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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2019/04/14 10:27
BL小説は好きかー!? もっとたくさん面白いBL小説が読みたいかー!? というクイズで某大陸を横断できそうな投げかけから「エブリスタ大賞小説を読む 後編」をやっていきたいと思います!!
みなさまに投げかけた質問ではありますが、私もBL小説が大好きで、面白い小説をいっぱい読みたい読者のひとりでもあります。だからこそ感じることが……BL小説の表紙・あらすじ買いってなかなかに難しいものがありますよね……
しかし!! BL小説の活性化を図ろうとしているこのエブリスタ大賞!! 買わずにいられようか、いや、いられない……とBL小説好きの血が騒ぎだし今回この特集をするに至りました。
後編もバリエーション豊富な作品が揃っているので、みなさんの心を貫く一冊があるはずです! (「エブリスタ大賞小説を読む 前編」はこちら)
泣いて、泣いて、ハッピーエンド
あらすじ:介護士の一ノ瀬は、突如十年前にタイムスリップしてしまった。過去へ戻ったことに気づいた一ノ瀬は、担当患者の白崎に会いに行き…。
タイムスリップまでの過程、そしてその後も泣ける……ずっと涙が止まらない作品です。記憶障害の白崎にだんだん惹かれていく過程が丁寧に描かれています。そして白崎の日記では、一ノ瀬に出会ったことで変わった自分を、そして一ノ瀬への想いがつづられています。「いつも笑顔で僕に一日の始まりをくれる一ノ瀬さん。感謝しかありません」忘れては毎日繰り返す日々に一ノ瀬という存在がどれほど大きな存在なのかが分かりますね。
20歳以上の年の差!
あらすじ:六歳の小さな手から、俺は大切な宝物を受け取った――。榛名は、初恋の男の息子・涼一を男手ひとつで育てることに。しかし涼一が高校生になった時、ゲイであることがバレてしまう。嫌悪されたと思い距離を置いた榛名だが、社会人になった涼一に「アンタのことが好きだ」と情熱的なキスをされ、息子同然の彼に身体まで翻弄されてしまい…!執着年下ワンコ×ツンデレ弁護士、恋の攻防戦!
その年の差なんと20歳以上!! 数多く年の差BLはあれど珍しいのではないでしょうか。攻めの涼一は年下攻めどころか、年下er攻めって感じですね(笑)そして受けの榛名…行動は健気なのに発言がキツイ!! 「……クソガキ」「お前なんか大嫌いだ!」と冷たくあしらっていて「この2人本当に付き合うのか?」とはらはらします。
猫はヒョウに! 下剋上!!
あらすじ:彰広の自分への依存を感じた元「伝説のホスト」亮一は、彼を振り回すことに快感を覚えるが、カズキの登場でそのバランスが崩れて…。
「不確かで何時消えるか分からない『愛』よりも確実で終わらない『狂気』が欲しい」と言う亮一……その愛に対する歪みが悲しいです。そしてエンディングが素晴らしいです。賛否分かれるエンドだとは思いますが、美しいだけでは終わらない愛の終着点がそこにはあります。
恋と謎がはじまる寄宿学校
あらすじ:明るく人望も厚かった幼なじみの親友が、寄宿学校で自殺した──。その訃報の報せに驚愕する、17歳のアルベール。彼は自殺なんかする奴じゃない、きっと誰かに殺されたんだ…!! 無念を晴らすため、アルベールは彼の高校に転校を決意!! そんなアルの良き相談相手となったのは、もう一人の親友で、在校生のレイヴィス。大人っぽくて頼りになる兄貴分のレイヴィスと、犯人捜しを始めるけれど!?
BLがまだBLと呼ばれていなかった時代から、寄宿学校といば少年たちが恋をする場所!! 萌える予感しかないぞ~う、と思って読み始めてみたら、萌えだけでなくミステリも!! ラスボス(犯人)の思想が猟奇的で、なんとか○○を助けてください!! と手に汗握りながら応援したくなります!タイトルの「蝶」というワードがとてもキーになっていて、なるほどこうくるかぁ~と膝を打ちました。
ヤンデレ好きにぶっ刺さり
あらすじ:妻を殺害され、息子を支えに過ごす雅人。だが拘束され屈辱的に嬲られる淫夢を見るようになる。目覚めると、生々しい名残があり──。
こ、こ、怖いぃぃぃ……だが、そこがいい!!!! これはもはやサスペンスなの? ホラーなの? びびび、びーえる……!? とともすればなってしまいそうですが、これは愛ですよ、愛。究極のヤンデレ、極めに極めた依存……ヤンデレめちゃくちゃ好きなので、ぶっ刺さりでした。ストーリー展開が卓越していて、ページをめくる手が止まりません!! あまり事前知識を入れずに読んで頂きたい作品です!! 色々考えながら読むのがほんっとうに楽しいです!
いかがでしたか? ちょっとでも気になった作品があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
担当BLソムリエ:仲村ももんが |
コメント5
匿名1番さん(1/1)
パクりとオマージュの違いってなんなんでしょうか。
作者が公言してるわけでもないのに、過去の作品名を挙げてオマージュだと勝手に称賛するレビューに違和感を覚えました。
作品を真似られてしまった相手がいることを忘れたパクり側擁護。
こういう作品が賞を取り新人作家がデビューするというね。
ネタ切れなのかな。
匿名2番さん(1/1)
どの本も「しゅみじゃない」評価がエブリスタ出身作以外の本と比べて異様に多いですね。
かといって、既存作家より筆力が劣っているということはないと思うんですよ。
2冊目以降が本当の勝負って感じですね。
せっかくデビューしたのにいくつかレーベルがなくなってしまいますが、どの作家さんも2冊め以降も是非頑張ってほしいです。
匿名3番さん(1/1)
なくなるのってどこのレーベルですか?
ダリアかプラチナっぽいですけど、本当になくなるんですか?
匿名4番さん(1/1)
蒼竜社のホリーノベルズが廃刊の予定のようです。
いい作品が読めなくなりそうなのが残念です。
匿名5番さん(1/1)
去年の記事だけど、本当にしゅみじゃない評価多いですね。今年のBL受賞作、ホームページ見てもよくわからなかったんですが、ちるちるではまだ取り上げられてないですよね?