベーション!
コメディとシリアスの比率が絶妙なストーリーと、キャスト陣による迫真の演技、劇の世界観をバッチリ反映させた衣装と、完璧かつ大満足な内容でお送りした朗読劇。スタッフでありながら筆者自身も最高に楽しんでしまいました~!
終演後は会場のあちらこちらから興奮気味に感想を語り合う声が! 皆さま楽しんで頂けたようで何よりです♪
以上が昼の部のレポートとなりますが、最後に夜の部トークパートから演者の皆さまの声を少しだけご紹介したいと思います。
■演じる上で気を付けた点など
白井悠介さん「ハーフの役だったのですが、どこまで日本語を喋れるのかっていう……。ギャグにならないように注意して演じました」
酒井広大さん「(白井さんの)アドリブが凄い! リハのときも毎回違うし、素で『わかんねぇよ!』と言ってしまいました(笑)」
熊谷健太郎さん「肉体派のキャラなので、変にいじらないように、捻らないように意識して演じました」
中澤まさともさん「小さいほうの烏とそうじゃないときの演じ分けに気を付けました。あと衣装が新成人さながらで……(佐藤さんと並んで披露)」
佐藤拓也さん「台本の中で肉体的な接触が多く、普段音声でお届けしているものを舞台上で演じるというのはどこまでできるのかという感じで、挑戦でもありました」
野島健児さん「俺ね、いっぱいしゃべった!(一同爆笑) 音声ドラマは声優の真骨頂。声だけで表現できる特別な仕事なので、やりがいがあるし、面白かったね! あと、お兄ちゃんなんだけど母親的な部分を役作りのなかで意識しました」
■本日の感想
白井さん「CHILL CHILL BOXは3rdの際にも出させて頂きましたが、どんどんスケールアップしている感じがします。また6th、7thと続いていくと思うので、またぜひ出演させて頂きたいです。野島さんとは今回初めましてなので新鮮でした。新年一発目にがっつり朗読劇ができて楽しかったです」
熊谷さん「マイク前に立ったとき、横や後ろに見えるこの景色は生の舞台ならではのものがあります。今後もこういう機会があれば精いっぱい頑張りたいです。THE 弟! というキャラをやることも珍しいので、今日は一日楽しませて頂きました!」
酒井さん「中身も幻想的で印象的だったし、素敵な先輩に囲まれて刺激をたくさん受けた一日でした。衣装もすごくて身の引き締まる思いでした。朗読劇は見に来てくれるお客様がいてこそ成り立つもの。改めて感謝しつつ、こういう機会がまたもらえるように頑張ります」
中澤さん「5年目ということで、波多野さんとずっと出演させてもらっています。今回の話もとても新鮮で、長い刹那の中で育まれた恋……尊いです。きゅんきゅんします。たくさんの登場人物がひとつの物語を作っていて、そのひとりに入れてもらえるのはありがたいこと。因みに僕のGoogle検索に『○奴隷』というワードが加わったようです(一同爆笑)」
佐藤さん「CHILL CHILL BOXは今回初めて参加させて頂きました。また今回の朗読劇が2020年の初イベントでもあり……。朗読劇は普通のお芝居よりも演者と客の空気が大事。今回も非常にいい形でそれが顕現したのでは? こういった朗読劇は声優の本懐だと思っています」
野島さん「僕も初めて声をかけて頂きまして、パンフなどの写真も撮ったのですが、その時から素敵な作品になると確信してました(※撮影時は台本がまだ完成していませんでした)。個人的に神社巡りが好きなので、この世界に溶け込むことができて本当に楽しかったです。朗読劇は声優として本当に大好きなジャンルです。今月吉祥寺で朗読劇をやるので興味があったらぜひ(笑) また機会があれば皆さんと楽しんでいきたいです」
朗読劇に対する熱意を感じるコメントに胸が熱くなりますね……!
ご出演頂いたキャストの皆さま、制作に関わってくださった関係者様、そしてご来場頂いた皆さま、本当にありがとうございました!
またちる箱は、ご案内スタッフも前回に引き続きコスプレしていますので、ステキなスタッフの写真を最後に見てみましょう!
こちらはちる箱恒例のカフェスタイル
次回は一体どのようなステージになるのでしょうか。皆さまの期待に応えられるよう、スタッフ一同さらに力を入れて取り組んで参りたいと思います……!
CHILL CHILL BOX 5th presents
コメント3
匿名1番さん(1/1)
本当に素晴らしい朗読劇でした
いまだにストーリーやキャラクターを思い出して
尊さをかみしめています
音楽、映像、衣装も素敵でした
期待以上のイベントだったので、難しいとは思いますが
音声や脚本をぜひ形にしていただけると嬉しいなと…!
スタッフさん、キャストの皆様、本当にありがとうございました!
ステラルーさん
本当に楽しかったです。前回からの参加なのですがスタッフの皆さんの接客やコスプレが毎回素晴らしいです。丁寧で迅速BL愛に溢れています!!
お忙しい中いつもすてきなイベントありがとうございます。ずっと続けてください!
応援しています!!
wajitsuさん
凄く楽しく過ごさせて貰ったので行けて良かった〜
今度はさとたく総受け劇あったら個人的に五体投地レベルですめちゃくちゃ行きたいです。