原作翻訳小説『謎めいた肌』も発売中!映画『ミステリアス・スキン』人気イベント「東京国際レズビアン&ゲイ国際映画祭」が、
名称を「レインボー・リール東京」に変更し、2016年も開催決定!
このイベントは、セクシュアル・マイノリティをテーマとする作品を上映する映画祭で、1992年より続いており、今年で25回目を迎えます。
開催に伴い、会場のひとつである「スパイラルホール」オープニング上映作品、および第25回開催を記念したレトロスペクティブ上映作品が発表されました。
レズビアンをテーマに扱ったものと、ゲイをテーマに扱ったもので3作品。今回、ちるちるでは、ゲイをメインテーマに扱った2作品に着目し、ご紹介したいと思います!
性的虐待×同性愛×思春期『ミステリアス・スキン』
あらすじ
8歳の夏、カンザス州の田舎町でリトルリーグの野球チームに参加したニールとブライアン。その夏を境にニールは年上の男性に興味を抱き始め、売春を重ねるようになる。一方、記憶の一部を失ったブライアンは、自分がUFOに誘拐されたと思い込み、真相を追い求める。スコット・ハイムの小説『謎めいた肌』を原作とする青春映画の金字塔。『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン =レヴィット(JGL)の繊細な演技が光る。
Mysterious Skin - Official Trailer
2005年の同映画祭でも上映された名作。
映画自体もゲイからの支持が厚く、アメリカの人気ゲイエンターテインメントブログ「アフターエルトン」では歴代ゲイ映画16位に選ばれています。
また、今年3月には原作の
翻訳小説『謎めいた肌』が刊行され話題に! BL小説『FATHER FIGURE』の翻訳者である仔犬養ジン先生による訳と、麻生ミツ晃先生のイラストで文庫化されました。
ちるちるでは、翻訳者である
仔犬養ジン先生にインタビューも行いました!
映画版ではニールが主人公とされていますが、小説版ではもうひとりの主人公、ブライアンにややフォーカスが当てられているそうです。
こちらの翻訳小説の方も併せて見てみると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね!
ロマンティックで絶望的な逃避行を描いたロードムービー『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』
あらすじ
HIV陽性の診断に打ちひしがれ、女友達に慰められる繊細な映画評論家のジョン。ホモフォビアの一団に囲まれて銃を発砲し、ジョンに助けられるパンクスのルーク。失うものがない2人は愛の逃避行へ。絶望的な状況の中で激しく燃え上がる若者たちを描いた壮絶なラブストーリー。1993年の劇場公開当時、ゲイ版
『テルマ&ルイーズ』として話題になったニュー・クィア・シネマの代表作。
The Living End - Trailer
併催イベントとして、映画祭公式パーティー“Le Grand Bal”も開催されるようです!
映画祭25年の歩みを振り返りつつ、昔を懐かしみ、未来を望み、今を楽しむパーティーとのこと。
25周年ということで、様々なイベントを企画中みたいなので、続報を待ちましょう!
この機会に作品を通してLGBTに触れてみてはいかがでしょうか?
開催期間/会場【第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~】
■2016年7月9日(土)~7月15日(金) @シネマート新宿 ※夜間のみの上映
■2016年7月15日(金)~7月18日(月・祝) @スパイラルホール
上映作品
◇スパイラルホールオープニング上映作品
『サマータイム』
◇第25回記念 グレッグ・アラキ レトロスペクティブ上映作品
『ミステリアス・スキン』
『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』
【Le Grand Bal(ル・グランバル)】
■2016年7月8日(金) @Restaurant Bar CAY (スパイラル B1F)