1
06/16
愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。
2018/09/15 11:27
(蔓沢先生のインタビュー記事はこちら)
蔓沢つた子先生の 『 嫌いじゃないけど人間てコワイ! !』が発売されましたね。もうみなさんはご覧になりましたか。
蔓沢先生といえば、『好物はいちばんさいごに腹のなか』が人気を博し、シリーズ続編まで出たことでお馴染みですよね。
そんな好物シリーズは基本糖度高めの甘々なんですが、他の蔓沢作品はフェティシズム満載なダークな部分があるのはご存知ですか? そのダークさが甘い部分と絶妙に混ざり合っているので、他が真似できない唯一無二の独特な世界観で魅せてくれます。
ということで今回は、底なしの魅力に溢れている蔓沢作品をもっと皆さんに知ってもらいたいと思い、シリーズを含む全5作品をご紹介していきます!
嫉妬深いのはお互い様?
クセのあるキャラを愛で包み込む度★★★★☆
【あらすじ】
「神崎ひろむ」は、過去の恋愛のトラウマから恋人である「工藤卓」からの一緒に住もうという提案を断り続けている。しかし卓が同棲したがる理由を知ったひろむは…
攻め…年下。絶倫。重い愛も受け入れる長髪イケメン。
受け…年上。元オネエ。嫉妬しやすく独占欲が強い。
<記者コメント>
受けが元オネエなんですが、焦るとオネエ言葉が出てしまうのが分かりやすくて可愛いんです。オネエ攻めもそのギャップが大好きですが、このくらいエッチで愛が重いオネエ受けだとキャラが負けずに読ませてくれるんだなと。
過去の恋愛のトラウマから臆病になって、同棲の誘いを断っている間も好きがだだ漏れているのに無自覚なのがいじらしいし、諦めずに口説き落とそうとする攻めにきゅんきゅんが止まりません!
ヤンデレが振り回されるのが新鮮!
クセのあるキャラを愛で包み込む度★★★★★
【あらすじ】
酔っ払った勢いで、イイ匂いがするコンビニ店員の「新妻 さとし」をうっかり営業モードで口説いてしまう「新夫 翔」。その日を境に付きまとわれてしまうが、匂いにムラッときて無理矢理犯すと体の相性が抜群だったことから気付くとそのまま一緒にいることに。
攻め…人気ホスト。しかしゲイ。性欲旺盛。
受け…有名作家。ヤンデレ。たびたび自殺未遂を繰り返す。
<記者コメント>
いつの間にか合い鍵を作るわ、料理を作るときに手が切れたらその血を入れようとするわ、メンタルがやられたらすぐ自殺しようとするわでホスト相手にも独占欲を出しまくる見事なまでのヤンデレな受けなんですが、攻めの対人スキルが鬼ほど高いので暗くならずにすぐいちゃいちゃしだします。
あれ、さっきまで不穏な空気だったのになんか今もうベッドで繋がってるぞ!? 魔法か!? となるほどスムーズに空気を変えるので、これぞ先生の手練…と感動します。
嬲られて勃ったら怒られる!?
クセのあるキャラを愛で包み込む★★★★☆
【あらすじ】
「シオン」を助けてくれたのは、クラスメイト達にいじめられ、服を脱がされたシオンの下半身に欲情したド変態の「レオ」。
大学生になっても当たり前のようにルームシェアをしていたふたりだが、ずっと一緒にいて肉体関係もあるこの関係性を恋人だと思っていたのはシオンだけで――…?!
攻め…俺様。自分の感情に鈍い。性癖が特殊。
受け…攻め以外には無愛想で無口な美人。長身。
<記者コメント>
受けの方が身長が高いんですが、従順な猫のようなネコでまあ~~~~可愛い。色っぽい美人。私もこんな嫁(?)がほしいと強く思います。
幼少期に見た受けの男性器が可愛くて可愛くて、受けのふにゃちんにだけ興奮するという特殊性癖に目覚める攻めによって、歪な関係を持ち始めます。
依存しているのは受けかと思いきや攻めだったり、作中でどんどんふたりが人間的に成長していったりと、ただのフェチものというだけでは片付けられないのが面白いなあとしみじみ思います。
純血が自分に振り向いてくれるわけない
クセのあるキャラを愛で包み込む度★★★★☆
【あらすじ】
オスもメスも区別なく子供を産むことができる、猫を先祖に進化を遂げた世界。
施設育ちの過去から家族に対する憧れが強い「カズイ」は、"父親はいなくていい、ただ自分と血のつながった家族がほしい"と手当たり次第に子種漁りをする日々だったが、バイト先のマスターに紹介されたモデル事務所で「ノア」と出会い、懐かれる。
攻め…モデル。純血のメインクーン。マイペースな不思議ちゃん。
受け…マネージャー。ミックス。健気。
<記者コメント>
表題作は基本的に甘いんですが、受けが不器用なばっかりに世間的に見ればいわゆる尻軽だったため、攻めが所々でおっかなくなる部分があります。もう読んでいて大興奮。つよい愛が伝わってきます。
そして同時収録の「いままでみたく、いままで以上に。」は、シリーズではなく人間の伯父と甥のお話なんですが、おばかでかわいい伯父が甥のドロドロな部分をその都度浄化するのが最高です。てっきりゾクッとする流れになるかと思いきや、思わず気が抜けてしまう。そして受けの愛も普通ではない。このバランスは先生ならではです。
小さいときからずっと好き
クセのあるキャラを愛で包み込む度★★★★☆
【あらすじ】
攻め…前作の主人公・「ノア」と「カズイ」の三男坊。光属性。
受け…カフェバー勤務。ストレスにめっぽう弱い。
<記者コメント>
表題作も含め前作ではまだ小さかった子ども達が、見事なまでに素晴らしい成長を遂げてくれました。本当にありがとうございます。
猫の血を引いているので子どもの成長がはやいのか、大人達の見た目も若いままなので外見では年齢差はほとんど感じません。(これは前作同様ですね)
受けがストレスで血尿出したり倒れたりと斬新ですが、全体的にとても互いに愛に溢れています。そして何より、どのお話も親に似ながらもそれぞれの性格が立っているので、1つのお話としてもきちんと成立していて読みやすいです。
ということで、今回はオール蔓沢作品のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
まだ読んだことがない方も、もう全部読んでいるよという方も、改めて蔓沢ールドの魅力を知っていただけたら幸いです!
そして9月15日には新作の『嫌いじゃないけど人間てコワイ! !』も発売されますし、今度はどんな作品を生み出してくれるのか楽しみですね! ますます今後も目が離せません!