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糖度2000%♥初めから付き合ってるBL10選
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2025/11/14 18:00
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『花とゆめ』などの少女漫画雑誌で有名な白泉社が毎月配信しているBLウェブ雑誌『花丸漫画』。『善次くんお借りします』『兎オトコ虎オトコ』『兄弟失格』『Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ』など、BLファンの心をつかんで離さない、エモーショナルな作品の数々でおなじみですよね。この度そんな『花丸漫画』が、11/1先行配信号で、なんと100号を迎えました!!!
そんな歴史あるBL専門雑誌『花丸漫画』編集部の皆様に、『花丸漫画』の気になるあれこれをたっぷりお伺いしました!! 創刊の秘密や、驚きの編集方針など、初公開のお宝情報が盛りだくさんです……!
さらには100号を記念したお祭り情報などなど、最後まで目の離せない内容となっておりますので、ぜひご覧ください♥
◆目次◆
小説中心の雑誌から始まった、雑誌『花丸』の長い歴史
編集方針は“ない”!?何よりも作家性を重視する雑誌
『花丸漫画』を一言で表すなら「黒髪色白眼鏡優等生受け」!?
白泉社の少女漫画作品とBL作品の共通点少女漫画との共通点
100号記念イベントも盛りだくさん!今後の『花丸漫画』の展望とは
今回は、『花丸』編集部のお三方にインタビューさせていただきました!
・Tさん 『花丸』編集長
・Nさん 『花丸』副編集長
・Sさん 『花丸』編集
──まず、少女漫画で有名な白泉社がBL雑誌を創刊するに至った経緯を教えてください。
Nさん 『花丸』は1991年、ジュニア小説雑誌として創刊しました。翌年からBL作品も扱うようになり、更にそこから小説中心の雑誌の中で2,3本漫画を連載するようになり、『花丸漫画』が増刊として発刊されました。それが2014年に電子に媒体を変え、今の形になっています。今回100号を迎えるのは、電子になってからの『花丸漫画』ということになります。

──最初は小説雑誌から始まっていたんですね……! 電子になってから100号ということは、その前も含めたら膨大な歴史を持った雑誌ということですよね。
Nさん そうですね。『小説花丸』創刊から数えると来年でちょうど35周年を迎えます!
──創刊号から100号に至るまでで、掲載作品の雰囲気の変化はありましたか?
Tさん 当初は編集部も『花とゆめ』や『LaLa』などの少女漫画の編集部から異動してきた社員ばかりだったので、少女漫画誌でBL色のある作品を描いていた先生にお声がけするところから始めていきました。小説で人気だったシリーズのコミカライズなども掲載していました。
Nさん 電子配信開始当初は、電子配信のBL雑誌がほとんどない時代だったので、手探りのような状態だったと聞いています。
Sさん 最初はこちらからお声がけして描いてもらうことが多かったのですが、最近は新人賞で受賞された方や、マンガラボ!に投稿していただいた方とマッチングして一から作品を一緒に作っていくという形も増えてきました。
Nさん 「白泉社で商業BLを描いてみたい!」というかたがいらっしゃれば、プロ・アマ問わずぜひ投稿してみてください!

──創刊号から100号に至るまでで、編集方針の変化などはありましたか?
Tさん 実は、『花丸漫画』にこれといった編集方針はないんです。
『花丸漫画』は、なによりも「作家さんの描きたいものを描いてもらう」ということを主軸に置いています。もちろんアドバイスすることはありますが、まずは作家さんの描きたいものに集中してもらうというのが方針です。そして、それは創刊当時から変わっていません。
──編集方針がないとは驚きました。では、逆に創刊時から大事にしてきたこと、ポリシーを教えていただきたいです。
Nさん 先ほどと同じ内容になってしまいますが、「作家さんに自由に描いてもらう」「作家性を重視する」ということです。学生同士じゃないとだめとか、エロがないとだめとか、そういう決まり事はできるだけ作らず、作家さんの描きたいもの最優先で進めています。これは『花丸』だけではなく、『花とゆめ』や『LaLa』でも同じく大切にしていることです。
──なによりも作家さんの想いを大切にしているんですね。『花丸漫画』が100号まで続く人気雑誌となった所以もそこにあるのでしょうか?
Sさん 作品の自由度の高さは『花丸漫画』の魅力だと思います。ただ、これは電子配信だからこその側面でもあります。電子配信は紙の雑誌よりもページ数などの制限が少ないので、より作家さんの描きたいものを優先できるという利点があるんです。
もちろん商業として、「読まれる作品」にしなくては、というのは大前提だとしても作家さんにとっては、「他で作品化がかなわなかった内容もここでなら実現できるかも!?」という場にもなっているのかなと思います。
──とても懐の深い編集部なんですね。作家さんにとっても安心できるホームのような印象を受けました。
Sさん いつでも戻ってこられる場所なので、一人一人の作家さんとのお付き合いも必然的に長くなりますね。他社で活躍している先生が、描きたいものがあった時に戻ってきてくれたりなんてこともあります。継続的に描いていただける場づくりは意識している部分ですね。

──『花丸漫画』で連載されている作品は、爽やかでピュアなお話から大人っぽいお話、ダークなお話など、多種多様な作品が掲載されている印象があります。
Tさん これも作家さんの描きたいものを描いてもらっているからこそ、様々な雰囲気の作品が揃っているのだと思います。
雑誌は「出会いの場」だと考えているんです。単行本は読みたい作品を選んで買いますが、雑誌の場合、特に目当てでない作品にもとりあえず目を通しますよね。そういった一期一会の出会いで読者さんの漫画体験が広がってほしいという想いもあり、作家さんの描きたいものをできるだけ採用するという方針に繋がっています。
Sさん 私たちは、それがよりおもしろくなるようにお手伝いする、という感覚です。
──ストーリー展開やキャラクターデザインなど、意識しているポイントはありますか?
Sさん 明確に意識しているものがあるというわけではないんですが、『花丸漫画』は激しい作品というよりは手に取りやすい作品が多い印象なのではないかと思います。特にそういう作風をダメと言っているわけではないのですが、作家さんの描きたいものを優先していたら自然とそうなっていったというような感覚ですね。
ニッチな内容だったとしても、それを全面に出すような売り出し方はあまりしません。作中で特殊なプレイがあったとしても、それを押し出すというよりは内容の濃さについて言及することの方が多いです。
Tさん ストーリーの重厚さや関係性の深い描写は大事ですね。キャラクターの内面に注目した物語を好む読者の方が多いので、作家性を最優先にしつつもそこは重視しています。
──では、『花丸漫画』を一言で表すなら、どのような言葉になりますか?
Nさん キャラに例えると……
「黒髪色白眼鏡優等生受け」ですかね??
(なんと山谷しき先生より描き下ろしイラストをいただきました…!)
Tさん 関係性をじっくり深めていくようなストーリーが特徴で、急に身体の関係を持つような作品が少ないという部分が、ネクタイをきっちり閉めた優等生感があるなーと。
──たしかに。説明を聞いたらすごく納得しました。
(このBL読みたすぎるッッ……!)
──分かりやすすぎる!(笑) 確かに攻め受けのどちらかといえば『花丸漫画』は受けかもしれません。
Tさん やんちゃな感じではないですよね。でも、いい子でいようと思ってそうなったわけじゃないんです!「自然に生きてたら優等生くんになってた」という感じです。
──それもまた受けですね。
──『花とゆめ』『LaLa』など白泉社の少女漫画と、『花丸漫画』で掲載しているBL作品で共通点はありますか?
Nさん 実は昨年まで少女漫画の編集部におりまして。あくまで持論なのですが、白泉社の少女漫画は、頑張る女の子をヒロインに置くことが多いな、と思っています。芯があってブレない、世の中の女の子たちの憧れになるようなかっこいい女の子が人とのかかわりを経て成長するという物語が多いと思います。その点で、BL作品でも読者の女性が応援したくなるような男主人公(受け)が多いのではないかと思います。
ただ、これもそのように編集が作家さんに指示しているというよりは、そんな物語を描きたいと思っている作家さんが『花丸漫画』に自然と集まってきていただけているという感覚です。
──BLは特に女性の読者も多いので、異性ということを考えると、自己投影できる主人公というよりは応援できる主人公の方がより没入感がありそうですね。
Tさん また、「当て馬とくっつくことがあまりない」というのも白泉社の少女漫画の特徴かもしれません。当て馬と一度でも付き合ってしまったりする作品がほとんどないんです。BLの場合、「当て馬が本気で受けにアプローチして、それに絆されて一瞬付き合ってしまう」という展開は少ないですよね。そういった点で、白泉社の少女漫画とBLは似ているところがあるのかもしれません。

──今後『花丸漫画』としてどのような作品を作っていきたいとお考えですか?
Tさん 私は、今の『花丸漫画』は学生BLが多い傾向にあるので、今後はもう少しキャラの年齢の幅を広げたいなとも考えています。個人的にはおじBL推しです! 蕎麦屋から始まる恋とか、いいんじゃないでしょうか(笑)。
Nさん 私はファンタジーBLとかもいいな〜と思ってます! 長髪男子、好きですね……♥ あと動物も大好きです!
Sさん これまでと変わらず精力的に取り組んでいく中で、よりたくさんの方に読んでいただける作品を作っていきたいですし、もちろん作家さんの意思あってのことですが、メディアミックスするような作品も出てくるといいなと。
──11月1日の先行配信号で『花丸漫画』は100号を迎えますが、100号を記念してなにか計画されていることがあれば教えてください!
Sさん 誌面では、『兄弟失格』の続編と『Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ』の新シーズンが100号から連載開始します! さらに記念号として、100号の発売をお祝いした漫画やイラストを29人の作家さんが描き下ろしてくれています!
──100号にふさわしい豪華な内容ですね! イベントなども開催されますか?
Nさん 100号の発売に合わせて、描きおろしイラストを使用したグッズが発売されています! 他にも書店フェアやアニメイトのグラッテコラボ、特設サイトにて『花丸漫画』のおすすめ作品が分かるBL診断など、楽しいイベントが盛りだくさんとなっています。
──まさにお祭りですね!! イベント含め、今後の『花丸漫画』の展開も楽しみです。
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いかがでしたか?
取材を通し、花丸編集部の皆様と作家さんとの間に強い信頼関係が築かれていることをひしひしと感じました。そして、その信頼関係があるからこそ、『花丸漫画』は100号まで我々読者を魅了し続ける歴史ある雑誌となったのですね。
雑誌のカラーをはっきりと決めずとも、自然と今の色が出たというお話は、まさに歴史ある出版社ならではのエピソードでした!
作家さんを大切にするというポリシーはそのままに、これからも進化を続ける『花丸漫画』から目が離せません!
『花丸漫画』記念すべき100号は11月1日(土)先行配信! 各種フェアも合わせて、ぜひチェックしてみてください♥

電子雑誌『花丸漫画』vol.100を11月1日(土)に一部電子書店にて先行配信。100号の配信を記念し、白泉社の公式ショップでの記念グッズ販売や、Gratteコラボ、ローソンプリントなどお祝い企画盛りだくさんです!
記念すべき100号は、赤いシラフ・暮田マキネ・玉川しぇんな・鉢野うら・本間アキラ・三ツ矢凡人による、パーティー衣装に身を包んだカップルたちの描きおろし集合表紙!
■トリプル新連載スタート!!!
BLアワード2025《ディープ部門》にもノミネートされた暮田マキネの大人気シリーズ「Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ」新章が開幕!
「Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ」(暮田マキネ) ©暮田マキネ/白泉社
勤勉で献身的な性格に付け入られやすい第肆寮「玄冥」のFM(フロアマスター)である藤代は、今日も脱走の常習犯・石蕗探しに勤しんでいたが――。
■重版続々、話題沸騰中の禁断の兄弟BL
りんごの実「兄弟失格」続編連載スタート!
「兄弟失格」(りんごの実) ©りんごの実/白泉社
弟・ヒロには二度と会わないと決め、祖母の家に身を寄せることにしたキハチ。ある日、小さい女の子をつれた女性が訪ねて来て…?
■おおらかリーマン×限界ひきこもりクリエイターのドキドキラブコメ新連載
ケビン小峰「ひきこもりリーズン」
「ひきこもりリーズン」(ケビン小峰) ©ケビン小峰/白泉社
訳あって外界との接触を極限まで避けながら暮らす大人気キャラクターデザイナーのKuniだが…?
ケビン小峰の電子コミックス「不本意お盛りボーイ」①&②巻も配信中!
合計100ページの
超豪華★特別企画!
「花丸漫画100号記念 お祝いイラスト&漫画」もvol.100の巻末に収録!
【執筆陣】
赤いシラフ、石田アズ、羽毛、門沢実和、喜多尚江、ケビン小峰、末広マチ(原作:樋口美沙緒)、ジョゼ、立野真琴、とき、奈村薫、成瀬なゆ、仁乃、はぎよし、鉢野うら、昼田やむ、麻酔、斑目ヒロ、三国ハヂメ、三ツ矢凡人、南十字明日菜(原作:樋口美沙緒)、都アヤメ、山本小鉄子、遊川あみこ、ユキノセ、佑羽栞、りんごの実、渡辺祥智

100号の配信を記念して、お祝い企画も盛りだくさん!
■白泉社の公式オンラインショップ・白泉漫画商店では、100号記念グッズ発売中!
100号表紙の描きおろしイラスト等を使用したアクリルスタンドや、過去の表紙イラスト等を使用したアクリルカードなど、豪華グッズが目白押し!
白泉社漫画商店はこちら
■Gratteコラボも開催!
100号表紙の描きおろしイラスト等を使用したグラッテがアニメイトの一部店舗にて実施!
開催期間:2025年11月1日(土) ~2025年12月28日(日)
花丸漫画100号記念Gratteの詳細はこちら
■ローソンプリント実施決定!!
ローソンのマルチコピー機サービス【ローソンプリント】に、100号を記念したブロマイドが登場!
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期間:2025年11月1日(土)~28日(金)
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