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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2017/12/24 12:06
『ほっぺにひまわり』/三田織(インタビュー記事より)
突然ですが今回は、特に今年にブレイクしたなーと思う作家さんの“前作”をご紹介いたします!
え、なぜ前作かって? それは、ブレイク前の作品のほうが作家性が丸ごと出ていることが多く、実は物凄く自分の性癖にガツンとくる話があった、なんてことが多々あるからなんです!
なのでぜひこの機会に皆さんも一緒に、ブレイク前の作品に触れてみてください!
そして筆者同様、好きな作家さんの過去作品はついつい遡って全て網羅してしまう『サカノボリスト』になりませんか!?
もしかしたら皆さんがグッと心を掴まれた、あの作品の作家さんの前作もあるかもしれませんよ♪
5秒で快感一直線! これはどっちの気持ち良さ…!?
【あらすじ】
5秒見つめると相手の性感をコピーできてしまう特異体質の男子高校生、『柊 隼人(ひいらぎ はやと)』。例えば発情期の猫を見れば猫の興奮が、AV女優を見れば、その女優の快感が…。そうやって身体に流れ込んでくる他人の性感に、ただ自身を委ね秘密のオナニーライフを愉しんでいた。
しかしそんな誰にもバレたくない密やかな愉しみが、なんと学年トップで幼馴染みの『寺田 司(てらだ つかさ)』にバレてしまう。
コントロールできない気持ち良さに身も心も乱される隼人と、静かに独占欲の強い司とのスリリングなサイキック・ラブ。
【おすすめヒトコト】
受けの隼人がめっちゃ綺麗な顔のイケメンなのに童貞というギャップだけでもおいしいのに、それだけではなく、なんと見つめた相手の快感が伝わってくる!?Oh…ジーザス…
しかも攻めも攻めで、学年トップの秀才で寡黙で黒髪イケメンという素晴らしさ。
他人の性感で乱れていく隼人の淫乱具合も最高でエロが豊富に詰まっていて満足できますし、このクオリティでデビュー作なことに驚きます。
弟が本当に欲しいのは兄…禁断の義兄弟ストーリー!
【あらすじ】
両親の再婚をきっかけに家族になった義兄弟の『秋』と『朔』。小さい頃は兄の秋が大好きでべったりだった弟の朔だが、思春期を境に避けるように。理由も分からず避けられ嫌われてしまったことにショックを受ける秋だが、ある日大学進学を理由に朔が秋の住む家に押しかけてきた。
そのまま一緒に住むようにはなったが、女好きで軽薄な弟の行動に女嫌いで根暗な秋は振り回される。けれど朔が激しい女遊びをしていた本当の理由は……
【おすすめヒトコト】
義兄弟ものとしては割と王道な感情の変化なんですが、兄の秋が現実的なことをあれこれ考えたときに怖じ気づいて、ついしてしまった言動が、弟の朔の気持ちを酷いほど踏みにじります。
でも単純に秋が勝手でわがままかっていうと一概にそうとも言えず、怖いからこそ大事なものを傷つけてしまうその矛盾が、すごくリアルなんですよね。対して、自暴自棄にはなれども暴走はしない朔の優しさに胸が苦しくもなります。個人的に、この2人の関係性の描かれ方がとても好きです。
え!お前が好きなのはあっちじゃないのかよ…!?
【あらすじ】
主人公の『志野』が力を込めて考えた企画は落とされ、またしても同期の『似鳥』の企画が通った。志野はそんな似鳥をライバル視して嫌っているが、ある日似鳥の弱みを見つける。
それは、志野がよくつるんでいる後輩『常磐』のことを、似鳥が狙っているということ!
ここぞとばかりに似鳥の前で常磐に絡み煽る志野だが、ついにキレた似鳥が咬みつくようにキスをしてきた相手はなんと、志野……!?
【おすすめヒトコト】
ライバル関係のリーマンものとしてはベタっちゃベタな勘違いなんですが、このベタさがまたいい。大好物です。
それに後輩の常盤がいい仕事をしてくれているので、そのおかげで2人の関係性が加速していきます。なおかつギャグっぽさだけでなくライバル関係という関係性をきちんと生かしてくれているので、その辺りも見応え充分で楽しめると思います。
食べてるところも、すね毛も、お腹のお肉も全部好き
【あらすじ】
マスコットのようなフォルムで皆から愛される愛嬌たっぷりのぽっちゃり男子こと、『ヨネちゃん』。女子のいない男子校では、ヨネちゃんのおっぱいを触って癒やされるなんてことも。
しかしある日、そんなヨネちゃんを毎回助けてくれる、自分とは正反対で密かに憧れだった野球部部長の『アライ君』からなんと告白されてしまう!?一体どうするヨネちゃん!
あの『僕らの食卓』で話題の三田織先生がひたすらに「好き」を詰め込んだ、かわいすぎる“ぽっちゃりBL”がこの1冊に!
【おすすめヒトコト】
ヨネちゃんがハムスターみたいで本当に可愛いです。なんか食べたら甘そうな見た目。しかも食べ物に対しての愛が冒頭から伝わってくるので、読んでいると野菜が食べたくなります(笑)
そしてヨネちゃんのことが大好きなアライ君なんですが、その想いの強さが魅力的です。ちょっとおばかだけど、一途に真っ直ぐヨネちゃんのことが大好きなんだなあって微笑ましいお話です。
その他に同時収録されている『深い森』という甥っ子と叔父のお話も、表題作と雰囲気はガラリと変わりますが読み応えがあるのでお楽しみに!
わんこの前では猫かぶりができないネコ!?
【あらすじ】
こじらせアラフォーの『八木尚人(やぎなおひと)』は、嫌われることが怖くて常に「理想」を演じてきた。しかしそれを、街コンで出会った『赤坂徹(あかさかとおる)』に「臆病なんですねぇ」と笑い飛ばされる。
そんな、思ったことをすぐ口に出してしまう無邪気なわんこ系赤坂と、面倒ごとが嫌で常に猫かぶりをしてきた八木はひょんなことから一緒に住むことに。
年下わんこ×気まぐれにゃんこの、同居から始まる胸キュンラブストーリー!
【おすすめヒトコト】
『ご利用は計画的に』でギャグエロの印象が強いにやま先生ですが、こちらのデビュー作ではギャグではなくピュアにエロいです。
最初は迷惑がっていたのに赤坂の憎めなさにほだされて、次第にいなくては寂しいとなっていく八木が切なくも可愛らしいです。何なら猫かぶりをしているときも可愛いです。本当にアラフォーですか。でも時折出す色気は大人のそれで、そのギャップにやられます。もちろん赤坂もビンビンに反応します(笑)
そんなところも読んでいて楽しいんですが、それとは別に八木の幼馴染みの『田島』のキャラがめっちゃいいです。ちゃんとオチをつけてくれるというか。現在のにやま節の片鱗が既に垣間見えているのも、この作品の魅力のひとつです。
さて、今回は「今年ブレイクした作家さんの前作」について特集してみましたが、いかがでしたでしょうか?
ブレイク前の作品を遡ってみると、実はハマったきっかけの作品より好みだった!なんてこともあるから楽しいですよね。
ぜひ皆さんも、今年ブレイクした作家さんの他の作品も読んで、新たな神作品に出会うサカノボリストへの1歩を踏み出してみてくださいね。筆者は絶賛仲間を募集中です。
コメント1
匿名1番さん(1/1)
ちるちるさん、来年は小説に詳しいスタッフさんも雇ってほしい。
もっと言うと、BL作品全部の販促サイトでもあるのだから、漫画・小説・CD・実写・ゲームなど、それぞれのエキスパートスタッフ揃えてくれればいいのにと思う。