彼らをそっと見守りたい!第3者視点の勝利か昨年は「
SHOW BY ROCK!!」のシンガンクリムゾンズなどの男性キャラが大ヒットしたサンリオ。
これまでのイメージから大きく変わり始めています。
そして昨年の11月末に突如Twitter上で活動を開始した高校生グループ「
サンリオ男子」プロジェクト。その「サンリオ男子」が「スッキリ!!」で特集「オトメディア」でも特集予定と人気爆発の気配を見せています。ちなみに「サンリオのかわいいキャラが好きな男子」ではありません。
構成メンバーは、総受けっぽい長谷川康太くんを中心に、男らしいけどちょっとかわいい生徒会長の源誠一郎くん。1年の乙女っぽい西宮諒くん。一見チャオ風の水野祐くん。体育会系男子の吉野俊介くん5人組です。
HPが今年1月に開設されましたが、ここまでほぼツイッター内でしか活動していないのにフォローワー13万弱(2016年2月16日)という人気。
なぜこのサンリオ男子が受けたのでしょうか。
絵柄がかわいく、どことなくはかなさがある。男子なのに女子力がみんな高い。そこが人気なのははもちろんです。
しかしそれ以上に新しい試みがありました。
カメラ目線でないスナップショットを多用サンリオ男子にアップされているイラストは、スマホカメラを使って5人が写真を取り合うというコンセプトです。
5人のうちの誰かがスナップするという組み立てで、カメラを意識したカットはありますが、実にカメラ目線カットは少なめ。
アップされたイラストのほとんどは決めポーズではなく、何気ない日常のスナップショットです。そして決定的な瞬間というわけではなく、本当に何気ない一瞬をカメラに収めています。
(一歩引いた視線で幸せを見守ります)
後ろから相手に気付かれない隠し撮りっぽいカット。さらに超望遠カメラを使っているのかと思わせるボケ具合の効果で、のぞきっぽい感じのカットも利用されているのです。
(第三者視点で彼らの幸せを想うことができます)
そうすることで、
他のカップルをのぞき見、いや見守っているような不思議なリアル感覚になるのです。
またスナップショットであることから、家に帰って画像を楽しんでいるような充実感もあり、絵柄のせいか、もしかすると卒業後になつかしく写真を振り返っているのか…とも思わせるふしも有ります。
このような見守り視点を主軸にして売りだした、彼らの恋の行方をただひたすらに見守るCD
「男子高校生、はじめての」シリーズは、BLCDでは空前の大ヒットになりました。このヒットは見事にストーカー・盗み聞ぎ需要を開拓してくれたように思います。腐女子人気のさらなる爆発はこのあたりの突き詰めにかかっているのではないでしょうか。
バレンタインディにも総受けっぽい長谷川康太くんがほかの4人からチョコをもらうというイラストが多数リツイートされました。
「男子高校生バレンタイン!先生に撮ってもらった!」
という設定です。
設定上5人揃わないといけないので、先生に撮影してもらったというエクスキューズにも思われますが、先生キャラ登場の伏線とも取ることができますね。ポムポムちゃんのさりげないお尻もいいです。ひとつのショットからこんな妄想ができるのが楽しいところです。
将来のアニメ化も視野に入れていると思われますが、いろいろ妄想させる余地が大きいTwitter物語を、彼らの卒業までもう少し楽しんでみたいものです。
コメント1
匿名1番さん(1/1)
りおだんはいいぞ。