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深淵へようこそ…究極の激鬱BL傑作選

2025/08/03 18:00

ッカ~~~~!!! 鬱BLの読後感たまんねえ!!

 

 

※ハピエンが好みの方、闇の耐性が無い方は閲覧注意でお願いいたします!

という注意喚起があるほどウッキウキで読んでしまう皆さんと一旦握手をしたい筆者です。もちろん2人が出会ってずっと幸せなまま読み終えられるBLも大好きなんです。

 

で・す・が! 愛に障壁があればあるほどページをめくる手が止まらない!!! 読んでいた時の希望がラストシーンで全て消し飛び、読み終わった後のやるせない気持ちに苛まれるあの瞬間がたまんねえんだ!!! そんな煮込んで煮込んでドロッドロになったヘキを持っているオタクは筆者だけではないはず(そうであれ)。

 

そんなオタクの皆さまに向けて今回はちるちるでの得点が500点以下の筆者オススメ激鬱BLを5つご紹介! 皆さんは何冊読んだことがありますか??

 

◆目次◆
1.「世界で一番不幸にしてあげる」…美しいものを愛する少年の歪んだ愛 
2.僕が信じたヒーローは……
3.究極の主従関係こそ愛ってワケ 
4.名前を呼んでくれたご主人様に尽くすペットに思わずキュン
5.愛は暴力だ(物理)

 
 

『紅い椿と悪い虫』作:博士

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
同性愛者の転校生・白椿は、
転校早々にクラスメイトの変人・貝柄に目をつけられてしまう。
美しいものに固執する貝柄の歪んだ愛情表現でイジメられ、
大人も同級生も信用できず、一人で堪え忍ぶ日々。
そんな中、いつでも真っ直ぐ向き合ってくれる
日向先生の存在が次第に大きくなっていき……。

 

1つ目に紹介する作品は博士先生の『紅い椿と悪い虫』です!
 
美しいものを愛する少年、貝柄は転校してきた白椿に一目惚れします。綺麗な顔と転校初日の自己紹介で自分は同性愛者であると宣言した白椿の強く美しい姿に惹かれた貝柄は仲良くなろうとしますがその方法がなんと自分を虐げてきたクラスメイトを利用して白椿を凌辱することだったのです。その後もクラスメイトを利用して凌辱を続ける貝柄でしたが……。
 
この紹介を読んだだけでも貝柄の超越した感覚に衝撃を受けるのではないでしょうか。しかし、貝柄は貝柄の信条があるんです。白椿を凌辱させるのも全ては「美しさ」のため。白椿という作品をさらに芸術として昇華させるための行為に過ぎないのです! 貝柄というアーティストが手がける白椿という作品の行く末はどうなるのか?? 気づいたときには我々読者もこの作品から目を離すことができなくなるのだ。
 
 

『真夜中のクライングモア』作:遠藤巻緒

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
緒方純の十代はぶっ壊れていた。
ゲイだとバレていじめられ、死にたいと思いながらも学校に通う毎日。
そんなとき出会った、オネエ口調の同級生・松永湊。
まわりとわけ隔てなく接してくれる湊に心惹かれていく純。

湊との出会いが、純を救う――はずだった…

遠藤巻緒、衝撃のデビュー作、解禁。

 

2つ目に紹介する作品は遠藤巻緒先生の『真夜中のクライングモア』です!

 

同性愛者であることがバレていじめられ続けている緒方。ある日いじめっ子たちから追いかけられている緒方を助けたのは2歳年上の同級生松永でした。「これからもここに来てもいい」といった松永の言葉通り緒方はそこで一緒にお昼を食べるようになり、緒方は次第に松永に惹かれていきます。しかし松永には仲間内しか知らない秘密があって……。


今回紹介する作品の中では比較的救済がある方なのではないでしょうか……! (重度闇オタクのガバガバ判定なので悪しからず) 学校でかなりひどくいじめられている緒方が松永と出会ったことで戦うという選択肢を持てたこと、そして松永によって救済された緒方が次は松永を救済してくれるんだろうなと思わせてくれる終わり方で世界の未来は明るいなあ! とドカ笑顔でページを閉じることが出来ます。

 

 

『Kの支配者』作:奥田枠

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
ある資産家の息子Kが死んだ。
順風満帆に生きてきたKの死に疑問を抱いた警察は、
重要参考人として、Kの自殺を通報した坂滝晃を召喚する。
調査の過程で明らかになった、二人の淫らで歪な関係とは――。

誰にも理解されなくても、この関係は祝福でした。

 
3つ目に紹介する作品は奥田枠先生の『Kの支配者』です! こちらは電子限定にはなりますが闇闇の闇な作品ですので紹介します!
 
「友人が死んだ」という通報を受けて警察が訪れたのは資産家の息子であるKという大学生が所有するマンション。通報したKのルームメイトである坂滝は事情聴取で「Kは自殺した」との一点張りでした。不審に思った警察が調査を続けるとKの弟から「坂滝がKを殺したから早く捕まえろ」と証言されます。その証言から坂滝を取り調べるとKと坂滝が実はご主人様と奴隷という主従関係にあることが判明し……。
 
攻めの名前がKという実名が濁された状態で話が進む新感覚のストーリーかつ高校時代から主従関係にあった2人にゾクゾクが止まりません! 調査をする警察にKの弟が坂滝を捕まえろと一心に訴えかけるのですが、その理由が何とも言えず、、裏主人公はKの弟だったのでは!? と勝手に考察してしまいます。Kの死の真意とは? Kと坂滝の愛とは?約80ページながら超濃厚な作品です。 
 
  

『聱犬』作:桂馬びんぞこ

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
闇金融の社長・アケビは、貞操観念も倫理観もザルだが"仕事"はきっちりやる男。
ある日、仕事で債務者の家へ向かったところ、自分の家が欲しいという理由だけで人を殺すサイコパスな青年・ヨイチに出会う。見境なく襲ってきたヨイチを返り討ちにしたアケビは、返済金回収のカタとしてヨイチを殺そうと考える。ところが一転、ふと垣間見えたヨイチの狂愛性と一途さを気に入り傍に置くことに。一緒に仕事を回るうちに少しずつ心を開ける存在になった二人は、ペットへのご褒美として体の関係にまで発展する。そんな中、アケビに対するヨイチの独占欲が暴走した結果、裏社会を巻き込む重大な事件が起きてしまい…!?

 

4つ目に紹介する作品は桂馬びんぞこ先生の『聱犬』です!

 

闇金融の社長であるアケビは、取り立て先で客を殺した青年ヨイチに出会います。ヨイチと初めてヨイチの名前を呼んだアケビはそれをきっかけにヨイチに懐かれてしまいます。自分のためならなんでもするヨイチを上手く使っていたアケビでしたが……。

 

個人的に史上最高のとんでもないワンコ(ガチ) 攻めが登場しましたよ……!! これまで自分の名前すら呼ばれず虐げられて生きてきたヨイチは感情の理解力が低く、初めて名前で呼んでもらったアケビのことを自分の世界のすべてにしてしまう暴走っぷりに思わずキュンとしてしまうのはなぜなのか。ヨイチの独占欲が暴走したことによってアケビが窮地に立たされてしまうのですが、そこでアケビがヨイチにとった行動が苦しすぎてあのシーンは死ぬまで一生忘れられないと思います。

 

 

『アイ、セイ』作:朝田ねむい

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
"恋愛"は苦手だからセックスだけの関係が性に合うというゲイのサラリーマン・セイ。36歳。
最近はアプリで出会った年下のイケメン・アイにドハマリ中。
最初はお互い体の関係だけでいいと割り切っていたけど……。

4作品を収録した待望の短編集!

 

5つ目に紹介する作品は朝田ねむい先生の『アイ、セイ』です! こちらは短編集で得点が514点なのですが500点台ということで目をつぶっていただきたく……! それくらい紹介したい作品なんです! 今回はこちらの作品の中の「クラスメイト」という収録短編です。

 

問題児のショーマと、ショーマにいじめられて不登校になってしまった委員長。放課後、久しぶりに学校を訪れた委員長はショーマに捕まりかなりえげつないいじめがおこなわれてしまいます。いじめがヒートしてきたころに委員長は逃げ出そうとしますが……。

 

読後一発目の感想が「委員長が報われなさすぎる……!! でもそこが良い……!」となるくらい悲惨で不憫な委員長ですが短編集だからこそ彼の死に際には何が見えるんだろう、ショーマはなぜ委員長に執着するんだろう、彼らの関係は? といった妄想の余地があって読んだ後の旨味があるんですよね。


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今回は激鬱BLを5つ紹介しましたがいかがでしたでしょうか。皆さまのオススメ激鬱BLがございましたらコメント欄にてぜひ教えて下さい♪


担当記者:もぐもぐ
気の強い攻めと受けがバチバチしてる姿で無限に白飯食べてる黄昏〜闇のオタク。ちるちるの詳細検索は基本「エロエロ」。



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