朗読CDの声は岡本信彦、梶裕貴、宮野真守、鈴木達央
日本を代表する文学作品を、人気BL作家によるイラスト&人気声優の朗読CDとともに楽しめる!
「海王社文庫」が今年も6月と7月に2作品ずつ発売されます。
6月に発売される
『痴人の愛』は、一人の男性がカフェで見出した女性を自分好みにしようとするも失敗し、最後は彼女の言いなりになるという、女性に翻弄される男性の話。
BLではありませんが、妄想力でBLに変換して読んでみてはいかがでしょう! 結婚に対し自分の理想をもっている男が、若い男に惚れこみ調教しようとするも、結局は若い男に翻弄され……。どうでしょうか、なんだかいい感じのBLになってきませんか?
物語では主人公の男性が28歳、女性が15歳なので、BLに当てはめると素敵な年の差になりそうです。どちらが攻めで受けかを考えるのも楽しいですね♪
同じく、6月に発売される
『吾輩は猫である』は、主人公の男性に飼われている猫の視点から、主人公一家をはじめ彼らを取り巻く人間模様を風刺的に描いた作品です。
主人公のおじさんと猫……でBL妄想はかなりの上級者向けかと思います。猫が見ている人間たちのほうをBLに変換していくのがおもしろいかもしれません。
猫の飼い主で英語教師のおじさんと、その友人の美学者、さらに飼い主のおじさんの元教え子(イケメンらしい)で三角関係を妄想するのもよし! 元教え子と、その友人の詩人で妄想するのもよし! BLにすれば、カップリングはいくつも考えることができますね。
このたびの海王社文庫では、『痴人の愛』は装画を阿仁谷ユイジ先生、朗読を岡本信彦さんが担当。岡本さんが女性の言葉も読むはずですので、BL妄想しやすいかも!? 『吾輩は猫である』の装画は雨隠ギド先生、朗読は梶裕貴さんです。飼い主のおじさんがゆるキャラみたいで和みますね。
また、7月9日に発売される『孤島の鬼』は装画を座裏屋蘭丸先生、朗読を宮野真守さん、『高瀬舟/山椒大夫』の装画は山田ユギ先生、朗読は鈴井達央さんがそれぞれ手がけています。
文学作品が好きな方や作家ファン、声優好きの方はチェックしてみることをおすすめします!
6月10日発売『痴人の愛 朗読CD付』著:谷崎潤一郎、装画:阿仁谷ユイジ、朗読:岡本信彦
“じゃあ己を馬にしてくれ、いつかのように己の背中へ乗っかってくれ、どうしても否ならそれだけでもいい!”
浅草のカフエに勤める美少女・ナオミを引き取ったのは、君子と謳われる会社員の譲治。彼女を大いに教育してやって妻に貰い受けても差支えない――そう考えていた。譲治の思惑通り、ナオミは成長するにつれますます美しく妖艶に育っていく。しかし同時に彼女の持つ魔性が花開き、いつしか譲治はその肉体に隷属させられていき―――。破滅への道行きを描いた耽美主義の最高傑作が登場! 声優・岡本信彦が紡ぐ名場面抜粋の朗読CDを封入。
『吾輩は猫である 朗読CD付』著:夏目漱石、装画:雨隠ギド、朗読:梶裕貴
“吾輩は猫である。名前はまだ無い。”
ちなみに鼠はまだ取ったことが無い。偏屈な引きこもり教師の苦沙弥先生と、その家に出入りする友人の美学者・迷亭、苦み走った理学士、正直者の詩人、禅坊主崩れの哲学者――猫の目線で描く滑稽な人間観察記。呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。人間世界を鋭く風刺した不朽の快作。声優・梶裕貴が紡ぐ名場面抜粋の朗読CDを封入。
7月9日発売『孤島の鬼 朗読CD付』著:江戸川乱歩、装画:座裏屋蘭丸、朗読:宮野真守
『高瀬舟/山椒大夫 朗読CD付』著:森鴎外、装画:山田ユギ、朗読:鈴木達央
コメント3
ハドソンさん
蟹工船でのSMモノ、山月記での獣姦モノも期待させてもらっても、いいですかね⁉︎
匿名1番さん(1/1)
非BL。純文学です。朗読部分は全文ではなく抜粋でした。
匿名2番さん(1/1)
『孤島の鬼 朗読CD付』装画:座裏屋蘭丸
うわー、まだどこにも表紙画像上がってないけど欲しい
ってかリクしたやつだ! 別会社(Atis collection)にw
多分、乱歩の版権切れたからだな
欲を言えば一人朗読じゃないのがほしかったなー