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\受けの羞恥顔が見たいBLオタク集まれ/
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2019/07/05 16:48
那梧なゆた先生の人気コミックスを原作としたドラマCD『星とハリネズミ』のキャストインタビューが、BLCDレーベル「marble records」より到着しました!
本作では、江口拓也さん×白井悠介さんが演じるチャラふわ大学生・千葉郁美×人見知りツンデレ庭師・山伏春潔のキュンキュンが止まらない極上のピュアラブが堪能できます♥
ラブラブな2人の前に現れる春潔の兄・山伏秋彦役には高橋広樹さんをキャスティング。超豪華な声優陣に期待値MAXです!
江口さんと白井さんの和やかでゆる~い雰囲気や、作品にまつわる三人のプライベートなお話まで、文字数多めでたっぷりお届けします♥
―――収録を終えてのご感想をお教えください。
江口拓也(千葉郁美役/以下、江口):楽しい収録でした。(BL作品で)白井くんとガッツリと絡むのは初めてだったので、最初どんな感じになるのかなと思ったんですけど、もう終始和やかに収録させて頂きました。ね?
白井悠介(山伏春潔役/以下、白井):うん、そうだな! とっても和やかな収録でした(笑)
江口:そんなリラックスしている空気感みたいなものが作品に反映されていたらいいな、なんて思いますね。
そんな中、私が演じさせて頂いた郁美くんは非常に明るいキャラクターで、学校の友達とも仲良くやってるみたいだし、すごく人付き合いがうまい感じがしたので、そういった人に好かれるというか、元々彼が持っている人懐っこさだったり、ある意味人たらし的な雰囲気を、どこまでうまく演じきることができるかなと、模索しながら演じさせて頂きました。
白井:僕は、江口坊主とは…
江口:(遮って)だから江口坊主ってあだ名、浸透してないからさー! 記事にしてもさ! 流行らせようとするなよ(笑)
白井:そう?(笑) 江口くんと一緒にBLでメインを演じるのは初めてで、「あっ。そういえば、なかったんだ?」って感じで、ちょっと意外な思いもありつつ。一緒に演じるのが楽しそうだなって思いながら今日収録に臨ませて頂いて、実際の収録でもやっぱり気さくだし、すごく話し掛けてくれるんで。
江口:いつもは話し掛けてくれないみたいじゃないですか(笑)
白井:いやいや、違う違う。いつもいつも!(笑) いつも話し掛けてくれるので、すごく和やかに収録が進みましたし、何より楽しかったですね。
春潔くんと同じで、僕も人見知りで、普段口数も少ないタイプなので…
江口:えっ!?
白井:そう。普段というか、プライベートのときなんかはね。なのですごく気持ちは分かりますね。春潔くんの口下手なところとか、自分がすごくかっこいいとか、かわいいとかって思った相手に対して無口になってしまったりっていうところは、ある種自分と近いものがあるなと思いましたね。
実際に演じる上では、最初のシーンの匙加減が難しかったですね。最初、(郁美に対して)怒ってるのかって勘違いされているので、あえてちょっと強めにきつく演じたりしました。でもだからこそ、それが後々のデレに生きてきたなと思います。
春潔くんという一人のキャラクターを通して、色々な面を演じさせて頂けたので、すごく充実した楽しい収録でした。
江口:かわいかったよ(低音)
白井:ありがとう(低音)
一同:(笑)
―――素敵な匙加減をありがとうございます! そしてお二人とも魅力的な低音ヴォイスでありがとうございます!(笑)
次に、演じられていて特に印象に残ったセリフやシーンがありましたらお教えください。
江口:随所にこだわりの部分はあったんですけれど(笑)
僕、素直に言葉を伝えるっていう部分はけっこう意識しましたね。感謝の伝え方でも真っすぐに言うように気にするようにしていました。
あと、シナリオを読んで「ここだ」と思ったのは、二人が交わるシーンのときに、春潔くんの顔を見て「かぁわいい」っていうセリフで、小さい「ぁ」っていうのをどうやって表現しようかなって漫画を読んだときから考えていて、色々とやった結果があのセリフになったので、そこは自分の中で何となく印象に残っていますね。
あとは、旅行のシーンは漫画の中でも色んな表情を見せていたので、その表情を大切に演じたいなと思って、もうジェットコースターに乗るように演じさせて頂きました(笑)
白井:かわいかったよ(低音)
江口:ありがとう(低音)
―――旅行の話の冒頭のナレーションが素敵で引き込まれたので、皆さんにも早く聴いて頂きたいです!
白井:僕はさっきの話にも関わってくるんですけど、作品冒頭のツンの中でも一番のピークでもある、「大丈夫なんで」っていうセリフですね。
原作でもなかなかいかつい表情をしているので、物語の一つのポイントとしてもすごく印象深いシーンだなと思っています。
その後の郁美の家の玄関先と部屋での観葉植物を見ているところとかも、それまで全然言葉を発していなかったのに別人のようにツラツラと言葉が出てきていて、本当に庭師という職業が好きで、自分の好きなことを仕事にしていて楽しいんだろうなっていう思いがすごく伝わってきたので、そういうところの演じ分けというか、切り替えが演じていて楽しかったです。
やりたいことを生業にしているっていうのは、何かいいですよね。僕自身、今、声優というやりたいことをやらせて頂いているのですごく分かるな~って思いながら演じさせて頂きましたね。
―――今作の聴きどころをお教えください。
江口:やっぱり春潔くんのかわいさじゃないですかね。
白井:おっ!
江口:どんどんと二人が仲良くなっていくあの微妙な距離感の中で、自分が同性に恋をしていくっていう心の動きっていうのが、すごく原作を読んでいてもいいなって思いましたし、特に二人が花火をバックに「よろしく」っていうやりとりがすごく素敵だなと思ったので、そのシーンが聴きどころですね。
白井:やっぱり春潔の最初のツンケンしているところから、一気にデレデレになるところですね。ツンデレではなくもう…デレデレ!(笑)
江口:あははは(笑)
白井:春潔のデレの成分が後半はもうドドドっと押し寄せてくるところと、それに振り回される郁美くん。二人の対比も原作を読んでいて、また聴いて頂いても面白いと思いますので、ぜひそういったところにも注目しながら聴いて頂けたらなと思います。
原作を読んでいない状態で初めて音声で聴く人にもミスリードというか、そう思わせるように今回演じさせて頂きましたので、そこも聴きどころですね。
―――チャラふわで社交的な郁美、シャイで人見知りが激しい春潔、趣味はゲームでゆるーい大人の秋彦、ご自身はどのタイプですか?
江口:今でこそ郁美みたいに立ち振る舞えますけど、元々は本当に春潔タイプだったんで。
白井:ほう。
江口:高校を卒業してから上京してきたんですけど、それまでは人の目を見て話すことができないタイプの人間だったので。授業中もずっと寝てたし、休み時間も寝たフリしてたし。
白井:友達いないから?
江口:や、そういうことじゃなくて(笑) 色々ダルイ時期ってあるじゃん。何か息するのもダルイみたいな。そういう拗れてた時期があったので。
白井:へ~
江口:人と関わるのもダルイみたいな。周りで皆がわいわいしてるけど、別に一緒になってわいわいするの面倒くさいしみたいなタイプの人間だったので。
白井:あ~
江口:人見知りもありましたね。初めて絡む人とはやっぱどう関わったらいいか分からなかったですし、逆に関わらなきゃいけないときは頑張って関わろうとしすぎてそれがすごいストレスになったりして。そういう意味では、まあ人見知りだったのかなって感じですね。今は全然誰とでも仲良くできますけども。
白井:確かに、郁美っぽいわ~
江口:ぽいでしょ? 毎晩、飲みに行ってるしね。
白井:そうだよね~。社交的なって意味でも、チャラいってところもね(笑)
江口:そうそう。風でお届けしておりますから(笑)
白井:一番近いのは春潔ですね。次に近いのは秋彦かなって思いますね。春潔が6、秋彦が4くらいの割合ですかね。ゆる~いです。
江口:ゆるいの?(笑)
白井:ゆるいというか、あまり周りに興味がないので。
江口:あはははは(笑) あー、なるほどね。独特な空気が流れていて、我関せずみたいな?
白井:えぇ、我関せず。「ふーん、あぁ。へえ、そうなんだ。いいんじゃない?」みたいな、そんな感じですかね。
江口:なるほどねー(笑)
―――春潔はピアスで人避けをするくらい人付き合いが苦手ですが、人付き合いのコツ・人と接するときに普段から気を付けていることなどがありましたらお教えください。
白井:教えてください。江口パイセン!
江口:え!?(笑) そうっすね…アルコールですね!
白井:(笑)
江口:まあ、ドーピング…
白井:ドーピングかぁ…
江口:やっぱり僕、お酒がなかったら人と仲良くできなかったなって思うんですよね。
白井:ほぉ~
江口:何かある意味、お酒が入ると一瞬無礼講になるじゃないですか。その状態で色々な人と話せることによって会話の仕方を学び、その学んだものを日常生活に応用していくって感じですね。距離感みたいなものとか接し方とか。
白井:素面でも?
江口:そう。素面でも人と喋れるようになるっていうか。僕、結局、人付き合いって甘えることだと思うんですよね。
白井:おぉ!? ちょっと深い話入ってきたよ?
江口:甘えることができて初めて自分の殻をちょっとは解放してるってわけじゃないですけど、人に頼ることができるってことは、逆に頼られることにも繋がるんじゃないかなってことでもあるので。
こっちから甘えるのは信頼に繋がってると思うから。まあ分かりやすく信頼してますよっていうことを何となく伝えられるような感じになるのかなって思いますね。
白井:なるほどね~。ちょっと甘えてみたらいいってことね?
江口:そうね(笑)
白井:僕は人付き合いがすごく苦手なので、本当に自分からまず誰かに「遊びに行こう」とか、「食べに行こう」とか誘うことは最近はほぼないですね。だから、人から誘われて気が向いたら行くくらいですね。
江口:付き合い悪いんすよ。
白井:いやいやいや(笑) 言うて、そんなに誘ったことないじゃん。
江口:あははははははは(笑) 「今日はサッカー観るから」みたいな感じで断るからね(笑)
白井:サッカーは大切なんでね。
江口:サッカーと仕事、5対5くらいだもんね。
白井:いやいや、仕事とは別よ。ちゃんとそこは切り替えてるから。
江口:仕事とサッカー、どっちが大切なのよ!?
白井:それはもう…両方だよ(笑)
江口:あはははは(笑) それくらい大切ってことね(笑)
白井:僕、お酒も苦手…というか弱いんですよね。本当にもうほろ酔いでベロベロにガチ酔いしちゃうんで。
江口:ほろ酔いでガチ酔い(笑) いいじゃん。コスパよくて。
白井:でも酔って気持ちいいかって言われたら、気持ち悪くなっちゃうから。
江口:それは大変だ。
白井:そう、そうなの。だから、ちょっとお酒でのコミュニケーションもなかなか取れないので。何ですかね、やっぱり自分と共通する趣味とかがあったら盛り上がれると思うので、自分の好きなものとか、そういうものが他の人に伝わるように自分から発信していくことが大事なのかなってちょっと思いますね。アピールするってわけじゃないですけど。
―――買い物シーンがありましたが、洋服などを買うときのポイント・最近のエピソードなどがありましたらお教えください。
白井:江口くんはとりあえず高いものを…
江口:やめろやめろ!(笑)
白井:高いもの順にリスト化…
江口:いやいや(笑) それでいうと、値段は見ないで、完全に見た目ですね。
白井:出たぜ! スターだ。スターの発言だぜ!
江口:違う違う違う。
白井:星だぜ!
江口:あははははは(笑)
白井:値札見ないでレジに持っていくんだ。
江口:見ないで持っていって驚愕したりとか。いや、マジでレジでぎょっとします(笑)
でも結局、それって自分の見る目がどうかなんですよね。見たときに、「あぁ、これ大体この値段だな」って思って、それが大体合っていればそれでいいんですよね。要は値段を見ないでも物の価値をどうやって自分が判断していて、これにだったらこの値段を払えるだろうなって思って買って、それが合ってた場合は、自分の感覚が合ってたなって思うんですけど。それが間違ってた場合、例えば「これだけ高いだろうな」と思ってレジに持っていって安かったりしたら、「すげーいいもんだな」って思うし、逆に「これは安いやろ」と思って持っていって高かった場合、「うわ。俺見る目ねーな」みたいな、そういう指針になるし。
ある意味、値段に左右されたくないみたいな。高いからいいものではなく、自分がいいと思ったものがいいものって思いたいので、そういった意味では買い物のときは、見たときの感情を大切にしますね。
白井:へ~、でも何かいいね。買い物自体をすごく楽しんでる感じがする。
江口:結果、貯金がなくなるんですけどね。
白井:それは日々の飲み会のお金でしょ。
江口:はい…そうだね…
白井:あははは(笑)
江口:はぁー(溜息)
白井:僕は、もっぱら緑の服を。
江口:緑星人じゃん(笑)
白井:緑星人なんですよ、もう。ピッコ〇っすよ。
江口:ピッコ〇さんなの!? 肌、緑じゃん!
白井:えぇ。もうピッコ〇さんですよ、私(笑) でも最近は、あまり店舗に足を運ぶことは少ないですね。ネットでポチっと、検索もすぐできるじゃないですか。
江口:現代人~!
白井:このジャンルで緑って検索すると、緑の服しか出てこなくなるから。
江口:えっ! 緑で検索するんだ!?
白井:やるさ、そりゃー。
江口:マジか~(笑)
白井:二日にいっぺんくらいは見てるさ、そりゃー。
江口:やってんなー(笑)
白井:何か落ち着くんですよね、自分が緑と一緒にいると。僕にとっての癒しなんでしょうね、きっと。だから自然とそういうものを選んじゃうのかなーって。
江口:なるほどねー。
白井:でもネットなんで、いざ届いたら、「あれ!? 俺の思ってる緑と違うじゃん」とか。
江口:あははは(笑) いやいや、同じ緑でしょ。別に濃いだろうが薄いだろうが、緑でいいやん、もうそんなの~(笑)
白井:いやいや、「こんな薄いと思ってへんかったわ~」とか、「いや、もっと濃いのじゃん。何、あの画像ウソじゃん」みたいなこともあるんで。
江口:え~、めんどくさ~(笑)
白井:単に緑がいいっていうんじゃなくて、「カーキはちょっと違って」とかあるんで。深~い緑がいいんですよ。深緑が好きとかね。
江口:めんどくさいって!(笑)
白井:あはははは(笑) まぁ、でもそういう場合は買い取りサービスがあるんで。便利な世の中だなって思いながら、僕は日々ネットショッピングに勤しんでいます。
―――作品ファンの方へのメッセージをお願い致します。
江口:今回、原作コミックスをかなり前の段階から読ませて頂いていて、この収録に備えていたわけですけれども、原作の細かな表情の部分みたいなものをやっぱりできるだけ拾いたいなと思いっていましたし。手に力をこめるところだったり、そういった細かな感情の動きをどれだけ声で表現できるかみたいなところをすごく意識して演じさせて頂きました。
原作ファンの方にも楽しんで頂けるよう作らせて頂きましたので、ぜひ皆さんに聴いて頂いて、楽しんで頂けたら嬉しいなと思っております。
白井:原作を知らない方は、「何で『星とハリネズミ』というタイトルなのかな?」というところから入って頂きつつ、原作を元々読んで知っている方は、「ここ、こうね~」とか、「ここでこうなるんだよね~」とかニヤニヤしながら聴いて頂ければなぁと思います。
さっき江口くんも言ってましたけど、この作品では細かな表情の変化がすごく印象的なんですけど、特に春潔くんは赤面するシーンが多いので、音でどういう風に皆さんにお届けできるか僕自身楽しみですし、もし願わくは皆さんも一緒に赤面して楽しんで頂けたらな、なんて思っております。
原作の方もぜひぜひ合わせて一緒に読みながらCDを聴いて頂くのもまた楽しいかなと思いますので、原作共々楽しんで頂けたらなと思います。宜しくお願いします。
―――ありがとうございました!
―――収録を終えてのご感想をお教えください。
高橋広樹(山伏秋彦役/以下、高橋):
僕が演じたキャラが、急に現れて、別れさせようとするっていう登場の仕方だったので、すごく珍しいなって思いました(笑)
あのタイミングでの初登場シーンで、主人公に何かアドバイスをするとすれば、いいことを言ったりとかするんじゃないかって思うんですけど。もしくは、「そこまで言うんだったら別れちゃえよ」っていうあのセリフのところで、「そうじゃねぇんだったらさ。お前、こうしろよ」ってもう一段階上の名言みたいなものに発展するっていうのがフォーマットというか定番かなと思うんですけど、そこでスマホを奪い取って、相手にお別れメールを勝手に送信するっていうところで、「うーん」ってなって(笑)
もし第二弾があるとしても僕の役は出てこないんだろうなって思ってたんですけど、収録後に、実は原作には続編があってちゃんと登場しているとお聞きしたので、本当に嬉しいなって思いました。
収録中も「チャラい感じで」というオーダーだったし、読ませて頂いた原作でもワイルドというか、ちょっと無精ひげが似合うお兄さんていうビジュアルだったので、気怠さっていうものを意識して出すように演じさせて頂きました。とても楽しかったです。
―――演じられていて特に印象に残ったセリフやシーンがありましたらお教えください。
高橋:さっきの続きになっちゃうんですけど、スマホを取り上げるだけではなく、何と相手からの電話に勝手に出て、相手にも別れてくれって…「お前が言う!?」っていう、そういうところですね(笑)
台本を読んだ初見の感想としては、「この人、どうしようかな。役作り…」っていうところはありましたね(笑)
ひどい奴ではないんだよな、たぶん。春潔のことを純粋に心配はしてるんだけど、ブラコンっていうわけでもなくて、本当に軽い気持ちで接しているんだろうなっていうのが、なかなか淡泊な日常を見ているような感じがして、すごく印象的でした。
―――今作の聴きどころをお教えください。
高橋:僕、大学に行ったことがなくて、専門学校に通っていたときもキャンパスライフってわけでもなかったし。なので、友達同士でやいのやいの話しているシーンで、「今の大学生ってこんな感じなのかしら?」とか思ったりして。僕自身、学校というものに行かなくなってから人生も半分過ぎたので、何か懐かしいなって思いました。
全体的な感想なんですけど、BLだからおいそれと未成年にはできないんでしょうけど、「大学生ってこんな初心だったっけ?」って思って、僕も大人になったのかなって思ったんですけど(笑)
二人ともがずーっと初心で、いつまで経ってもドギマギしてて、何か僕から言わせるともどかしいっていう空気がずっと作品の中で流れていて。
そういうキュンキュンしたものにしばらくは触れてなかったなと思って、その辺りも楽しんで頂けるんじゃないかなって思います。
―――チャラふわで社交的な郁美、シャイで人見知りが激しい春潔、趣味はゲームでゆるーい大人の秋彦、ご自身はどのタイプですか?
高橋:(即答で)完全に秋彦。ていうか、他のタイプが当てはまらないっていうところがあるんですけど(笑)
ただ山伏家の家系だなって思うのが、春潔ほどの人見知りじゃないとは思うんですけど、どっちかっちゅーと僕もそんなにスーパーオープンな性格とは言えないので。やっぱり強いて言うなら80%秋彦なんですけど、20%春潔も入ってるかなって思います(笑)
よく新人さんに初めて現場で会って挨拶したときに、「高橋さんて怖い人だと思ってました」って言われるんですよ。なので、自己紹介をして頂くときに、今はなるべく笑顔で返そうとしてるんですけど、昔は自分の芝居で精一杯で、「あ、どうも」くらいのことしか返せていなかったので。それでたぶんつっけんどんな印象を与えていたのかなという気がしていて。
「あ、そうですか。よろしくお願いします」ってそっけなく返しちゃう、人見知りみたいな部分を直そうって最近は思っているところです。
―――春潔はピアスで人避けをするくらい人付き合いが苦手ですが、人付き合いのコツ・人と接する時に普段から気を付けていることなどがありましたらお教えください。
高橋:自分の中でのことなんですが、強がんないことです。
昔は負けたくないってずーっと思っていて。この業界にいると仕事相手が初めてお会いする方ばっかりとか、それこそ若いときは目上の方だらけって感じだったので、舐められるものかというか、あるいはネガティブに言い換えると嫌われたくないみたいなところがあって、けっこう肩ひじ張って最初のトークを始めるようにしていたんですけど、今はそういうのをやめて、自分が弱いところを先に見せようってするようにしています。
でも難しいですよね。「じゃあ、どうすんの?」ってなりますし。だからもう年齢もだいぶ重なったことを逆手にとって、別に言いたくもない親父ギャグをあえて言ってみたりとか。まぁ、思いついたときだけですけど。変な人って思われるのも何だけど、怖い人って思われるよりはマシかなっていう風に思って、なるべく肩ひじを張らないありのままでいようって心がけています。
―――買い物シーンがありましたが、洋服などを買うときのポイント・最近のエピソードなどがありましたらお教えください。
高橋:買い物、最近はほぼしないんですけど(笑)
買い物のときのポイントっていうか、僕にとっては出会ったときが買いどきなんですよね。
よし買いに行こうって出かけても、なかなか出会えないんです。
というのも、僕体型が中途半端なんですよ。LとLLの中間くらいなんです。身長と胸板が厚いっていうのもあるのと、ヒップというか骨盤がでかいので、パンツとかでもスキニーとかはあまり似合わないし、かといってゆったりしたスラックスとかチノパン系をはくと、途端におっさんみたくなっちゃうんですよ、体型的に。
ジャケットとかも、「あ、これいいな」と思ってLを試着するんですけど、ちょっと脇の辺りが突っ張るなってなったりとか。かといってLLにすると、肩が合わないっていうのがあるんですよね。
なので大体「探しに行くぞー」ってなってもそうなっちゃうので、今まで買ってきたお店の目星をつけといて、時間があるときにふらっと入店して、さっと着てみると、「これはLではあるが、俺に合ってるLだ」っていうのがあるじゃないですか。同じLなのにサイズが違うみたいな。
そういう自分にぴったり合うものに出会ったときに現金を持っていなくても、すぐお金をおろしに行ったりとか、カードで買っておくようにしてます。
たまにイベントのときにドレスコードがあって、「キャラクターのイメージカラーの青を取り入れてください」とかって言われたときに、「じゃあ、青のものを探しに行くか」ってなっても絶対見つからないんですよ、ぜ~ったいに。本当にやめてほしいんですよ、ドレスコードって(笑)
だから出会ったときが買いどきです!
―――旅行シーンがありましたが、旅行の思い出・エピソードがありましたらお教えください。
高橋:仕事で地方に行くときは、スケジュールが許す限りなるべく早く前乗りをして、一人で現地にいる時間をできるだけ長くとるようにしているんですね。
仕事のスケジュールで行くと、新幹線で現地に着きます・現地の人がお迎えしてくれます・現場に入ります・弁当がおいてあります・仕事します・終わります・夕食会があります・ホテルに帰ります・部屋で飲みます・一日が終わり。っていうスケジュールになっちゃうんです。
それだとただの出張になっちゃうから、旅行とは言えないじゃないですか。せっかくの貴重な機会なので、ちゃんと旅行も兼ねようって心がけています。
あとよくやってるのは、お仕事で名古屋近辺に行く用事があったとしたら、できる限り早い時間、あるいは前日に出発して、そこから近鉄に乗り換えて伊勢の方にまで足を延ばして、なるべくお伊勢参りをするようにしてるんです。
僕が御朱印帳を集め始めたのもお伊勢さんが最初なので、「今年もありがとうございます」ってお参りして、伊勢うどんというとても特徴のあるうどんを食べて、「あぁ、今年も来られたな」ってほっとするっていうのが、僕の過ごし方ですね。
もう札幌への出張が決まったときなんて大変ですよ。「あそこのラーメンを食わなきゃいけない」「ここのジンギスカン食わなきゃいけない」「そこの回転寿司がすげーぞ」ってなって、それを一人でこなしちゃうっていう(笑)そうやって一人旅を満喫しています(笑)
―――作品ファンの方へのメッセージをお願い致します。
高橋:初めまして。二人の恋を見守るお兄さん役を演じました、高橋広樹です。
素敵なドギマギ感、もどかしさ感を味わえるCDだと思います。
主役の二人の演技もとても繊細で素敵な音声になっていると思いますので、ぜひ楽しみに待っていてください。
―――ありがとうございました!
試聴第1弾
日本でいっっっっちばん、ちょっかいを出したくなる庭師
チャラふわ大学生・郁美×極上の黒髪シャイボーイ・春潔のやきもきラブ♡ 那梧なゆた先生の東京漫画社初コミックスが待望の音声化!
原作:『星とハリネズミ』那梧なゆた(東京漫画社/マーブルコミックス)
発売日:2019年7月31日
品番:MBRC-018
価格:3,500円+税
発売元:marble records
<出演>
江口拓也・・・千葉郁美役[攻]
白井悠介・・・山伏春潔役[受]
高橋広樹・・・山伏秋彦役
ほか
<特典情報>
marble records公式通販 数量限定豪華2大特典
(1)那梧なゆた先生描き下ろし漫画小冊子
(2)キャストトークCD(江口拓也・白井悠介)
<あらすじ>
「俺……嫌われてる?」
大学の夏休みに帰省した郁美は、実家の庭を手入れする植木店の息子で庭師の春潔と出会う。
ピアスだらけで庭師らしくない風貌の春潔に驚きつつも、持ち前のフレンドリーさで接する郁美だったけれど、なぜか異様に冷たくされてしまい?!
(C)那梧なゆた/東京漫画社