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愛し合うと死ぬ!?オメガバースに続く○○バースまとめ
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2016/10/28 09:09
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崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵)先生といえば、2007年『タンゴの男』でBLデビューし、『テルペノイド』などダンサーやスーツのガチムチ男性を色っぽく美味しそうに描く男の肉体のスペシャリスト。その後、一般誌で活躍され、2011年には国芳一門を題材にした「ひらひら国芳一門浮世譚」(太田出版)で文化庁メディア芸術祭推薦作品に選出され、今は様々な雑誌で時代漫画を連載中。
今作『大江戸国芳よしづくし』の主人公は絵師・歌川国芳。
言わずと知れた江戸時代末期の浮世絵師。
国芳は、初代歌川豊国の元に15歳で入門。兄弟子に歌川国貞などの絵師がいます。大胆で江戸っ子気質、無類の猫好きで常に数匹、時に十数匹の猫を飼い、懐に猫を抱いて作画していたというのも有名な話ですよね。そのため、猫の仕草に対する観察眼は鋭く、猫を擬人化した作品も多く残されています。
ダイナミックで芸術性の高い作品の数々
『相馬の古内裏』
『西塔鬼若丸』
と、思いきや
『みかけハこハゐがとんだいい人だ』
うちわ絵
『猫のすずみ』
『おぼろ月猫の盛』
『金魚づくし 百物語』
同じ絵師が描いたと思えないようなバラエティに富んだ作品の数々ですよね。
火消しに憧れて、火消し半纏を普段着にしていたとか、猫の供養を怠った一番弟子を破門にしたとか、残されているエピソードが愛らしく男らしい国芳。
国芳愛に溢れる崗田屋先生の『大江戸国芳よしづくし』は、若い時代の国芳を描いた作品。
どんな国芳に出会えるのか、楽しみですね。
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猫も楽しみ。