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受けの一声は攻めの理性を断つハサミ!?

言葉責めってエロいですよね！！！！！

BLを読んでいる時、プレイ中の台詞を特に注目して見る人も実は多いのではないでしょうか。筆者も、言葉にはプレイのエロさや2人の関係性の”良さ”をさらに高めるえっちパワーがあると信じています。

上手く使えば焦らしプレイにも行為中の着火剤にも使えちゃう”言葉責め”。BL界隈において人気のプレイのひとつでもありますね。以前掲載したこちらの記事ではタイプ別に6つの言葉責めをご紹介していました！

しかし、言葉で煽る役目は必ずしも攻めだけのものではございません！ セックス中に発する受けのセリフも、攻めを煽る立派な「言葉責め」になり得る威力を持っているのです……。

今回は、そんなBLを愛する者全員にWin-Winなお恵みをくれる受けのエッチな台詞を抜粋した5作品をご紹介しちゃいます♥

◆目次◆
1．クーデレ先輩の恥じらうお誘い♥『よこしま♡ピローボーイ』
2．強気なSubには甘い声が似合う!!『いい子ですね、命令しても?』
3．俺には先輩だけって理解らせる！『かりそめビッチ南くん ～つづきの話～』
4．淫らなワードで部下を煽りまくり♥『へんたいできたね』
5．やんわり煽るのも年の功……？『ずるくてかわいい』

俺には、”先輩の抱き枕”の才能があるそうです。

『よこしま♡ピローボーイ』作：ほっかむり

【あらすじ】
大学生の宮崎悠人は、ゼミの先輩・久遠綾一のベッドで毎晩「抱き枕」役を務めている。お気に入りの抱き枕を失い不眠症になってしまった久遠は、宮崎を抱きしめるとなぜか寝付けるらしいのだ。誰とも馴れ合わない孤高の美人先輩に頼られて内心ウキウキの宮崎だけど、ある日、久遠がゲイらしいという噂を聞いてしまい、さあ大変！ 急に意識してしまうようになった宮崎は、その夜、久遠の寝顔にヤバい欲情を抱いてしまい――!?

ここがえっち！受けのセリフ♥

「っ……好きにしろよ…」
・これ、強引受けの台詞です。

「……なあ…挿れるか…？…や だから これ…し 尻に…」
・あ～～誘ってる!! ピュアなりに頑張ってどもりながら誘ってる!!

「…俺 おまえに…とことん気持ちよくされたいみてえなんだわ」
・このシーンのくしゃっとした笑顔、ぜひ皆さんに見てほしい……

健気すぎる後輩×無自覚クール強引先輩のゼロ距離on the bed(健全)から始まるこの作品。ピュアでキスにも照れているのに、必死に年下の恋人を誘う言葉を探す先輩が可愛くてたまりません♥ ワンコ攻めが手を出そうかためらうほど受けが男前になっていく法則、好きです。
しかし「俺の抱き枕になれ」ってどれほどの人が言える台詞なんでしょう。強い。強い受けだからこそベッドの上でよわよわになるギャップがより味わい深く感じちゃうんでしょうね！

セーフワードは「○す」!? 溺愛dom×強気ツンツンsubの明路恋愛事情。

『いい子ですね、命令しても?』作：車谷晴子

【あらすじ】
侯爵家の青閑寺奏羽は「Sub」の性を持ったことで、父から蔑まれ別邸で身を隠すように生活していた。そんなある日、父から定期的に送り込まれてくる「Dom」の男として、男爵家の一条国哉がやってくる。自身の矜持から気丈に振る舞っていた奏羽は、いつものように追い返そうとするも国哉の押しが強いくせに優しい態度に翻弄されてしまう。彼の甘いお仕置きに「Sub」としての本能が抑えられなくなった奏羽は身を任せてしまい…??

ここがえっち！受けのセリフ♥

「うるさい…！お前が来るまでこんなのしたことがなかっ…」
・反抗的な態度を隠さないまま思いっきりウブだと言い切ってしまっている（無意識）

「命令しろ お前の本能を僕がすべて受け入れてやる」
・ケツで抱く宣言。

「僕っ ちゃんと…できてる？自分で拡げろってお前の命令…っあ」
・命令を実行出来ているか不安げにDomの顔を伺ういじらしさ！！！！

Dom/SubユニバースはDomの命令やセーフワードなど、言葉が重要視される設定。Domで攻めの国哉が頑固なSub、奏羽を溺愛し、丁寧に飄々と敬語で(重要)口説き落としていく場面が魅力的な作品です♪
ですがもちろん、言葉は命令する側のDomのだけのものではありません。Domである国哉を嫌悪し、一方的に翻弄されていた奏羽が国哉の本能を受け入れ、自らDomの余裕をかき消すような台詞を口にする最高の誘いデレを見せてくれるのです。

”かりそめビッチ”が”マジの恋人”になった後は……♥

『かりそめビッチ南くん ～つづきの話～』作：栗原カナ

【あらすじ】
憧れの先輩・高根と大学で再会し、紆余曲折を経て結ばれた南。思いが通じ合い、さらに愛が深まるも南には厳しい門限が。高根と少しでも長く一緒にいたい南は、門限を緩めるための言い訳＆ひとり暮らしの貯金のためにアルバイトを始める。しかし礼儀正しく真面目で、人好きのする南を心配した高根は、アルバイト先へこっそり偵察に。するとそこには、南と妙に距離が近く親しげな同僚の男がいて…!?

ここがえっち！受けのセリフ♥

「したいと思うのも先輩だけって　わかってくれました…？」
・弱った攻めを不安にさせないように積極的にエッチなことしちゃう健気さpriceless.

「あっだめ動いちゃ…っ俺っ怒って…っ」
・頑張って優位に立とうとするけど快感に負けちゃったねぇ……

「…俺の一番奥 いっぱい気持ちよくして…？」
・年下受けからの甘いおねだり、先輩はイチコロ(発射)です。

クールな人気者イケメン高根先輩と、先輩大好きな後輩・南くんが可愛すぎるこのシリーズ！ ピュアで可愛くって、でも先輩のためなら突飛で天然な発想で突っ走ってしまうところも南くんの魅力です♥
純粋かつ淫らという対極な2つの言葉が似合う奇跡の受け・南くん。ビッチの真似や”フリ”ではなく、先輩を慰めるために上に乗っちゃうアクティブスケベな一面に筆者もホクホク顔です。

三十路、10歳下の後輩に耳の開発をされるの巻。

『へんたいできたね』作：熊猫

【あらすじ】
広告代理店で働く加納は、新人・梁田の教育担当になる。10歳以上年の離れた梁田と共通の話題があるはずもなく、とっつきにくい雰囲気に不安を募らせていた。そんなある日、梁田のデスクから《ASMR》と書かれたROMを見つける。梁田に、SMの趣味が!?と勘違いした加納は、こっそり聴いてみることに。ところがそこに梁田が現れ「リアルに体験してみます？」と迫られちゃってーー!!?

ここがえっち！受けのセリフ♥

「ん…ち○ぽと音で中ぐちゃぐちゃにされたい」
・恥ずかしげもない直球なおねだりは攻めの”鳴かせたい欲”を促進します。

(攻めがズボンを脱がせたらえっちなランジェリーを履いていて……)
「オマエがこういうの好きかなって」
・”攻めのため”が素晴らしい……エッチと健気のマリアージュ！

「オマエ オレが耳でイくと興奮すんの？ かわい」
・年下攻めを可愛がりつつ自分のエッチさも認めるテクい台詞。100点。

それまで梁田と共通の話題も見つけられなかったのに、あれよあれよと手コキ＆耳舐めされてしまう加納が流されやすすぎる……”えっちな音や声”を新たな快感として吹き込まれ、耳を開発されてしまう受けを見るとすけべの可能性は∞だと改めて実感します。
1人で開発に挑戦してたりと元々えっちなことに奔放な年上受けが運命の声とちんちんに出会うチンデレラストーリー、是非お楽しみください♪

むっつり大学生×誘い受けおじさんのほんわかラブストーリー♥

『ずるくてかわいい』作：三木原針

【あらすじ】
出張先のイベントで大学生アルバイトの久住と出会った岸。意気投合した二人は、その夜飲み比べをすることに。話も弾み、酔いつぶれた岸は、送ってもらったホテルでつい久住に手を出してしまう。そのまま成り行きで一夜を共にするが、歳の差もある久住は恋愛対象外…そんな風に自己完結していた。けれど久住から「これからも会いに行く」と宣言され──？

ここがえっち！受けのセリフ♥

「いいよ　なんかしても」
・主導権も責任も年下攻めにぶん投げする余裕がずるーい！！！！！！！

「それよりさ 丁寧にされるのも悪くはないんだけど そろそろちょっと物足りない　かな？」
・ひえっ……なんだこのえっちなおじさん……好きだ……

「…じゃあそのまま寝てていいよ」→騎乗位
・足りないって思っちゃったんでしょうね……かわいい……

酔う→ホテルに運ばれる→「もうちょっと居なよ」→恋バナを振る→唇を触る(!?)→からの「嫌だった？」のコンボを決める腰細めの瘦せ型おじさん(誘い受け)、好きにならないわけないんだよなぁ。
元々岸は酒癖が悪く、色んな男に抱かれてきたそうな……あれよあれよとノンケ大学生をベッドに連れ込んでしまう言葉の上手さは経験があるからこそ、というのもほろ苦くて最高ですね♥
冗談交じりに煽ることで断られても傷つかないようにしている節があるずるい岸ですが、しれっと距離を詰めてくる久住には効かなくなってきているような？ お互いに唯一無二な存在ということですね……お幸せに！

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いかがでしたでしょうか？ 受けの台詞はプレイの印象や2人の間の雰囲気を伝えてくれる大事な要素。
エッチシーンに描かれた受けのセリフの1つ1つが、そのCPの魅力が詰まった十人十色の十人十エロを彩ってくれるのです。

同じ作品でも、最中の受けのセリフにより注目することで新しいecchi Powerの発見に繋がるかもしれません！ 新たな”たすかる”台詞を発見するお手伝いになれれば幸いです♥