BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

イケメン×冴えない!格差萌えBL漫画 5選

2017/08/30 13:09

普通すぎる、けれどそこがイイ!誰もが認めるイケメンが、冴えない彼を好きな理由


BLの醍醐味のひとつ、ズバリ攻めと受けの「格差」!
身分的な格差も良いですが、イケメン攻めと冴えないもしくは平凡すぎる受けという組み合わせはいかがでしょうか。
今回はそんな「なぜコイツが自分を……!?」体験ができる作品をご紹介します。

『ひみつのセフレちゃん』ヤマヲミ
■あらすじ
福本幸助はリストラされた夜にヤケ酒で酔い潰れ、なぜか男に拾われセックスをしていた。誰だこいつ…見たことがある…と、気づけば老若男女が知っている国民的アイドルグループのメンバーのひとり上村智樹で…。夢と希望でキラキラしているアイドルと彼に気入られてしまった中年リーマンの恋の行方は…!?

■イケメン×冴えない「格差萌え」ポイント
キラキラオーラ満載のアイドルに突然迫られて動揺する「ただのオッサン」の幸助。
見た目も普通な上、仕事もない自分がアイドルとセフレ状態にあることを最初は面倒に思いつつも、自分に甘えてくる智樹をいつしか可愛いと思い始める。しかしその気持ちは次第に「不安」に発展して…、という己の平凡さ故に悩んでしまう受けの心理描写がたまらない作品です。
幸せを感じつつも、自分が選ばれた理由や年の差、アイドルと一般人というリスクなど様々な問題を悶々と考えては苦しむ幸助の様子に胸がつまります。
一直線な年下アイドルに戸惑う中年、これぞ年下攻めの醍醐味です!

『薔薇の瞳は爆弾』ヤマシタトモコ
■あらすじ
趣味の悪いゲイ・見津田はある日カフェで美形・爽やか・紳士という完璧すぎる王子様系男子・蓮水と出会う。喋れば周囲に花から舞い、その言動に老若男女だれもが眩暈を起こすレベルのキラキラオーラを発する蓮水だったが、ただひとり見津田だけはそれに靡くことはなく…。

■イケメン×冴えない「格差萌え」ポイント
とにかく攻めが王子様すぎます! 王子様なのに嫌味っぽさがないのが蓮水の魅力でしょう。
付き合う相手なんて山ほどいるであろう蓮水。しかし、選んだ相手はドMの見津田でした(笑)
なぜ、どうして…! と思わずにはいられません。
常識知らずの蓮水だからこその勢いの良さ、そしてその様子を一歩引きながら眺める見津田。
BLはファンタジーだと分かりつつも、どこか妙にリアル。そんな作品です。
ヤマシタトモコ先生らしい独特のセリフの言い回しが好きな方も是非!

『同人に恋して』猫野まりこ
■あらすじ
同人誌印刷所で働く芳史のもとに、ある原稿が持ち込まれた。 それは、自分が人気俳優・望月壱都にエロい事をされまくっているBL漫画!? しかもその漫画は、高校時代の親友・芳史を8年間も思い続けてきた壱都が、欲望の赴くままに自ら描いたものだったのだ! 暴走する壱都の想いに芳史は応えられるのか…!?

■イケメン×冴えない「格差萌え」ポイント
芸能人と一般人なんて珍しくないと思ってませんか?
こちらの作品、ただの芸能人モノではありません。
自分と高校時代の親友との妄想BLを同人誌にして頒布する芸能人という、今までありそうでなかった作品がこちらです。
この設定を聞くとギャグ漫画のように思えますが、現代版・身分違いの恋ならではの葛藤が満載です。
お互いの気持ちがすれ違う様子に涙腺が緩むことも……。
芳史の職場の先輩×壱都のマネージャー、こちらもご一緒にお楽しみ下さい!

『美しい野菜(1)』松本ミーコハウス
■あらすじ
小説家くずれの太郎は、自炊ナシの不健康生活を送る31歳。ある日、ハツラツとした八百屋・治樹と出会い、家呑みをすることに。酔っぱらった太郎は無自覚にエロ発言を連発し、ゲイの治樹の理性は崩壊。ノンケだというのに、太郎は「挿れられる」セ●クスにいやらしく乱れる。その後も肉体関係を続ける2人だったが、太郎のMっ気を察した治樹は甘くサディスティック責め始め――。

■イケメン×冴えない「格差萌え」ポイント
SMは好きだけど、もっとお互いの心理描写をじっくり味わいたいという方にオススメしたい作品です。
受けの太郎は「ザ・コミュ障」な人間、対する攻めの治樹は爽やかさ満点の青年。
基本的に他人に対して興味関心が薄いタイプの太郎が治樹によって、心の内に秘められた欲望を曝け出していくのですが、読んでいて「これが真のSなのか…!」と目から鱗でした。
痛めつけるのがSなのではなく、相手の望んでいることをくみ取って実行する……。
真のSとは自らの欲を押し付けるのではなく、Mの欲を引き出すことができるのだと……!
最初のシーンでは髭ボーボーのダメ人間のようだったのに、治樹との出会いで心身ともに変わり始めた太郎にキュンとすること間違いなしです。

『三角オペラ』冥花すゐ
■あらすじ
貞木 薫(さだき かおる)は、由緒正しい学園の真面目な音楽教師。彼には心に秘めた片想いの相手がいた。
その相手、大河内 明幸(おおこうち あきゆき)は清く正しい"学園の王子様"と呼ばれている。ある日、不良の"情報屋のショウ"に目を付けられた貞木は秘密をバラさない代わりに飽きるまでセックスするようにと命令されて――…。

■イケメン×冴えない「格差萌え」ポイント
ふたりの生徒に迫られる先生は「ああ、いるいる、こういうタイプ」と頷いてしまうような真面目な人物でした。
自分の気持ちをひたすら隠し続けてきた貞木先生と、彼が隠す秘密を知ってしまったショウ。
こんな冴えない教師になぜショウはこだわってしまうのか。
そしてふたりの関係にあとから加わった大河内もやはり貞木先生を必要としていて……。
とびきりの美人というわけでもなく、寧ろ生徒からは嫌われそうなタイプの貞木先生ですが、その普段の様子からは想像できない色気と、ふたりを背負えるだけの包容力が若い生徒を惹きつけたのではないでしょうか。
生徒と教師という背徳感、そこに加わる三角関係という要素がダークで、けれども美しい世界観を展開していると思います。


以上、5作品でした。
いるだけでその場が華やかになるイケメンくんが何てことないような普通の人間に惹かれてしまう。
そこには彼らにしか分からない魅力が必ずあるはずです。
皆さんも是非、一見“冴えない”お気に入りのフツメン受けを探してみてください。

記者:白米

関連作家・声優

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP