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泣いてる受けは最高にかわいい!!!

突然ですが、みなさんフェチはありますでしょうか。体の部位やシチュエーションなどフェチと言っても様々あると思いますが、筆者は無類の泣き顔フェチです。泣いてる受けが大好きです!!!
悲しくて、恥ずかしくて、気持ちよくて、悔しくて、嬉しくて。色々な感情に支配され、子どものようにぼろぼろと涙をこぼす姿は愛らしいですよね。きっと泣き顔が好きな方は、たくさんいらっしゃることでしょう！
今回は泣き顔が好きな方はもちろん、あまり興味がない方にもきゅんと萌えていただけるオススメのコミックスをご紹介したいと思います。

 

 

子供みたいに泣いて鳴いちゃう

『いくじなしのスペクテイター』作：山本アタル

 

 

◇あらすじ

平凡で取り柄のない伏見は、生意気で敵が多い優等生の十鳥のことを気にかけていた。しかし十鳥に失望しエッチな復讐を企てていたところ、不良の朝比奈に先を越され…!?

不良×優等生という王道CPに、山本アタル先生らしいスパイスが加えられた一冊。
表紙からすでに涙をこぼす十鳥くん。普段は不良にかなり上から目線で注意したり、グサグサ辛辣なことを言う彼ですが、性的なことにはめっぽう弱く…気持ちよくなるとすぐに泣いてしまう、その普段とのギャップがとてもかわいいです。ただ受け入れるだけでなく抵抗したり、完全にオチてしまうわけではないのが余計に攻めと読者の加虐心を煽ること煽ること！(笑)
最初はレイプみが強いのですが、若干甘い雰囲気になるラストの保健室のシーンは見ものです！
十鳥くんはかなり小柄なので、ショタ好きな方にも是非オススメしたい作品です。同時収録の作品含めSMチックな表現が多々ありますが、絵柄がかわいいので苦手な方でも比較的読みやすいと思います。
また、『泣かないでよベイビー』には続編が収録されていますので、気になった方はそちらも併せてご覧ください☆ 

 

 

ネコ目×涙で泣き顔フェチのハートにぐさり

『本日中にお召し上がりください』作：日塔てい

◇あらすじ

幼い頃から姉や先輩に虐げられてきた「いじめられっこエリート」の太陽は、笑顔のドS・樹さんに目をつけられてしまう。嫌々行った樹さんの家で、料理と一緒に太陽自身も美味しくいただかれちゃって…!?

ドラマCD化もされた作品ですので、既読の方も多いのではないでしょうか。
優しそうなドS×オドオドほだされ系のCPで、表紙に2人の関係性が上手く表れています。小柄でもかわいい顔でもない受けが、ぼろぼろと泣いてしまうなんて萌えの宝庫や…
筆者的No.１泣き顔は、セフレ関係の解消を求めるシーンの太陽くん。真っ赤な顔で樹さんを見上げ、口をへにゃへにゃにして涙を浮かべながら別れを求める姿。萌えを通り越して心臓が痛い。からのエッチシーンは、今までのイヤイヤはどこへ!? と言いたくなるぐらいあまあま。可愛すぎてギュンギュンします。ネコ目＋涙なんて、泣き顔フェチの方にはたまらないですよね!!
ギャグとエロの配分が丁度良く、デフォルメのギャグっぽい顔が余計に情事中の色っぽさを際立たせています。涙以外にも涎や汗など体液の表現が最高です。

大粒の涙粒から目が離せない！

『さよならアルファ』作：市梨きみ

 

 

◇あらすじ

完全無欠の生徒会長・千夏はその有能さから自分をα(アルファ)だと思い込んでいた。しかし小学生の遥に出会ったことで、自分がΩ(オメガ)だということを身をもって知る。「こんな子供に抱かれたいと切望してしまうなんて」千夏の苦悩が始まる…

好んでオメガバース作品・ショタ作品を読まない筆者ですが、かなり引き込まれました。ニュータイプのオメガバースです。オメガバースというと、Ωへの偏見やαが一斉にΩに襲いかかるイメージが強かったのですが、そういったシーンはほとんどありません。千夏さんがΩだと分かった後の周りの反応や、Ωとしての生き方に心を打たれました。また、遥くんが小学生ながらに千夏を思ってとる行動にも感動。いろいろと考えさせられつつ、泣き顔はばっちり萌えます！
まず遥くんの成長が恐ろしい…小学生の頃は純粋な目をしていたのに、大人になったらあんな顔するなんてずるい。そして、ヒートに苦しむ千夏さんがセクシーなこと…！ 頬を赤らめて汗やら涙やらでどろどろになった姿は、かわいいを通り越して読んでいて苦しいと感じるほどです。
個人的にショタのエロは倫理的に引っかかる部分があるので、小学生の遥くんとのエロシーンがなかったので安心して(？)読むことができました。オメガバースをあまり読まない方にオススメしたい一冊です！

 

 

ギャグ好き必見！ 攻め様が好きでポロポロ泣いちゃう

『ハッピーエンドを信じてる』作：藤峰式

 

 

◇あらすじ

憧れの東京、憧れのセックス！
生粋の腐男子の花本は、痴漢から守ってくれた土屋に一目惚れ♥花本が押し切る形でスタートした交際だったが、土屋がなかなか手を出してこないことに花本はモヤモヤ。BL漫画で学んだ内容は、果たして活かされるのか!?

BLはファンタジーだった、と改めて再確認できるBL漫画です。今までとは毛色を変えて、ゴリゴリのギャグ作品をチョイスしてみました。
「俺さ、沢山ボーイズラブ読んだからわかるんだけど…これ絶対処女なのに尻でイクやつだよ…」などクレイジーな発言する花村くんに笑いが止まりませんが、だんだんとこじらせた純粋さが可愛らしく見えてきます。果たして2人は無事にBL漫画のようなエッチができるのか、気になる方はコミックスをお読みください！
ぶっ飛んだ性格をしていますが、泣き顔はばっちりかわいい花村くん。土屋さんからの気持ちを聞いた後、嬉しさのあまりぼろぼろ泣いてしまう所が純粋で本当にかわいい…。筆者個人的な見解ですが、表紙はそのシーンの土屋さんから見た花村くんなのでは？ と思っております。ギャグですがしっかり中身はあるので、読了後は満足感があると思います。

 

ガタイが良いヤンキーがひんひん泣きます

『ただただ好きというだけで』作：ときたほのじ

◇あらすじ
コワモテだけど、少女漫画みたいな恋に憧れる！ 他校との喧嘩に明け暮れていた十時猛(とときたける)は、学校一の王子様・吉澤テオに想いを寄せていた。ある日突然、十時の片思いに気付いた吉澤に「恋人ごっこ」を持ちかけられてしまい…!?

皆さん大好きヤンキー受け作品です。「こう見えてひんひん泣きます」というキャッチコピー、最高だと思いませんか!? 泣き顔が好きな方なら思わず手に取ってしまいますよね…！
「名前呼ばれた…！ 心配された…！ 今日は良い日だ！」と、想い人に傷の心配をされただけで嬉し涙がでてしまうほど、見た目とは裏腹な性格をしている十時くん。もともとかわいい性格をしているのですが、交際後の心境の変化にも注目していただきたいです。クラスメイトに挨拶したり勉強を頑張ったりする姿にじーんと心が温かくなります。恋愛って素敵だなあ…(笑)
肝心の泣き顔なのですが、ひんひんというよりは割としとしと？ 泣いている感じがします。恥ずかしいからなのか声を出さないようにするためなのか定かではありませんが、行為中腕で顔を仕草が本当にかわいい！ エッチシーンで泣く、というよりは感情が抑えられず涙を流すことが多いです。
なにより十時くんが作品通して本当に幸せそうなので、読んでいてこちらまで温かい気持ちにさせられます。エッチシーンは少なめなので、あまりエロエロなのは…なんて方にオススメの一冊です。


今回は筆者オススメの5作品を取り上げましたが、いかがでしたか？泣き顔の魅力は底知れず！
表紙とあらすじをまとめてみると、泣いてる受けが表紙、最初は無理矢理で体から始まる関係の作品が多いことに気が付きました。自分ってこういうのが好きだったのか…と実感させられました(笑)
今回挙げた作品の中には有名な作品もあったと思うので、既読の方もいらっしゃったことと思います。まだまだ泣き顔が素敵な作品がいっぱいあると思うので、隠れた名作をご存知な方は是非教えてください！

担当BLソムリエ：ユメ あまあまなお話が好きな光の腐女子。極度の泣き顔フェチ。最近のはやり攻め目線でBLを読むこと。