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闇のオタクにぶっ刺さる!新潮社から新レーベル『C-KANATA』爆誕!!
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2024/11/13 16:00
BLファンの皆さんならきっと一度は耳にしたことがある設定、「リバ」。
なんとな~く「攻め受けが入れ替わる」というイメージはあるものの、筆者はその中身について詳しく調べた経験がないことに気付きました。なんてこった!
ということで今回は、今さら聞けない「リバとはなにか」について、筆者が全力調査した結果を共有させていただきます!!!
普段からリバの設定がお好きな方がその魅力を再確認する機会になったり、今まで触れたことがない人が好みのリバ作品に出会う機会になれていましたら幸いです♥
BLにおける「リバ」とは、攻めと受けが逆転する状況・作品を指します。
「リバース」の略で、英語のreverse(リバース)に由来しています。
BLの世界では、肉体的に攻めと受けの行為を互いに果たしていること、それがリバの基本!! エチシーンを見ないと判断できない場合がほとんどです。
1つの作品において、カップリングの攻めと受けを固定しないこと、または場合によって攻めと受けが交代することがリバに分類されるのです。
続いて、そんな「リバ」の活用例をご紹介します!
◆作品のタグ・注意書きにおいて「リバ有り」
→攻め受けが固定されていない、また交代する描写があるということ。絶対に攻め受け固定の作品がいい! という方はこれを見たらUターンするのがオススメ。
◆「右固定のリバはNGです」
→あるキャラクターが受けであることを切望するため、交代して攻めになる描写は受け入れられない!の意
◆「リバはいいぞ」
→攻め受けが固定されていない作品や逆転する作品が好ましいことの意
◆「リバもOKの雑食です」
→攻め受けが固定されていない作品、逆転する作品もどんとこい! わしゃどんなBLも食い尽くしたいんじゃ! の意
こんな風に、基本的に自身の好みや作品の傾向をあらかじめ示すために使用される「リバ」。
しかし、その解釈には少々難しい部分もあります。
「基本的にはABだが、ごく少ない比率でBAのシーンがある(5:5でない)」
「肉体的にはABだが、精神的にはBA」(「ケツ抱き受け」に分類?)
「受けが自身の男性器以外で攻めを責めるシーンがある」(「攻めアナル責め」というプレイに分類?)
などなど、とにかくバラエティに富んだプレイや描写が存在するBLの世界では、定義しきれないリバの解釈が様々に存在しているのです……! このような現状から、BLの世界全体でリバについて完全に確立・統一した解釈はないというのが今のリアルなお話です。
ここまでご紹介してきた「リバ」と混同されやすいのが、「サンド」「逆カプ」というBL用語! 似ているようで異なる意味を持つ言葉なので、こちらでご紹介させていただきます♪
まずは「サンド」。
サンドとは、1人の受けに対して攻めが2人いることを意味する語。受けがA、攻めがBとCの場合、「BCサンド」といった表記がされることが多いです。
「B×A」「C×A」の行為が別々に描かれる場合も多いですが、なんといっても、3人集まることで受けが挟まれてトロットロに愛されてしまうシーンが「サンド」の魅力。攻め2人に受けが取り合われる展開なんかも、味わい深くてたまらんですよね♥
そして、「逆カプ」とは、二次創作において攻めと受けが逆転したカップリング(原作では「A×B」であるのに対して「B×A」)を指す語。左右固定のカップリングをあえて逆にすることを意味します。
BLファンの間では、あるカップリングの攻めと受けの方向性が、自分の好みや解釈が逆である場合に使われることも多々! 例えば、「(ある二次創作を見て) 私原作のABカプが好きなんだけど、これはBAだから逆カプか~残念!」という感じです。
STORY
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それまでは小萱が攻め、トワ先輩が受けのCPだった2人が、トワ先輩の誕生日を機に入れ替わってエチに臨むストーリー。2人が交代する過程や愛情が丁寧に描かれているので、リバを読み慣れていない人も違和感なく受け入れられるはず♥ 電子での単話配信のみなので、気になった方はぜひポチってみてください!
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今回は「リバ」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
改めて調べてみると、想像以上に奥が深い設定でした……♥
ちるちるの詳細検索を利用すると、色々な設定、プレイが登場するリバ作品を細かく調べることができます! 皆さんの性癖ドンピシャのリバ作品を、ぜひ探してみてください♪
また、筆者はまだまだBL勉強中の身でございます! 全力で調査したつもりですが、読んでくださった皆さんから「こんな作品もオススメ」「ここはちょっと違うんじゃない?」などのご意見がございましたら、コメントで教えてください!