BL情報サイト ちるちる

BLニュース

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

昭和×ミステリの新作BLゲーム『大穢』完全版発売!サークルが制作秘話語る

2025/05/22 16:00

PR

 


サークル「ADELTA」が手掛けるゲーム『大穢』。2024年10月に「前編」が公開された話題作が満を持して、2025年4月19日(土)に『大穢-完全版-』として発売されました。

本作は謎が謎を呼ぶ衝撃のシナリオと個性豊かな9人のキャラとの恋愛が楽しめる、極上のBLホラーミステリーです。

そんな『大穢-完全版-』の発売を記念し、本記事では本作が推せる理由を「キャラクター」「シナリオ」「世界観」の3つの観点から徹底紹介! さらにサークルさんにインタビューして、キャラやストーリーの裏側にも迫ります!

 

◆目次◆
1.『大穢-完全版-』
 ・あらすじ
 ・おすすめポイント
2.タイトルに込められた意味は?「ADELTA」を直撃して分かった『大穢-完全版-』の裏側

 

 


サークル:ADELTA
カテゴリ:ゲーム
ジャンル:ホラー/BL(ボーイズラブ)/ミステリー/スーツ/女性向け/成人向け/アドベンチャー

あらすじ

昭和30年、夏。
探偵・大崎は自分と顔立ちがよく似た男・台場から奇妙な依頼を受ける。
それは伊豆諸島にある謎の孤島・大江島で行われる、とある女優の三回忌に、彼の代わりに参列するというもの。

 


台場になりすまして向かった先、大江島で出会うのは、さまざまな職業・背景を持つ9人の参列者たち。大崎は自らの正体を隠しながら、彼らとともに故人を悼み、法要が始まるのを待つ。島や参列者たちに、いくつもの違和感を覚えながら。


大女優の法要にしては妙に少ない参列者。時間がきても姿を表さない施主。何かに怯え、警戒する参列者たち。大崎以外が話題にするのを避ける“赤い封筒”の謎。


そして法要が終わり、使用人の変死体が見つかる。
絶海の孤島は突如として凄惨な殺人事件の舞台と化し、参列者たちの過去と秘密があらわになっていく。

 

おすすめポイント

本作の舞台は昭和30年の日本、伊豆諸島にある架空の島・大江島。廃墟化しつつある絶海の孤島での、古きよきクローズドサークルミステリーです。

 


謎めいた因習や、一癖も二癖もある参列者たち、極限状況下での苛烈な人間ドラマ、そして闇を抱えた参列者たちとの切なく官能的な恋愛模様。BL好きはもちろん、ミステリ好き、ホラー好き、レトロ好き……とさまざまなプレイヤーの好きと癖を直撃する、重厚なホラー・ミステリーノベルゲームです。

本作で特に注目して欲しいのは「キャラクター」「シナリオ」「世界観」の3つ!

 

1:キャラクター

 

本作の主人公は物静かな探偵・大崎(CV:凛星凛)。感情の起伏が少なく、無愛想・無愛嬌ととらえられがちな青年です。彼が総攻めとして攻略していくのは、島に集められた9人の参列者たち。

うっかり屋だが面倒見のいい火葬場職員・有明(CV:白上奏)、風変わりで毒舌な舞台作家・新橋(CV:皇帝)、風雅で冷静沈着な音楽教師・青海(CV:天野晴)、母親の代理でやってきた謎の学生・日出(CV:■■)、民俗学を研究している天才肌の大学生・汐留(CV:猿飛総司)、紳士的で社交的でおしゃべりな芸人・竹芝(CV:桜花大夫)、寛大な心を持つ医師・市場前(CV:九財翼)、物腰柔らかな僧侶・豊洲(CV:黒木英雄)、なぜか怯えている宿の使用人・船野(CV:久喜大)。

キャラクターは全員がフルボイスであり、かつ全声優さんがキャラにぴったりの演技・声音を聞かせてくれます。シナリオが面白すぎて早く続きを読みたい、でも声も聞きたい! そんなジレンマを抱えること間違いなし。さらにシチュエーションが法要とあって、キャラの殆どが黒スーツ。これは地味ですが、確実な推しポイントです。スーツフェチは即決購入をおすすめします。

序盤は温厚だったキャラクターたちが、第一の事件をきっかけに変わっていく様子も圧巻。あんなに優しかった彼が、あんなに明るかった彼が…と次々に明らかになっていく過去や想いに最初から最後まで感情は揺さぶられっぱなしです! 大崎を含めた10人を結ぶ網目のような複雑な人間関係が、周回ごとに変化していくのもまた、プレイヤーの情緒を殴りつけてきます。エンディングのたびにプレイヤーは何度も胸を締め付けられ、なんとも言えない切なさと喪失感を味わうことになるでしょう…。

 

2:シナリオ

 

本作はホラー・ミステリーとして非常に読み応えがあるストーリーを紡いでくれます。絶海の孤島で殺人事件が起こる、というのは王道の展開です。が! 事件の起こし方、謎の散らし方が上手すぎる…! 「よかった、これで一件落着だ」と思わせてからの捻りや、周回を重ねていくごとに増えていく謎に、マウスをクリックする手は止まらなくなります。

特に各キャラルートのエンディングは上手いを通り越して、もはや卑怯。「よし、このルート終わったら休憩しよーっと!」と思ってPCに向かっているプレイヤーに、最後の最後で提示される新しい謎! 休憩している場合ではありません。ゲームが全力で「次のシナリオ、早く読みたいでしょ?」と誘ってくるのですから。

本作はキャラの攻略順が固定のため「好きなキャラから攻略できない」というもどかしさはありますが、それを補って余りあるストーリー展開を見せてくれます。

そしてもちろんBLとしても申し分なし! ハードなホラー・ミステリーを展開しつつも、大崎と各キャラの行為シーンも濁さずはぐらかさず、しっかり官能的に描ききってくれます。それでいて作品全体の雰囲気から行為シーンがはみ出さないという神采配…。各キャラの重い過去と、昭和30年の夏という時代・季節感を見事に混ぜ込んだエンディングは、尊いという言葉では足りません。その上の、もう一段階強い言葉が欲しい…! 各キャラともに、それくらい心掴まれる、100点満点中100万点のシナリオになっています。

 

3:世界観

 

キャラクター、シナリオの順で紹介してきましたが、1番推せるのは「世界観」かもしれません。本作は「世界観買い」しても間違いない! そう言い切れるほど、完成されています。BGM、SE、CG、背景、キャライラスト、語り口、用語…すべてが固く手を取り合って『大穢』の、虚実が入り交じった魅力あふれる世界観を作り上げているのです。

そんな緻密な作品世界は、ゲーム開始と同時にプレイヤーの前に現れます。スタートボタンをクリックした瞬間に70年前の日本にタイムスリップしたかのような気分に。本作はぜひ、イヤフォン・ヘッドフォンをしてプレイしてみてください。ゲームを彩る蝉時雨、波の音などの環境音は、現実世界の雑音を取り払ってじっくりと聞くことで、『大穢』の舞台となる「昭和30年の夏」を深く体感させてくれます。世界観に十二分に浸ることができれば、キャラやシナリオへの没入度は、より一層高まること間違いなしです。

 

らぶカルで作品をチェックする!

 

 


ここからはサークル「ADELTA」さんへのインタビューでわかった、作品の製作の舞台裏をご紹介します。

すでにプレイ済みの方は「こんな裏側が…!」という驚きを、まだという方はプレイ前の準備運動代わりに、ぜひご一読ください。もちろん作品のネタバレはなし、誰が読んでも満足できる内容でお送りします。

=========================================


――本作はどのようなきっかけで着想・製作に至ったのでしょうか?
昔からミステリーという題材が好きで、過去作にも謎解きの要素を加えてきました。プレイヤーの皆様から犯人役へかけられる声が意外にも優しく、推理ゲームと恋愛ゲームの親和性の高さを確信していました。

本作の攻略対象は全員犯人です。「恋人の罪とどう向き合うか」をプレイヤーに問う、広義のミステリーとなっています。

――全員犯人とのことで、攻略対象はみんな個性的です。彼ら全員を絡めて作劇するのは非常に難易度が高そうに思えます。物語の軸となったキャラクターはいるのでしょうか?
攻略対象・有明のプロフィールを中心に物語を作りつつ、世界観をデザインしていきました。

――主人公の大崎ではなく、有明が中心だったのですね。それを知ると、物語も違った楽しみ方ができそうです。
有明は善良な助手役ですが、彼の罪状こそ最も身近で、センシティブな題材だと感じています。12のルートをたどり、恋人、被害者、友人、または他人として、多方面から有明を観測してほしいです。

――有明が世界観の中心にいつつも、やはり本作の主人公は大崎。そして彼が「総攻め」という形で進んでいきます。ここに込めた想いはありますか?
攻めと受けの違いは最終的な決定権だと考えています。殻にこもり、何者でもなかった男が、能動的に人を求め、攻めに転じる姿に純愛を感じてほしいです。

――攻略対象たちが変化のきっかけを与えつつ、変化を選ぶのは大崎自身。ある種の共同作業によって生まれる成長は、まさに愛ですね。
一人称視点ということもあり、人を愛しはじめて変化するテキスト——感情や景色の描写にも注目していただきたいです。


――大崎視点で描かれる世界は、レトロな昭和の雰囲気とセンチメンタルな夏の雰囲気が混じり合って非常に魅力的です。この世界観を作るうえで、どんなことを大切にされましたか?
真夏の炎天下をぽつんと歩く経験。熱いアスファルトをぼんやりと眺める経験。蝉時雨に思わず一句浮かぶ経験。もしかしたら誰しもにある思い出を最初にえがき、主人公・大崎へのシンクロを促しました。


――シンクロ、確かに分かる気がします。電車のシーンから始まるのも、作品世界へ運ばれていくようでとてもワクワクしました。それは本作のもう1つの魅力である「スリリングなシナリオ」にも活きている気がします。
シナリオはプレイヤーと主人公の一体化と、そこからの剥離を目指しました。


プレイヤーは周回するごとに各キャラクターの行動理由が見え、次の手を想像できるようになります。しかし当然、主人公は思惑に気づいていません。主人公が自ら危険へ飛び込んでいく姿に、プレイヤーは何より恐怖を感じるのではと狙いました。

――プレイしながら感じたあの嫌な感じは、すべてを分かっているからこそ、かえって出てくるものなのですね……。
リードで繋がる大型犬に散歩コースをねじ曲げられる、あの疲労感です。


――ほかに「ここに注目して欲しい!」というポイントはありますか?
全キャラクターの喜怒哀楽すべてを描くことにこだわりました。恋愛ゲームにあるまじき汚い部分もしっかりと描き、その上でキャラクターを愛せるか、プレイヤーに問いかけました。


極限状態で発せられる失言やブラックユーモアはキャラクターの真価です。そんな部分にも魅力を感じていただき、丸ごと愛してくださるプレイヤー様方に出会えて、彼らも幸せ者だと思います。


――最後に、タイトル「大穢」を巡ってはさまざまな考察が出ています。どのような意味を込めて決定されたのでしょうか?
不朽の名作を参考に、字面だけでホラー作品と伝わるタイトルを目指しました。「穢」から連想できる言葉はたくさんあり、人によって感じ方も異なると思います。


特定の何かを示すのではなく、個人個人がいだく後ろめたさや背徳、嫌悪、後悔、そういった痛点を刺激するタイトルにしました。痛みを感じてしまった方にこそ、本作に出会ってほしいです。

 

 
本作『大穢』でサークル「ADELTA」を知り、もっと他の作品で遊んでみたいと思った方には、「らぶカル」で配信中の『古書店街の橋姫』もおすすめ。


こちらは大正11年の神保町が舞台。底知れない空想癖とだらしなさを抱える浪人生・玉森が、周囲で相次ぐ親友たちの怪死の謎を追うミステリーです。


オカルトやミステリの要素を持ちつつも、ポップさも兼ね備えている世界観のため、「大穢」とは違った魅力に溢れています。「今はシリアスすぎる作品で遊ぶ気分じゃない…」そんな方はぜひ『古書店街の橋姫』をプレイしてみては。

 

らぶカルで作品をチェックする!

 


いかがでしたでしょうか? BL好きも、あまり嗜んだことがない人も、あらゆる人におすすめできる『大穢-完全版-』。「孤島」「昭和」「クローズドサークルミステリー」「ホラー」このあたりのワードにピンときた方は、買って損なしの至高のBLノベルゲームとなっています。

「らぶカル」ではお得なクーポンも配布しているので、今回ご紹介した作品もお得に購入できるかもしれません♡

クーポンページはこちら
※タイミングや作品によってクーポンを使用できない場合もございます。


その他販売中のBL作品についての情報は、らぶカル【BL】公式X(@Lovecul_BL)でも発信していますので、この機会にぜひフォローしてみてください。

らぶカルBL TOPページ
らぶカルBL 公式X

関連外部サイト

アクセスランキング

最新BLニュース

オススメニュース

最新のコメント

PAGE TOP