BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

足元に川ができるほど泣いたBL2025上半期

2025/06/18 16:00

2025年もBLファンの涙が枯れることは無い……!

 

 

沢山の泣けるBLが発売され、BLファンのバスタオルが乾く日の無かった2024年。しかし、2025年もその勢いは留まるところを知らないようです!

 

2025年がスタートし早6カ月。上半期だけでも泣けるBLが大豊作で、筆者の自室はもう水浸しです……。ということで今回は、胸が締め付けられる、エモーショナルな作品を厳選して7つご紹介いたします♥

タオルの準備はOKですか? それではどうぞ!

 

◆目次◆
1.見返りを求めない純粋な恋心に涙……

2.ほわほわ溺愛ストーリーからのドラマチックすぎるラスト! 

3.自分を模索する2人。温かくて不思議な関係 

4.運命に抗い、本物の愛を知る 

5.補い合い支え合い愛し合う。尊すぎる高校生BL 

6.ヘビーとコミカルが奇跡のバランス!相思相愛の救済BL 

7.とにかくリアルで美しい……!丁寧な恋の物語

 
 

コミックス『待ち合わせはさそり座のどこかで』作:majoccoid

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
「君は俺のことを好きになってはくれない」
幼い頃に暮らしていた街に戻ってきた高校生・燦吏は、転校先で当時片想いをしていた少年・玲と偶然同じクラスになる。
玲も燦吏のことを覚えていて、運命のようなものを感じた燦吏は再び淡い恋心を抱き始める。
しかし放課後に男とホテルに入って行く玲を目撃した燦吏は、大きなショックを受け、玲に問いかける。
セフレだとあっけらかんとこたえる玲だが、次に続いた言葉は「人を好きになるって全然わからない」で…?
★初出時のカラーを完全収録!!

 

転入先の高校で、幼い頃片想いしていた玲と再会を果たした燦吏。運命のような再会に密かに心を躍らせる燦吏でしたが、一方玲は明るい性格から一転、「人を好きになるって全然わからない」とどこか寂しさを抱えている様子で……。

人に恋愛感情を抱くことができないが故に、燦吏と再会するまでにたくさん傷ついてきた玲。寂しさに慣れてしまったようにも見える明るい笑顔に胸が痛みます。
そして、玲が同じ気持ちを返してくれることは無いと分かりながらも、せめて玲の「特別な存在」になりたいと願い葛藤する燦吏のなんと切ないこと……。

“恋”という名前では括りきれない、人を愛おしいと思う気持ちや、隣にいたいと願う純粋な気持ちの大切さに気付かされ、胸がいっぱいになります。涙がこぼれた後、心がじんわり温かくなるような読後感に浸れる一冊です!

 

コミックス『俺がおまえに恋してやんよ』作:ARUKU

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
彼女を作れば人生バラ色、すべてがうまく回ると思い込んでいた内気な蛍茶屋は、マッチングアプリで美人局に引っかかりピンチに陥ったところを社内のカースト最上位の同僚・刑部に助けられる。自分とは絶対に接点のない、嫉妬する気すら起きない雲の上の存在だった刑部から蛍茶屋は衝撃的な申し出を受ける。「俺がおまえに恋してやろうか」スーパーマンのような男から溺愛される日が始まり、蛍茶屋は……?

 

自己肯定感皆無の内気なサラリーマン・蛍茶屋は、彼女ができれば人生が全て上手くいくと信じマッチングアプリに登録しますが、そこで不幸にも美人局に引っ掛かってしまいます! ボロボロの蛍茶屋を助けてくれたのは、見るからに「モテ男」のハイスペ同僚・刑部。「俺がおまえに恋してやんよ」と言われたその日から、2人の楽しい日々が始まります。

「誰も俺の事好きになるわけない」と人生を諦め切っていた冴えない蛍茶屋が、刑部からひたすら可愛がられる日々を送ることで人間的にもどんどん成長していく姿に感動! ボロアパートで2人仲良く寄り添い、甘々ぬくぬくしているシーンにはこちらも思わずにこにこしてしまいます♥

そんな甘々幸せ~♥ な本作ですが、ARUKU先生の作品ということはつまり、そういうことなんです……。ラスト1話で大展開!  そして最後の1ページですよ……。ネタバレになるのでここでは話せませんが、読めば必ず涙が溢れるはずです!
不幸受け、溺愛攻めという構図がコミカルとシリアスの神的バランスで展開されていく、唯一無二のテンポ感がクセになります!
 

 

コミックス『ブルー・シーサイド・ドロップ 上』作:日月ニチカ

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
暑い夏の日、寛太(かんた)は海でおぼれていた清(きよし)を助ける。
その人は男の先輩にフラれて、都会からやってきたのだという。

フラフラしてふざけた大人だが、寛太はどうしても清のことが気になってしまい……。

海、山、空。
友情、恋愛、世間体。

自然あふれる狭い港町で展開する
大学生と片田舎で育つ高校生の、青春群像ストーリー・上巻。
清と寛太の日常描き下ろし漫画も収録。

 

暑い夏の日、海でおぼれていた清を助けた寛太。
フラフラしてふざけた大人である清ですが、寛太はどうしても彼のことが気になってしまい……。
 
読み切り作品ロング・ディスタンス・ロマンスの前日譚である本作では、寛太と清の出会いが描かれています。自分の恋愛対象が男性なのかもしれないと感じながら、同級生の彼女との関係に悩む寛太を思うと胸が締め付けられます……。
 
中学生という思春期の真っただ中で、自分のアイデンティティを模索しながらもがく寛太と、そんな寛太の誰にも言えない苦しみを優しく救い上げる清。お互いがお互いの唯一の居場所になっているようで、それが温かくも寂しくて……。そんな空気感が、田舎の自然の描写と相まって、言いようのないノスタルジックな切ない気持ちになる作品です。 
 
 

コミックス『ただの恋をあいしてよ』作:へいゆくえ

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
βの愛一はΩを好きになりたくない。

偶然知り合った叶太と
一目で惹かれあい、甘い夜を過ごす。

しかし、叶太はΩだった。

愛一は叶太を突き放すが──
叶太のことが忘れられなくて……

「βで良かった なんて初めて言われた」
番えないふたりが紡ぐ愛のものがたり。

 

どんなに好きな人がいても、ヒートが来てしまえばαを拒むことはできないと過去の恋愛で思い知り、もう誰のことも好きにならないと決めたΩ・叶太。薬が飲めない体質なこともあり、破滅的に多数の男と関係を持っていました。そんな中出会ったのは、Ωの母親との出来事で心に傷を負ったβ・愛一。2人は叶太のヒートを治めるためのセフレとして会うようになりますが……。

過去のトラウマによって互いのバース性に向き合えずすれ違う心と、その一方で熱く求めあう身体。この対比がなんとも切ない!傷を負った者同士が慰め合うように身体を重ねる様って、なぜあんなに切なくて美しいんでしょうか……。

「傷つきたくない」そして、「もう二度と好きな人を傷つけたくない」という思いのあまり、愛一への恋心に必死に蓋をしようとする叶太の姿に、読者の心もえぐられます……。それでもバース性という運命に抗い、諦めかけていた真実の愛にがむしゃらに手を伸ばす2人の姿は涙なしには見られません(号泣)。
”番” という結びつきがなくても、2人なら絶対に乗り越えていける! と信じずにはいられない、激しくも心温まるラブストーリーです♥
 
 

コミックス『ちょっと待とうよ、春虎くん 2』作:あめきり

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
春虎と付き合いはじめ、少しずつ自分に自信が持てるようになった粋。そんな中、部屋替えの季節がやってきて? まっすぐ一途な後輩男子×気遣いマスク男子の青春BL、待望の続篇!

 

言わずとしれた人気作であるちょっと待とうよ、春虎くん。1巻でお付き合いをすることになった春虎と粋のその後を描いた待望の続編が、今年発売されました!!

2巻では粋の受験のためになんと2人の同室関係が解消……!? さらに、男性の恋人がいることを家族や友達にカミングアウトすることに。たくさんの試練が訪れる第2巻ですが、1巻と変わらず、いや、それ以上にお互いを信頼し、尊敬し、愛を深めていく2人があまりにも尊い……! 2人の決断と成長をぜひご自身の目で見ていただきたいです!!

男子高校生同士で付き合うということの等身大の苦難や楽しさ、愛おしさが描かれていて、ハラハラしたりほっこりしたり。読んでいて、なんだか活力をもらえる作品です。少し疲れた日の夜に読めば、あたたかい涙で枕が濡れることでしょう……。

 

コミックス『愛しものに蓋』作:ヲリコリコ

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
男女問わず慕われるクラスの人気者・眞白の前に突然現れた転校生、時鷹。
冴えない見た目と他人に無関心な性格で、眞白とは正反対に見える時鷹だが…
実はかつての眞白のカードゲーム仲間で、初恋の相手でもあった。

離れていた時間を取り戻すように急速に惹かれ合うふたり。
しかし眞白には恋愛できないとある「事情」があり――!?

閉ざしていた“好き”の気持ちの蓋をあける、不器用で愛おしい恋物語。

 

クラスの人気者・眞白は、ある日転校してきた初恋の相手・時鷹と再会します。お互いにあの頃を思い出し、2人は急速に惹かれ合っていきますが、眞白にはどうしても恋愛できない深い理由があって……。

コミカルな雰囲気でテンポよく進んでいく2人の関係ですが、読み進めていくと想像だにしなかった眞白の過去が浮き彫りになっていきます。トラウマが足を引っ張って、時鷹を好きという気持ちとは裏腹に時鷹を拒否してしまう身体。苦しむ眞白が本当につらそうで……。

しかし、時鷹はそんな眞白にどこまでも寄り添います!(泣) 眞白のペースを尊重しながら、優しい態度と力強い言葉で引っ張り上げてくれる時鷹。時鷹ぁ……。まさに最高のスパダリと言わざるを得ません!
読了後、タイトルを見返した時の感動をぜひ味わっていただきたいです!!
 
 

コミックス『春のデジャヴに踊れ』作:おどる

 

 
作品詳細はこちら

 

STORY
同じ面影に恋をした

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。

社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。

淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。

淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──

初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。

 

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは、大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。共に踊ったダンスをきっかけに、晃介は淳に憧れを抱き始め、距離は縮まっていきます。しかしある日、「淳は母のことが好きだったのかもしれない」と気づいてしまい……。
 
好きな人の初恋が自分の母親だったなんて、いくら何でも切なすぎる……。母親と自分の顔が似ていると自覚しながら、淳への想いを止めることができない晃介の葛藤に早速目頭が熱くなってしまいます。さらに、男性同士で付き合うことで生じる悩みがとにかく丁寧に描写されているのもポイントです。好き合っているのに、お互いを尊重し合うあまりぶつかり合うことができなかったり、キスの先に進む覚悟と責任に悩んだり。絶妙なひりひりとした空気感が絵を通して痛いほど伝わってきます!!
 
しっかりと地に足のついた大人の、リアルで切ない恋物語となっています。初恋、年の差、同性と、様々な悩みを乗り越え、2人がどんなラストを迎えるのか、ぜひその目で見届けてください……!

 
******************************

 

いかがでしたか? どの作品も泣けますが、世界観やキャラクターは多種多様な、個性的な7作品をご紹介しました!

 

「夏は○○泣き」なんて言いますが、我々には「BL泣き」の選択肢しかありません!! 上半期の作品は上半期の内に。ぜひ気になった作品はお手にとってみてくださいね♥ 

関連作家・声優

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP