過去一苦労した!?こだわりが盛りだくさんの収録裏話も♥
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事故をきっかけに異世界へ御子として召喚された腐男子の琴音と、青龍の神獣である凪の2人が繰り広げるドタバタイチャ甘BL『腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~』。ドラマCD1巻の発売から3年、待望の2巻がパッケージ作品として2024年12月25日(水)に発売されました~!!
さらに、2025年2月28日(金)よりダウンロード版の販売もスタートしております!!!
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なんと今回は、本作に出演する合津原琴音役の石谷春貴さんにインタビューさせていただきました~! 本作ならではの世界観をどのように表現したのか? 難しかったシーンは? などなど、ここでしか聞けない貴重な裏話をたっぷりお話しいただきました♪
キャスト10名と原作者・藤咲もえ先生の直筆サイン色紙のプレゼントもありますので、ぜひ最後までご覧くださいね♥
◆目次◆
1.巻き込まれがちな琴音を演じるコツとは?
2.凪はイケメンだけどポンコツ!?でも2人の相性は良いんです
3.シリーズ最大の鬼門!?先輩の演技をトレースして乗り越えた「入れ替わり」
4.石谷さんが今ハマっているものは○○!?
――2021年のドラマCD『腐男子召喚〜異世界で神獣にハメられました〜』1巻の発売から3年、待望の2巻が発売されました。パッケージ作品としては久しぶりの発売かと思いますが、改めて本作を演じられた感想や、過去作品収録時から変化した心境などがありましたらお聞かせください。
石谷春貴さん(以下、石谷さん) 琴音くんは落ち着くことがないので、心境はあまり変わらないです。普段僕はあまり高い声を使うことは少ないのですが、琴音くんを演じるときは声を上下で使えるので、すごく楽しく演じられています。
――琴音はハイテンションなツッコミが多いですよね。世界観が異世界なので自然と琴音がツッコミするシーンも多いと思いますが、勢いのあるツッコミを演じられる際に意識していることはありますか?石谷さん 気持ちよく切り込むように意識しています。凪がぼそっとボケを入れるので「それは違うだろ!」と漫才のようなツッコミをするというか。そういった
テンポ感と間の取り方は意識しています。
――テンポ感は収録時に凪役の佐藤拓也さん(以下、佐藤さん)と打ち合わせされているのでしょうか?石谷さん シーンごとに演じているのでお互いに細かく打ち合わせることはないんです。
「向こうから来た演技に対して返す」ということをお互いやっていると思います。佐藤さんが地作りをしてくださるので、すごく気持ちよくやらせていただいています。
――漫才のようなテンポの良さもありつつ、ラブシーンでは可愛らしい琴音を見られますよね。そのギャップも演じられる際に工夫されているのでしょうか?
石谷さん 琴音くんの表情がコロコロ変わるので、いくつもの表現方法を用意しています。とはいえ、琴音くんは状況に巻き込まれていくタイプなので、普段のシーンとラブシーンではあえて切り替えないようにしています。「なんで俺が~!?」の延長線上というか。しかし、ピロートークのようなしっとりしたシーンでは切り替えを意識しています。琴音くんは素直じゃないので、本音が出る瞬間は大切に演じています。
――作中のモノローグとセリフは演技でどのように差別化していましたか?
石谷さん モノローグは
琴音くんの一人語りなんですよ。オタクが家の中で1人しゃベっている状態。セリフは相手に対して語りかけますが、琴音くんのモノローグに関しては独り言なので、「1人でしかいられない空間の中で言っている言葉」というイメージで演じていました。
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――モノローグも含め、オタクの心情を表現されるのが上手だなと感じます。工夫した点や言うのに苦労した単語などはありましたか?
石谷さん 知らない言葉を言い慣れているように発することを意識しています。知ってる言葉って、するっと出てくるじゃないですか。なので本作をきっかけに知った言葉もイントネーションを確認するためにテストでやらせていただいたり、ナチュラルに出てくるように口を慣らしていますね。
琴音くんにとって、凪は“推し”なんだと思います。自分が巻き込まれているけれど、ちゃんと俯瞰して凪と自分をカップリングとして見ていると思うんです。琴音くんの目を通して、凪のかっこよさが読者に伝わっているのかなと。
――凪はスパダリ感満載のキャラクターですよね。
石谷さん 凪はポンコツです!(笑) 「お前、言葉が足りないんだよ!」と思いながら見ています。「佐藤さんの声がいいから騙されてるんだよ!」って(笑)。
――そこは琴音と同じ心境で演じられているんですね。
石谷さん はい。1、2巻で琴音くんが凪に対して「
言いたいことはちゃんと言えよ」というセリフがありますが、あれは心の底からの叫びでしたね(笑)。現実のカップルも同じだと思いますが、「言葉で伝えていないことを察するのは無理だよ!」と。凪が琴音くんに伝えたような口ぶりで話すから、「聞いてないよ!」と思うので、その点はシンクロしていると思います。
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――凪と琴音、それぞれの魅力はどこにあると思いますか?
石谷さん 凪は声と顔ですね。声と顔面が全てを解決する。「イケメンってずるいな」と思いますし、落ち着いているだけで魅力的に見えてしまう。しかも龍!
変身して龍になるのはかっこよすぎて卑怯ですよ! アレが2つ出てくるのはびっくりしましたが(笑)。あとは気遣いができる、察し力が高いところも魅力的だと思います。
琴音くんは親近感があるので、身近にいてほしいタイプ。琴音くんがかなり発信する側、凪は受け止める側なので、2人の相性は良いんだと思います。
――本作では特装版ドラマCDを含め、様々なエピソードを演じていらっしゃると思いますが、特に印象に残っているエピソードはありますか?石谷さん 本作の入れ替わりのシーンです。凪と琴音の声も実際に入れ替わって演じているのですが、お互いに苦労して、佐藤さんと「ここが鬼門だよね」と話していました。先輩の芝居をトレースしなくてはならないし、普段佐藤さんがされている演技を佐藤さんに聞かれている……! という状況になるので、すごく難しかったです(笑)。佐藤さんが僕の琴音を演じられていて、僕ってこういう風に芝居してるんだなと思いました。
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――特に大変だった部分はありますか?石谷さん 多分佐藤さんの方が大変だったと思います。凪の声帯で琴音を演じるのはすごく難しい。早口になると呼吸が浅くなり声が高くなるのですが、凪は声が低いので、
凪を維持しながらあのオタク語りをするのは本当に大変です。僕は琴音くんの声をかなり高めに作っているので、低い声の凪で琴音くんの早口を演じるのは難しかったと思います。
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――石谷さんは“琴音の体を持つ凪”をどのような意識で演じられていましたか?石谷さん 凪の落ち着きはちゃんと取り入れようと思っていました。もう、この作品を演じて4年ですよ。なので自然と凪が「琴音」と呼びかける声のトーンや愛情表現も「
凪ならこうする、こう言うだろうな」というのがインプットされていました。技術的なところで言うと、琴音くんは声量の上下が激しいので、普段はマイクから離れて収録しています。一方、凪はぼそっとした呟きながらも説得力のある声色が特徴なので、
佐藤さんのマイクとの距離調整技術を参考に、琴音くんと比べてマイクとの距離を近づけて演じました。
――4年の月日で、お互いの演技をしっかり理解されているんですね。
石谷さん ドラマCDを4年間収録する中で、関係性ができているからこそだと思いますね。すごく良い現場だと思います。ジル役の一条和矢さんも収録が終わって帰る際に色々お話ししてくださったりと、場を作ってくださっています。「また一緒にできたらいいね」と話しているので、ぜひ続編も待っています(笑)。
――本シリーズを初めて収録した際のことは覚えていらっしゃいますか?
石谷さん 初めての収録時も「琴音はそのままで」と言われていたのでやりやすかったです。凪と琴音は2人ともするっと演じられた覚えがあります。
初めて本作を拝見したときは、会話劇で成り立っている珍しい作品だなと思いました。コメディ色が強く、かつメリハリがついている作品だなと感じます。凪の「琴音」呼びで「ここから濡れ場だ!」としっかりわかる(笑)。起承転! 結のようなイメージですね。
――収録中、佐藤さんとはどんなお話をされますか?
石谷さん 大先輩なので、収録の合間に悩みを聞いてもらったりすることが多いです。佐藤さんがちゃんと答えてくださる方なので、芝居の面でもそれ以外の部分でも受け止めてくださっているなと感じます。
――琴音の収録はエネルギーを多く使うので大変そうですね。
石谷さん めっちゃ喋るので(笑)。収録後に佐藤さんが戻ってきて「大変だったね」と良い声で言ってくださるので、HPが回復します。
朝から収録するときは口が回らなくて本当に大変ですが、体をあっためると舌が回るので、収録前は朝起きて絶対お風呂に入ります。あとは外郎売りを必ずやるのもルーティンですね。口が回るようにして「よし行くぞ!」と意気込んだのに噛んでしまったときは悔しくなります(笑)。
――琴音は無類のBL好きですが、石谷さんが今ハマっているものはありますか?
石谷さん お酒です。今、ウイスキーが200本くらい家にあります。もともと人と話すことが好きで、自分の知らない常識をアップデートしたいと思っているのですが、そのツールとしてお酒はアリだなと。
ウイスキー沼にはまったきっかけは、ひとまわりも年齢が離れている知り合いの方が日本酒に詳しくて、「それなら僕はウイスキーいきます!」という会話からなんです。誰かと飲むのが好きなので、いつか佐藤さんも家に招待して一緒に飲みたいです。
――石谷さんはお酒は強い方ですか?
石谷さん 宮崎出身なのである程度飲めますね。ウイスキーは飲むだけでなくインテリアとして瓶を飾ったりしても楽しめるんですよ。
――最後に、本シリーズのファン、ちるちるユーザーの皆さんにメッセージをお願いいたします!
石谷さん この作品は皆さまが求めていたこと、また知らなかった世界を広げてくれる作品だと思います。びっくり箱のような作品ですので琴音くんと同じように驚いてもらっても良いですし、あるある~! と思ってくださっても良いですし、びっくりと納得を繰り返しながら楽しんでいただければと思います。
――ありがとうございました!
**************
いかがでしたか?
声を通して作品の壮大な世界観を作り上げる裏側には石谷さんをはじめとするキャスト陣、スタッフの皆さまのこだわりが沢山詰められていることがわかり、ますます『腐男子召喚』シリーズから目が離せません……!
皆さまもぜひ、お2人の演じるコミカルであまあまな世界観をドラマCDで堪能してくださいね♥
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腐男子がBLな異世界でイケメンと結婚!?発情期&子作りでもっとラブラブ!!
強気受けが神獣の溺愛にほだされエロめく異世界BL
「腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~」完全ドラマCD化第2弾!!
「腐男子召喚」コミックス第2巻に収録のお話(本編+コミックス巻末ミニストーリー3編)を収録したドラマCD2枚の大ボリューム!
さらに、「藤咲もえ先生描き下ろしショートストーリー小冊子」も付属!!
【あらすじ】
「神獣の御子」として、男しかいない異世界に召喚された腐男子・合津原琴音。琴音を溺愛する神獣・凪の強引なアプローチを受けるうち、恋心が芽生え、結婚。2人は青龍とその御子の番(つがい)になったのだった。
しかし、番の寿命を同じにする儀式のため、新婚旅行へ向かう2人の前に、元青龍と御子が現れて…?
【キャスト】
合津原琴音:石谷春貴
凪:佐藤拓也
飛龍:増田俊樹
浅葱:梅田修一朗
呉:立花慎之介
皓:村瀬 歩
朱雀:高橋広樹
ジル:一条和矢
饕餮:斧アツシ
小さな凪:明智璃子
仕様:CD2枚組
【ダウンロード販売情報】
2月28日(金)より、ダウンロード版も販売中!
詳しくは商品販売ページをご覧ください。
・ポケットドラマCD
・DLsite がるまに
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STORY
腐男子がBLな異世界でイケメンと結婚!?発情期&子作りでもっとラブラブ!!「神獣の御子」として、男しかいない異世界に召喚された腐男子・合津原琴音。琴音を溺愛する神獣・凪の強引なアプローチを受けるうち、恋心が芽生え、結婚。2人は青龍とその御子の番(つがい)になったのだった。しかし、番の寿命を同じにする儀式のため、新婚旅行へ向かう2人の前に、元青龍と御子が現れて…?
原作コミックス『腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~』①~⑩巻好評発売中!
(C)藤咲もえ/双葉社