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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2018/12/14 13:07
αとΩ、セックスレスと片想い、戻児と呼児……となんだか「運命の対」を感じさせる作品が多くランクインした9月。純愛色が特に強い作品たちに、どれも号泣必至です!
あらすじ
Ωでありながらも前向きに生きてきた春間。期待を胸に高校の入学式に出席すると、思いがけず運命の番である冬至と出会う。それから11年、αであるが故に傲慢なところはあるが愛情を出し惜しみしない冬至と幸せな日々を過ごしていた。だが、子どもを産んでほしいと熱望する冬至とは対照的に春間はなかなか決心がつかない。そんなある日2人はバース性が存在しない別世界にきてしまい―!?
ジャンル:日常系、オメガバース
カップリング:天才肌の研究者(α)×明るく前向きな会社員(Ω)
エロ度:標準的
傾向:せつない、ほのぼの
レビュー数:11/評価数:91/得点:367
この作品の良いところは、何事にも優れて恵まれてるように見えるαが実際は孤独を抱えていて、理解者はΩしか居らず、魂から自分のΩを求めているところでしょう。それ故に登場する数少ないαの冬至の父親も清明も、伴侶を溺愛して大事にしています。どちらかと言えばΩに選択権があるというのが、目新しかったです。――kuririnさん
オメガが健気というテイストではなく、超前向き!自立心旺盛!素晴らしい!
オメガバース設定ある本の中で一番好きだわ、これ!なんて爽快なの!!!と嬉しい驚きでした。オメガバース苦手な方でも一度手に取っていただきたいと本当に思います。――あーちゃん2016さん
あらすじ
同棲中の恋人とのセックスレスに悩む一顕。一顕の会社の同期で、同居中の幼馴染み・和章に叶わぬ恋心を抱く整。ある日一顕が自身に送ったつもりのメールが手違いで整に届く。そこから、互いの正体を知らぬまま悩みを打ち明け合う奇妙な交流が始まった。好きだから抱き合いたい、抱いてほしい―共有した秘密はやがて心の容量を超えてあふれ出し…? 報われない愛と性に翻弄されるふたりの究極の恋愛小説復活!!
ジャンル:日常系、リーマン
カップリング:彼女とのセックスレスに悩む営業部員×同性の友人に片想いしている総務部員
エロ度:標準的
傾向:せつない、シリアス
レビュー数:8/評価数:61/得点:280
他の誰かじゃありえなかった恋、色んな人のそれぞれの感情が絡まり合った中で溢れだした想いにとても重みを感じました。しばらく余韻に浸ってしまい、言葉にならない「うおぉ…」とか「ぐぁあああ!」をつい繰り返してしまいます。――東雲月虹さん
相手から向き合ってもらえず苦しんでいた一顕と整が惹かれ合っていく描写に、胸が高鳴るのを止められませんでした。優しさ、苦しみ、哀しみ、温もり、快感。様々な感情を分け合う二人のセックスが、本当に胸に沁みました。――まりぽん812さん
あらすじ
キャメロット王国の騎士・ランスロットは妖精王から託された剣を持ち、禁欲的に生きてきたが、神の子である樹里と出会い、恋をしてしまう。けれど、樹里は忠誠を誓うアーサー王の妃。ランスロットは自分の想いを封印した。だが、ある日の昼下がり、樹里への激情が抑えきれなくなり!? 大人気『少年は神』シリーズの騎士・ランスロットと神の子・樹里のアナザーストーリー誕生!!
ジャンル:ファンタジー、異世界
カップリング:高潔で生真面目な王国騎士×前向きで美人なアーサー王妃
エロ度:少なめ
傾向:シリアス、ダーク
レビュー数:7/評価数:57/得点:269
まず一言「やっぱりすごい!」めちゃくちゃ面白かったです。
さすがとしか言いようがない隙のない作り込まれた設定で、本編に出てきた場面と無理なくリンクしていて、本編の裏にはこんな流れがあったのかぁ…と改めて全巻読み返したくなりました。本当に脱帽です。 ――みちみちさん
ラストの濡れ場はこれでもかというくらい濃厚でした(笑)
あの温厚で真面目で紳士だったランスロットが容赦なく本性を剥き出しにし、樹里に対し不機嫌な態度を見せることもためらわない状態に。次巻からは彼らの関係も本音でぶつかり合い、はじけるんだろうなと思うと。あぁ、楽しみです(笑) ――猫村さん
あらすじ
遠い昔に宇宙から飛来した生き物たち。当初人間たちと共存していたが、ある時を境に「魔物」として迫害され伝説の生物となる。長い月日が流れ、最後の生き残りとなった「魔物」はある日、人間の男の子・正人と出会い「青」という名を貰い仄かな想いを抱く。大人になった正人と再会した青は人間の青年に姿を変えて彼の役に立とうとするのだが……?
ジャンル:ファンタジー、人外
カップリング:孤独を抱える人間の青年×健気で薄幸な嫌われ「魔物」
エロ度:少なめ
傾向:せつない、あまあま
レビュー数:5/評価数:67/得点:268
「魔物」という設定や境遇が、小学生の正人との出会いが、とても優しく綴られています。哀しさと切なさと愛しさと優しさが絶妙にブレンドされていました。読後は、浄化され、少しは汚れた自分も綺麗になれるのでは…とも思わせてくれます。――marilynさん
途中になんども入る、過去の<やきゅう>の回想。受けの青にはとても大切で幸せな思い出。その時の攻め正人が青を呼ぶ声。それがとても効果的に差し込まれていて、その度に号泣。最後まで本当に青がいいこでたまりません。正人も青を見つけてくれて本当によかった! ――トッキュウ8号さん
あらすじ
憑いた怪異を引き剥がす呼児の周と、それを封じる戻児の西門。かつて周は双子の妹が、西門は恋人が対だった。それぞれの対を亡くし、仮の対となったふたり。周は西門へ恋心を抱き、隣にいるために一生懸命だった。けれど彼は、亡き恋人を忘れられないという。そんな時に赴いた遠縁の結婚式で遭った怪異。解決へと奔走する中で西門は過去と、そして己の気持ちと向き合い―。
ジャンル:ファンタジー、ホラー
カップリング:受けに片想いする年上×恋人を忘れられない青年
エロ度:なし
傾向:シリアス、ダーク
レビュー数:9/評価数:39/得点:160
BLとして読んでも、ホラー物として読んでも、すごく面白い。ホラー部分も様々な伏線を回収しつつ進んでいく展開で、あっと驚く結末になっていました。
キスでさえ、舌を入れられただけで動揺してしまう周のまっさらさんぶりが、けしからん可愛さです。そんな周に振り回されつつも愛でる西門の大人な態度にも萌えが滾ります。――ポッチさん
一度愛した対の相手を失った戻児の西門として、同じく対だった相手を亡くした周と新たに関係を育んでいくのをこれから見守っていきたいな、と思いました。対としても恋人としても、2人の今後がとっても気になりますです~。――はるのさくらさん
5位までには入っていませんが、熱いレビューが多く寄せられている3作をご紹介。コミカルなサブキャラ、官能赤ずきんなど個性豊かな作品が勢揃いです!
あらすじ
下宿・石花荘を切り盛りする生成。エジプト、フランス、フィンランドと、多国籍な店子のお世話をしつつ恋とは無縁に生きていたある日、イケメン大学生・広野が入居してくる。曲者ぞろいの店子たちにも気に入られる好青年っぷりに、トキメキが止まらない生成。一方、広野のほうも生成に一目惚れしたことに目敏く気づいた店子たちが、二人をくっつけようと陰で画策を始め……? 年下攻スパイシー・ラブロマンス。
ジャンル:日常系
カップリング:下宿に入居する鈍感イケメン青年×下宿を切り盛りする美人大家
エロ度:少なめ
傾向:あまあま、コミカル・シュール
レビュー数:11/評価数:34/得点:132
歳下攻です。畔上くんは恋には疎く、生成さんは歳下のイケメン大学生を目の保養にする…という中々発展しなさそうは2人の恋のキューピットを、愉快な下宿人達-フィンランド人の女装っ子に、パリの宝塚の男役にハマる女の子、エジプト人のスキンシップ過多男子…という濃いキャラクター達ですが、あっちこっちいろんな方向に努力してくれるのです。メイン2人の、愉快な仲間達が大活躍する、楽しいおはなしでした。――ななつのさん
あらすじ
ヴァルセント王国の王太子・リルは、母親代わりの祖母の女王から贈られた赤いマントを大切にしていた。そのお礼にお菓子を作るため、森に住む先代の料理長を訪ねるが、その途中で陵辱されそうになった所を銀髪の美しい青年・クラウスに助けられる。リルを窘めるように唇を奪うクラウス。その官能が忘れられず、リルは度々森を訪ね、逢瀬を交わすように。しかし国を脅かす悪しき狼に捧げる贄として、王族であるリルが選ばれてしまい…!?
ジャンル:ファンタジー
カップリング:異国の美しい青年×快楽に目覚める王太子の少年
エロ度:エロエロ
傾向:耽美
レビュー数:7/評価数:44/得点:146
背徳感ただよう仄暗いエロスて感じでしょうか。
バターを使った絡みシーンに悶絶し、雪の上で赤ずきん(マント)とブーツだけ身に纏ったリルとの野外エッチにこれまた悶絶。これは白と赤のコントラストが素晴らしかろうと言う事で、カラーで見たかったよ!! ――ぴれーねさん
あらすじ
記憶喪失のルイは自分の過去を知る獅子の獣人・ヒューゴと出会い、ルイが発情期になるとオスを引き寄せるΩだと説明され恐怖する。途方にくれるルイに、高価な抑制剤を与え一緒に住もうと提案するヒューゴ。夜毎にキスをして抑制剤を分け合う二人の距離は縮まるが、王宮から昔のルイを知るシオンが訪れ…。
ジャンル:ファンタジー、オメガバース
カップリング:受けの過去を知る獣人(α)×記憶喪失で異世界に飛ばされる青年(Ω)
エロ度:標準的
傾向:せつない、あまあま
レビュー数:6/評価数:18/得点:66
溺愛ものと書かれているだけあって、二人の雰囲気は比較的甘め。攻めのヒューゴが受けのルイにベタ惚れなのはもう出会ったその瞬間から分かるほど。
ヒューゴの「ルイじゃないとダメ」な気持ち、そして感情の我慢をしなくなったルイが本当にめちゃくちゃに可愛いです....... ――リツカさん
最後に、2018年9月に初小説を刊行(電子版除く)された先生をピックアップ! デビュー作ながらしっかりとした世界観を確立する、今後大注目の先生が名を連ねております!
角川ルビー小説大賞・奨励賞を受賞し、華々しいデビューを飾った長朔先生。本作『今宵、天狗は花印に契る』では、練られたストーリーと萌えるキャラクター造形で確かな実力を発揮されています! 王道ファンタジーBLの新鋭、今後の作品も楽しみです!
9月5日発売の『沙汰も嵐も 再会、のち地獄』でデビューを迎えた吉田先生。クセが強烈で個性豊かなキャラクターは、BL小説ファンタジー界に新たな風を吹かせてくれそうな予感! BLの枠にとらわれない個性派作家として、活躍に期待が高まります。
いかがでしたか?
担当BLソムリエ:塩田大福 |