パンツ×○○×○○=!?
11月に入り、肌寒くなってきましたね。筆者はあたたかい腹巻パンツを毎年着ているのですが、そろそろ履きどきかなあ、なんて思っていたりもします。
はっ、パンツといえば……パンツにこだわりはありますか? BLでもほぼ描かれるパンツ、そんなパンツにこだわった作品をみなさんご存知でしょうか?
それがこの『
優しいパンツの脱がせ方』です。
せつなくかわいい物語です!
ただの「パンツBL」と侮ることなかれ、な作品です。
それはなぜなのか……
それはチョコレート×ポテトチップス×塩=手が止まらない!! の方程式のように、3つの要素が上手く混ざり合った作品だからではないかと思います。
1つ目の要素は王道。
2つ目の要素はトラウマ。
3つ目の要素はパンツ。
王道×トラウマ×パンツで未知の化学反応が!! 起こっている!!(化学反応なら+で表すのでは、というのは自分でツッコんでおきます笑)
王道なのに今まで読んだことのないような新感覚BLです。
王道×トラウマ×パンツについて、より具体的に解説していきます。
「王道」
幼馴染!! もう最高じゃないですか!! 悠真は委員長+弓道部の部長の優等生なんですが、家が隣同士の綾平と兄弟のように育つんです……いつも優等生なのに綾平の前では弟感のある悠真が可愛すぎます。兄弟のような関係から、「恋愛」を意識するようになりお互いの関係がぎこちなくなってしまうんですが、そこからの展開が、関係が好転したり、すれ違ったりするので悶えながらも萌えます!!
「トラウマ」
悠真は女性向けのようなパンツを履いているんですが、そのきっかけがですね綾平と付き合うことになった渡辺さんが履きそうなパンツだ……という理由で履き始めるんですよ……(パンツは妹の栞ちゃんが男性向けのフリフリレースパンツをお兄ちゃんに買ってきてあげました←ナイス栞ちゃん!!)綾平が彼女を作ったことがショックで、綾平がどんな風に女性のパンツを脱がすのか、ということを想像して、ヒラヒラのパンツを履き始めるんです。
「パンツ」
パンツの描きこみ方がすごいんです!! この作品!! ツルツルのパンツの光沢とか、薄さとか、ずらしたときにできるしわとか、パンツに対するこだわりを感じます!! 個人的にはこの作品に出てくるパンツのなかで、表紙のパンツが一番エロくないですか!? と思ったのですが、どうでしょうか(笑)
次にご紹介するのは毬田ユズ先生の『アングラ・ブルー』です。
当て馬はパンツです!
最初手に取ったときに、ピアスシリーズレーベル×毬田ユズ先生ということで驚きました(笑)
個人的に毬田ユズ先生といえば、爽やか絵に社会人(サラリーマンとか)でエロは少なめ!! なイメージだったので、BLのレーベルの中でもエッロエロなピアスシリーズとの組み合わせは想像がつきませんでした。
しかぁし!! こちらもただのパンツBLにとどまることのないBLです!!
ピュア×多めのエロ×パンツの、おいしいところ全部のせ丼です!!
「ピュア」
受けも攻めも大人の男性だし、気持ちを確認する前にエロいことしちゃうんですが、ピュアな2人だなと思ってしまうんですよね~。2人が高校の元同級生で、お互いがお互いのことを好きだと確認し合う過程がエロ多めな中でも繊細に描かれているからではないかと思います。
「多めのエロ」
さすがピアスシリーズ、といったところでしょうか、エロは多めです!! 毬田ユズ先生先生比でも多めだし、BL漫画の中でも多い方ではないでしょうか。もちろんエロいのですが、爽やかな絵柄だからなのか、清涼なエロ!! といった感じなので、エロが読みたい気分の方もエロ苦手な方も読めるのではないかと思います。
「パンツ」
攻めの山城は下着デザイナー、受けの紺野は女性の下着をつけたいと思っている会社員ということで、ぴったりなカップルです。毬田ユズ先生がインタビューで「当て馬はパンツです」と答えられているんですが、読めば納得の回答です!! パンツから始まる恋ですが、パンツを越えた恋でもあります。また履いているパンツが可愛いものが多いです!!
表紙のインパクトがとても強く素敵ですが、内容もすばらしい作品です!!
いかがでしたか? パンツBLはパンツにとどまりません!! パンツというスパイスがアクセントとなって作品を盛り立てているのです。
コメント1
匿名1番さん(1/1)
どっちの作品も大好きです
まさき先生は前2作が年下攻めで、紹介されている新作は同級生幼馴染ものだったのですがとっても良かったです!
小冊子付きのを買ってよかったと思いました