BLニュース

電子書籍、WEB連載で話題の作家が多数ランクイン

第7回BLアワードの結果が発表されました！ 新人部門第1位に輝いたのは、スカーレット・ベリ子先生『みのりの手』！

第2位の座裏屋蘭丸先生『PET契約』は惜しくも首位は逃したものの、ギリギリまで結果の見えない大接戦を繰り広げました。

今回の新人部門の特徴は、コミックスデビュー前の作品、特に電子書籍やWEB連載で既に実力を認められている、名前が知られている作家のデビューが目立ったことでしょう。

たとえば1位のスカーレット・ベリ子先生は、電子書籍の分野ですでに知る人ぞ知る存在となっており、昨年待望の紙コミックスデビュー。2位の『PET契約』も、同人サークル名義で電子発売されていたものを紙の商業用に加筆修正しまとめた作品です。また座裏屋先生のお名前も、コミックス発売以前に小説の挿絵やアンソロジーでご存知の方も多かったはず。

ほかにも、新たにスタートしたWEBマガジン「COMICフルール」にて、連載中から好評を博し、デビュー作品としては異例の第4巻まで刊行された波真田かもめ先生『おはようとおやすみとそのあとに』(第4位)、pixivコミックにて人気を獲得しているRENA先生『雷神とリーマン』(第5位)など、WEBや電子書籍経由で一定の知名度を得た作品が上位に食い込んだ今回。

現在ネット上で注目を集めている作家・作品が、次回のBLアワードの候補になることも大いにあり得そう！ これまで電子書籍に縁遠かった皆さんも、この機会に新たな可能性を発掘してみるのもいいかもしれませんね♪

一方で、“実らないけど萌える”という新しい恋を描き出した小松先生『それから、君を考える』(第3位)、昨今なかなかお目にかかれない闇BLに出会えた冥花すゐ先生『イトウさん』(第7位)、タイトルからストーリーまでオシャレな空気感に溢れたキタハラリイ先生『ジェラテリアスーパーノヴァ』(第10位)などなど、独自の世界観が緻密に、そして迷いなく貫かれた作品が多かったように感じます。

今回は皆さんから寄せられたコメントを見ても、「これが新人!?」「デビュー作品とは思わずに読んだ」といった声がどの作品にも必ず含まれており、すべてを「新人離れした作品」とまとめてしまってもよいほど、質が良く隅々まで完成度の高いコミックスが集まりました。ランクインした作家陣のこれからが、心から楽しみで仕方がありません！

今年は一体どんな新人作家がBL界を賑わすのか、雑誌やコミックスにとどまらず、WEB上にもアンテナを広げて2016年を満喫しましょう♪

記者　神谷浩未


また先生方から以下のプレゼントがありますので、該当する先生の作品にBLアワードで投票したユーザーは当たるチャンスがすごくありますよ！

スカーレット・ベリ子先生

『みのりの手』サイン本  3名      当選者名前書き込み　

『四代目・大和辰之』サイン本　3名　当選者名前書き込み　

『女王と仕立て屋』サイン本　3名    当選者名前書き込み

座裏屋蘭丸先生詰め合わせ2冊セット　1名

小松先生『それから、君を考える』サイン本　5名

波真田かもめ先生『おはようとおやすみとそのあとに』イラスト色紙     当選者名前書き込み　1名