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これだけははずせない! BL小説のこだわりポイント5つ

2016/10/20 00:37

人には絶対わかってもらえない、みなさんのこだわりは何ですか?


腐女子のみなさんには、BLコミックスやBL小説を読むにあたって「これだけははずせない!」といった自分のこだわりポイントはありますか? こだわりとまではいかなくても、読んでいてなんとなく「やっぱりこういう展開が好きだな」と思ったことはあるはずです。
今回は、私がこれまで読んできたBL小説を総合して分かった、自分のこだわりポイント5つとそれに合うBL小説を紹介していきたいと思います。  

「好き」と「付き合う」の線引き


BL小説では必ずと言っていいほど、カップリングが出来て付き合うという流れがあります。ダラダラと友達以上恋人未満のような関係が続いていたり、いつから付き合ってたの!? とツッコミを入れたくなってしまう前に、攻めと受けがお互いに「好き」と言い、どちらかが「付き合おう」とはっきり言葉にして恋人になってほしいです。
そして欲を言えば、好きになったきっかけが何かしらあると嬉しいですね。特にノンケが同性を好きになる場合は、起点のエピソードなどがあるといいと思っています。



『禁欲的じゃない』著者:伊祖子久美/イラスト:えまる・じょん

攻めも受けもはっきりと物言いをするところが読んでいて気持ちがいいです。受けが、攻めのことを好きだと自覚するまでが、長くもなく短すぎることもなく程よいのでテンポよく読み進めることができます。

  自己判断で好きになること


これは好きになったきっかけがほしいという上記のポイントと関連しています。雰囲気に流されて好きになるのではなく、ちゃんと自己判断で好きになってくれたほうが「好き」の説得力がある気がしませんか?
すれ違いのときも当て馬や第三者の意見に左右されず好きでいるのをみると、相手への思いをより強く感じることができて、思わず2人の恋を応援したくなります。初めは気持ちが揺らぐことがあっても、最後は相手のことを信じてほしいです。



『僕と執事様』著者:本庄咲貴/イラスト:小禄

執事×大学生という階級差と年の差があり、攻めの執事が全体的にリードしていくのかと思いきや受けの大学生もかなり性格が男前! ウジウジと長く悩まず腹を決めるところはかっこよかったです。

  過去は引きずらない&詮索しない


ほとんどのBL作品が対人間との恋を描いているので、もちろん攻め受けそれぞれに過去があるのは当たり前です。そして、つらい過去があったという設定や恋人に打ち明けていない過去があるという設定もよく見かけます。しかしいつまでもそのつらい過去を引きずるのではなく、ある時期をもってスパッと踏ん切りをつけてくれると、読んでいる側としてもスッキリするし前向きに読み進めることができます。
また、恋人の過去が気になるのも分かりますが「言いたくない、言えない」と言われたのであれば、本人が自然と口にするまで待っていてほしいです。むやみに詮索しないのも私のこだわりポイントです。



『丸の内の最上階で恋したら 摩天楼の夜』著者:桂生青依/イラスト:小禄

受けのほうに過去のこだわりがあり恋に臆病になっているところを、攻めが強引に踏み込んでくるところがたまりません! 普段は意地っ張りだけど恋になると臆病になる受けが可愛く、そんな受けに対して攻めも無理に過去を聞き出そうとしないところが男前だなと思いました。

  悪者には制裁を!


よく登場するのが、2人の仲を邪魔したり2人を阻んだりする第三者。ストーリー上、そこまでダメージを与えてこない当て馬もいますが、中には読んでいるこちらも思わず怒りたくなるような典型的な悪者もいます。よく思ってしまうのは、悪者にはしかるべき制裁を加えてほしいということ。都合よく悪者が改心したりすると「2人にはあんなに苦労をかけておいて……」と思ってしまいます。BLはまりたての頃は、終わり良ければすべて良し! という考え方でしたが最近はハッピーエンドまでの過程も注目するようになりました。

  直前で助かるのは1回まで


受けは、襲われることが多いので受けだと仮定しましょう。
一般的には、攻めと受けの2人で愛し合ってほしいという思いがありますし、受けが攻め以外に襲われるシーンにおいて直前で攻めが助けに来てくれることは、読み手にとっても安心するところがあります。襲われる以外に痛い目に遭うシーンも同様です。
しかし、寸前で助けられることが何回もあると受けは学習能力がないのかと私は思ってしまい、逆に一度痛い目見たほうがいいんじゃないか!? と思ってしまいます。ここの加減が難しいところです。私が萌えるのは一度痛い目をみた受けに攻めがお仕置きをし、さらに受けを陥れた人物には報復するといった流れ。また上記のこだわりポイントと合わさったストーリーです。


『ソムサン~総務部三課~』著者:西野花/イラスト:佳門サエコ
3組みのカップリングの話が収録された作品。私が特におすすめしたいのは、アドリー×黒木浩のストーリーです。悪者への制裁と受けが痛い目をみるという、こだわりポイント2つが入っている作品です。上記で述べた、私が萌えるというストーリー仕立てになっています。

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このように一度書き出してみると、自分の好みがわかり作品を買う際に役立つのではないでしょうか。自分のこだわりすべてが盛り込まれた作品はなかなかありませんが、こういうポイントが1つでも入っていると、より楽しめると思いました。
みなさんにも、いろいろな作品を読むにつれて自然と確立されている自分のこだわりポイントがきっとあるはず。ぜひ探してみてくださいね。

 

記者:みこりん

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