イクヤス先生のイラストとともに歩んだちるちるの10年
ちるちるは今年3月でサイトオープン10周年を迎えました。
ここまで応援、レビュー、情報をいただいたユーザーのみなさまには感謝!感謝!です。
そしてちるちるの顔といえばイクヤス先生の扉絵です。なんと2008年創生期からちるちるの扉絵を描いていらっしゃったのはみなさんご存知ですか?
2008年の夏以降から、カバーイラストを定期掲載。そして2011年からトップページの扉を月変わりで飾るストーリーイラストになりました。
2011年4月スタートした高校生5人の物語からモブ帽子とモブメガネがメインとなる帽子山シリーズまで、大河イラストが3シリーズも続いたのです。
今回は帽子山シリーズの完結を記念してイクヤス先生に、
ちるちる扉絵についての思い出と感想を語っていただきました。
2008年のちるちる創生期トップページを飾る
Q.ちるちるスタート後、しばらくしてからイクヤス先生のイラストをトップページに定期的に掲載していましたが、その頃のイラストがこちらです。感想がいかがですか。ちるちるカバーイラスト 初期のイラストこの頃は、まだ可愛い受とか美人受が大好物でした。
今はその時、攻にしていたようなのが受だと大変萌えるようになりました…!
イラストに関して語りたいのですが、10年も前だとあまり記憶がなく…
線はペンで描いてスキャンして、色塗りはパソコンでしてたのは確かだと思います!
よくよく見ると、あまり画力が上がっていないような????
1年で終了のはずが、結果的に高校卒業まで描いた高校生シリーズ
Q.その後、5人の高校生シリーズがスタートします。結果的に入学から卒業までを描いたシリーズになりましたが、最初の構想、そして着地点など変わったところがありましたでしょうか。1年(12枚)で終わらせるつもりで描くので、
2年目もお話をいただけた場合は、最後の結末だけ決めて、それに向けて軌道修正しながら進めて行く形です。
なので着地点が変わる事はなく、その都度、目標着地点に旗を立てる感じです^^
扉絵がきっかけになって商業誌連載に
Q.つづいての三丁目の猫シリーズですが、最初はイクヤスさんのお家で飼っているネコが、それぞれ個性的でネコマンガにしたらおもしろそうということでマンガ化したと思います。そしてそのお話がもとで商業化もされました。まさかコミックス化していただけるなんて夢にも思わず、設定ユルユルで進めていたので、
漫画化の話をいただいた時は、嬉しいと共に、このユルユルな設定をどうするか…と言う不安も大きかったです。
でも脳みそがポンコツなもので、設定ユルユルのまま突き進んでしまいました…!すみません!!
あと漫画にする上で、色々変えた設定もあるので、矛盾する所とかたくさんあると思いますが広い心で目を瞑っていただけると嬉しいでし^^
扉絵イラストをもとに「発情けもの日和」が2017年刊行された
2016年に商業初コミックス「恋友トライアングル」
Q.その後、ついに商業デビューも果たし、次々とヒット作を排出しました。そのときのお気持ちはいかがでしょうか。
商業デビュー作となった「恋友トライアングル」竹書房BL作家になりたいと思い立ったのが2004年
ちるちるさんで描かせていただけるようになったのが2008年
商業誌初掲載は2014年、初コミックスは2016年
そして現在2018年3/17発売のコミックスで5冊目!
順調な滑り出しは出来ませんでしたが、こうして努力を形にする事ができて本当に嬉しく思います。
(経緯の詳細はジュネットコミックス「発情けもの日和」のカバー裏にありますので是非^^)
手にとってくださった皆さん本当にありがとうございます…!
そして、ちるちるさん見捨てないでくださって本当にありがとうございます…!
Q.単話の電子書籍も2017年は絶好調でした。Renta!さんのランキングでもすばらしい成績をおさめました。
『もみチュパ雄っぱぶ♂タイム』(単話)での、
Renta!さんの年間DL数2位と言うランキングは、イクヤス的2017年で驚いた事ランキング1位になりました。
2018年1月にはフロンティアワークスから単行本が発売されたしかし、単話配信(6話分)のシリーズ配信の累計なので、数の暴力でのし上がったと言っても過言では無い順位なのです…!
なので次はコミックスで上のランキングを目指したい&売り上げだけでは無く、ちるちるさんのランキングのような
コミックスの内容も関わるようなランキングでも、目に止まるような作品を描けるよう努力したいと思っております。
最後に、モブは最高!
初登場時のモブ帽子山(左)
そして今の彼の姿 この出世を誰に想像できただろうか。ただ最終回のイラストはモブらしく一番扱いが小さくなっている。モブの初心に戻ったのだ
Q.インタビューの締めは帽子山シリーズです。モブとしてスタートした帽子山さんですが、最後は職場の後輩である林と紆余曲折を経て無事にくっつきました。2年間描いたキャラそれぞれに込めた思いはありますか。私は筋肉もなのですが、モブっぽい男が大好きなんです。
(最近の作品を見ていただけたら分かると思うのですが、攻の顔がモブっぽいのが多いです)
なのでモブっぽい男たちが、可愛い筋肉たちを愛でるだけの話を描こうと思っていました。
しかし、愛着が沸きすぎたため「モブにも幸あれ」に軌道修正したらこんな終わり方になってしまいました。
2年(24枚)で、収めるために削った設定もあるので、補足としてこの機会に書いておきますね!
スタート1年後に描かれた相関図
・林はイケメンが好きなのではなく、先輩である帽子山が元から好き。
地味にアプローチしても気づいてもらえないため、帽子山に該当する「イケメン」を好きと言って
遠回しに気づいてもらおうとしたが全然伝わらなかった。
・帽子山は、苗字を気に入っていて最初はトレードマークだと思って帽子をかぶっていたが、
そのうち頭に何か乗せてないと落ち着かなくなっただけの依存症男
・メガネは筋肉愛好家と言うだけでノンケ。だから内藤のアプローチにあまりなびかない。でも筋肉は触りたいので近づいてくる。
・内藤がメガネを好きになった理由は、誰も気づかないような内藤の変化に気づいてくれるのがメガネだけだったから。
なので、自分の事が好きなのでは?と勘違いをして絡み始めたら本気に…だから筋肉が好きと言う噂を聞いて鍛え始めた
でも実際は、メガネは内藤を勝手に仕事でライバル視していて、揚げ足を取るべく観察を続けていたため、内藤の小さな変化に気づいていただけだった。
どんなにモブな容姿だろうと、どんなにモブな性格だろうと、モブの中の主人公はモブ。
好きな顔は十人十色。自分の中ではモブでも、人から見たらイケメンかもしれない。
「筋肉が好き」「イケメンが好き」でも、それを抜きにしても君が好きと言える想い。
そんなテーマで描いたものがこの作品です。自分の好みから外れた存在にも目を向けてみるキッカケにしていただけたら嬉しいです^^
イクヤス先生ありがとうございます!
そして…10年の節目ということで、イクヤス先生はちるちる扉絵からひとまず卒業となります。
10年間、一度も原稿を落とすことなく、締切に遅れることなく、イラストを入稿してくれた「ガチ挿れ」スピリットには感服しています。
今後は不定期ながら、イクヤス先生のイラストを拝める機会がありますので、みなさんその時まで全裸待機でよろしくお願いします。
コメント7
匿名1番さん(1/1)
初コメントです。ちるちるさん、10周年おめでとうございます!このホームページを見出したのは、最近なんですが、コミックを買う際に作家さんのインタビューや他の方のレビューがとても参考になっています。ありがとうございます。
イクヤス先生、10年間お疲れ様でした。私はイクヤス先生の大ファンです。特に恋友トライアングルが大好きです。イクヤス先生のイラストが定期的に見られなくなるのは残念ですが、不定期で見られるという事で楽しみに待機しています。
いるいるさん
ええ!卒業してしまうのですか!?(;ω;)
そんな日は来ないと思ってたのですさみしいです。
ガチイキ続編・もみチュパetc.
今後次々と発表される作品を楽しみにし、これからも応援してますヾ(*´∀`*)ノ
ポッチさん
イクヤス先生、10年間お疲れさまでした。
先生の描かれる扉絵にいつも萌えと癒しをいただいてました。
そして、何より、帽子山くんと内藤くんの恋が成就してよかったです。
この4人のお話もぜひとも商業化を…!
不定期にはなるようですが、ちるちるさんで先生の美麗イラストをまた拝見できる日を楽しみに待っています。
匿名2番さん(1/1)
イクヤス先生のイラストを毎月楽しみにしていました!10年間、お疲れ様でした。
「発情けもの日和」と同様に、帽子山シリーズもできればコミックス化してほしいです。さらにわがままを言うと、メガネの方が主人公で見たいですw
匿名4番さん(1/1)
毎月とても楽しみに拝見しておりました。ありがとうございました、10年間お疲れ様でした♡
takochiuさん
イクヤス先生、10年間お疲れ様でした&ありがとうございました。
物語性があって毎月楽しみにしていました。私もコミックス化を切に希望します!
匿名5番さん(1/1)
イクヤス先生、10年間お疲れ様でした&ありがとうございました!
扉絵が楽しみで、毎月1日になるとちるちるに来るのが習慣になっていました。
卒業されてしまうのはかなりショックなのですが、不定期でもまたイラストを拝見できるとのことなので、その日を全裸待機したいと思います。
あと個人的に田上さんと内藤さんのカップルがとても好きなので(最近は扉絵が更新されるたびにこの二人の進展を楽しみにしてました)、機会がありましたら彼らのお話をぜひ…!