私たちが選ぶ、とにかく読んでほしい7月、8月発売作品普段読まないような作品をたまには読んでみたい! と思ったことはありませんか?
誰かにおすすめされると、読んでみようという意欲も湧いてくるはず。
そこで今回は、記者3名(みこりん、みかん、冬桐)が集まり、今年の春から夏にかけて発売されたコミックスのなかから、とにかく読んでほしい! と思うおすすめの1冊をそれぞれプレゼンし合いました。
記者:
みこりんのおすすめ!▼『こぼれる、』森世ストーリー
学校のヤンキーグループに属する良科(ルビ:りょうか)はいつも
リーダー格・数志(ルビ:かずし)の言うことに従ってばかり。
仲間の顔色をうかがい、群れの中で最下位の地位をなんとか保つ日々。
ある日、ロシアのクォーター・文(ルビ:ふみ)が東京から転校してきた。 イケメンシティボーイが現れ大騒ぎする女子たち。
派手な見た目とは裏腹に内向的で気弱な文を利用し、グループ内の地位向上を目論む良科。
しかし、純粋で誠実な文にどんどん惹かれるようになってしまい…。
みこりん:私が特におすすめしたいのが、同時収録作の『青少年流』シリーズ。ヤンキー受けの作品です。短編となっていて、3作品収録されています。
おすすめポイントは、
王道展開で気楽に読めるところ。短編というところにも、読みやすさがあります。攻めも受けも、お互いが好きという感情が伝わってくるので、ちょっとしたすれ違いも気にならずに安心して読める作品でおすすめです。この2人がくっつくまでは、森世先生の
コミックス『みっともない恋』に収録されています。
表題作は痛い感じのバイオレンス系なので、流血とかが大丈夫な方におすすめです。
冬桐:痛いのは苦手ですが、同時収録作の方は王道系ですね。
みこりん:私、王道好きなので! 表題作のほうは、いじめが生々しくリアルな感じでした。
みかん:森世先生の作品は読んだことがなかったです。
みこりん:おすすめなのでぜひ読んでください! みちのくアタミ先生のような絵が好きな方にもおすすめです。(
コミックス『ロマンティック上等』を見せる)
冬桐:宝井理人先生っぽい感じですね。
みかん:絵柄がきれいなので読んでみようと思います。
記者:
みかんのおすすめ!▼『スーパー受様 開』紅蓮ナオミストーリー
夜久総合病院の院長で外科医の夜久将真は、
資産・地位・最高のルックスを備え、誰もが抱かれたがるスーパー攻様。
そんな彼の前に、父の代で交流を深めた朝倉病院の息子で研修医の開が病院見学に訪れ、
妖しい魅力で次々と夜久の愛人達(受)を、「攻」にして寝取っていくー…!!
そう、彼はスーパー受様だったのだ。
誰にでも抱かれるのに、夜久には「抱かれたくない」と宣言する開の真意とは!?
みかん:おすすめポイントは、「スーパー受様」という
謎の概念がおもしろすぎるところ。ツッコミが追い付かないくらいのギャグで、最初からどんどん飛ばしてきます。おもしろすぎてわけが分からないっていう感じでした。嫌なことがある人やストレスが溜まっている人にぜひおすすめしたいです。
ストーリーは、王道展開をネタにしています。同時収録作品もタイトルの出落ちっぷりに爆笑しました。
あまりにもぶっ飛んでいるので、読んだ後は人にすすめたくなります。女子会のおともにいいですね。
冬桐:疾走感を求めるときや、笑いたいときにいいですね。
みかん:そうですね。笑いたいときにぜひ!
みこりん:私も紅蓮ナオミ先生の
コミックス『俺畜』を読んだ後、友だちにすすめました。
みかん:したくなりますよね! 私も「読んで!」って友だちにすすめました。
記者:
冬桐のおすすめ!▼『ポルノグラファー』丸木戸マキストーリー
大学生の久住は、ポルノ作家・木島の腕を
骨折させてしまい、口述筆記で代筆することに。
仕事をはじめて数日。
淫らな文章を読み上げる木島の声は
久住の耳を責めたて、疼いた下半身は完勃ち状態に…。
「抜いてあげようか? 口でしてあげる」
からかわれた久住は、その日から木島で
“エロい妄想”をするようになってしまい――?
冬桐:おすすめポイントは、
脳にエロいところ。丸木戸先生は、ワンシーンごとがすごく印象的な漫画家だと思います。普通のセリフなのに一つ一つが艶っぽく、後を引く感じがこの残暑残るじんわり感と似ています。物語のテイストが秋口っぽいので、涼しくなった読書の秋にいいと思いました。
男子学生のエロい妄想をリアルに感じられるところが、面白かったです。
変わり種に近く、想像力豊かな人向けだと思います。終わり方も後味残す感じなので、王道好きの方よりも何でも読むよっていう人向けではないでしょうか。
みかん:私も読みました。エロ描写が激しいのではなく、全体的にセクシーという感じ。官能小説の雰囲気が出ていました。
冬桐:そうそう、もうセリフがエロいんですよね。官能小説の世界を映像化しているような感じ。
みこりん:はっきりと分かるハッピーエンドが好きですが、この機会に読んでみようかなと思います。
冬桐:王道のような爽やかな駆け引きではなく、大人の駆け引きです。分かりやすいけど、分かりにくいという感じ。
※この作品はドラマCDに向いてる! と話していたところ、
先日ドラマCD化が発表されました。気になるキャストは、大学生・久住春彦(cv.古川慎)×先生・木島理生(cv.新垣樽助)です。新垣さんによる官能小説の読み上げなど、発売が楽しみですね。
さいごに
好みがきれいに分かれたうえ、読みながら思っていることも三者三様で話していておもしろかったです。
手を出そうか迷っていた作品があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
記者:みこりん
コメント2
みのみのみさん
「ポルノグラファー」丸木戸マキ先生は気になってました!
「こぼれるも」森世先生は期待値高いです。
「スーパー受様 開」紅蓮ナオミ先生を存じ上げないので未知数ですが、ちるちる記者さんのご推薦とあらば、きっといい作品でしょう!
何度となくちるちる記者さんのオススメで新規開拓成功させてるので、今回も楽しみです!
匿名1番さん(1/1)
プレゼント、かと思ってしまいました