今まで読まなかったジャンルに挑戦!!BL小説を読んでみたいけど、いったい何を読んでいいのかわからない!
自分では絶対読まない作品でも、人から薦められると読んでみようと思うもの!
そんなBL小説初心者の方向けの企画イベント
「小説ブートキャンプ」が8月24日に行われました。
そのイベントの様子をレポートしました。
会場は渋谷駅から徒歩3分のマンガサロン
『トリガー』。
壁一面にマンガがぎっちりと並べられていて圧巻!
そんな雰囲気のある会場に10人の参加者が集まりました。
ちるちるのスタッフ3人を加えてイベントがスタート。
まず初めに、ちるちるのほうから今回の企画の概要とBL小説のジャンルについて簡単なプレゼンがありました。
司会によると、最近小説があまり読まれていないとのこと。
というのも、どんどん増えるコミックに対して、小説の出版数が減っているのです。
2008年ほぼなかったその差は、なんと2016年には2倍程度に拡大してしまいました。
なぜ小説は読まれないのだろうか?小説って手を出しにくい?
そこで今回はもっとたくさんの人に小説を読んでもらいたいという趣旨のもと、「人にすすめてもらう」という最初のきっかけをつくるイベントとして開催したとのことです。
確かに、人から勧めてもらったものって、読んでみようかなという気分になりますよね。
ちるちるのランキングを見ると、ここ2~3年で人気が高いのは、凪良ゆう先生、一穂ミチ先生、樋口美沙緒先生など。
ここで、スタッフが小説のジャンルをざっくり
『人気』『王道』『センシティブ』『耽美』の4つに分け、それぞれの特徴を説明しました。
『人気』ジャンルでは、
榎田尤利先生、
英田サキ先生、
樋口美沙緒先生、
中原一也先生などの名前が挙げられました。
これらの作家さんは、出版する作品のほとんどが人気作という、今幅広く人気の作家さんたち。自分が何を求めているか分からない方は、まずここから。
続いての
『王道』は、みんなが大好きないわゆるBLの王道をはずさない展開になっています。誰もが安心して読める定番のジャンルに、通勤通学のスキマ時間に読めるのが良いとの参加者の声も。代表的な作家は、
岩本薫先生、
崎谷はるひ先生、
ごとうしのぶ先生、
かわい有美子先生など。BLに安心と癒しを求める方はこちらがおすすめ。
一方
『センシティブ』は、ここ数年ちるちる上では一番人気のジャンル。ストーリー、テーマ性を重視した作風は、時には王道の萌えから離れてしまうことも。しかし流石の人気ジャンル、
木原音瀬先生、
一穂ミチ先生、
凪良ゆう先生などの作品を読んだことがある人は参加者の大多数を占めていました。読んだ後に何か語りたくなる、そんな作品を求めている方におすすめです。
参加者の間でもっとも読んでいる人が少なかったのが
『耽美』ジャンル。挙げられた
吉原理恵子先生、
山藍紫姫子先生、
丸木文華先生などの作風は、因習や家系、情念を感じさせる世界観で、背徳的な雰囲気が特徴です。一味違う物語を味わいたい方におすすめ。
小説を選ぶ基準については、やはり
カバー・挿絵イラストで選ぶという人が多い印象でした。自分の好きなカバーイラストの小説を買うと、小説自体も自分の好みに合っていることが多いとの声も。
また、小説を読む目的によってもジャンルが大きく割れるようでした。BL小説に安心と癒し、萌えを求める人は『王道』に、男同士の関係性や人生についての物語を求める人は『センシティブ』に、という傾向のようです。
小説初心者の方はこのような意見も参考にしてみてはいかがでしょうか。
次に、参加者は並べられた小説の中から気になる一冊を選びました。
この選んだ一冊を持ち帰れるとのことで、他の人にオススメを聞く人や、普段読まないジャンルに挑戦する人も。
小説片手にBL談義に花が咲いていました。
最後に、参加者で定刻まで雑談して終了となりました。
なんとこの日のために会社を休んだ人、遠方からやって来た人も。
最後まで萌え属性やお気に入りの作家の話で盛り上がっていました。趣味が合致して意気投合する様子も見られました。
ちるちるからのおみやげは小説2冊。先ほど自分で選んだものとあわせて3冊の本に、参加者も大満足の様子。
イベントを通して、今まで知らなかったジャンルや作家さんに挑戦しようと思った、周りにいなかったBL好きの同士に出会えた、など参加者の満足感も高かったようでした。
みなさんもこれを機会に、BL小説にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
コメント2
匿名1番さん(1/1)
ちるちるさんのイベントは相変わらず楽しそうですね〜。
私もBL談義に花を咲かせたい…。
いつも時間が合わなかったり勇気が出なかったりで参加を見送っているのですが、今度機会があったら参加してみようかなぁ。
マミィ。さん
BL小説はまだ手を出していなかったのですが、分類と具体的な作家さんのお名前が大変参考になりました。
老眼鏡デビューとともに、こちらもデビューしてみようかな。