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今年はネットでも!ゲイ映画最前線『ロンドンLGBT映画祭』が開催

2016/03/05 14:20

インターネット上でLGBTフィルムを閲覧できるオンライン映画祭も


イギリスで3月16日~27日に開催され、今年で30周年を迎えるロンドンLGBT映画祭。
ノミネート作品は、開幕作品などを含んだ「Special Presentations」、恋愛や友情がテーマの「Hearts」、セックスやアイデンティティを描いた「Bodies」、芸術や政治に関係した「Minds」、ショートフィルムを集めた「Shorts」、過去の映画祭で評価の高かった作品や今年注目を集めた作品を再び上映する「Second Chance Sunday」という6つの部門に分けられ上映されます。

ということで、今回は当映画祭の上映作品の中から記者の目を引いた作品をいくつか紹介します。いずれの作品も国外ではあまり上映されておらず現状日本語の字幕付きでは見ることができないようですが、日本でも毎年LGBTに関する映画祭が行われているので、そうした機会に見ることができるかもしれないという期待を込めて取りあげてみたいと思います。


Holding The Man/2015年 オーストラリア Special Presentations部門


オーストラリアの作家ティモシー・コニグレーヴの伝記を映画化した作品。2006年には舞台化もされそちらも大ヒットしている。15歳の頃に出会ったティムとジョンの二人が様々な障害を乗り越えていく姿を描いたラブストーリー。



I Promise You Anarchy/2015年 メキシコ・ドイツ Hearts部門


メキシコシティに暮らす若いカップル・ミゲルとジョニー。彼らは金欲しさにドラッグにまつわるビジネスに加担するが、やがて危険な社会の裏側へと足を踏み入れることになっていく…。



Acron/2015年 アメリカ・アイルランド Hearts部門


スポーツグラウンドで知り合い、すぐに互いに恋に落ちたベニーとクリストファー。クリストファーの両親は二人の関係を応援してくれ、すべてがうまくいっていると思っていた。そんな矢先、ベニーの母親から二人の家族にまつわるとある悲劇について知らされ、二人の恋は翻弄されていく。


世界で数々のLGBTフィルムが上映されていますが、そうした作品を日本ではなかなか見ることができないというのは歯がゆい限り。ただ、今年はこのロンドンLGBT映画祭と併せて「fiveFilms4freedom―オンラインLGBT映画祭」の開催も決定しており、ロンドンでの映画祭と同期間中(3月16~3月27日)に複数のLGBTショートフィルムがオンライン上で無料公開されるとのこと。
まだ詳細は未定ですが、海外のLGBTフィルムを気軽に見ることのできるチャンスですので、もし興味をお持ちになった方はぜひ期間中に公式サイトへアクセスしてみてください!

(C)Images courtesy of the BFI. For use in promotion of BFI Flare: London LGBT Film Festival

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