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理不尽な同性愛“治療”の実話を映画化 その先に光はあるか?

2019/03/09 10:41

男に惹かれてしまう…『ある少年の告白』4/19公開



弱冠20歳にしてアカデミー賞にノミネートされ、現在最も注目を集める俳優の一人であるルーカス・ヘッジズの初主演作『ある少年の告白』。日本でもTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーされます!

ある事件をきっかけに自分がゲイであることに気付いた主人公・ジャレッド。そんな息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を"治す"矯正セラピーへの参加だった…。

原作者のガラルド・コンリーが実際に体験したという矯正治療(コンバージョン・セラピー)は、現在でもアメリカの36州で禁止されておらず、アメリカで暮らす約70万人ものLGBTQの成人が治療を経験しているといいます。(うち約35万人は青年のうちに経験)

そんな衝撃的な実話を基にした映画ですが、始終絶望感に満ち満ちている訳ではなく、観終わった後には一筋の希望を感じられる、またアイデンティティとしてのセクシャリティについて考えさせられる余韻を持った作品です。
今回は公開に先駆けて映画の場面写真をご紹介します!


マンチェスター・バイ・ザ・シー』でオスカー候補となり脚光を浴びたルーカス・ヘッジズ演じる主人公・ジャレッド。アメリカの田舎町、牧師の父と母のひとり息子として何不自由なく育ちます。


大学で仲良くなったヘンリーとランニングをするシーン。爽やかイケメンな彼ですが、2人の間に思いがけない事件が起きてしまい…


「男に惹かれてしまう。理由はわからない。ごめんなさい」息子の告白に動揺を隠せない両親は、同性愛を矯正治療する施設へ入ることを勧めます。


施設に入所したジャレッド。そこで行われるプログラムは驚くべきもので、日に日に違和感を募らせていきます。


入所者のひとり・ゲイリーを演じるのはシンガーソングライターであり世界的Youtuberとしても知られるトロイ・シヴァン。フェンスの向こう側から、鋭い眼差しで何を見つめているのか…。


施設のカウンセラーのヴィクター・サイクスを演じるのは、本作の監督・脚本・製作も務めたジョエル・エドガートン。自分の信念に従って講義を進めるヴィクターは、次第に入所者を追い詰めていきます。


辛いシーンが続く中でも萌えてしまうのが腐女子。主人公とある青年との添い寝シーンでは、触れそうで触れない距離で見つめ合い同じベッドに横たわる様子に萌えが大爆発してしまいました。尊みを禁じ得ないこのシーンも必見です!!

いかがでしたでしょうか? 作品の雰囲気が感じられる場面写真をご紹介しました!
記者は一足先に試写会に参加させていただいたのですが、主人公ジャレッドが"ありのまま"の生き方を否定されることに違和感を覚え、もがき、苦悩していく姿に胸が痛みながらも、先述の添い寝シーンなどドキドキするような描写もあり様々な視点から見ごたえのある作品でした。特にニコール・キッドマン演じる主人公の母親のとあるシーンでは自然と涙が…。
苦悩の末にジャレッドが選んだ未来を、どうぞ劇場で確認してください!!


映画『ある少年の告白


2019年4月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

僕は僕でしかいられない――。
NYタイムズ紙がベストセラーに選んだ、胸打つ衝撃の<実話>

アメリカの田舎町。牧師の父と母の一人息子として愛情を受けながら、輝くような青春を送るジャレッド。しかし、“自分は男性のことが好きだ”と気づいたとき、両親に勧められたのは、同性愛を“治す”という危険な矯正セラピーだった。自らを偽り、別人のように生きることを強いる〈口外禁止〉だというプログラム。施設に疑問を抱いたジャレッドは、遂にある行動を起こす…。原作は、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれ、全米で大きな反響を呼んだ衝撃の〈実話〉。人はなぜ、幸せを願うほどにすれ違ってしまうのか――。
本当の自分、あるがままの相手を見つめた先に、誰にも奪うことはできない真実の愛が浮かび上がる。一筋の希望が胸を震わせる、圧倒的な人間ドラマが誕生した。

原題・英題:『BOY ERASED』

出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン
監督・脚本:ジョエル・エドガートン
原作:ガラルド・コンリー
音楽:ダニー・ベンジー、サウンダー・ジュリアンズ
撮影:エドゥアルド・グラウ
プロデューサー:ケリー・コハンスキー=ロバーツ(p.g.a.)、スティーヴ・ゴリン(p.g.a.)、ジョエル・エドガートン(p.g.a.)

2018 年/アメリカ/115 分/原題 BOY ERASED ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド/パルコ

公式サイト:www.boy-erased.jp

(C)2018 UNERASED FILM, INC.

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コメント16

投稿順 | 最新順

匿名1番さん(1/1)

みたいーーー!!
結構辛そうな内容だけど…

匿名2番さん(1/1)

モーリスもそういうシーンがあって、主人公の葛藤を見るのが辛かったな。

映画館に足を運ぶか、DVDが出るの待つか悩むなー。

匿名3番さん(1/1)

治療って考え方も分からなくはない
多様性って言うんだからそっちの意見も否定しなくていいのにな

匿名4番さん(1/1)

多様性って言葉を人権侵害の隠れ蓑にしないでほしい。
治療とか何様だよ、何の権限があって人の人生に口挟めるんだよ、って思います。
人の人生は親のものでも偉い人のものでもなく、本人のものだろうに。

匿名5番さん(1/1)

捉え方の違いでしょうに・・・。
人権侵害だとか過剰反応する人がLGBTの印象を悪くしている。
関係ない外野が騒いじゃって・・・しかも口汚く。

匿名6番さん(1/2)

セクシュアリティは治療・矯正しても治らない(変わらない)んですよね。
だから普通に生きられないことに悩むんですよ。
同性愛者は一定数は必ずいる、ということが当たり前の世の中になったら、彼らは少しは生きやすくなるんだろうなと思います。
一橋大学のロースクールに通っていた男子学生が、恋愛感情を告白した男子学生に、ゲイであることをアウティングされて自殺した件で、遺族と大学が訴訟になっていることが報道されています。
訴訟がどうなろうと、亡くなった彼は戻ってきません。
こんな悲しいことが起こらないことを願っています。


匿名7番さん(1/1)

目覚めてからではもう遅いんだよ。
目覚める前に予防をしておかないと。
つまり、惨事ホモコンテンツの撲滅。

匿名8番さん(1/1)

訴訟の件もそうだけどLGBTを肯定する報道が多くなった陰で、逆のこともあるのですよ。
男が男に告白して断ったら差別だと騒ぎ、襲ってしまったというね。
マイノリティ差別酷い!という世間の風潮を利用してこういうことも起こっていますが、大きく取り上げられることはありません。
世間の流れが一方向に向いている怖さは匿名6番さんのコメントを見てもよく分かり、とても怖いと思いますね。
最近は変な団体がバックについて権利を主張しすぎている気がします。

匿名9番さん(1/1)

自分の恋愛感情が受け入れられなかったから相手を襲うというのは、LGBTの権利の問題とは別だと思います。
こういうことって、異性間でもあることですし。

匿名6番さんの言うとおりセクシャリティは生まれつきのものです。
それを治療しようというのは、本人に無理を強いることになってしまうと思います。
馴染んでいる肌の色や骨格を、かなりの無理をして、別の人種のように変えなければならないというのと同じように感じます。

多様性というのは、他の人のあり方を否定しないということだと思います。
自分が治療したかったらそれはありですが、外からの圧力で人を無理矢理枠にはめるのは止めようということ。
他の人に危害を加えることとは、全然別の話だと思うのですが。

匿名10番さん(1/1)

>匿名8番さん

>男が男に告白して断ったら差別だと騒ぎ、襲ってしまった
>マイノリティ差別酷い!という世間の風潮を利用してこういうことも起こっていますが、大きく取り上げられることはありません。

実際に起きた事件でしょうか?

匿名11番さん(1/1)

煩悩だらけの腐女子脳も治療出来るかな。

自分は親に理解があって良かったけど
腐女子は普通ではないから最悪病院行かされて
「腐女子の娘どうか治してください」って言う事もあったかもしれない。

治療は良いとして、理不尽な治療は×
子供は親のものでは無いから
親の都合で何でもかんでも押し付けるもんではだめ。
ゲイの方が自分で治療したいと思う分には構わんよ。

匿名12番さん(1/1)

なんだかなあ。
センシティブな秘密をバラされて自殺に追い込まれるってのもLGBTに限った話じゃない。
話を大きくされてこんなところで腐った女子にマウント取りの道具にされて可哀想だわ。
ワタシLGBTニ理解アリマスって顔で他人を叩いて悦に入ってる人こそ治療が必要だと思う。

匿名6番さん(2/2)

ここはBL好きな人が集まるサイトですから。
一般的にはBLって男性同性愛を扱っていると見なされています。
一橋大学のロースクール卒業生はだいたい法曹界にいくんですが、将来弁護士・検察官・裁判官になる人たちで、且つかなり優秀な人材が集まる大学でもあります。
だからかなり報道されて話題になったのかと思います。
都内の他大学でも、話題になっていますね。

匿名13番さん(1/1)

観たい映画のひとつです。
監督のジョエル・エドガートンは、俳優としても良作に出てますよね。異人種婚が禁止されていた1950〜60年代のアメリカを描いた実話「ラビング 愛という名のふたり」で、朴訥ながら黒人の妻への愛を貫く田舎の白人青年を演じてました。演技が印象的だったので調べてみたらオーストラリア出身の方で(いかにも、私が勝手に想像してたアメリカの田舎の人って感じが板についていたので)、しかもBL好きには馴染みのある「キンキーブーツ」で主演もしてました(若い!そして全然気がつかなかった!)。その他、有名ところの映画にはバイプレイヤーとしても活躍している、味も才能もある役者さんです。いわゆる超絶イケメン俳優ではないので「あー!あの映画のあの人だったんだ!」って思うこともしばしばあるんだけど、これはカメレオン俳優の賞賛ということで・・・

同性愛の矯正・・・国によっても、その捉え方は様々かと思います。宗教観があり、道徳観があり、法律的にも罪として扱われていた時代、今も処罰の対象である国もあります。そんななか、日本の、BL大好き!が集まるニッチな「ちるちる」という場所で(笑)少ないながらも千差万別なコメントが見れるとは。

私的には、9番さんとほぼ同様の意見です。ましてや「自分から治したい」と思い至る人がいるのならば、その背景にどれほどの苦痛が潜んでいるのかと慮るばかりです。

匿名14番さん(1/1)

内容からして「ブロークバックマウンテン」と同じ時代の映画なのかなぁ~とおもっていたら、原作者の方が1985年生まれ。
アメリカはLGBTに寛容な国だとおもっていたのでこんな矯正セラピーがあることに驚きました。

先週観てきた「ゴッズ オウン カントリー」は現代のイギリスの田舎を舞台にした映画で、 一言で言うと観て良かった!未だに余韻にひたっています。
映画や本など色んな作品を読んできましたが、13番の方が言うように、国、宗教感、道徳、時代が違うだけで同性愛の捉え方が変わるんだなぁ~とおもいました。

矯正施設というキツさから、迷ってましたが、映像がすごく綺麗みたいなので、観にいこうと思っています。
13番や14番の方がおっしゃるように、国や時代等で同性愛の描かれ方は異なると思うので、モーリスや最近のゴッズオウンカントリーなどと比較して観るのも楽しそうだなと思いました。

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