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別れの季節、傷心中のあなたに贈る「三月BL」

2016/03/16 12:44

「さんがつ」「みつき」日本語ってステキだな

春は出会いと別れの季節。4月と比べて3月は、卒業式など別れのイメージの方が強いですよね。仲の良い友達と大学が別々になってしまった…、就職で地元を離れなくちゃいけない…などなど。
そんな、ちょっとおセンチな気分の方にオススメしたい(もちろん元気な方にも!)良作揃いな「三月BL」をまとめてみました。

まさお三月先生
心の機微に触れる、ほんわかBL作家さん。キャラクターの澄んだ瞳と、作中から溢れ出る爽やかな色気が魅力です。
こちらもチェック☆「読まなきゃソン! まさお三月作品の魅力」

不器用な男たちのブラインドラブ!!
『それでも構わない』

あらすじ
デザイナーの奥村は、広告代理店の営業・高嶺と仕事で組むことになった。
最初は高嶺をいけ好かないと嫌う奥村だったが親しくなるにつれ高嶺を
可愛く感じ、いつしか好意を持ってしまう。
だけど奥村は恋を実らせるのではなく、友人でいたいと考えていて……! ?

レビュー
殆ど最初のほうで両思いなのに、そこから恋人になるまでが(何故か)難しく、それを単調にならずむしろぶっ飛んだ台詞やキャラの動向で楽しませて頂きました。
――こにしそるさん

こんなイイ男がチェリーボーイだなんてもはやファンタジーですが、友達でもこういうことするんだって受けが攻めを言いくるめて体を触り合うのが可笑しくて可愛くて。――やまいもさん

感動とか切ないとかそういった類いではないですが、100%萌えで本当たまらないです。――キリヱさん

傷ついた心を優しく癒すスイート・ラブ!!
『夜が明けても』

あらすじ
恋の痛手を抱え続ける卯一郎は、酔った勢いで抱きついた男・真と一夜を共にしてしまう。
行きずりの関係のはずだったが、真は卯一郎に「友達になろう」と言い、家に通ってくるようになり……! ?

レビュー
どたばたコメディまでは行きませんが、ユーモラスで面白い作品です。ラブとシリアスとのバランスがとても良いと思います。明るい作品が好きな方、眼鏡萌えの方にお勧めです。――M+Mさん

登場キャラクターみんな可愛らしく、ほんわかした気持ちになりました。
マイナスイオン出てますよコレ、ごく甘や刺激…スパイシーさを求める方には物足りないかも。ペット2匹でも愛で、見守る感覚でみましょう。――愛媛に帰れ大西さん

まさお先生の描く裸って、なんだか肉感的、というか、引き締まりすぎてなくて普通っぽくて、私にはリアル感あるように見えるんですよね。
――はるのさくらさん

三月えみ先生
萌えだけでなく、ストーリー重視の方にオススメな作家さん。忘れられない作品に出会えます。

ヤクザ×仕立て屋さんのドラマティックラブ
『結んで、ほどいて、キスをして』

あらすじ
下町の商店街で洋品店を営む板橋(いたばし)は、10年ぶりにヤクザになった中学の同級生・足立(あだち)と最悪の形で再会してしまう。ヤクザに飼われているという足立の手によって、存続の危機に陥る商店街一帯。困惑する板橋に、足立は「テメエの願い、叶えに来てやった」と言い放ち…。恋と人情が交錯する、ドラマティックラブ。

レビュー
なんと言うか、BLって、そもそもこういうものから始まってるんじゃないかな?と思える作品でした。中学生の頃の純粋な友情、社会人になって、ひさしぶりに会った親友はそれぞれ立場が違って、思いでも様々だったり、思惑もあったり。
――マミィ。さん

受の嫌がる事はしないですし、受のために奔走している姿は見ていてきゅんきゅんとなりました!そんなんだから受はだんだんと惹かれていったのでしょうね!
――まっすんすんさん

カバーイラストの印象からほのぼの系かと思いきやかなりしっかりした筋立ての社会派作品で非常に引き込まれました。――Krovopizzaさん

両片思いのふたりが夜空に織りなす恋と友情
『きみと見た ほうき星を探して』

あらすじ
高校最後の文化祭で仲良くなった同級生の河合と大原。たったひとり、廃部の決まった天文部で頑張る河合は、大原にとって特別な存在だった。それから2年――
多忙な大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は同じアパートに住みながらもすれ違いの生活を送っていた。ある日、偶然大原の引っ越しを知った河合は、
大原の近くにいたいという気持ちが恋だったことを自覚し…
“息がかかるほど近くにいるのに、絶望的に届かない"もどかしく切ない想いがすれ違う、ディスタンス・ラブ。

レビュー
ページの途中で泣かされ、「もう泣くシーンはあるまい」と思って読み進めると、また泣けるシーンがあって…。本当にこんなコミックは初めてでした。
――あやちゅけさん

さっぱりとした絵柄なのにあいかわらずキスシーンやエロシーンに色気や生々しさがあり、やっぱり好きな三月作品。毎回エロとキスに例外なく萌えて滾る!
――みんみさん

気持ちの上ではすれ違ってるけど、物理的には近くのままなので、見ていてもどかしかったです。そこまで近づいてるのに、、、どうしてソッチいくの?!という感じで。そのもどかしさが萌えに繋がるのですが。。。――いるいるさん

三月なでしこ先生
個性的な短編集! ファンタジーBLがお好きな方にオススメな作家さんです。

ドキドキすると身体が浮いちゃう
『すこしフシギな架空トリップ』

あらすじ
ここは、ピーターパンがいるネバーランド。…じゃないけど、ドキドキワクワクすれば、誰だって空を飛べちゃう――そんな世界。だけどたったひとり、富士だけは、自由に空を飛べなくなっていた。それは、同級生の七尾に好きだってことがバレてしまいそうだから。どうにかして身体が浮かないように我慢するのに、陽気な七尾は毎日のようにフワフワ浮いて会いにきて…。
DK同士の押しかけラブ[アイキャントフライ!]のほか、美容師×女装男子の二股騒動から始まる恋[本日はお日柄もよく]、大学時代の友人が幽霊になって現れるセツナラブ[号泣シネマ]などにぎやかラブコメからほろニガ片想いまで、何度も美味しい1冊★

レビュー
想いを気付かれないようにと、心を動かさないように浮かないように我慢してる受けくんが可愛かったです。それなのに、付き合うようになって、寝てる間に知らずに浮いてるのが微笑ましかったです。――拓海さん

良作揃いの「三月BL」を読んで、素敵な3月をお過ごしください♪

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