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腐女子・不朽の名作30選 2016 コミック・小説ともに1位変動せず!

2016/09/17 00:00

2018/03/01 00:00

ちるちるユーザーから長い期間、圧倒的な人気を誇る作品たち。括目せよ!

もう1年経ったのか…
腐女子・不朽の名作30選 2016 発表です。

発売から数年経った今でも読み継がれ、かつ高評価を得ている作品があります。
時を経でも、しっかりと心に刻み込まれ、なおかつ人気の最前線にある作品。
そんなコミックと小説、名作ランキングでご紹介いたします。この集計結果を、次読む作品選びの参考にしていただけたら幸いです。

昨年のランキングはコチラ。

選考方法
発売日から3年経過した作品のみを抽出して、最近1年間のちるちる評価ポイント(2015年8月1日~2016年7月31日)でランキングしています。今年はよりたくさんの作品を紹介するためシリーズ作品の複数ランクインを省略して集計いたしました。

・やっぱり強い『どうしても触れたくない』『DEADLOCK』
これだけ名作揃いのランキングで、2年連続首位を獲得したこの2作品。ちるちるユーザー折り紙付きの、「神」作品といえるでしょう。
今思い返してみると、ちるちるのオフ会はもちろん腐女子の友人、そして腐女子ではない友人とも『どうしても触れたくない』について語りあったことがあることに気が付きました(笑)
ヨネダ先生の作品がTOP5に3作品もランクインしている中、この作品が1位に輝き続けるのは、先生の処女作であり先生の作品を初めて読んだ読者の心に強い印象を残したからなのかもしれません。
『DEADLOCK』の発売日は、なんと2006年の9月。10周年イヤーピタリ賞です。10年経った今でも輝き続ける作品の魅力、ぜひご自身で読んで確かめてみて欲しいです。筆者は海外小説で本作の舞台がアメリカの刑務所・メインキャラが外国人と聞き長い間触れずにいたのですが、1度読み始めるとそのアツくセクシーなストーリーにグイグイと引き込まれ、いつの間にかユウトとディックの虜となっていました。BLを超えた壮大なストーリー。読まないと損、だと思います!

→2年連続首位作品の共通点とは?
『どうしても触れたくない』『DEADLOCK』この2作品の共通点は、重厚な“男らしさ”が描かれているところだと思います。受けだからといって、(心も躰も)女々しくない。攻めもいわゆる王道BLと違いスーパー攻め様といった感じはなく人間味、男臭さ溢れるオトコ。こういったカップルが魅せるストーリーは、少女漫画・少年漫画どれにもあれはまらないBLならではの色気と魅力に満ち溢れています。腐女子の心を掴んで離さないこれらの作品。今後も長く、そして広く語り継がれていって欲しいものです。

・強者揃い! 今年のニューフェイス
コミック:桜日梯子、緒川千世、SHOOWA、秀良子
小説:丸木文華、一穂ミチ、朝丘戻、樋口美沙緒、小林典雅

ニューフェイスと言っても人気作家さんばかりですが(笑)新人さんのイメージが強い方の作品が不朽の名作ランキングに入っていると時の流れを感じます。特に『年氏彼氏の恋愛管理癖』は発売日に買いに行った記憶があるので、あれからもう3年以上経ったのかあ…と。実に感慨深いです。
コミック・小説ともにシリーズものを書かれている作家さんも多いため、来年度ますますのランクアップが期待されます。この中にまだ作品に触れたことのない作家さんがいる方はぜひチェックしてみてください!


・BLとメディアミックス
2015、16年度共にランクインしているコミック全てが音声化または映像化されています。特に中村明日美子先生の『同級生』はその人気が音声化だけにとどまらず今年2月にアニメ作品が劇場公開され話題となりました。やはり原作に加えドラマCD・アニメなど多角的にアプローチしてくる作品は読者の心に深く刻み込まれやすいのかもしれませんね。

小説の音声化率は、2015年度が15作品中10作品、2016年度が7作品(『愛の裁きを受けろ! 』は今年11月発売予定ですが)とコミックと比べると少々控えめな数値。BLアワードCDランキングの結果を見ると、小説原作作品がコミック原作に負けず劣らずランクインしていることがわかります。
先日開催されたイベント・小説ブートキャンプでも「ドラマCDを聞いてから原作を読み始める」という方の声を多く聞きました。今後、もっと小説原作作品もドラマCD化することを願っております。



いかがでしたでしょうか。個人的には、コミックはライトな方そしてコアな方にも人気の作品、小説は長い間読者の方がなんども読み返し大切にしてきた作品がランクインしている印象です。そして、どの作品にも共通して見られる特徴として「ラブストーリー以外も楽しめる」ということが挙げられると思います。しっかり萌えて、得るものもある。そんな作品が今後も増えていって欲しいですね。

新刊ももちろん良いですが、時が経っても支持され続ける名作に触れてみると新たな発見があるかもしれません。ぜひ気になった作品の名前を憶えて、書店で探してみてください。

解説:真島ノ畔

ランキング掲載コミック

タイトル 作者 出版社 発売日 ポイント
どうしても触れたくない ヨネダコウ  大洋図書 20080900 802
囀る鳥は羽ばたかない (1) ヨネダコウ  大洋図書 20130130 579
同級生 中村明日美子  茜新社 20080200 546
年下彼氏の恋愛管理癖 桜日梯子  竹書房 20130717 455
NightS ヨネダコウ  リブレ 20130209 425
誤算のハート 緒川千世  海王社 20130410 403
飴色パラドックス 1 夏目イサク  新書館 20110330 346
鮫島くんと笹原くん 腰乃  東京漫画社 20110323 289
初恋のあとさき 日高ショーコ  芳文社 20120228 280
俺と上司の恋の話 ナナメグリ  日本文芸社 20120428 270
新宿ラッキーホール 雲田はるこ  祥伝社 20120725 254
俎上の鯉は二度跳ねる 水城せとな  小学館 20090508 254
イベリコ豚と恋と椿。 SHOOWA  海王社 20120210 252
宇田川町で待っててよ。 秀良子  祥伝社 20121025 246
花は咲くか 1 日高ショーコ  幻冬舎コミックス 20091224 244

 

 

ランキング掲載小説

タイトル 作者 イラスト 出版社 発売日 ポイント
DEADLOCK 英田サキ  高階佑  徳間書店 20060927 283
お菓子の家~un petit nid~ 凪良ゆう 葛西リカコ  プランタン出版 20120912 272
美しいこと 下 木原音瀬  日高ショーコ 蒼竜社 20080129 210
檻の外 木原音瀬  草間さかえ  蒼竜社 20060525 208
交渉人は黙らない 榎田尤利  奈良千春  大洋図書 20070226 185
チョコレート密度 崎谷はるひ ねこ田米蔵  角川書店 20070301 177
積木の恋 凪良ゆう 朝南かつみ  プランタン出版 20111011 176
言ノ葉ノ花 砂原糖子  三池ろむこ  新書館 20070900 172
mother 丸木文華  門地かおり  白泉社 20130122 172
雪よ林檎の香のごとく 一穂ミチ  竹美家らら  新書館 20080700 155
あめの帰るところ 朝丘戻  テクノサマタ  フロンティアワークス 20100913 152
全ての恋は病から 凪良ゆう 車折まゆ  白泉社 20100318 147
愛の裁きを受けろ! 樋口美沙緒 街子マドカ 白泉社 20130122 144
恋愛前夜 凪良ゆう 穂波ゆきね 徳間書店 20111130 134
嘘と誤解は恋のせい 小林典雅  小椋ムク 白泉社 20090820 128


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コメント3

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blアプリの特集もやってほしい。ケモ彼とかけっこう萌えるよ。話も面白い

コミック1冊除いて他は全て所持している。
週間や年間ランキングとか見てると人気ある作品はコロコロ変わるけど「名作」となるとやはりという名ばかり出ている。
こう言うのは毎年やってもなかなか変わらないですよね。

コミックの1〜3位のドラマCDは自分の「本日のプレイリスト」に常に入れて出勤中に聞いています。他の作品と入れ替えてもまたすぐに聴きたくなって戻すくらい好きです。
コミック、小説のランキングともに真面目に向き合っている二人を描いた作品が多いように感じます。記事にも書かれているように、自分も(力強さという意味ではなく)男らしさを感じる作品が好きです。男の人らしさ、と言った方がわかり易いかな。

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