10/26開始!「著者向けPOD出版サービス」がスゴイ!
10月26日、株式会社インプレスR&Dから衝撃的なサービスがリリースされました!その名も
「著者向けPOD出版サービス」。なんと
Amazonのサイトにて、出版社を経由することなく個人で紙媒体の書籍を販売できるというものです。利用料や登録料など、
出版に関わる初期費用は0円とのこと!
「著者向けPOD出版サービス」は、既定のフォーマットに則ったPDFを用意するだけで、Amazonで書籍販売が可能になるシステムで、
販売価格は著者自身が自由に設定することが出来ます。出版の際の初期費用は0円ですが、設定した販売価格分の収益がそのまま作者の手元に入るのではなく、販売が成立した際に販売手数料(販売価格の40%)と印刷費用(モノクロ1ページ2.5円)が売り上げから引かれるという仕組み。つまり、モノクロ100ページの書籍を1000円で販売した場合、1000円-400円(販売手数料)-430円(印刷費)=170円が著者の取り分として入金されることになります。
今まで個人創作販売の中心であった同人誌では、事前に印刷所などで紙に印刷して販売するため、印刷費という初期費用が掛かってしまいました。しかしこのサービスを使えば、
初期費用や在庫リスクを負うことなくAmazon利用者に販売できるようになります! 商業出版物に用いられているISBN(日本図書コード)を付けるなどのオプションもあり、個人出版とは思えないクオリティでの書籍制作が可能になりました! ちなみに今のところ、小説など
活字中心作品のみとのこと。コミックは準備中らしいので、描き手さんは対応までもう少しお待ちください。
同サービスはAmazonが提供する
POD(プリント・オンデマンド)というサービスを利用していて、注文が入ったら印刷して出荷する仕組みになっています。PODは以前から出版社向けに提供されており、Amazonサイト内には
専用の売り場も存在。これまでは出版社の提供する希少書籍が販売の中心となっていましたが、
創作BLが並ぶ日も近いかもしれませんね!